餓狼八幡対リュウ
餓狼八幡「俺と出会うずっと前、いやもしかしたら違う世界のリュウさんなんでしょうけど、けど見るからにおそらくは年齢的に最盛期に差し掛かった辺りでしょうかね、俺の世界の貴方は年齢も四十を越えて技も気も心身も共にこれぞ円熟期と言える貫禄を備えていましたよ。そんな貴方に手合わせしてもらって俺はコテンパンに伸されてしまいましたけど不思議と悔しさよりも何てか世界の広さってのを感じましたよ。何時かまた再び拳を交えようと向こうのリュウさんと約束しましたけど、今此処で最盛期の貴方に挑戦させてもらいます！」
リュウ「俺には君が何を言っているのかわからない。しかし、君の戦うことに対する熱い想いだけは分かる。俺達格闘家達に必要なのは言葉じゃない。君の想いをその拳に乗せて、俺にぶつけてきてくれ！」
餓狼八幡「ハハ…でしょうね。俺も異世界の俺と出会うまでこんな事になるとは思いもしなかったですからね。それじゃ行きますよリュウさん！」
リュウ「良いだろう！受けて立とう！」
ラウンド○！
レディー………ゴー！
餓狼八幡対ケン
餓狼八幡「（リュウさんと同様やっぱり最盛期のマスターズさんか、って事はまだマツダ（ショーン）とは出会っちゃいないんだよなってかやべぇっちょっと緊張しそう、何か気の利いた事カッコいいセリフとか言えるか俺！？）えっと……うっす全米格闘王のケン・マスターズさんですよね。俺は、伝説の狼テリー・ボ
ガードの二番弟子、比企谷八幡と言います。全米王者へと登りつめた燃える炎の昇龍拳ッ、見せてもらいますよ！」
ケン「お前、さくらみたいにもの好きな奴だな。俺の昇龍拳を見たいって言うなら、いくらでもその体に叩き込んでやるぜ。そのまま天まで昇っても知らないけどな」
餓狼八幡「はい！それはもう覚悟の上ですマスターズさん！貴方と拳を交えられるってだけでも格闘家冥利につきるってモノです。駆け出しの狼の牙、その一片でも俺も貴方にぶつけて見せます！あぁ後出来れば後でサインください、家に帰ってから親父に見せびらかし自慢しますんで」
ケン「良いぜ！試合の後でいくらでも書いてやるよ！さぁ、カモーン！」
ラウンド○！
レディー………ゴー！
剛拳対餓狼八幡
餓狼八幡「リュウさんとマスターズさんの師匠、剛拳師……俺の世界のサカザキのご隠居や春日野先生が言う通りっすね、こうして対峙してみて俺みたいな青二才にもヒシヒシと伝わるモノがあります。厳しくも暖かな波動の様なモノを」
剛拳「それがわかるだけでも大したものだ。お若い格闘家の卵よ。その流れはジェフや不知火流、更にムエタイか………なるほど、君に武術を教えた者の姿が透けて見えるようだ。どれ、ワシも一手、授けるとするかな？」
餓狼八幡「驚きました。こうやって対峙してるだけでそんな事まで解るんですか、流石はリュウさんとマスターズさんを育てたお人ですね、もうこの時点でおみそれしますよ。貴方にお相手いただければ俺は格闘家としてもう一つ上の段階に登れそうです、それじゃお願いします剛拳師！」
ラウンド○！
レディー………ゴー！
餓狼八幡対さくら
餓狼八幡「うわっ！学生時代の春日野先生（ショートカットでボーイッシュで元気ハツラツオロナ○ンＣって感じで、何かイメージ的に戸塚と重なる感じがするな。控えめに言ってすっげー可愛い、あぁもう十二、三年早く生まれて来たかったわ」
餓狼いろは「はちくん……なんて楽しそうな願望垂れ流してるんですかねぇ……浮気なんですかそうなんですねぇ、ふぅん私達と言うものがありながらいい根性してますねぇ。馬鹿なんですか死ぬ気なんですかそうなんですね、フフフそれじゃあじゃあ……いっぺん死んでみる？（アイアンメイデン発現）」
餓狼八幡「来た！ペガス、テックセッター！ってちが〜う！それペガス違う。暗くて狭くれ怖くて痛いヤツぅ〜、うわ〜っ止めていろは！ゴメンマジごめんっ！？あっあーっ！ボス 決して走らず 急いで歩いてきて そして早く僕らを 助けて、略してボスケテ！」
さくら「えっと………何かすごく痛そうな箱が出てきたんだけれど、大丈夫？これから試合なんだけど………。あははは………神月さんといい、ジャスティス学園といい、真吾君といい、あたしの周りの学生格闘家って、キャラが濃いなぁ………」
餓狼八幡「（アイアンメイデンより生還）ハァハァハァハァ。いろはこの世界に来てから何かの能力に覚醒めたようだな、これも地獄門とかの影響か、ならその内俺にも何らかの能力が覚醒めるかもな。出来ればハーミット・パープルが良いな！そしたら家に帰って狭いクローゼットの中で自分の身体にハーミット・パープルの茨をグルグルに巻いて、テックセッターごっこが出来るよな！っていかん、すんません春日野先生っじゃ無いや、さくらさんお待たせしました。よろしくお願いします、それじゃ始めましょうか！」
さくら「えっと………テッカマンさんとは昔、リュウさんが戦った事があるって聞いたことがありますけど………と、とにかく、よろしくお願いします………」
ラウンド○！
レディー………ゴー！
餓狼八幡対ベガ
ベガ「ほぅ………報告にあった何人かの同一人物の一人か。地獄門の発生でこんなゴミが紛れ込んでいるとはな………この私に一体何の用だ？小僧」
餓狼八幡「あぁ何ですかね、この訳の解らん事態に貴方めっちゃ関わってんですよね知らんけど。それに貴方や他にもこの事態を私欲に利用する気満々のヤツもいるだろうし、メチャごっつ面倒なんすけど。まぁ俺としては色んな世界の偉大な格闘家の人達と出会えて、何これ“俺得まじウケる”って感じで思わず折本が降臨しそう感があるんすけど、けどコレってあんまり良く無い事態でもあるんですよね。なので俺的にもちょっとは動いてみて事態の収束に寄与しないと、大切な彼女達や家族や尊敬する兄貴達の処へ胸張って帰れないっすから、まぁやれる事はやっとかないと駄目っすから夏休みの宿題は早いウチに片づけて後顧の憂いなく怠けられる様にしないと。あっあと一つ言っとくけど……俺の事をゴミって言って良いのはこの世で唯一人だけっすから“そこんとこヨロシク”」
ベガ「ふん。腕が未熟な者ほど口が達者なようだが………まぁ良い。未熟ながらも素質だけはあるようだ。良いだろう、戯れに相手をした後は、我が手駒として使ってやろう。貴様の意思など関係ない。我がサイコパワーで忠実な人形にしてやるわ」
餓狼八幡「まぁ、未熟だってのは否定しようが無い事実なんだよなぁ。けど知ってますか？その未熟者を舐めて掛かると、思わぬ落とし穴に落ちる事になるかも知れんのですけどね。ああ後アンタの操り人形になるくらいならデーモン閣下に蝋人形にされた方がナンボかマシですよ。そんじゃ行きますかね！」
ラウンド○！
レディー………ゴー！
餓狼八幡対真・豪鬼
真・豪鬼「………………」
餓狼八幡「（ヤバいコレ１つ間違えたら一瞬で逝っちまう、嗚呼小町お兄ちゃん今すぐにでも尻尾巻いて逃げたいよ）それが……貴方がたの流派の、殺意の波動の行き着く先ってヤツなんですか………そんなおっかない死の匂いをプンプン振り撒いてアンタは何かをその手に入れる事が出来たんですか。俺も格闘家の端くれ強くなりたい強く在りたいって思いはありますけど、其処まで行ったらもう……神威の拳の炎の神気を使う関西弁がこう言ってましたよ『喧嘩は楽しく！』ってね」
真・豪鬼「去ねぃ。我は拳を極めし者なり。うぬの拳、未だ児戯の如し。我が拳、振るうに値せず」
餓狼八幡「そうっすね、貴方の言う通りですよ。今の俺じゃあ、貴方の相手にはてんで力が足り無いでしょうね。けど貴方をこのまま放っといたら、この奇妙な事態を利用しようと蠢いてる連中がその力をも取り込もうと動き出すかもだし、そうなると俺の大切な人達にも悪影響が及びそうなんで、まぁそうも行かんのですよ。てな訳で一丁お相手願いましょうかね！」
豪鬼「愚かな………一瞬で終わらせてくれるわ！」
ラウンド○！
レディー………ゴー！
餓狼八幡対殺意リュウ
餓狼八幡「ッ…リュウさん、何やってんすかッ！あっ貴方が追い求める真の格闘家ってのははそんなモンじゃあ無いでしょう、目を覚ましてくださいよ」
殺意リュウ「真ノ格闘家？否！コレコソ俺ガ求メル拳ノ極メシ道！俺ノ道ヲ阻厶者、倒サヌ道理ナシ！」
餓狼八幡「違うッ！！貴方の拳は、闘いはそうじゃ無いですよッ。貴方の拳は闘う相手を熱く燃え上がらせ、その相手の全力以上のモノを引き出させてくれて、勝利の喜びをそして敗北の悔しさを、そしてそんなモノを越えたその向こう側を見せてくれる、いや共に其処へと行ける。そんな拳なんですよリュウさん、それを覚えていないってんなら俺が思い出させますよ。出来るかどうかだとか今は考えんやるだけだ！」
殺意リュウ「邪魔スルナラ………滅！」
ラウンド○！
レディー………ゴー！
春日野さくら………ストリートファイターゼロ２より登場したセーラー服女子高生キャラクター。更にリュウに憧れ、彼の技を使うという、どう考えても人気が出ないわけがないキャラクター。餓狼八幡の世界では体育教師として総武高校に赴任している。
剛拳………リュウとケンの師匠。ストリートファイター４の裏ボスの一人として登場。劇場版ストリートファイター２ではベガに、ゼロシリーズでは豪鬼に殺害された事になっていたが、どうやら生きていた模様。
テッカマンと戦ったことがあるリュウ
「X-MENＶＳストリートファイター」「マーヴル・スーパーヒーローズＶＳストリートファイター」「マーヴル・スーパーヒーローズＶＳカプコン」「カプコン ＶＳ ＳＮＫ」「鉄拳ＶＳストリートファイター」「ナムコＸカプコン」等、数あるＶＳシリーズにカプコン代表として登場してきたリュウ。
その内の１つ、「タツノコヒーローＶＳカプコン」にも登場したヤッターマンやテッカマンともリュウは戦っていた！
スケールが大きいにも程があるぞ、リュウ！