とある神器持ちの日記   作:ウメ種

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木○「感想50件超えかー、スゴイナー、アコガレチャウナー」

師匠「流石、魔王少女は格が違った」

レヴィアたん「それほどでもない」


57(魔王少女日記)

 $月P日

 

 アザゼルちゃんに、トオルちゃんを盗られちゃった\(゜ロ\)ドーシヨ(/ロ゜)/コーシヨ

 ちょっと目を離した隙にコレだよ。トオルちゃん、誰からも好かれてるねー。

 ソーナちゃんも何も言わないし。もー。ホントにトオルちゃんを取られちゃうよ?

 ただでさえ、堕天使はいっつもトオルちゃんの傍に居るんだから。

 私も明日から、北欧の方に出張だしさー。ソーナちゃんもレーティングゲームが近いから追いかけさせるわけにもいかないし……アザゼルちゃんのバカー!!(怒`゚ω゚*)<ゴルァ

 

 

 

 $月R日

 

 オーディン様は相変わらずで安心した。(ーー゛)スケベェ

 しかも、この前会った時より傍に居る戦女神が増えてたし。ま、『禍の団』も最近は大っぴらに動き始めたし、どこも考える事は同じなのかもしれないね。

 レーティングゲーム当日には冥界に来てもらえる事になったから、大丈夫だと思う。

 オーディン様、表向きはスケベなお爺ちゃんだけど、中身はちゃんとしたお爺ちゃんだしね。

 それにしても、トオルちゃんって北欧にも名前が知られてたんだね。それはレヴィアたんにも判らなかったよ。

 トオルちゃん、北欧では『ノルニル』の真似事をする者って呼ばれてた。

 ……やー、トオルちゃんの『神器』は確かに強力過ぎるけど、ね。

 北欧の神――オーディン様にとっては、『ノルニル』は特別すぎるもんね。

 ――敵視はされてないみたいだけど、大丈夫かな?

 まー、トオルちゃんに限って、特定の誰かと敵対する、っていうのはあんまり想像できないけど。

 現に、悪魔、天使、堕天使のその何処とも友好な関係を築いてるし。

 

 

 

 $月S日

 

 『ノルニル』で有名なのは、ウルズ、スクルド、ヴェルザンディだね。

 過去を司るウルズ、未来を司るスクルド、そして現在を司るヴェルザンディ。

 トオルちゃんも時間を操ってるから、案外北欧側の神――『運命の三女神』の能力を持ってるのかもしれない。『神器』の能力を見る限り、確かに近いかも、って思うし。

 まぁ、私達側の『神』の『神器譲渡』システムがどんなものなのかまだ完全に理解できてないから、よく判らないけど。

 でもそうなると、トオルちゃんって結構微妙な立場になっちゃうね。(∧_∧;)

 今でも十分……十二分に微妙な立場だけどね。三大勢力――世界の中心みたいにみられちゃってるし。大変だよね、『神器』はともかく、肉体は普通の人間だし。

 オーディン様もその辺りは理解してるみたいで、トオルちゃんの立場を考えて大笑いしてた。

 今回のお誘いは、大成功だったみたい。オーディン様、トオルちゃんに興味を持ってたみたいだから、大手を振って会いに行けるってさ。

 最初に唾付けたのは冥界側なんだから、これ以上トオルちゃんを誘惑しないでー。(・´ω`・)

 

 公式の場って堅苦しくてキライー(@_@;)

 服装も堅っ苦しいし、肩凝っちゃうよ(;一_一)

 

 

 $月T日

 

 やっと帰ってきたので、ソーナちゃん成分補給完了v(>_<)v

 ソーナちゃんは温かくて柔らかくて、気持ちいいね。(>ω<人)♪♪

 抱きしめると真っ赤になる所とか、写真とか映像に残して永久保存したいくらい!

 

 

 

 $月U日

 

 うーむ。

 トオルちゃんって、やっぱり不思議だね。

 情報は貰ってたし、話にも聞いてたけど、目の前で死者が生き返るところを見ると何とも複雑だね。

 今日、新人悪魔を集めてのパーティが開かれた。ちなみに、グレモリー家主催ね。

 私やソーナちゃんも呼ばれてたし、多分トオルちゃんもだから喜んで行ったんだよね。

 まぁ、有象無象が寄ってくる寄ってくる。ソーナちゃんの夢を笑った顔はちゃんと覚えてるよ? 私も大人になったなぁ、と思う。ちゃんと我慢できたし?

 そうやってると、グレモリーの結界に入り込んできた存在が居た。『禍の団』。

 三大勢力会談の時とはまた別の勢力……この場合、派閥になるのかな?

 面倒な結界を張られて、気付くの遅れちゃったけど。

 ドライグ君とリアスちゃんには感謝かな? あの二人が居なかったら、どうなっていた事か…。

 気付いて駆けつけた時には全部終わっちゃってたけど。魔王失格だよねぇ……。

 トオルちゃんのメイドは傷は深かったけど致命傷じゃなかった。リアスちゃんの『戦車』…こっちは衰弱が激しかっただけ。リアスちゃんとドライグ君も同じ。

 問題は、『禍の団』の一員で、どうしてかメイドちゃんと『戦車』ちゃんを庇った黒猫。タンニーン様から聞いた話だと、仲間割れしたみたい。どゆこと?

 『主人殺し』のはぐれ悪魔、黒歌。冥界でSS級指名手配の大罪人。

 そんな存在がどうして二人を庇ったのか判らないけど、メイドちゃんが泣いてたんだよね。どういう関係? 駆け付けた私やサーゼクスちゃんには全く判らないよ。

 まぁ、その辺りは明日にでも聞かせてもらうけど。その後すぐ、気を失っちゃってたし。

 取り敢えず、死体をどうする事も出来ないので、メイドちゃんの主人であるトオルちゃんを呼んだの。メイドちゃん、黒猫の死体を抱いて気絶しちゃってたし。気が付いた時、慰めてもらわないといけないし、情報も欲しいし。

 そうして、トオルちゃんを医務室に連れてきたら、黒猫……黒歌があっさりと蘇っちゃった。

 あの時は、自分の目を疑っちゃったよ。

 だって、さっきまで絶対に死んでたんだよ? 力の残滓から、多分聖剣で斬られたんだろうけど、出血量、傷の深さ、痙攣一つしなかった躯。確実に死んでいた。

 でも、そんな死体が、トオルちゃんが近寄っただけで蘇った。

 私でも、ここまで発動が早い……判らない『神器』は初めてだ。

 多分、サーゼクスちゃんも。トオルちゃんの『神器』の発動を見るのは二度目。

 ドライグちゃんに干渉した時も驚いたけど、今回も驚いた。

 ついでとばかりに、メイドちゃんの傷も治してたし。もう何でもアリだね……。

 

 サーゼクスちゃんが、珍しく悩んでた。だよねー。

 さっきの雰囲気から、トオルちゃん達と黒歌は知り合いで、相当仲が良い。

 何処で知り合ったのだろうか? しかも、私達が気付かない間に、だ。

 『禍の団』の一員である黒歌。

 得体の知れない、強力過ぎる『神器』をもつ人間、上代徹。

 繋がりがあるなら…上代徹が『禍の団』側なら、面倒というレベルではない。最悪の敵だと言える。

 でも、『駒王協定』の場では私達を助けてくれたし……判んないなー。

 トオルちゃんって、どっち側?

 それと、メイドちゃんが『悪魔の駒』を使ったのか、悪魔に堕ちていた。

 これは喜ぶべき事かな?

 

 

 

 $月V日

 

 結局、黒歌はトオルちゃんが面倒を見る事になった。

 飼い猫だから、自分で飼いたいんだと。

 ……SS級の犯罪者で、上級悪魔に匹敵する猫魈を飼い猫として飼うと言う人間なんて、初めて見たよ。Σ(≡ε≡;)

 ちゃんと面倒は見るし、『禍の団』の情報も黒歌から聞いて良いって言ってたから信じるけど……ねぇ?

 トオルちゃん、『禍の団』の一員じゃないよね?

 疑い出すと、『駒王協定』の場で私達を助けたのもフェイクなんじゃ、って思っちゃう。

 私とサーゼクスちゃんは信じるけど、他の上級悪魔はどうだろう?

 ……面倒になりそう。厄介な火種を持ちこんじゃったよ、トオルちゃん。(´△`;)

 それに、トオルちゃんって、『神器』は強力だけど、生身の人間だし。

 黒歌がその気になったら、瞬きする間に死んじゃうよ?

 それが判ってて、大丈夫って、胸を張って言えるのは、本気で凄いと思う。

 その辺りが、トオルちゃんが皆から慕われてる理由なのかもね。

 

 ……流石、未来のソーナちゃんのお婿さん(候補)(゚∀゚)

 

 

 

 $月W日

 

 先日問題を起こしたのは、『主人殺し』の黒歌、『孫悟空』美猴、それと、聖剣コールブランドの使い手。

 そのうち、黒歌はこちら側……もしかしたら、『禍の団』側は黒歌を始末したと思ってるかもしれない。

 それだと、少し面白い事になりそうだけど……まぁ、あんまり期待は出来ないかなー。

 トオルちゃんの事は、向こうも調べてるだろうし。

 

 

 まぁ、それはともかくとして。

 アザゼルちゃん、カジノに夢中で『禍の団』の襲撃に対応が遅れたってどういう事?(´д ` メ)

 流石にそれは、どうかと思うなー。ゴルァ>(-`Д´-*)

 罰として、リアスちゃんだけじゃなくて、駒王学園の非常勤の教師でいる間は駒王学園の『神器』使いの面倒も見てもらう事になった。

 過労だ、とか、遊ぶ暇が、とか言ってたけど自業自得だよね。

 というか、遊んでるからこんな事になったんじゃん……(=ェ=`;)

 

 

 

 $月X日

 

 黒歌から聞いた情報を纏めると、先日パーティ会場に来たのは『禍の団』独立特殊部隊。

 白龍皇ヴァーリがトップを務める部隊らしい。

 旧魔王派、ルシファーのヴァーリ。……サーゼクスちゃんは複雑そうだった。

 本当に戦争でも起こす気なんだろうな、というのが現実味を帯びてきたからね。

 あと、『無限の龍神』オーフィスがトオルちゃんに興味を示した事、『禍の団』には『神滅具』が最低でも3つはあるという事。

 そして、この前は、トオルちゃんを攫いに来たんだと言う事。

 黒歌が持ってた情報はこれくらい。

 もともと、黒歌は『禍の団』の行動にはあんまり興味が無かったらしい。

 休暇の時にトオルちゃんと出会って、そのまま惹かれて、心を許して、この前帰ってきたんだと。

 こんな所でまで惚気ないでよ(///ω///)

 私もサーゼクスちゃんも、反応に困っちゃったよ?

 しかし、SS級の犯罪者が、まるで恋する乙女だ。聞いてる方が恥ずかしい。

 トオルちゃん、どういう口説き方をしたの?

 私も、黒歌みたいな恋がしたいよー(〃△〃)

 

 でも……一番の問題は、ウロボロスドラゴン・『無限』のオーフィスがトオルちゃんに興味を示した事。

 恐れていたことが、現実味を帯びてしまった。

 『禍の団』がトオルちゃんに興味を示す。トオルちゃんを手に入れようとする。

 ……戦争なんか、悲しいだけなのに。どうして戦争を起こそうとするんだろうね?

 私には判らないなぁ。

 

 

 

 $月Y日

 

 オーディン様が冥界に来た。お供のヴァルキリーを連れて。ロスヴァイセちゃんという、可愛い子だ。ライバルだ。(#`皿´)

 でも、礼儀正しかったから許しちゃう。( ´∀`)

 彼氏いない歴=年齢というのも好感が持てた。

 しかし、アザゼルちゃんとオーディン様って仲が良いのか悪いのか判らないね。

 喧嘩みたいな口論してたけど、険悪なムードじゃなかったし。

 

 オーディン様の御目当ては、トオルちゃんとドライグ君みたい。

 ソーナちゃんの事は気にもしてなかった。(#`-_ゝ-)<むぅ

 いいもんねー。明日は絶対、ソーナちゃんが勝つんだから!!

 

 

 

 $月Z日

 

 レーティングゲームの前に、ソーナちゃんとトオルちゃんが隠れて話してた。

 いいよいいよ、そういう積み重ねが大事だよ、ソーナちゃん!! 壁|ω-o)゚+. 

 ……右腕にぶら下がった黒猫が邪魔だったけど。

 空気読んでよ、黒猫さんや。そこは二人っきりで話す場面だよ!! もぅ!!

 トオルちゃんも、もっと気の効いた事を言えばよかったのに!

 頑張って夢を叶えて、だなんて。

 もっとこー……言う事はあると思うよ、将来の義姉ちゃんは!

 

 

 観戦室では、やっぱりトオルちゃんが人気者だった。

 それはそうだ。元堕天使のメイドにSS級の元犯罪者。しかもガブリエルの『クィーン』とミカエルの『エース』。

 さらに、観戦室にはオーディン様と一緒に入ってきた。

 トオルちゃんを噂でしか知らない上級悪魔は、驚いていた。ふふん。(゚_ゝ゚)

 でも、オーディン様の御付のヴァルキリーに見惚れてたのは減点!

 黒歌に足を踏まれてたのは自業自得だね!! (#`-_ゝ-)

 

 

 そのあと、ソーナちゃんとリアスちゃんのどっちが勝つか、って話になった。

 私はもちろんソーナちゃん!

 でも、他の皆はリアスちゃんだった。(´・ω・`)

 口で明言はしなかったけど、オーディン様もだ。

 ドライグ君に聖魔剣使い、デュランダルの使い手に『聖母の微笑』『停止世界の邪眼』。

 凶悪的に有名な戦力が揃ってるから、しょうがないんだけどね。

 でも、トオルちゃんはそんな周りを気にもせずにソーナちゃんを応援してくれた。

 ありがとー☆(*´∀)(∀`*)

 抱き付いたら、顔を赤くして照れちゃって……可愛いなぁ、トオルちゃんは。(*゚ω゚)

 

 

 でも結局、ソーナちゃん負けちゃったんだよね。(´・ω・`)

 良い所までいったし、『兵士』の匙ちゃんなんて、ドライグ君を倒したのに!

 ……あと一歩が遠かったね。

 惜しかった。本当に惜しかった。

 悔しいよね……ドライグ君なんて、パイリンガルなんて訳が分からない魔法を編み出してたし。

 いや、有用性は判るけど……アレは無いよ。

 珍しく、トオルちゃんが怒ってた。ゲームの後、ドライグ君に説教をするくらいに怒ってた。

 まぁ、私からしたら説教というか、小言というか?

 もっと言ってもいいのよ? (-`ェ´-怒)

 

 

 でも、落ち込んでたソーナちゃんを慰めてくれてありがとう!

 いやー、良いもの見たわー。 壁|ω-o)゚+.

 ……『兵士』の匙ちゃんは、もう少し空気を読んでほしいけどねー。

 どうしてそこで、トオルちゃんに絡むの!?

 あと一時間……ううん、30分待ってくれたらもう少しイイ雰囲気になってたかもしれないのに!!

 夏は女の子を大胆にさせるのに!!

 ソーナちゃんが大人の階段を一歩昇ったかもしれないのにぃ…。。:゚(。ノω\。)゚・。 ウワァーン

 

 

 $月!日

 

 今日でトオルちゃんが人間界に帰っちゃった。(´・ω・`)

 まぁでも、夏休みが終わっても、学園でトオルちゃんに会えるから、ソーナちゃんは大丈夫かな?

 ……奥手だから、お姉ちゃん心配だよ。

 ソーナちゃんに言っても聞いてくれないし。

 お姉ちゃん心配してるのにっ。。・゚・(*ノД`*)・゚・。

 いいもんね。ソーナちゃんの配下の皆にお願いしたから。

 だって、そうでもしないと絶対進展し無さそうなんだもん。

 名実ともにトオルちゃん専属のメイドに、隣の家には天使。

 しかも今度からは、あのベタベタくっついてる黒猫までいるのだ。

 もー、のんびりしてる暇は無いよ、ソーナちゃん! (´_`。)

 

 

 

 




次は誰を書くかなー?
天使か、それとも別の誰かか…そのあと、レイナーレさんと黒歌かなぁ。

まぁ、明日の気分次第ですなw


レヴィアたんなら、ニコニコとか2chとか知ってそうな気がするw

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