ストライクウィッチーズ 一匹の狼   作:長靴伯爵

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今回で番外編は最後です

次回からはどうなるかは考え中です


番外編11 作って遊ぼう鷹守教室!! その3

 

 

 

 

 ここはラドガ湖防衛陣地の外れにある扶桑皇国海軍スオムス派遣分隊格納庫。

 いつもの整備の喧騒はどこかへ消え去り、格納庫の真ん中にはいい加減見飽きた2人が・・・。

 

「・・・シンがいないんだが?」

 

 ・・・いる訳ではなく、神崎が1人ポツンと佇んでいた。今までのような急な呼び出しではあったが、前回前々回のように急な呼び出しだったり、日も昇らない早朝だったりするわけもなく、時間は昼食の終わった正午の時間だった。

 今までは隣にいた島岡とブツクサ意味の無い会話をしていたものだが、今日は何故か昼食後から姿が見えなかったのだ。

 

 若干心細げに周辺を見渡す神崎に関係なく、またいつものように格納庫の照明が消える。そしてまたまたいつもの様に1つの照明だけが点灯し、灯りの元に1つの人影が現れる。

 

「魔法力・・・。僕は魔法力に恋焦がれた」

 

 小さな丸イスに足を組んで腰掛けるのは、相変わらず鷹守。どこか恍惚とした語り口も今更なので神崎は気にも留めなかった。というよりも、鷹守の背後に見える何かの影の方が気になったのだ。

 

「初めて魔法力を感じた時のことは忘れもしない。全身に電流のように駆け抜けるあの快感は言葉に出来ないよ。神崎君もそう思うだろう?」

 

 魔法力を発生させる身としてはそのような感覚は一切ないので同意しかねる。そういう訳で黙りこくっていたのだが、鷹守は返事を貰いたい訳ではないらしく勝手に話を進めていった。

 

「開発の間には考察した。どうしたら魔法力を効率的に感じることができるのか。運用することができるのか。そして・・・この身に魔法力を宿すことができないのか」

 

 自分の右手を掲げ掌を見つめる鷹守はどこか悲しげだった。

 

「実験は色々と行ったけどね。どうやら僕は『感じる』ことはできても『宿す』『生み出す』『使う』できないみたいなんだよ。こんなに愛しているのに、こんなにも遠い」

 

 掌と目蓋を閉じ、拳を額に当てる姿はさながら祈りを捧げているようだった。拳を下ろした時に、目が爛々と輝き三日月のような笑みが浮かんでいれば全くもって台無しなのだが。

 

「だが、その程度では止まらないよ。止まれないよ。愛は、愛は止まらない。止まれないよ。僕は魔法力を愛しているんだから。ならば僕が駄目なら・・・」

 

 ブツブツと呟く姿は狂喜しか感じられない。元から変態じみていたが、それに磨きがかかってもはや手遅れに思えた。思わず後ろに下がる程度には狂喜が深まっている。

 

「可能性がある人物を見つけるだけさ」

 

 そう鷹守が言った瞬間、丸イスの下から薄ら寒い白煙が湧き上がり始めた。その様子はもはや不気味としか言えない。白煙が湧き上がる地点をよく見てみれば、丁度丸イスのすぐ前の床が開き、何かが持ち上がってくるのが分かった。

 ついに鷹守は演出の為だけに格納庫自体を改造し始めていた。

 

「無駄に凝った仕掛けを・・・!?」

 

「さぁ、しっかりと見ていてくれたまえ!これが成功すれば世紀の大発見だ!」

 

「成功も何も・・・って」

 

 狂喜から一気にテンションを爆上げした鷹守が、持ち上がってきた何かに飛びつく。神崎も、やっぱりただの鷹守の趣味かと高を括ろうとして・・・持ち上がってきたものに唖然としてしまった。

 

 手術台にベルトで雁字搦めに拘束された島岡だったのだから。

 

「さぁて、ちょっと大人しくしてね~」

 

「お、おい!流石にこれはまずいだろう!?そもそもどうやってシンを・・・」

 

「居眠りしている所をえいっ・・・てね。隙だらけだったからね。仕方ないね」

 

 どこから取り出したのか、禍々しい青い液体が充填された大きな注射器を片手に手術台に近づく鷹守を、神崎は珍しく取り乱して止めに入った。どう考えても碌でもないことしか起こる気しかしない。

 

「大丈夫、大丈夫~。僕も試したから。失敗しても、数時間ぐらい体中に激痛が走っただけだったから」

 

「そんな訳の分からないものをシンに注射させるわけ無いだろう!」

 

「一応、無害なんだけどな~。仕方ないなぁ」

 

 押し止めようと神崎がわずらわしくなったのか、鷹守は注射器を持つ手とは別の手でパチンと指を鳴らした。すると、どこからともなく工作兵達が現れ、神崎を後ろから拘束してしまう。

 

「ここまでやるのか!?」

 

「だから、そんなに慌てなくても大丈夫だよ~。無害な薬なんだから」

 

 神崎は拘束から何とか脱出しようとするも、地味に関節まで極められて動くことすらあまならない。対人戦に対する技量が高いのをこんな所で確認する羽目になるとは思わなかった。

 

「そもそもだ。その薬は・・・」

 

「これはね~」

 

「あ・・・」

 

 気付いた時には鷹守は島岡への注射を終えてしまっていた。注射器に充填されていた禍々しい青い液体は全て島岡の体内に注入され、鷹守はいい仕事したとばかりに額の掻いていない汗を拭う。そして、思い出したとばかりに拘束を解かれた神崎に薬の答えを告げようとした。

 

「これはね・・・簡単に言えば・・・」

 

 今まさに答えが出ようとした瞬間、手術台の島岡が不自然に動き・・・青い光を発光し始めた。先程とはまた違う意味で唖然とする神崎の耳に、鷹守の言葉が嫌にはっきりと残る。

 

「魔法力発現薬かな」

 

 瞬間、島岡から発生していた青い光が爆発的に増大し、拘束していたはずのベルトが一斉に弾け飛んだ。

 手術台を中心に展開されているのはまごうことなき魔方陣。

 神崎も、鷹守も目の前の光景からは確かに魔法力を感じていた。

 

「はぁぁぁぁ・・・あ?なんだ?今何時だ?」

 

 神崎達が唖然とした目を向ける中、寝起きのように手術台から身を起こした島岡の頭には確かに鳥の羽が生えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあああッ!?・・・はああああああッ!?」

 

 とりあえずとばかりに鷹守から説明を受けた時の絶叫が一回目。そして自分の頭に生えた羽を触って確認した時のが二回目だ。

 勝手に身柄を拘束されて失敗したら数時間は激痛に悩まされる薬を射たれたと聞いて激昂しかかったのも一瞬。まさか魔法力発現薬が自分に適合し、魔法使い(ウィザード)になったと自覚して、頭の処理能力が完全にオーバーヒートしてしまったようだった。

 

「えぇ!え、え、え、えぇええ!?」

 

「シン。気持ちは分かるが少しは落ち着け」

 

 もはや叫ぶか戸惑うかしか出来ない親友をなだめつつ、神崎は嬉しそうに事態を眺めている鷹守を睨んだ。

 

「どうしてこうなったのか、説明してもらえるか?」

 

「もちろん!むしろ説明させて欲しいぐらいだよ!」

 

 神崎から声を掛けられるや否や、待ってましたとばかりに鷹守は身ぶり手振りを交えて話し始めた。

 

「今回、開発したのはさっきも言ったけど、魔法力発現薬!!!名前の通り、魔法力が無い人に魔法力を発現させることができる魔法の薬だよ!まぁ、僕の魔法力への愛が深く深く高く高くなちゃって爆発しちゃった末に作ったものなんだけど、その時僕は何を調合したのかうろ覚え、というか殆ど覚えてないんだよね。だってあの時は確かに6か7徹目だったし!紅茶をリットル単位で飲んでてカフェインでズブズブだったしね!で!完成して早速自分に使ってみたものの、体に激痛が走って数時間悶え苦しむ始末で結局お蔵入りしてたんだよ。いつか改良した暁の真の完成を夢見てね!!!」

 

「なら、今回の薬は完成したのか?」

 

 魔法、魔法力を連呼しすぎる足早な言葉を何とか聞き取っての神崎の質問に、鷹守むかつく程のキョトンとした表情を浮かべた。

 

「いや、全然?全く手を加えてないよ」

 

「おい」

 

「全然痛みなんて無ぇけど・・・」

 

 ようやく普通の会話が出来る程度には復活した島岡に、鷹守は興奮した様子で答える。

 

「それはね!島岡君が一番魔法力を発現される可能性が高いと踏んだからだよ!」

 

「俺が?」

 

「何故だ?」

 

 神崎と島岡が揃って首を傾げる。答えはすぐに聞こえてくるのだが。

 

「魔法力に関する研究の中でね?少女は魔法力に触れている時間が長いほど魔法力を発現させる可能性が高くなるっていう一説があるんだ。神崎君は血縁の影響もあるかもしれないけど、それでも神社という巫女、魔女(ウィッチ)が身近にいる環境にいたから発現した可能性も高いんだよね」

 

「と・・・いうことは?」

 

「多分だけど、この世界で魔法力を持つ人物と長時間一緒にいる男って・・・島岡君なんだよね。魔法使い(ウィザード)と共に戦っていて、魔女(ウィッチ)の彼女がいて」

 

 納得が出来る説を頷きながら聞いていたはずが、島岡の超極秘情報をあっさりと告げられていた。島岡は目に見えて狼狽し、神崎は目に手を当ててやれやれと首を振る。

 

「お、お前ぇ、なんでそのことを!?!?!?」

 

「え?そんなの前から知ってるよ。部下の身上ぐらい把握しないとね。僕の情報網をなめちゃ駄目だよ~。えっとラ、ライー・・・?」

 

「ライーサだよ!!!畜生!!!」

 

 もう開き直ったのか、彼女の名前を間違えられるのが気に食わないのか、島岡は地団駄を踏んでライーサの名前を叫んだ。その様子が楽しいのか、鷹守は笑った。

 

「あっはっは。大丈夫だよ。別に報告するつもりも無いし。で、どうだい?彼女と同じ使い魔を宿した感想は?」

 

「・・・・・・・・・最高だよ!!!!」

 

 目を点にして、頭に生えた羽を再度触って・・・・からの言葉だった。神崎は微妙に・・・微妙に嬉しそうな表情をして・・・鷹守は待ってましたとばかりにニヤリと笑った。

 

「最高ついでに。神崎君のストライカーユニットの予備機を組み上げたんだけど・・・乗ってかない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当にこれで飛べんのかよ!?」

 

「飛べるも何も俺もライーサも飛んでる」

 

「そりゃそうだけどよ・・・つうかこれ、どうやって操作してるんだよ?」

 

「説明するなら少なくとも3ヶ月の座学が必要だが・・・」

 

「あああああ。座学は零戦だけで十分だっての・・・」

 

「それも零式だ」

 

 格納庫。

 使い込まれたユニットケージの隣にはいつの間にか真新しい物が据え置かれていた。どうやら鷹守が予備のストライカーユニットを組み上げたついでに納入していたらしい。

 ユニットケージの傍には整備と点検を兼ねた数人の工作兵が控えており、島岡はこのユニットケージに繋がれている新品の零式艦上戦闘脚を装着していた。神崎は隣のユニットケージに繋がれている自分の零式を装備して様子を見守っている。

 

「そうだな・・・。俺が教官から聞いた言葉を教えよう」

 

「なんだよ?」

 

「考えるな。感じるんだ」

 

「感覚で空が飛べるかってんだ!?」

 

「冗談だ」

 

 馬鹿な話を交えてはいたが、なんだかんだで島岡は零式をユニットケージから分離させ、恐る恐る滑走路へと移動し始めた。神崎はその後ろに付き、いつでもフォローが出来るような体勢を取っていた。

 

「よし・・・よし、いくぜぇ・・・」

 

「手でも握ってやろうか?」

 

「はぁ?何気持ち悪いこと言ってんだよ。ライーサならまだしも・・・。・・・いや、まじでヤバかったら助けてくれ」

 

 神崎が見守る中、島岡は神妙な表情でストライカーユニットの出力を上げていった。彼がいつも登場する零戦と似て、しかしどこか軽いエンジン音が響き始め・・・数秒後にはエンジン音の頂点を迎えた。

 

「イーグル1!・・・いや、シライク?シュライク?分かんねぇや。モズの1番!出るぜ!!」

 

 モズを英語で言おうとして、読み方がよく分からず、結局日本語で鷹守がコールサインを叫び・・・爆発的な速度で飛びあがった。

 

「あああああああああああああ!?!?!?」

 

「なんて魔法力!?ウルフ1!こちらも出るぞ!」

 

 絶叫だけを残して天に昇っていった島岡に、神崎は慌てて追従する。島岡の加速は神崎の魔法力を持ってしても何とか追いつくのがやっとだった。

 

「どうなってんだこれ!?どうなってんだよ!?」

 

「落ち着け!魔法力を絞れ!」

 

「風が!?風圧が!?」

 

「キツイならシールドを張れ・・・って、張り方が分からないか・・・!」

 

 混乱して最悪錐揉み状態に陥ってしまいかねない島岡を、神崎は割と必死になって近づいて背後に回って支える。

 

「直に風を受けて飛ぶの・・・めちゃくちゃ怖ぇな・・・」

 

「俺も最初は慣れなかったが・・・景色は最高だろう?」

 

「それは・・・確かにな」

 

 操縦席の風防越しから見る景色とは違う、体全体で空気の流れを感じながら自分の目で直に360度を眺めるのは、鮮明さも壮大さも段違いだった。

 

「これが・・・ライーサが見ている景色なのか」

 

「・・・ようこそ。魔法使い(ウィザード)の世界へ」

 

「ハハ・・・最高じゃねぇか」

 

 冗談めかした神崎の言葉に、島岡はニヤリと笑った。

 

 

 

 

 

 

 その後、神崎の補助から離れた島岡はコツを掴んだのか、勝手気ままに飛び始めあっという間にアクロバットな飛行さえし始めた。天才的な飛行センスを持っていて、飛行型ネウロイに爆弾をぶつけたりするほどの腕前ではある。しかし、まさかストライカーユニットを装備して数時間もしないうちに左捻りこみをするのは流石に下を巻いた。

 

「お前のその操縦センスは可笑しい」

 

「ストライカーユニットは感覚で結構動かせていいな」

 

 そんなことをのたまう島岡にこの時ばかりは神崎は嫉妬で顔を顰めてしまう。やはり闘争心であったり、ライバル心というのはあるものだ。

 

「この調子なら模擬戦でもいけるんじゃねぇか?」

 

「・・・ほぉ?やってみるか?」

 

「これならゲンにも・・・って、ガチの目してんじゃねぇか。冗談だよ冗談」

 

 そんな風な掛け合いをしながら飛び回り時刻はもう夕暮れ。

 ラドガ湖から防衛陣地までを一望できる地点で島岡は四苦八苦して滞空していた。隣で神崎は涼しい顔をして滞空している。この滞空という感覚は島岡には全く未知の領域であり、苦労するのは無理なかった。

 

魔法使い(ウィザード)か・・・。こんな世界もあるんだな」

 

魔法使い(ウィザード)に鞍替えするか?」

 

「ライーサやお前と同じなら・・・悪くねぇな」

 

 しかし、島岡の目を見た神崎には彼が何と言うか分かる気がした。

 

「悪くねぇけど・・・俺は零戦を降りる気もねぇからな」

 

「だろうな」

 

「零戦でもネウロイを墜としていくからな?」

 

「当たり前だ」

 

 

 島岡が零戦の翼を捨てることは絶対にない。そんなことは分かりきっている。

 だがそれでも、こうして2人並んで空を飛ぶことが出来るのは素直に嬉しかった。

2人はどちらからともなく拳と拳をぶつけ合わせていた。

 

 

 

『あっあ~。聞こえてるかな?』

 

 唐突な鷹守の声がこの時間の終わりを告げる。

 

『言うの忘れていたんだど、もうそろそろ薬の効果が切れるはずだから気をつけてね~』

 

 その告げ方はあまりにも唐突だったが。

 

「「は?」」

 

 呆けている間も無く、島岡のストライカーユニットが不穏な音を立て始めた。しかも島岡の頭にある羽が不気味にざわめいたかと思うと・・・綺麗さっぱり無くなってしまった。

 

「あ゛」

 

 魔法力が無くなったのは明らか。

 そうなればストライカーユニットは稼動することなく、後は重力に従うのみ。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

 

「こんなオチなんぞ・・・!!!」

 

 無様な叫び声を残してラドガ湖一直線に落下していく島岡。

 しかめっ面で急降下して島岡に手を伸ばす神崎。

 迫り来る湖面。

 

伸ばした手が島岡の手を掴もうとして・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バシャアアアンッ・・・!!!

 

 

 

『緊急浮上!!!緊急浮上!!!総員配置に付け!!!総員配置に付け!!!』

 

「・・・あぁ。眠っていたのか」

 

 船外から聞こえる海面(・・)を突き破る音と艦内放送で告げられる号令で、神崎は自分が寝ていたことに気付いた。視線を巡らせれば、正面を塞いでいる円形の鉄の扉が赤く儚いランプで照らされている。ユニットケージに繋がれた零式を装備したまま眠るのも慣れたものだった。

 

「まだ1年も経っていないはずなんだが・・・妙に懐かしい・・・」

 

『神崎中尉。5分後に発艦準備が整います』

 

「了解」

 

 インカムからの報告を受け神崎は、出撃準備にかかる。ユニットケージから迫り出したMG42とヰ式散弾銃改をそれぞれ掴んで背中に回す。そして、扶桑の鎧で扱うような面頬を取り付けた。

 

『発艦準備完了!水密扉開きます!』

 

 艦内放送と同時に、赤いライトが消えて円形の扉が鈍い音を立てて開く。差し込んでくる外の光に若干目を細めて、神崎は静かに合図を待った。

 

『発艦始め!!』

 

「了解。神崎中尉、ウルフ1、発艦」

 

 神崎は静かに告げて伊399から飛び立つ。

 その目に冷酷な殺気を湛えて。

 殺気を銃と刀に乗せて。

 

 それらが撃ち抜き、切り裂くのは、ネウロイかそれとも・・・

 




皆さんよいお年を

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