初めて書いたので、読みにくい点が多々あると思いますが、ご容赦ください。ミスの指摘や、アドバイスなどよろしくお願いします。
人物紹介&プロローグ
プロローグ
そこは鳥居だった。ある暑い夏、大きな朱の鳥居を前に、海軍の制服に身を包んだ少年が一人、立っていた。その足元には彼のであろう背嚢、手にはひと振りの扶桑刀。彼は鳥居に向かい頭をさげ、そして背を向ける。ある暑い夏のことである。
そこは部屋だった。ある涼しい秋、上官が座る机を前に、彼は直立不動で待機する。やがて渡されるひとつの辞令。それを受け取った彼は、敬礼を残し、部屋を出て行った。ある涼しい秋のことである。
そこは戦場だった。ある寒い冬、赤い閃光が空を裂き、重い銃声が空気を打つ。彼は扶桑刀を構え、敵に吶喊した。黒い翼を切り裂き、赤い輝きを炎で焦がす。命が儚く散っていく戦場で彼は空を仰ぎ見る。ある寒い冬のことだった。
そこは病室だった。ある麗らかな春、包帯が巻かれた腕で、ベットに寝ている戦友の手を握った。穏やかな風が病室に入り、花瓶に生けられた花が、一つその花弁を散らす。彼は閉じられた戦友の目を見ていた。ある麗らか春のことだった。
季節はめぐり、彼は、また、戦う。
登場人物
名:神崎 玄太郎(かんざき げんたろう)
愛称:ゲン
通称:一匹狼
生年月日:1924年7月17日
階級:海軍少尉
使い魔:フソウオオカミ
固有魔法:炎
発火と熱操作を併せ持つ能力で、自由自在に炎を操ることが可能。また、近接兵器に炎を纏わすことも可能。炎の熱は魔力によって使用者への影響を防ぐが、温度が上がりすぎると魔力で耐え切れない分が使用者を襲う。
人物設定
生涯魔力を持つ巫女を数多く輩出してきた神崎神社の長男。妹が二人いる。女系の神崎家で唯一の男であり、受け継がれた魔女の因子と周囲の巫女の影響を受け、魔力を発現した。家の事情により、軍に入れさせられ、士官教育と航空ウィッチとしての教育を受ける。その頃に、使い魔と唯一の男性ウィッチということで「一匹狼」と呼ばれ揶揄された。家を出る際に渡された扶桑刀「炎羅」と、銃、固有魔法の炎で戦い、どんな距離でも戦える。
体格は170程、黒髪短髪。性格は、基本真面目で、面倒見がいいが、自分のことに関してはズボラ。器用貧乏で、なんでもそれなりにこなす。誰とでも会話はするが、積極的に話しかけるタイプではない。他人にはポーカーフェイスで接するが、気を許した人にはすぐ感情が顔に出てしまう。趣味は釣りと歌。それぞれ、友人と士官学校での教官の影響を受けてである。
ちなみに、婚約者がいるがそれも家の事情なため、本人は乗り気ではない。
途中で投げ出すことがないように頑張って書いていこうと思います。
8/30 使い魔はニホンオオカミじゃなくてフソウオオカミでした
日本ないし(笑)
9/3 刀の名前を書き忘れていたため書き足し