ぶれない台風と共に歩く   作:テフロン

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永遠亭での日常、少年の第二の居場所

 少年は、藍の作った朝食を食べてさよならの言葉を藍と交わし、マヨヒガを飛び出した。

 目的地は永遠亭である。目的は朝の務めを果たすため。少年は、目的を果たすために永遠亭に行かなければならなかった。

 移動方法は、もちろん飛行による移動である。幻想郷は道が整備されているわけでもないし、飛行機や電車、車といった移動手段があるわけでもない。ほとんどの人間たちが歩いて目的地まで通っている。

 少年はその例に漏れて、空を飛んでいる。地上を歩いていく場合には、妖怪に襲われる可能性があるから、迷いの竹林の存在があるからである。

 幻想郷において目的地に行くためには、飛んでいくという手段を取るのが最も効率的で安全な移動方法だった。

 

 

「相変わらず、幻想郷は自然でいっぱいだね」

 

 

 少年は、目的地である永遠亭に向けて飛行している途中であり、空からの景色が一望できる状態にあった。

 少年の視界には、自然に覆われた幻想郷の世界が広がっている。

 

 

「外の世界では、自然が少なくなっているとかで嘆いている人が多いけど、幻想郷ではどうやって維持しているんだろう?」

 

 

 幻想郷には、外の世界には無くなってきている緑豊かな世界がある。外の世界で増やさなければならないと言われている自然の塊が存在している。

 少年は、少しばかり考えると維持しているという自分の考えが間違えであることに気付き、首を横に振った。

 

 

「いや、維持しているっていう考えがそもそも間違っているんだろうな……」

 

 

 人間がいなければ、自然が成り立たないという仕組みは―――あってはならない。人口と自然が対になっているように、これらが交わることは決してないのだから。

 

 どちらか一方に偏り出せば、均衡状態を保てなくなる。

 

 自然は、人間が手を入れて維持するようなものではない。それをしてしまったら末期症状だろう。もう均衡が傾きだして、戻すのが厳しくなっている状態である。

 いつだって人間は、気付くのが遅い。失ってから知る。無くしてから分かる。

 自然だって、なくてはならないと気付いたから手を入れ始めたのだろう。そんなころには、減る方向にしか舵を切らなくなっている。自然は、そっぽを向き出したら手が付けられない。手が付けられないというか―――手が届かなくなっている。

 

 

「あるようにあれば、勝手に成長して、維持されて、大きくなる。こういうのを見ていると、外の世界でも時間をかければ何とかなりそうな気がする」

 

 

 少年は、そこまで考えたところで重力に引かれるように真下を向いた。

 

 

「だけど、あるようにあるのが一番難しいんだよね。人間は、自然の消耗で生きている。そして、自然も奪われるだけじゃなくて自分を守るために人間を減らそうとし始めている」

 

 

 人間が増え続け、自然が減り続けた結果―――自然災害のレベル、頻度が増加した。これは、自然の防衛意識なのだろう。自然が自分自身を守るために、地球が自身を守るために、動いている自浄作用なのだろう。

 

 

「一度、不便な生活に戻ってみるのがいいのかな? いや、僕みたいなのが考えたことなんて日本の偉い人ならみんな考えているよね」

 

 

 少年が思いつくようなことを他人が思いついていないわけがない。少年が考える程度のことを思考することのできない人間ばかりだったら、世の中は回らないはずだ。

 それに今となっては、外の世界の問題は少年が考えても仕方のないことだった。

 

 

「それに、僕が外の世界のことを考えても仕方がないか……僕には、もう戻れる場所がないんだから」

 

 

 少年には、外の世界へ帰ることができない理由がある。正確には、帰ることができないということはないのだが、帰る場所がないということ、帰ってはならないという気持ちがあった。

 少年の心は、自身の存在が幻想郷で完結しなければならないと決めている。外の世界に戻ることは許されず、戻る場所すらも失っているから―――終わり際の自分を想像できたからという理由から、自身の終わりを幻想郷に委ねていた。

 

 

「はぁ……暗くなるのは止めよう。僕が暗くなっても誰も得しない、むしろ損をする」

 

 

 少年は、気持ちを切り替えていつもの明るい偽りの表情を作り、心から暗い部分を遠ざけた。

 少年は、一人でいると思考が沈むことが多々あった。それは、まさしく普段の笑顔の裏返しである。

 少年は周りに人が居る時、できるだけ笑顔でいようと心掛けていた。どれだけ辛い思いをしても、笑顔でいようとしていた。

 

 

「僕はできるだけ笑顔でいないと。気持ちを切り替えるんだ。みんなを不安にさせちゃいけない。みんなを笑顔にさせてあげないと……」

 

 

 少年の影響力は、良くも悪くも周りの人間や妖怪に対して大きかった。少年が不安や怒りを露わにすると相手にも感染するように広まることが多かった。

 例を挙げれば、いろいろある。

 藍と言い合いになった時―――怒りは伝搬した。

 少年が笑顔を向ければ―――みんなに笑顔になった。

 そんな、他人に影響を与える少年は、無理をしてでも笑顔でいる必要があった。

 

 

「最後の最後まで、頑張らないと……」

 

 

 少年は、少年の周りに人が集まれば集まるほど弱音を吐けなくなり、気持ちを吐き出すことができなくなった。

 少年の想いは、誰にも受け止めることができない。外の世界に帰してほしいと言っても帰せる場所がなく、不平不満や辛さを告白しても誰にも現実は変えられない。

 少年のそれは、変えられないものだから。どうしようもないことだから。周りの人には、叶えられない願いだから。少年自身が抱え込むべきことだと思っていたから。

 少年は、周りに弱音を吐こうとはしなかった。知っている人にしか、話そうとは思わなかった。

 

 

「これまでに比べれば、後もうちょっとなんだから」

 

 

 少年だって人間だ。苦しい時もあれば、辛い時もある。弱音を口にしたいときも、愚痴をこぼしたいときもある。

 しかしながら、吐き出すことができるといっても、吐き出すことのできる量はわずかである。空気中に漏れ出した想いは、循環して体の中に戻って来る。

 少年の苦しみは―――蓄積していくだけだった。

 

 

 

 

 

 

 

「いつも思うけど、マヨヒガから永遠亭まではちょっと遠いなぁ」

 

 

 少年は、気持ちを持ち上げるように視線を持ち上げる。永遠亭まではまだまだ距離があるため、視界のなかに目的地は入っていなかった。

 少年は、先の見えない光景に気を落とす。

 

 

「移動に数時間もかかっているし……僕が遅いせいなんだけど」

 

 

 少年の気持ちが暗くなるのは、マヨヒガから永遠亭までの距離が長いというのも関係していた。

 こうして一人の時間が増えると、どうしても考えてしまうことが増える。昔を思い出し、過去を振り返り、未来を思い描くと気分が落ち込んでしまう。後ろを見ても前を見ても、明るく見える要素が酷く少ない。

 少年を照らす光は、僅かなものであり、足元が酷く見づらく、先を見通すことができない程度のもの。

 少年の立場は、周りに対する影響力を考えると‘考えない’ということをするには非常に難しい立場にいたのである。

 少年は、通勤に多くの時間がかかっている状態を憂いた。

 

 

「きっと、藍や紫からしたら近所に行くような感覚なんだろうな」

 

 

 マヨヒガから永遠亭までは、少年からすれば結構な距離がある。

 人によってマヨヒガから永遠亭までの距離が遠いか近いかどうかは意見が分かれるところだろうが、少年にとっては遠かった。

 きっと藍であれば、近いというだろう。

 紫ならば一瞬で行ける距離だと思っているだろう。

 違いは、人それぞれ。

 みんな違う。

 

 

「僕も速く飛べたら……」

 

 

 少年の飛行速度は、藍や紫とは比べものにならないぐらい遅い。

 ならば、連れて行ってもらえばいいじゃないかとか、紫のスキマで移動すればとか、いろいろ方法はあるにはあるのだが―――少年は二人に助けてもらうことを微塵も考えていなかった。

 それは、少年はあくまで自分の力で永遠亭に行きたかったから、こうして練習することでみんなに少しでも追いつきたかったからという何とも意地の張った理由があったからである。

 

 

「それでも、最初のころに比べれば遥かに早くなった。このまま続けていけば、きっとみんなに追いつけるよね」

 

 

 少年は、そんなことを口にしながらも藍や紫に追いつけないことをしっかりと自覚している。どれだけ努力を重ねても届かないことを知っている。

 それでも―――みんな同じの速度で飛びたいという願望は捨てなかった。

 少年は、遥かに遠くにある見えない目的地を見定める。

 少年の顔は、前向きな言葉に反してやる気を感じさせるものではなかった。

 

 

「本当に僕はダメだな……一人になると気持ちが落ち込むや」

 

 

 少年の気持ちがころころと変わる。

 少年が億劫な気持ちになっているのは、飛行距離が長いことだけではない。少年にやる気が起こらない理由は、道中に立ちはだかってくる存在にもあった。

 

 

「お前たちは、なんでそんなに寄って来るのかな。ほんとにもう……僕に付いてきても良いことなんて何もないのに」

 

 

 視線が向けられている。そう感じたのはつい先ほどのことである。

 少年は、視界に空中を浮遊している生き物を収める。そして、空中を漂う生き物がこちらを見つけたのを確認した。

 生き物からの視線が少年に突き刺さる。空中を浮いている生き物は、少年に向けて近づいてきた。

 少年は、近づいてくる生き物を見ながら大きく溜息をついた。

 

 

「はぁ……」

 

 

 少年に近づいて来る生き物は―――幻想郷に数多存在する妖精である。妖精は、少年の理解できない言語を発しながら少年との距離をどんどん縮めてきた。

 

 

「○▽□!」

 

「はいはい、寄ってこないでね」

 

 

 妖精は、ふわふわと磁石に引きつけられるように少年にくっつく。少年の背中、頭、足、お腹、何処にでもくっついてくる。

 もちろんだが、妖精にくっつかれるとその分だけ動きにくくなる。重量が重くなるのもそうだが、節々の可動範囲が狭くなる。可動範囲が狭くなると、動くことに対するエネルギーの消費が大きくなり、使っている霊力の消費がかさんで疲れてしまう。

 霊力の総量が極端に少ない少年にとっては、無駄な消費は致命傷になりかねなかった。

 しかし、妖精の1体あたりの重量はそれほど重くはないため、少年にくっ付いてくる妖精の数が一体や二体だったならば、くっついているのを無視してもそれほどの影響は無い。

 ただ、ここでの最大の問題は―――妖精の数の多さである。

 少年にまとわりついてくる妖精の数は一体や二体では無かった。マヨヒガから永遠亭という長い距離を飛行している間に、どんどん増えて数十体になることもざらにあった。

 いくら羽のように軽いと言っても限度がある。余りに多かった時は、視界すら狭まって飛行ができる状況ではなくなった時があった。

 

 

「だからくっつくなって! もうっ!」

 

「■★Δ@」

 

「相変わらずお前たちは!」

 

 

 少年は、通勤時に毎回のようにくっついてくる妖精のことが鬱陶しくて仕方がなかった。

 

 

「今日も頑張らないと遅れるかもしれないね。最初に永遠亭に行った時みたいに遅れるわけにはいかない。さすがに何度もあったら永遠亭のみんなも許してはくれないだろうし」

 

 

 初めて永遠亭に通勤した時は、妖精を無視し過ぎたため体中にくっついてしまい、途中で力尽きて中休みをとったという過去があった。

 その時は、仕事の時間に間に合わずに永遠亭の人間に頭を下げることになった。少年にとって苦い思い出である。

 

 

「◆§Θ」

 

「ごめんね。僕、お前たちに構っていられる時間がないんだ」

 

 

 妖精はどこか寂しそうにしながら少年に訴えるように叫んでいるが、少年は近づいてくる妖精をできるだけ躱しながら進んでいく。

 ただ、躱すといっても少年のスピードは‘妖精にとって’ゆっくりとしたスピードであり、追いつくのが難しくないぐらいの速度だった。

 

 

「えいっ!!」

 

「✇☮☬」

 

 

 少年は、体にくっ付いた妖精をできるだけ引きはがし空中へ放り投げる。妖精は、少年に放り投げられ距離が遠くなった。

 しかし、少年に放り投げられ遠くに離れた妖精はまた近づいてくる。ある程度距離が離れると近づいてこなくなるのだが、今回は失敗したようだ。

 少年に再びくっ付くようなことがあれば、少年は再び妖精を引きはがす。後は―――これの繰り返しである。不満たらたらの少年ではあったが、この動作も少年の飛ぶための良い練習になっていた。

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、やっと着いた……」

 

 

 少年は、練習を兼ねた飛行を終えて永遠亭へとたどり着いた。

 少年の息は、切れ切れである。それでも少年は、足を止めることなく息を整えながら慌てて足を前へと進めた。

 

 

「いつもよりちょっとだけ遅くなったな。早く行かないと」

 

 

 少年は、急いで永遠亭の入口へと入り、中へと歩いていく。

 少年が向かう先は、永遠亭の診察室である。

 

 

(遅れてなきゃいいけど……)

 

 

 少年は、診察室へ入ると部屋の中に二人の存在が居ることを視認した。

 

 

(二人とももう準備しているんだ)

 

 

 診察室には、鈴仙と永琳の姿があった。永遠亭では、マヨヒガと同様に朝早くから起きている人間は少ないようで、基本的に起きているのは八意永琳と鈴仙・優曇華院・イナバの二人だけだった。

 永遠亭は、マヨヒガと同じように住んでいる人間が少ない。この二人以外に永遠亭に住んでいるのは、永琳が姫と呼んでいる人物と因幡てゐという妖怪兎だけである。

 

 

(あの子は、いつも通りいないみたいだね)

 

 

 少年は、永琳が姫と呼ぶ人物が永遠亭に住んでいることを知っていたが、あまり会ったことが無かった。少年と姫という存在の関わり合いは、入院していた時に数度話した程度のものである。

 

 

(そもそも会ったのなんて数回だけだし、診察室にいるわけがないか)

 

 

 少年が姫とあまり関わりを持たなかったのには、永遠亭の構造が関係している。

 永遠亭では、患者用の部屋や診察室などの場所が居住場所から別けられるようにして存在しているため、住居に生活の拠点を置いている姫と呼ばれる人物と滅多に会う機会が無いのである。

 

 

(永遠亭の人なら覚えておかなきゃいけないんだよね。お世話になっているんだし……また会ったときにでも名前を教えてもらおう)

 

 

 少年は、姫と呼ばれている人物から名前すらも教えてもらった記憶が無い。もしかしたら教えられているのかもしれなかったが、少なくとも今の少年には覚えが無かった。

 因幡てゐに関しても姫と同様で、迷いの竹林を駆け回っていることが多いため、ほとんど顔を合わせる機会が無く、存在を知っているにとどまっていた。

 少年は、そこまで考えると本日二度目となる挨拶を鈴仙と永琳と交わす。頭をしっかり下げて鈴仙と永琳に対して礼を示した。

 

 

「お二人ともおはようございます。今日もよろしくお願いしますね」

 

「お、おはようございます」

 

「おはよう。今日もいつも通り来たわね」

 

 

 鈴仙と永琳は、少年の声を聴いて視線を向けると挨拶を返した。

 少年は、いつも通り来たわねと言う永琳の言葉で自分が遅刻していなかったことを知った。

 

 

「あれ? 間に合ったんだ……」

 

「どうしたの? そんな不思議そうな顔をして」

 

「いえ、今日は途中で妖精にかなり絡まれたので遅刻したのかと……」

 

 

 永琳は、少年が時間までに来ることができた理由を思考する。もちろん少年が妖精に絡まれた事実など真偽のほどは知りもしないが、いつも通りの時間に永遠亭にやって来ることができた原因はすぐに思いついた。

 妖精に絡まれることが多かったにもかかわらずいつも通りに永遠亭に来ることができた理由―――少年が時間に間に合った理由は、実に単純である。

 

 

「それは、貴方の飛行速度が上がっているからじゃないの?」

 

「そうなのでしょうか?」

 

「貴方の起きる時間はいつも一緒でしょう?」

 

「そうですね」

 

「家を出る時間もいつも一緒でしょう?」

 

「そうですね」

 

「なら、答えは出たも同然じゃない」

 

 

 少年は、毎朝同じような時間に起きている。それならば、時間に違いが出るとすれと永遠亭への移動中以外にあり得ない。

 それに、永琳には少年の移動速度が上がっていると言うことができる理由があった。

 

 

「貴方は、毎日空を飛ぶための練習をしている。私は、貴方が一生懸命頑張っているのを知っているわ。それだけ頑張っているのに飛行速度が上がっていないということはないでしょう?」

 

 

 少年は、毎日のように空を飛ぶ練習をしている。毎日努力をしていて、何も変わらないということはないだろう。

 永琳は、何も少年に気を遣っているわけでも、お世辞でも、煽てているわけでもない。

 永琳は、努力をしっかりとした形にする少年の姿を何度も目撃してきた。自分の視覚から得た情報―――それが少年の飛行速度が上がっていると思考した最大の要因である。

 少年は、永琳からの思ってもみなかった言葉にはにかむように頬を緩めた。

 

 

「あ、ありがとうございます。本当に速くなっていると嬉しいですね」

 

「あ、あの……」

 

 

 診察室には、そんな自分の成長に疑問を持つ少年を見つめる存在が別に存在している。

 その人物は、口を僅かにパクパクとさせながらも言葉がなかなか出てこないようで四苦八苦していた。

 

 

「いや、考えるのは止めておこう。また次の機会に時間を測ればいいことだし」

 

 

 少年は、揺らいだ気持ちを落ち着けて診察室の奥へと足を進めようとする。

 その瞬間―――少年に向けて唐突に言葉が飛んできた。先程かけられた声とは違う方向から言葉が飛んできた。

 

 

「和友さんは、ちゃんと速くなっています!」

 

「え?」

 

 

 少年は、突然話しかけられたことに少し驚き、進めようとしていた足を止め、声が伝搬してきた方向へと視線を向ける。

 少年の視線の先には、僅かに顔を赤くした鈴仙が居た。

 

 

「あの、失礼でしたか?」

 

 

 鈴仙の表情に僅かな不安の色が付いている。

 鈴仙は、顔を赤くしながら少年の反応を待っている。

 少年は、少しの間沈黙すると優しそうな表情で小さくお礼を告げた。

 

 

「ありがとう、鈴仙」

 

「はい……」

 

 

 鈴仙は、少年の言葉に嬉しそうな表情で頷き、満足した様子で作業に戻る。

 永琳は、二人のやり取りを微笑ましく見つめた後、鈴仙と同じように作業に戻った。


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