やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

693 / 731
新ゲッターと帝王ゴールの最終決戦!

side東方仗助

 

青く染まった新ゲッターがガルーダソードと名付けた剣、ゲッターブレードを手に取り、立ち上がる。

初めて手に取るはずなのに、この剣は良く馴染んだ。

まるで前から知っていたような、それとも元々そういうものだったのかはわからねぇ。

それにこのゲッターの変化……。

新ゲッターにこんな機能があるなんて聞いたことがねぇ。

 

若忍「前に博士が言っていたわ……ゲッター線の意思というものを持っているって……」

 

忍は隼人さんの後継者として色々な分野で教育を受けている。

ゲッターの操縦から科学的な物まで。

何でも忍は才能の原石らしく、鍛え方次第では何でも出来る天才なのだとか。

そんな忍だからこそ、ゲッター線の恐ろしさをジジイや隼人さんから教え込まれたのだろうな。

 

れんげ「真ゲッターのゲッター線……不思議な力を持ってるん……」

 

一方でれんげは感覚的な天才として期待されている。

れんげならゲッターの意思を何となく感じる事が出来るのだろう。基本的に人になつかない狸(具)とある程度は心を通わせてる(?)みてぇだしな。

竜馬さんの再来とか言われているだけの俺とは二人とも違うぜ。

 

仗助「まぁ何だって構わねぇ。俺には1800年前がどうとか、未来がどうとかは関係ねぇ。地上の覇権だぁゲッター線がどうとかは忍達が考えれば良い。決着を付けようぜ、帝王ゴール!」

 

ゴール「貴様はやはり流竜馬と同じよ!来いっ!山猿を屈服させてくれるわぁ!」

 

仗助「グレート!それくらい単純な方が俺らしくて良いぜ!行くぜ!忍!れんげ!」

 

 

BGM「HEATS」

 

 

 

ゲッターブレードを構え、ゴールに斬りかかる。

 

ゴール「バカめ!貴様が剣を使いなれていないのが丸わかりよ!」

 

剣の動きを見切り、紙一重で回避するゴール。

 

ゴール「ぬぅぅん!」

 

ドコォッ!

回避ついでの反撃か、ゴールの拳がゲッターの腹に突き刺さる。

 

仗助「ぐおっ!相変わらずバカげたパワーじゃあねえかよぉ!けど、どうしたぁ?さっきまでは余裕ぶっこいて攻撃を避けようともしなかったくせによぉ!この剣からは避けてるじゃあねぇかよぉ!ドラァ!」

 

ドゴォ!

仕返しとばかりにゴールの腹に拳を入れる。

 

ゴール「ぐぅぅぅぅ!」

 

この覚醒したゲッターのパワーなのか、それとも真ゲッターから受け取り相乗されたゲッター線が原因なのか、ゴールは体をくの字に変えて苦しむ。

俺はクレイジー・ダイヤモンドで、ゴールは例の光の照射で傷を治す。

 

仗助「根気比べのやり直しだぜ!今度は一方的じゃあねぇ!テメェも覚悟を決めやがれ!」

 

互いの手を組み、パワー比べをする神ゲッターとゴール。パワーは互角。このとんでもゲッターパワーを受けた神ゲッターと互角なんてよぉ。

 

ゴール「ふふふ………中々のパワーだが、やはりワシの方が上のようだなぁ!東方仗助よ!ゲッターロボよ!」

 

グググググ……

徐々に押されて来たぜ………

 

れんげ「パワーならうちなんなー!」

 

仗助「オープンゲット!」

 

分離するゲットマシン。それに合わせてゲッターブレードが追随してくる。

 

仗助「ぐぅぅぅぅ!コイツはキツいぜ!大丈夫か!忍!れんげ!」

 

忍「舐めないで頂戴!コスモゲッター用の訓練を受けてるのはあんただけじゃ無いのよ!」

 

れんげ「目を瞑っていたって大丈夫ん!チェェンジ!ゲッター3!」

 

ゲッター3への変形に合わせ、ゲッターブレードが弓の形になり、ゲッター3の背中に張り付く。

 

れんげ「ゲッターパンチ!」

 

ゴール「帝王パンチ!」

 

ドゴォン!ドゴォン!

互いに殴り合いに突入し、隙を伺う。

ガシッ!

ガツ組みになったところでれんげは仕掛ける。

 

れんげ「むさしんからみちるんへ、そしてうちに受け継がれた伝統のぉぉぉぉ!大・雪・山・おろしぃぃん!」

 

普段は感情の起伏に乏しいれんげらしかぬ熱い発言。

組み合いから柔道の崩しを行い、そこからぐるぐるとゴールを振り回す。ゲッターアローからはそれに合わせて炎が巻き起こる。まるで今のれんげの感情を現しているようだ。

 

れんげ「名前を変えるんなー!爆熱!大・雪・山・おろしぃぃぃぃ!」

 

炎の竜巻に巻き上げられ、放り投げるれんげ。

そして弓を引き抜き、弦を引っ張る。

 

れんげ「矢は炎なんなー!ゲッターアロー!爆熱大雪山おろし二段返しぃぃぃぃぃぃ!」

 

ゴールを追うようにキャタピラモードで走り、炎の矢を様々な角度から射つ。

流鏑馬も真っ青な高機動での束ね射ちだ。

 

れんげ「おっちゃん!直すんなー!」

 

ガチの殴り合いをかましてたからな。さっきまでの新ゲッターだったらスクラップになってたぜ。

向こうも照射で傷を癒している。

良いぜ!とことんまでやろうぜ!

 

ゴール「ならばスピードはどうだぁ!」

 

若忍「受けてたつわよ!れんちょん!」

 

れんげ「オープンゲット!」

 

若忍「チェェンジ、ゲッター2!スイッチ・オン!」

 

ゲッター2に変形すると、弓はトライデントのような槍に変わる。尖端がドリルになっているからドリルランサーとでも言うのか?それに合わせてか、普段はマニュピレーターとドリルのゲッター2の左腕が手に変形する。

 

ゴール「音速の高機動が出来るのはゲッターだけの特権ではない!」

 

床から出てきた剣を手に取り、高速戦闘に入るゴール。

 

若忍「スピードなら負けないわよ!」

 

ゴール「ぬおおおおお!帝王!刹那五月雨斬り!」

 

若忍「新マッハスペシャル&ドリルグングニール!」

 

音速で飛び交わしながら繰り出される剣閃。一方でドリルランサーにも仕掛けがあった。

冷気だ………冷気を操る力がドリルランサーにある!

剣閃とグングニールでは剣閃の方に軍配が上がった。

………ように見えたが、氷を操るドリルランサーに気が付いた忍は罠を仕掛けていた。

 

ゴール「ぬぅ!」

 

忍「スピードであちしに勝ったと思って油断したわね!足元を凍らせていたのよ!気が付かなかったかしら?」

 

足を滑らせたゴールに対して躍り出る忍。

 

若忍「アン!」

 

バレェ拳法のハイキックを顎にお見舞いし……

 

若忍「ドゥ!」

 

反対側の脚でソバット。そして……

 

若若「オラァ!ドリルグングニール!」

 

ザシュザシュザシュ!

滅多突きの後に………

 

若忍「ギャーオ!ドリルランサー!ハイドロブリザード!」

 

ドリルランサー版のドリルストームは、冷気と水分を纏った竜巻を発生させる。

ちなみにギャーオはフランス語の4であるキャートルと言っているつもりらしいが、恐竜の叫び声に聞こえる。

本人的にはアン!ドゥ!トロワ!キャートル!と言っているつもりらしい。

互いに深いダメージを負うゲッターとゴール。

そして仕切り直し。

 

れんげ「しのぶん……お腹で突きを受けるのはやめてほしいん………もう少しでうち、くびちょんぱん……ネックバイバイさよならんよ……」

 

忍「それを言うんだったら、仗助!ボディーブローを受けるのはやめてくれる!?押し潰されるかと思ったわ!」

 

仗助「れんげだってよぉ、ゲッターパンチの殴り合いで腹に受けたよなぁ!忍がいなかったら導かれし小路に飛ぶところだったじゃあねぇかよぉ!」

 

揃いも揃って何で腹に良い一撃を貰うんだよ!

 

ゴール「ふふふ………ふはははは!愉しい……愉しいぞゲッターロボ!」

 

仗助「そうかよ!地上を取り戻すとかはどうしたんだよ!帝王ゴール!」

 

ゴール「マシンランドはほぼ停止され、UFOは轟沈が確定。ゲッタードラゴンとゲッターザウルスは破壊され、地上を制圧する兵達は全滅………ワシの力とて、この円盤のテクノロジーを使って得た紛い物よ。我が恐竜帝国の侵略はほぼ失敗。もはやワシが出来ることと言えば貴様らのゲッターを倒すことくらいだ……。ならば、この戦いに死力を尽くすのみよ!満足だぞ?ゲッターロボ!最期に貴様らという宿敵に会えたことに!」

 

仗助「だったらよぉ!とことんまでやりあおうぜ!帝王ゴール!神ゲッターが力尽きるのが先か、円盤の機能が死ぬのが先か!」

 

ゴール「無論だ!ゲッター!」

 

 

side比企谷八幡

BGM「その血の宿命」

 

八幡「ひぃぃぃぃ!結局は墜落かよ!」

 

静「ジョースターの乗り物運の悪さは異常だっつーの!」

 

おい帝王!仗助!もっと大人しく戦え!

揺れが激しくて上手く走れん!脱出できなくなるぅぅ!

 

静「………でもさ、互いに滅びるまで戦う天敵同士の戦いだってのに、お兄ちゃんも帝王も楽しそうだね。なんか懐かしくない?承太郎おじさんとハッチの戦いみたいにさ………」

 

あの時の戦いみたいに………か。

確かに懐かしいな………。

 

静「恐竜帝国の最期かぁ………」

 

八幡「いや、そうとは思えないがな」

 

静「あ、やっぱり?」

 

あの帝王は原作にあったただの暴君じゃあない。

多分………。

 

八幡「って、俺達は早く脱出口に向かわないと!」

 

静「そうだった!ヒィィィィ!こんな時こそゲッター線の謎ワープの出番なのにぃぃぃぃ!」(神ゲッター化で周囲のゲッター線が枯渇している。矢を持ってきていない為、レクイエムも使えない)

 

八幡「平沢唯!今こそ出番だろ!」(光がまだケイオンの教師では無いため出会ってません。もちろんアーシスの世界では面識あるが、霊長類ヒト科のアカノタニン)

 

性悪コンビ「ヒィィィィ!」

 

 

side藤崎忍

BGM「勇気の神様」

 

円盤を運びながらも背後の様子を見るあちし。

わかるわよ、仗助。吉良吉影の時のような戦いではこんな戦いは味わえないものね。

 

隼人「ふ………竜馬の奴が悔しがっているのが目に浮かぶぜ………」

 

同意よ。竜馬はこういうの、大好きだものね。

 

號『くそっ!何で俺じゃねぇんだ』

 

あの立場は本来はあんたの立場だったわ。もっとも、帝王ゴールの性格の違いから、もっと殺伐した戦いだったけどね。

 

徐倫「がんばれー!仗助おじちゃん!」

 

貂蝉「むほっ!熱い戦いね!こっちまで火照って来ちゃうわ♪」

 

あんたの場合、他の意味に聞こえて仕方がないわ…。

例えこの戦いがバリアに阻まれずに乱入出来たとしても、ゲッターのエネルギーが枯渇していなくても、そんな事をするのは野暮よ。

頑張りなさい、仗助。

そう言えばジジイや八幡ちゃん達、脱出は間に合うのかしら?

 

side東方仗助

BGM「DRAGON」

 

ゴール「ふふふ………お互い、もう限界のようだな。ゲッターよ………」

 

仗助「ああ………お互い、最後の攻撃と行こうぜ……帝王よぉ………」

 

あることを思い出したぜ………。回復させる間もなく、終わらせる事が出来る攻撃をよぉ!

 

ゴール「ぬぅぅん!最後のエネルギーで食らうが良い!この擬似ストナーサンシャインをぉぉぉぉ!」

 

ゴールが円盤のエネルギーを集中させ、ストナーサンシャインのようなエネルギー体を投げてくる。

 

仗助「ファイナァァァァル!ゲッタァァァァァ!ブレェェェェェド!」

 

ゲッターブレードにゲッター線を集中させ、擬似ストナーサンシャインを切り裂く!

 

仗助「見せてやるぜ帝王ゴール!ゲッターの真骨頂を!3つの心を1つにしたチェンジゲッターアタックをよぉぉぉぉぉ!忍!れんげ!分かってんだろうなぁ!オープンゲット!」

 

切り裂いたストナーサンシャイン擬きの間をすり抜け、帝王の前まで翔ぶ!

 

若忍「最初はあちしよ!チェンジ!神ゲッター2!ゼロ距離からのドリルランサー、ハイドロブリザード!アン!」

 

ゼロ距離からの凍結ブリザードをお見舞いし、ゴールを凍結させながら巻き上げる。

 

若忍「オープンゲット!次はれんちょんよ!外さないで!」

 

れんげ「体が覚えてるんなー!」

 

巻き上げたゴールを追い抜き、空中で合体する。

 

れんげ「チェンジ!神ゲッター3!ゲッタァァァァ!アロォォォォォォォォん!ドゥ!」

 

炎の矢を乱れ射ちしながら、ブリザードを今度は炎の竜巻へと変える。

 

れんげ「最後はおっちゃんなん!決めるん!オープンゲットん!」

 

最後はこれだぜ!

 

仗助「上出来だぜ!良く意図がわかったな!チェェェェェェェェェンジ!神ゲッタァァァァワァァァァァン!ファイナァァァァル・ゲッタァァァァァァァ・ブレェェェェェドォォォォォ!ドルォラララララァァァァァ!」

 

急速凍結、急速加熱を一気にやると、物質は一気に耐久力を無くす。

忍が凍らせ、れんげが加熱。そして最後に神ゲッターに残された全てのゲッター線をファイルゲッターブレードに乗せ、ゴールを真っ二つに切り裂く。

互いの残された死力を尽くしたぶつかり合いは、俺達の「三位一体アン!ドゥ!ドラララァ!」の勝ちで終わる。

そして俺達はゲッター線に包まれる。

 

ゲッターの世界が見せたのは、白い世界。

そこにいたのは俺と忍とれんげ……そして帝王ゴール。

 

ゴール「見事だ……ゲッターチーム。東方仗助、藤崎忍、宮内れんげ。お前達の勝ちだ」

 

仗助「帝王………」

 

若忍「恐竜帝国は……終わりね………」

 

ゴール「うむ………帝王ゴール2世は先代同様に負けた。今回の(・・・)地上侵攻軍は壊滅だ」

 

れんげ「え?」

 

ま、まて………まさか………。

 

ゴール「何を驚く。失敗をした時の事を考えるのも為政者としては当然であろう。帝国の同胞全てが地上侵攻に賛成という訳ではないし、戦闘兵士というばかりな訳がない。非戦闘員や穏健派の人間は地底に残っているに決まっている。仗助よ、貴様の父、ジョセフ・ジョースターが倒した柱の一族と同じにするではない」

 

仗助「じゃ、じゃあまだ恐竜帝国は……」

 

ゴール「ワシの息子、ゴール三世を帝王として今後も地底で生活していく事になるだろう。そして百鬼帝国やインベーダー、それらを操る宇宙のアンドロメダ流国に備えて今回失った戦力を回復していくことになるだろうな。勿論、いずれは地上奪還を企んだり、宇宙の新天地を探しに出るやも知れん」

 

マジかよ………。

備えは用意していたってか?

 

ゴール「もっとも、息子がそれだけの戦力を整えるには、人間にしたら一世代の時間がかかる。果たしてお前達がその頃に生きているかどうか………。もしかしたらアンドロメダ流国と戦うために共同戦線を張るために共生しているかも知れん。中には人間と爬虫人類の間に次世代が生まれているかも知れん。ゲッターザウルスは、その時代から飛ばされて来た物かも知れんな……。コスモゲッターが1800年前に存在していたように……ゲッターエンペラーに敗れたアンドロメダ流国は、2500年後の未来からゲッターとゲッターロボを滅ぼす為に時代を超えてきた存在だ。ゲッターロボが同じように時代を超えてきたとしても、なんら不思議ではない」

 

今回、俺達が知らなかったゲッターが沢山現れすぎた。

竜馬さんや承太郎さんが眠っているという真ゲッターという物や、コスモゲッターの元となった最強のゲッターなんてのは、その一部かも知れねぇ。

グレート……ゲッターエンペラーなんて物まであるのかよ………。

 

ゴール「ゲッターチームよ………。今はゲッター線が人類を選んでいるかも知れん。が、もし人類が我ら爬虫人類のようにゲッター線に適応出来なくなったら、お前達はどうする?」

 

もしゲッター線が人類を見放したら……か。

 

仗助「そうなったら、そうなったで仕方がねぇんじゃあねぇの?」

 

若忍「あんた達恐竜帝国のように地底で過ごしたり、宇宙や平行世界にゲッター線が届かない新天地を探したり……ね」

 

れんげ「もしかしたらそこで地底や新天地を巡って戦いが起こるかもしれないんなー。地上を巡ってこんな戦いがおこるくらいもん。自分達は恐竜帝国を拒否しておいて、自分達が困ったら助けてほしいなんて言うのはむしが良すぎるんなー」

 

ま、れんげが言うとおり、争いになるかもな。

つぅか、お前は本当に時々大人すらビックリするくらい真理を捉えた発言をするよな?

本当に天才か?

 

ゴール「ふ…………ゲッターチームよ。百鬼帝国やインベーダーは自分達が操られているとは考えてはいない。奴らはアンドロメダ流国の尖兵よ。ゲッターロボが地球にある限り、戦いは続く。それがゲッターに関わる者の宿命よ」

 

仗助「だったらよぉ、来たら来たでぶっ飛ばしてやれば良いんッスよ」

 

ゴール「ふ……やはり貴様は流竜馬の再来だな。さらばだゲッターチーム。さらばだ……ゲッターロボ……」

 

そこでゲッター線の世界は崩壊する。

現実に戻った俺達。

時間はファイルゲッターブレードがゴールを切り裂いた瞬間だった。

ファイルゲッターブレードはバリアを切り裂き、円盤をも切り裂く。

 

ゴール「恐竜帝国に……栄光あれぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

断末魔の叫びと共に、消える帝王ゴール。

その表情は満足そうに笑っていた。

あばよ………帝王。

そして、神ゲッターが元に戻り、ゲッターブレードもゲッター線となって消えていく……。

 

桃香『さようなら……ゲッターチーム』

 

鈴々『また会うのだ!』

 

愛紗『星の海で………あなた達を待っている……』

 

ありがとよ。三国志の英雄達………。

 

竜馬『じゃあな。また会おうぜ』

 

承太郎『徐倫を……頼んだぞ……』

 

ジョセフ『また会おう!ワシの事が嫌いじゃあなければな!マヌケ面ぁ!』

 

静『いつか、本当の私に会いに来て?お兄ちゃん』

 

いつか、星の海にまで迎えに行くぜ?鬼やインベーダーを倒してな………。それまでは……。

 

仗助「元気でなぁ!竜馬さん!承太郎さん!ジジイ!静ぁ!また会おうぜぇぇぇ!」

 

と、感動的なのはそこまでだった。

 

若忍「浸るのは良いけど、もうエネルギーがカスカスよ?ゲッターもボロボロ。あれだけのゲッター線を使えば、新ゲッターが持たないのも当然よね?墜落確定よ。ジョースターの乗り物運の悪さ、あんたにも適用されているようね?」

 

マジか………俺は違うと思っていたのによぉ!

エネルギーが枯渇し、海に落下する新ゲッター。

 

れんげ「おじちゃん。円盤まで斬っちゃったけど、中に潜入したアーシスの人達、大丈夫なん?」

 

あ…………。

 

八幡「殺す気かぁぁぁぁ!仗助ぇぇぇぇ!」

 

いろは「危うくわたし達まで真っ二つでしたよぉぉ!」

 

小町「実は小町達の事が嫌いでしょ!マヌケ面ぁぁ!」

 

ジョセフ「Oh Noォォォォ!これで墜落は五度目じゃあよォォォォ!」

 

静「お兄ちゃんのバカァァァァァ!」

 

海に向かって落下しながら、俺を罵倒するアーシスの奴等。そう言えばジョルノはどうなったんだ?

 

恐竜帝国首領、帝王ゴール2世……死亡

 

全恐竜帝国侵攻部隊……全滅

 

全ゲッターロボ……エネルギー枯渇により墜落

 

幼なじみーズ&ジョセフ・ジョースター……生身で海に落下

 

ジョルノ・ジョバァーナ…実は量産型ゲッタードラゴンにワープしていた

 

←To be continued




はい。これでゲッター編の戦いは全て終わりです。ネオゲッターでは神ゲッター化した後はあっさり勝利していましたが、こちらでは互角の戦いへと持っていきましたがいかがでしたでしょうか?
後数話、お付き合い下さい。

アンドロメダ流国
ゲッターロボアークに登場した敵。設定についてはインベーダーに関すること以外は本作と同じ。

ゲッターエンペラー
名前だけ登場。原作で登場したのはゲッターロボアーク。………と、『真(チェンジ)ゲッターロボ 世界最後の日』に登場。最後のシャインスパークを放ち、ワームホールに突入した真ドラゴンと真ゲッターの背景にゲッターエンペラーが登場している。
スパロボの演出にもいくつか出ており、『真シャインスパーク』を使った場合に登場している。真ゲッター1単独の真シャインスパークか、真ドラゴン&真ゲッターの合体技かのどちらの場合でもいくつか登場。ただし、演出されない作品もあるので注意。

帝王ゴール2世
実はネオゲッターに登場していた帝王ゴールとは別人だった設定。
ゲッターロボアークには帝王ゴール3世がしっかり登場している。

百鬼帝国
ゲッターロボGに登場した百鬼帝国はゲッターロボアークにてアンドロメダ流国が送り込んだ尖兵であることが公式に判明。百鬼帝国が恐竜帝国のマシンランドを破壊した事になっており、恐竜帝国は百鬼帝国やアンドロメダ流国を恨んでいる。

アークにおける恐竜帝国
帝国ゴール三世率いる新生恐竜帝国。前述通り、アークにおける恐竜帝国は百鬼帝国やアンドロメダ流国を恨んでおり、その為アンドロメダ流国と戦っている流拓馬達ゲッターロボアークチームと手を組んでいる。
初代ゲッターロボで死亡したハズのバット将軍が何故か生きており、認知症を発症して隠居中。流竜馬との戦いの武勇伝を語り始めた。

越後屋さんの世界における鬼
新ゲッターロボに登場した敵。新ゲッターロボでは百鬼帝国とは無関係。百鬼帝国と関連させているのは本城オリジナル。

没案3
ゲッターアークの登場。最終的に忍、隼人、弁慶に乗って貰う事も考えたが、むしろ弱い機体であるブラックゲッターで真ゲッター級の強化型ゲッタードラゴン改を倒した方がカッコいいのでは無いかと思い、没にしました。

没4と裏設定
ゲッターQ(クイーン)。ゲッター線と1つになっている静が乗っている事にしようかとも思いましたが、旧ゲッター以下のゲッターQにそれは無理がありすぎると没に。静はジョセフと同じく真ゲッターの中にいます。
なお、代わりとしてゲッター斬はゲッターQをモデルとして再設計されたという活かされない裏のオリジナル設定にしていました。

それでは次回もよろしくお願いいたします!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。