ゼロに刺されて悪逆皇帝ルルーシュが死んだ。
実妹の目の前でグサッである。
ちょっと泣いた。
嘘だ。
俺が泣くわけないし。
目からハドロン砲がまろみ出ただけだし。
……悲しい。
その後はルルーシュの実妹であるナナリーがブリタニア代表になった。
ヤバいくらいフレイヤをポチってたけど大丈夫なのだろうか。
むしろ、今までの負債を一身に集めてルルーシュが死ぬことでリセットするのに親族のナナリーでマジで大丈夫なのだろうか。
扇はテロってたのに首相とかアウトじゃないでしょうか。
中国は……シンクーが死んだ。
ナイトオブラウンズ戦が長かったからしょうがない。
終戦で世界平和にやろうぜって雰囲気だ。
俺の可愛いガウェインも封印確定、破棄間近である。
せっかく海底から引き揚げて改修したのにそんなのってないよ……状態だ。
まあ、攪乱のためにゼロスーツ着て魔王ゼロごっこした際の移動用だったがドルイドシステム無しで最終戦まで乗り回すことになるとは思わなかった。
何度も改造を繰り返して戦ってきた相棒だ、愛着も湧くってものだ。
ルルーシュの遺品としてドルイドシステムを積み込んだが、俺には使えない。
機体を棒立ちにすれば索敵としては扱えるけど完全に宝の持ち腐れである。
凍結処理される前に少しばかりガウェインで散歩を楽しむことにした。
敷地内ならおkっしょ。
今のところ規則が厳しいけど、行くしかないっしょ。
ランスロットと違って真っ赤なブレイズルミナスを開く。
今生の別れだな、と感慨深くコンソールを触っていると半透明の膜につつまれた。
謎の現象に驚きながら絶対守護領域を展開する。
ルルーシュ、俺を導いてくれ!と全面に万遍なく壁を作る。
モニターが暗転した。
それから二度とブリタニアの地を踏むことは無かった。
現在、俺はネルガル重工のなんとか研究センターという所で仕事をしている。
原因は謎の半透膜によるもので、俺はボソンジャンプと呼ばれる転移実験に巻き込まれたらしい。
紆余曲折を経てジャンパーとしてスカウトを受け、何度もジャンプしようと挑戦するが何も起こらないので見送られた。
結局、テロリスト兼国軍の経験を活かしたテストパイロットとして何とか職を得た。
俺はナノマシン処理をしていないのでIFS(イメージフィードバックシステム)が使えないため、シミュレーション専用である。
わかりやすくすると研究室で朝から晩までバグの多いゲームの調整している。
なんとういうデバッカー。
こんな閉鎖空間では癒しは金目の少女だけだ。
表情の変化に乏しいが話すだけで多幸感に包まれる。
ロリコンになってしまう人間の気持ちがわかる。
そんな日々を送っていると、ちょっと火星いってくんない?ってロンゲに頼まれた。
接収したガウェイン返してくれたら行くとしよう。
色々と仕様変更されたガウェインが返ってきた、ブレイズルミナスが外されてて泣きそうになった。
あのままだと使えないだろうから改造とか換装したとか。
技術吸収しようとしたついでだそうだ。
技術の吸出しは終わっていつの日か応用するからニートは火星に行って来いよオラァ!ってことらしい。
無理矢理連れて来られてこの扱いである。
なんというブラック。
宇宙戦艦ナデシコに搭乗した。
特に何も言うまい。
積み込み作業とかやらされたのには流石にキレそうになった。
ガウェインちゃんは頭脳プレー専用なんです。
インテリの俺とコンビを組むことで無敵に見える。
準備は整ったが、艦長がいないので飛べないらしい。
敵であるバッタが集まって来た。
俺の出番か、と期待してみれば見知らぬ少年がエステバリスで頑張ってた。
なんと彼は料理人らしいのだ。
しゅごい。
コックパイロットを援護するために金目少女の大天使ルリちゃんに従って発艦。
ハドロン砲で焼き払ってやんよ、とコンソールを叩くが反応なし。
お耳の恋人ルリちゃんに聞くとハドロン砲は準備中のようだ。
ガウェインではエステバリス用の武器は持てない。
ブレイズルミナスは取り外している。
無力である。
スマナイ、少年。
俺は帰る。
少年に懇願されたので仕方なく頑張ることにした。
別にルリちゃんのジト目に負けたわけでは無い。
決して無い。
決して無いのだが、援護に向かう。
両手の指を飛ばすスラッシュハーケンしか武器がない、これは泣ける。
一応ハーケンのMV(メーザーバイブレーション)機能をONにすればひっかき攻撃もできる。
なるほど、かわいい。
指を飛ばしてバッタを10機ずつ潰す。
結構いい感じじゃないかと機嫌が良くなるが、後から増える殖える。
10機ずつ撃破だと無理だ、日が暮れる☆
まあ、ハドロン砲専用移動式固定砲台であるガウェインから砲台を取ってしまったから仕方ないね。
ナデシコの基地周辺でドンパチしているわけだが、実はほかの場所でもドンパチしている。
少年が全周囲に通信を送っている、悲鳴だけなのだが。
母艦であるナデシコが起動していないので、少年の乗っているエステバリスはバリヤーが張れない。
つまるところ、波動砲のないR戦闘機のようなものだ。
そんなバニラな彼が全周囲に通信するものだがら、他のドンパチ(ギガノス軍、機械獣)がこっちに向かってハジケてきやがった。
そんなハジケ野郎どもと戦っていた機体が少年の援護をしてくれると通信が入った。
通信してきたのはアクセルという名の青年だが、発言がとぼけていたのでアホセルという名が浮かんだ。
アホセルの相方のラミアという女性もすっとぼけていた、シグナムと名付けてみたが声だけしかしっくりこない。
ガンダムさんの素敵な姿を見守りつつ、敵機を落とす。
ハーケンにバッタを刺して鈍器に早変わり、不必要になったら投げつけるという素敵装備。
さらに複数のロボットがこちらの援軍として現れたので、優勢となり暇が目立つ。
マジンガーZと争っているポケモンのケルディオに似た空飛ぶ要塞デモニカにバッタを投げつける作業に移行。
アクセルも何を思ったのか、髭付きの機体でバッタを投げはじめた。
それにボスボロットとゲッター3も参加した。
飛び交うバッタ、外装が弾けるデモニカ、嗤う俺。
ひでぇ戦場だぜ……。
艦長が到着したとの報告が届いた。
ナデシコの艦長であるユリカがブイっとしている映像がモニターに映った。
とりあえずグーを出しておこう。
何が琴線に触れたのか、何度か頷いていた。
そしてコックパイロットに気付くと雄たけびをあげた。
少年の名前はアキトというようだ。
それからバッタを引き寄せ、ナデシコの必殺ビームで倒した。
面倒になったので端折った。
ハドロン砲の使えない戦場など俺には無意味だ。
ガウェインの装備が充実するまで、勝った負けたでいいんじゃないだろうか。
爪飛ばすだけとかツマンネ。
絶対に続きません。
1話ずつ解説してくれる猛者がいたら書き直すし続き書く(白目)