やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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KOF15風掛け合い(餓狼沙希編1)

餓狼沙希対DIO八幡

 

DIO「普段、お前の異世界同位体の事を川なんとかさんとか、ウッペリさんと呼ぶが………敢えて言おう、ついに会えたな!川崎沙希。一つ聞くが、アンタとボガードの比企谷八幡はドンパチしたのか?そして、その結果は?」

餓狼沙希「………はぁ、ついに会えたなって、それってさアンタが前世の頃に言われたセリフだよね、あのアイツがすごい好きなマンガの。えっと何だっけ平行世界とか多元世界とか言うんだっけ、異なる色んな世界の比企谷達の中でアンタとアイツって根っこの部分が一番近いのかもね………まあそれはいいとして、あっ、アイツとは一度勝負したけど結果はアタシの負けだよ(恥じらいの成分が含まれた笑みに、頬を真っ赤に染めて)けどアタシもアイツも格闘家の端くれ(誇らしげな表情に変化)時が来れば再び相まみえる事もあるだろうさ!」

DIO「それは奇遇だな。俺も川崎とドンパチして、結果は俺の負けだ。つまりは俺達は負け犬同士というわけだ。それにしてもハハーン………なるほどねぇ。ニヤニヤが止まりませんなぁ。まぁ、良いや。この勝負は負けた相手の異世界同位体同士のドンパチというワケだよなぁ?」

餓狼沙希「う、うっさいねッアンタは!消してやろうかそのニヤけた顔をさッ」

本当にニヤけ笑いを消して

DIO「本気で来い、極限流の川崎。自分の世界の比企谷八幡を相手にするようなつもりでな。互いのライバルの前哨戦となる敗者復活戦の切符を賭けてな」

ラウンド○………レディー・ゴー!

 

餓狼沙希対静・ジョースター

 

静「自分の世界の川崎とは戦ったことがないのに、まさか異世界同位体の川崎とドンパチすることになるとはね。初めまして、ツェペリじゃあない川崎沙希。私はジョースター。静・ジョースター。私の世界の比企谷八幡とは、まぁ………姉弟みたいなものかな?」

餓狼沙希「ああはじめまして、何ていうか奇妙な気分だよ少し前にアイツから借りたマンガに登場してた赤ん坊が自分と同世代にまで成長していて、しかも異世界の比企谷と姉弟分だったり同じ様に別なアタシとも知り合いだなんてね」

静「ああ、私の素性は知っているとは驚いたよ。それに、川崎とは知り合いというよりは、けーちゃんがスージーのママの転生だから、一気にすっ飛ばして親戚みたいな関係だけどね。にしても、異世界同位体だから基本は別人だとして、ハッチを負かした川崎とドンパチ………それも、有名な極限流空手の使い手としてね。これはメチャそそるよねぇ?アンタとしては、迷惑だろうけどさ」

餓狼沙希「ふぅん何だか色々と有んだね、まあアタシも格闘技を学ぶ者としては仕合う事を厭うつもりは無いんだけど、アンタ達スタンド使いってのはどうにも厄介すぎてね。」

静「少なくとも、それでやっとイーブンだけどね。じゃあ、始めようか?川崎沙希!」

アクトン・クリスタルを展開

餓狼沙希「ストレスによって自分はおろか周囲迄をも透明化させる能力だったよね確か……ソイツを発動させられたら目視も出来ないし不利になるかな、だったら眼だけじゃ無く五感全てをフルに使わなきゃね。ヨシッじゃあやろうかジョースター!」

 

餓狼沙希対エリナいろは

 

エリナ「ハチくんやわたし、マチちゃん、ハルさんの異世界同位体には何度か会ったことがありますが、沙希先輩の異世界同位体としっかりと絡むのは初めてですね。こんな大会に出るくらいですから、わたしの世界の沙希先輩と同じで強いんでしょうね」

餓狼沙希「ん!?アンタはアタシの世界の一色とは違って余りあざとさが感じられないってか淑やかな印象を受けるんだけど、相手の強さを測ろうとする辺り其れなりの修羅場を経験してるみたいだね。フッ、アタシの強さか、ソイツはこの後直ぐに理解る事だよ、その身を以てね」

エリナいろは「まぁ、わたしとハチくんは子供の頃から今の関係ですからねぇ。今更あざとくする意味もないからなんですけど。修羅場の経験も………それこそ子供の頃からですし。もっとも、わたしは波紋の戦士では無いので、あなたの比企谷先輩や沙希先輩との力の差は天地の差があるんですけど………でも、その分、わたしはしぶといですよ?自分を治せるのですから」

餓狼沙希「治す能力ねぇ、やっぱりアンタ達スタンド使いってのは揃いも揃って一筋縄ではいかないヤツばっかりだね、けど此処まで来てんだしやるっきゃないかね」

エリナ「こういう試合は初めてなので、優しくしてくださいね?沙希先輩?」

ラウンド○………レディー、ゴー!

 

餓狼沙希対アヌビス神陽乃

 

アヌビス「サキサキちゃんが相手かぁ………ツェペリのサキサキちゃんが相手だと、勝てる気があまりしないけれど………こっちのサキサキちゃんならば、どうなのかなぁ?」

アヌビス神を餓狼沙希に向ける陽乃

餓狼沙希「たくっ、ねぇそのサキサキって呼ぶの止めてくんないかなぁ!?アイツじゃ有るまいし、てかさそっちのアタシがどれだけのモノかは知らないけどヤッパを持ったくらいで好い気にならない事だね、でないと我が極限流空手が奥義覇王翔吼拳を使わざるを得なくなるよ、まあ何より此地の世界のアンタは比企谷が言うには相当強いらしいからアンタの事も其れ位に見積もってやるつもりだし加減する必要無いよねッ」

アヌビス「どうぞどうぞ♪沙希ちゃんが強ければ強いほど、私は強くなるし、更に波紋で力を上乗せする♪つまり、身体能力の不利は、私は例外ってわけ♪」

餓狼沙希「へぇ、だったら此方も遠慮なく使えそうだね。アタシが学び身に付けた極限流空手の奥義も、そして更にその向こうにあるモノもね」

ラウンド○………レディー、ゴー!

 

 

特別編

 

餓狼沙希対ツェペリ沙希

 

ツェペリ「別の世界のあたしかぁ………ねぇ、アンタもジョジョ………比企谷にいじられているの?」

餓狼沙希「ああ、名前いじりはしょっちゅうだし、しかもアイツってば材木座と一緒になってアタシの下着を覗いて柏手なんか打ちやがってね、あの時は流石に小っ恥ずかしいやらムカつくやら………でもまあアイツは基本的にバカなネタを言うだけだしアレで好い所もあるしアタシ達結構良い関係築いてるって、アタシは思っているけどね」

ツェペリ「そっちの比企谷はまだマシなんだね。こっちのアイツは前世の師匠だってのに、たまにウッカリをやるからって、人の事を『ウッカリツェペリ、略してウッペリ』とか言って、ウッペリウッペリと………おまけに戸塚を比企谷小町とくっつけようとしているのか、最近戸塚と良い雰囲気のあたしの妨害をしてくるし………アイツとそっちの比企谷を取り替えてもらいたいくらいだよ………」

ワインを少量口に含むツェペリ沙希

餓狼沙希「まあ此方の比企谷は良い出会いをしているからね、ヒガシさんにしろアンディさんにしろ義理人情に篤い真っ当な大人だし、まだ直接会っちゃ無いけどテリーさんもそんな人なんだろうね。アイツが自慢の兄貴達っ言うくらいだし。ってさ話は此れくらいにしてそろそろ行こうかねッ……ハァーーーッ!」気力溜め開始

ツェペリ「これが格闘家の気というヤツね。波紋に通じるものがあるよ。そっちがその気なら、コッチも本気で相手をしようじゃあないか。カモン、ベイビー。サマーハプノ・サファイア&太陽のエネルギー、波紋!コォォォォ………」

波紋のポーズをとって波紋の呼吸。

ラウンド○………レディー、ゴー!

 

餓狼沙希対リサリサ小町

 

リサリサ「沙希さんの異世界同位体ですか♪小町の世界の沙希さんと小町は、技のツェペリと力のリサリサと言われていて、訓練でも小町が負け越しているんですけど、こっちの沙希さんも技の川崎とか呼ばれているんですか?」

餓狼沙希「ゴメン、何かのネタだろうと思うんだけどちょっと出処が解んないよ。まあ確かに比企谷にもアタシの技やスピードは高く評価してもらってるみたいだけど、てかそっちの世界のアンタ達兄妹もその手のネタをブッ込んで来るんだね。」

リサリサ「ほえ?そんなことないですよ?ただ、そっちの小町は八幡さんの真似してアホをやるんですか………。まぁ、お兄ちゃんの敵に回る小町よりは遥かにマシですけど。それよりも……そうですかそうですか………それよりも沙希さん。波紋の素質がありそうですねぇ………ちょっと波紋法に興味がありませんか?習得は簡単ですよ?ちょっと小町の小指を沙希さんの横隔膜に『ドズッ!』って突っ込むだけなので♪極限流空手を使う波紋使いの沙希さんをツェペリの沙希さんにぶつけて意趣返し♪あ、これ小町的にポイント高い………」

餓狼沙希「そのポイントっての比企谷以外にも使えるのかい、イヤ此方の小町はまだ控え目な方かな。ただ比企谷の親父さんや比企谷の影響でクレージー・キャッツの無責任男とか加山雄三の若大将シリーズの歌とか歌えるちょっとズレた中学生になっちまってるけどね。それはさて置き、まあ極限流に波紋ってのも面白そうではあるけどね、比企谷のヤツも八極聖拳に不知火流骨法にムエタイって複数の技を学んでいるし。それに身体に気を巡らせれば横隔膜を突かれる位は何て事もないしッ!」

リサリサ「ちょぉっと力みすぎじゃあないかなぁ。少し力を抜く程度の軽い運動でもしましょうか?生身でサンシャイン・ルビーの相手は少し痛いかもだけれど♪」

餓狼沙希「うわ……アンタ此方の小町と違って、相当に弩級なS気質みたいだね。けど生憎だけどアタシにはマゾの気質は無いから、打たれる前に打たせてもらうよ!」

ラウンド○………レディー、ゴー!


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