やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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ダブル主人公達との共闘と危ういバランス4 疑心暗鬼のバトルロイヤル

Side なし

 

リュウ&餓狼八幡

リュウの対象、KUSANAGI。

ある意味ではタイプの変えたリュウ対京であり、カプコンVSSNKの主人公対決だった。

 

KUSANAGI「這え!」

 

KUSANAGIは地を這う炎の飛び道具、闇払いをリュウへ向けて放つ。

 

リュウ「波動拳!」

 

避けようと思えば避けられた攻撃だか、それを敢えて相殺する。

 

リュウ「八幡!」

餓狼八幡「オーケー!飛翔拳!」

 

闇払いをリュウ自身が打ち消し、闇払いを放った硬直の隙を狙い、速度を重視した飛び道具、飛翔拳を放つ。

 

KUSANAGI「ちぃ!」

バイソン「バカめ!今度はテメェが隙を見せてるぜ!」

 

ダッシュストレート。

アンディや八幡が使う残影拳程では無いにせよ、スピードを乗せたダッシュで餓狼八幡に迫るバイソン。

 

餓狼八幡「くっ!」

リュウ「フォローは任せろ!」

 

リュウはバイソンと餓狼八幡との間に入り、そのストレートを右腕で下から上へと動かしてガードする……というよりは上へと捌いてガード。

しかし、ウェイトの違いか、パンチを上へとそらした勢いで上体を反らしてしゃがみ込むリュウ。

 

バイソン「ガハハハ!俺のパンチをガードしきれると思ってるんじゃねぇ!」

リュウ「そんな事は百も承知だ!ガードをしきれないならば、捌いてしまえば良い!そして足元が甘い!」

 

しゃがみ込んだリュウはバイソンのストレートの硬直により足元お留守でバッドなガードを足払いで刈り取る。ゼロカウンター足払いによりバイソンは錐揉みしながら倒れ込む。

 

KUSANAGI「行くぜ!」

 

その足払いの隙を狙ったKUSANAGIがリュウに対してダッシュ。

琴月・陽。

草薙流古武術の突進技だ。目標に対して肉薄し、肘打ちから相手の首を持ち上げて炎を爆発させるのが一連のながれだが、その琴月・陽に対して……

 

餓狼八幡「残影拳!」

 

餓狼八幡がカットインし、琴月・陽の肘打ちを不知火流骨法の高速ダッシュ肘打ち、残影拳で琴月の肘打ちを相殺。

 

KUSANAGI「だったら……テメェが真っ赤に燃えろぉ!」

餓狼八幡「我倖弾(がこうだん)!」

 

速度重視で餓狼八幡は残影拳からの連続技、肩口を相手の腹部へとぶつける我倖弾でKUSANAGIの鳩尾に打撃。

しかし、KUSANAGIは踏みとどまり、無理矢理炎を爆発。

互いに吹き飛ぶ餓狼八幡とKUSANAGI。

間合いが広がる二組だったが………

 

DIO「仕切り直しなんてさせるか。ハーミット・ウェブ!」

 

リュウと餓狼八幡の股下からハーミット・アメジストを伸ばしていたDIOがバイソンとKUSANAGIを巻き付ける。

 

DIO「無駄無駄あ!もういっちよぉ!」

 

DIOが二人をリュウと餓狼八幡へと引き寄せる。

 

リュウ「ふ……真空……竜巻旋風脚!」

 

リュウが軽く飛び上がり、高速の旋風脚を放つ。

普通の竜巻旋風脚のように前方へと進まない代わりに足元にその名の通りの螺旋を描く真空の渦を発生させ、相手を逃さないように巻き込んで旋風脚を確実にヒットさせるスーパーコンボだ。

真空竜巻旋風脚に巻き込まれ、吹き飛ぶバイソン。

一方で餓狼八幡側は………

 

餓狼八幡「ボディーブロー!※1からの……スピード重視で………クイックバーン!」

 

どういう原理か2発ヒットするボディーブローから拳に気を纏わせ、KUSANAGIにアッパー、そして仰け反りがら空きになった鳩尾へ向けて打ち下ろし式のパンチを入れる。※2

 

餓狼八幡「その上で更に………オーバーシュート!」

 

掛け声こそ先程のトリプルゲイザーと同じだが、餓狼八幡は掛け声と同時に踏み込みタックル……パワーチャージをKUSANAGIに打ち込む。

ジャンピングニー……パワーダンクの膝蹴りで自身共々KUSANAGIを浮き上がらせる。癖なのか、ジャンピングニーキックはモーションがタイガーキックなのは愛嬌か?

 

リュウ「むっ!?あれではパワーダンクを外すぞ!」

 

パワーダンクという技はジャンピングで浮かしてから浮いた相手を空中で下に殴りつけ、地面へ叩きつける技だが、餓狼八幡が放ったパワーダンクのジャンプは普段の物よりも小さなジャンプだった。

これではリュウが言うとおり、その名の通りの叩き付けパンチを外してしまう。

だが、餓狼八幡はそれでも構わずにパワーダンクを敢行しようもする。

 

DIO「や、あれは……」

 

餓狼八幡は叩き付けパンチをそのまま地面に叩きつける。

 

餓狼八幡「ゲイザー!」

 

地面に叩きつけられた拳から、気の柱……パワーゲイザーが立上り、KUSANAGIにヒットする。

ハイアングルゲイザー。

パワーダンクの叩き付けパンチは外れた訳ではなく、このゲイザーを当てる為に敢えて外したのだ。※3

 

DIO「どうせタイガーキックで浮き上がらせたのなら、黄金の踵でワンポイントを入れるのも良かったんじゃあないか?」

餓狼八幡「トリプルゲイザーと同じでハイアングルゲイザーも初トライだったんだよ。アレンジしている余裕なんかない」

 

呑気に会話する二人の八幡。

しかし…。

 

リュウ「まだ終わってないぞ!八幡!DIO!」

 

リュウの警告にはっとなって振り向くと……

 

バイソン「ギガント………ブロー!」

 

物凄い気の螺旋を纏ったコークスクリューパンチを纏いながらバイソンがDIOに突進。※5

 

DIO「!?」

 

いつものように一寸の見切りで顔だけで回避した……と思っていたDIOは気の螺旋に巻き込まれ、バイソンの渾身のコークスクリューストレートをまともに食らう。

これまで余裕でのらりくらりと最小限の動きで回避していたDIOだが、実はそれほど余裕を持っていたわけではなかった。

近距離パワー型スタンド使いは動体視力が良い。

それは自分の目で見ていたのではなく、展開していなくてもその視力を無意識にスタンド越しで見ていたからである。

音速のスピードですらその目で捉える近距離パワー型スタンド使いだが、本体はその限りではない。

例え見えていたとしても、それを回避するには身体能力が必要だ。

DIOは波紋でその身体能力を無理矢理引き上げていたが、それでもこの世界の格闘家よりは身体能力が低いDIO。

必要最低限の動きで避けていたのではなく、ザ・ジェムストーンの動体視力で見えていたので、辛うじてギリギリで避けられていたのが実情だった。場合によってはさりげ無く時を止めながら。

今回もギリギリで避けたつもりでいたDIOだったが、気の螺旋までは避ける事が出来ず、正真正銘のクリーンヒットを受ける。

 

DIO「タコォォォオオオオス!」

 

吹き飛ばされ、袋小路の壁に叩きつけられるDIO。

しつこいようだが、波紋で強化していても、DIOほこの世界の格闘家達よりも身体能力が低い。

 

餓狼八幡「DIO!」

KUSANAGI「人の心配よりも自分の心配をしやがれ!これが……KUSANAGIの拳だ!」

餓狼八幡「!?」

 

KUSANAGIが闇払いの要領で足元に炎を展開させる。 

いや、炎というよりも巨大な火柱だ。

巨大な火柱に巻き込まれ、火達磨になる餓狼八幡。

 

KUSANAGI「無に還れぇぇぇ!」※7

 

そしてKUSANAGIは火柱の炎をその見に纏い、踏み込みフック、ボディーブロー、ジャンピング肘打ち、ジャンピングアッパーへと繋げる。

毒咬み→罪詠み→罰詠み→鬼焼きのコンボだ。

性質がわるいのは、KUSANAGIの纏った炎が分身となって餓狼八幡に叩き込まれている事により、さらなるダメージが蓄積されている点だ。

草薙流古武術最終決戦奥義「無式」三神技の壱

それを模したKUSANAGIのマックス2超必殺技、「零式(ゼロシキ)」をまともに受けた餓狼八幡が炎に包まれて錐揉み状態で飛ばされ、DIOに重なるようにしてダウン。

餓狼八幡は気を開放して体に纏わりつく炎を吹き飛ばしていたので燃え続けるダメージは抑えたものの、草薙流古武術の最終奥義を受けたことによるダメージは小さくない。

 

餓狼八幡「あつつつつ………良いのをもらっちまったな……」

DIO「おい……重い……どけ。いつまで人をクッションにしてやがる……」

 

既に再起不能寸前のDIOは、目を瞑り耳を塞ぎ、口をあんぐりと開けていた。

 

リュウ&餓狼八幡「??」

 

DIOの謎の行動に何かを感じた餓狼八幡は、同じようにする。

 

バイソン「何をしてるんだ?テメェは……」

DIO「バカめバイソン。これこそが万が一の場合の逃走経路だ。自分の足元に何か無いか?バイソン」

餓狼八幡「それって『この場所に見覚えがないか?』だろ…」

 

バイソン「??」

 

バイソンが足元に目を向けると、何かが足に絡まっていた。

 

バイソン「ピアノ線?」

 

ピアノ線の両端には何か♂みたいな形のワリピンが付けられており、更にその先には……壁に括り付けられていた手榴弾が……

 

バイソン「な、何ぃ!」

 

カッ!キィィィィィィン!

閃光と耳障りな音がバイソンを襲う。

スタングレネード。

踊る大捜査線ムービー2で活躍した音と光で敵を殺傷せずに無力化させる手榴弾の一種だ。

スタングレネードの光と音の衝撃をまともに受けたバイソンとKUSANAGIは、気絶こそしなかったものの、フラフラとしていた。格ゲーで言うところのピヨリ状態だ。

 

餓狼八幡「お前………なんて物を仕掛けてる……というか、いつの間に仕掛けてた?」

DIO「裏切ったフリをしているときにセッセと……な」 

餓狼八幡「これもお前の計算の内か?DIO」

DIO「そうよ!何から何までこの比企谷八幡の計算の内よぉ!」

DIO(本当は本気で逃走が必要な時の為に、自分が紐を足で引っ掛けてピンを抜くつもりだったんだがな……こう言っておけば少しはカッコが付くか?)

 

本当は逃げる時にピンを抜き、ベストな位置で何らかの足止めをする予定であり、バイソンとKUSANAGIがスタングレネードの餌食になったのは完全に偶然だった。

変に悪運が強い男である。

 

リュウ「トドメだ!真空………」

 

リュウはかめはめ波を放つように掌に青い気を溜める。

 

リュウ「波動拳!」※8

 

リュウから放たれた巨大な気の塊は、バイソンを直撃。

最大パワーで放たれた真空波動拳には、威力が更に高まるように灼熱波動拳が重ねられており、燃えながら吹き飛ぶ。

 

バイソン「ぬおおおおっ!」

 

バイソン(ボクシング)……再起不能(リタイア)

 

餓狼八幡「俺もトドメだ!爆裂ハリケーン!オラオラオラ!」※9

 

餓狼八幡が何度もアッパーカットを放つ。

そのアッパーが振るわれる度に小型の竜巻がKUSANAGIを襲う。

5発のハリケーンアッパーがKUSANAGIにヒット。

 

餓狼八幡「ジョーあんちゃん!使うぜ!オラオラァ!」

 

爆裂ハリケーンを追うように走り、KUSANAGIに肉薄した餓狼八幡はジョー版のオラオララッシュ、爆裂拳をスター・プラチナのように放つ。そこから間髪いれずに再び3発の爆裂ハリケーン。更に飛び膝蹴りで相手を蹴り上げるタイガーキックで浮き上がらせ、トドメに黄金の踵でKUSANAGIを叩き付ける。

爆裂ハリケーンタイガーカカト。※10

 

餓狼八幡「よっしゃぁぁ!」

KUSANAGI「後悔すんなよぉぉぉ!」

 

KUSANAGI(草薙流古武術)…再起不能(リタイア)

 

DIO「トリプルゲイザー、ハイアングルゲイザー、爆裂ハリケーンアッパー、爆裂ハリケーンタイガーカカト……今回のドンパチで強くなってるなぁ……」

 

本気で裏切らなくて良かったと思うDIO八幡であった。

 

 

一方で……

 

FANG「キエェェ!何故デスか!?何で毒手が効かないのデス!?」

N八幡『学習能力が無いのか?そんなチャチな毒なんて、俺には通用しない』

 

飛賊に輸血ができる男、鬼の比企谷八幡はFANGに向けてゆっくりと、ゆっくりと散歩するように手をポケットに突っ込み、その足をFANGに向ける。

長い腕をしなやかに振るってベチベチとN八幡当てるFANG。

しかし、打ち付けている方のFANGが押されている形だ。

一瞬は避け、皮膚から血が出るN八幡の体だが、すぐにその体は癒える。

鬼の回復力なのか、それとも改造された影響なのか……

 

N八幡『鞭ならば、怒部隊のウィップの方がよっぽど威力があるな』

 

キィィィィン!

遠くで不愉快な音が光と共に響く。

バイソンが引っ掛かったスタングレネードが炸裂した音だ。

 

N八幡『あいつ……メチャクチャだな。耳が敏感な陽乃さんや、目が敏感な一色がいたら後が大変だったぞ』

 

妖狐のN陽乃や目に特殊能力があるNいろはにスタングレネードは酷だろう。

 

N八幡『気をつけろよ?アイツと一体化した事がある俺だから分かるが、アイツはどこに罠を仕掛けているかわかったものじゃない。例えばだ………』

 

N八幡は先程DIOに手渡されたスイッチをカチッと押す。

すると、何かの小型看板のように立てられていた鉄の小箱がバッと開き、そこから無数の何かが発射される。

 

FANG「し、指向性散弾デスとぉぉぉ!」

 

指向性散弾。

対人地雷が国際法で禁止されて以降、対人地雷の代わりに開発された有人ブービートラップだ。

立て看板のように設置し、監視していた人間がスイッチを押すと、向けていた方向に無数のベアリング弾を発射させる。

踏ませて足元から爆発させる地雷と違うのは、その発動には必ず監視する人間がスイッチを押す必要があると言うことだ。

 

N八幡『安心しろ。1つ1つが土に還元されるサバゲー用のBB弾だ。アイツの事だからチタン製のベアリング弾でもおかしく無いが……』

FANG「イタ!イタ!イタタタタ!何なんデスかっ!この下らない罠は!」

 

本格的な罠であるものの、その威力は子供じみており、致命傷にはならないものの、本来の足止めやら一瞬の隙を作り出すのには効果覿面だった。

 

天の声「スタングレネード、BB弾も非常に危険です。決して真似をしないようにして下さい」

N八幡『いやいや、スタングレネードも指向性散弾も一般人には普通に手に入らんだろ』メメタァ!

 

天の声に反応するな。

 

N八幡『とひかく、アイツは人をおちょくるのが3度の飯より好きな人間だからな。俺もかなり苦労した。さて、ご覧の様にこの狭い路地の至る所に罠を仕掛けて行ったようだ。子供じみた非殺傷兵器だが、効果は敵面だ………足止めには充分だからなぁ!』

 

N八幡はハイキックをFANGに見舞わせ、FANGをダウンさせる。

 

FANG「く………アナタとDIOは油断がならないみたいデスねぇ?」

N八幡『俺もアイツも、格闘家じゃなく、暗殺者だからな』 

 

ノスフェラトゥは妖怪などの人外を保護する表の活動と、暴走した人外や人外の力を利用する存在と戦う裏の活動が存在する。

そのノスフェラトゥにN八幡は裏の活動をするチームとして主に千葉の任務を担っている班のリーダーだ。

存在は承一郎と似ているが、組織としてはアーシスに近い。

もっとも、アーシス程に好き勝手に動いてはいないが。※12

 

N八幡『逃げるなら、早めにした方が良いぞ?俺に鞭打を打ち付けている間、お前は多少なりとも俺の血を浴びた筈だ。俺の血の毒は強烈。俺や飛賊と違い、お前の毒は作られた毒。少しは毒に耐性があるとしても、決して体内に毒素がある訳じゃ無いだろう?お前のお仲間達もどうやら終わったみたいだしなぁ』

FANG「そ、そういう訳にもいかないんデスよぉ」

N八幡『敬愛するベガへの言い訳の口実ならば、手助けしてやるよ』

 

腕をクロスさせるN八幡。

体から妖力を放出させる。本来ならば、このような力は無いが、この世界に来て何かコツを掴んだようだ。

理屈で考えるよりも、どちらかと言えば脳筋なN八幡。その辺は感覚派なのだろう。

 

N八幡『確か……』

N八幡「コォォォ………」

 

N八幡は波紋の呼吸を練る。

流石に呼吸から発せられる音は自前の音らしい。

バチバチと体から気に似た波紋のオーラが放出される。

その波紋のエネルギーを媒介にし、この世界の気の概念と妖力をミックスさせ……

 

N八幡『弥七と呼ばれている一色や、餓狼世界の川崎が何度かやっていたからな……形だけならばやれるさ……波紋疾走の(オーバードライブ)!覇王!翔吼拳!』

 

妖力、気、波紋をミックスさせた似て非なる飛び道具、疑似覇王翔吼拳でFANGと気絶しているセスを吹き飛ばす。

 

FANG「お、覚えておくんデスよぉぉぉぉぉ!」

 

FANG(毒手)……再起不能(リタイア)

 

N八幡『俺には覇王翔吼拳のような必殺技らしい必殺技は無いからな。技を借りたぞ…川崎。波紋に餓狼世界の技に俺の妖力…実に今の俺の状況を体現した技じゃないか。弥七の一色にも感謝をしよう。もしかしたら承一郎や忍さん辺りも使えるかも知れん……アイツは何か俺と通ずる所があるからな。もっとも……スタンドと同じでこの世界から去ったら使えなくなるかも知れないが……』

 

 

 

N八幡『こっちも終わったぞ』

 

気絶したFANGとセスを放り捨て、バイソンとKUSANAGIに重ねるN八幡。

 

リュウ「見ていた。見よう見まねで覇王翔吼拳とはな。まるでユリ・サカザキやさくら君を見ているようだった。いつかは君達と戦いたい」

餓狼八幡「や、光栄ですけど俺は自分の世界のリュウさんと一度戦っていますし。やるとしてもこんな野試合ではなく、KOSFの舞台でやりましょう」

N八幡『やめておいた方が良いでしょう。俺もDIOも、裏の人間です。あなたの殺意の波動を呼び起こすキッカケになりかねませんよ』

DIO「俺も御免だな。別に戦わなくて良い存在と戦う理由がない。目的はあくまで地獄門の始末だ」

 

N八幡とDIO八幡は格闘家ではない。どちらも必要ならば戦うエージェントだ。戦わなくて良いならそれに越したことはない。

 

リュウ「残念だ……そしてノスフェラトゥ。俺は決して大会を棄権するつもりはない。強い奴が集まる大会ならば、俺はどこにでも行く。真の格闘家になるために」

DIO「実際、メーカーの枠を超えてどこにでも現れてるもんな……あんた」メメタァ!※13

餓狼八幡「止めろ……今更だがそこには触れるな」

N八幡『ミュータントやらマー○ルヒーローズ、テッ○マンまで現れたらどうする。対処出来んわ!』

DIO「鉄○やらバー○ャならワンチャンなくね?」

リュウ「うむ。実際に戦ったし、共闘もしたな。森羅ならばともかく、何故アイツらが出てこないのか……」メメタァ!

餓狼八幡「おいやめろ。既にカプコンとSNKの枠組みを超えてるぞ。既に数名が外れているが」メメタァ!

 

リュウはズタ袋を背負い上げ、3人の八幡に背を向ける。

 

リュウ「俺は君達と拳を交えることを待っている。それまでは決して負けるな。特に……」

 

リュウは餓狼八幡を優しく見つめる。

 

リュウ「君はこの大会でどんどん成長している。次に会うときが楽しみだ。出来ればこの大会で拳を交えたい」

 

リュウはそう言うと、今度こそ振り返らずに歩いて行った。

 

DIO「やべぇ……流石の俺も何故かリュウさんには茶々を入れられない……過去のシリーズを見ていくと、決してギャグと無縁という訳じゃあ無いのにな……」

餓狼八幡「え?初対面でアンディ兄ちゃんや大門先生を弄り倒したお前が?多分、相棒のケンさんなら弄り倒すだろ?」

N八幡『空条先生やら空条博士も弄り倒すお前が意外だな……』

餓狼八幡「マジで?承太郎さんやら徐倫さんを弄るとか俺には無理だぞ!絶対に!」

 

DIOがダニエル・ダービーやプッチにはある種の敬意を持っていたように、DIO八幡もリュウに対しては何らかの敬意を持ったのだろう。※14

 

N八幡『で、こいつ等はどうする?縛り上げて空条博士の所にでも連れて行くか?それとも弥七や陽乃さんの所にでも突きだすか?』

DIO「うーん。こいつ等、シャドルー幹部と言ってもなぁ…シャドルーやハワードコネクションって龍玉の世界で言うところの『フ○ーザ軍』みたいなもので、結局ベガやギースのワンマン組織なんだよなぁ……計画の何かを担っているみたいなポジションにでもいるならば、いっそ利用価値があるんだろうが……」

餓狼八幡「中途半端に裏切りを止めたのはそれか……」

N八幡『単純に戦闘力だけで四天王とかという幹部に就いている辺り、本当に○リーザ軍みたいなモノなのだな……』

 

バイソンなど、特にドド○アみたいなモノだろう。

 

DIO「まぁ、放っておこう。なんやらパトカーとか動いているみたいだし、逃げた方が良くね?」

 

先程のスタングレネードやらKUSANAGIの零式の火柱等が辺りで騒ぎになっており、長居も出来ないようだ。

実際、この場に接近して来ているのは警察だけでは無い。

同時刻に承一郎&忍とのドンパチから撤退した山崎竜二とビリー・カーンも向かっていたりする。

実質的に再起不能状態に近い人間が二人もいる中で、さしものN八幡も二人を庇いながら山崎とビリーを相手にドンパチする余力は無い。

 

DIO「という訳で、ここは1つ……ジョースター家伝統の…」

 

八幡✕3「逃げるんだよォォォー!」

 

シュゴオォォと逃げる3人の八幡。

だが………

 

N八幡(何を考えている?情報源のシャドルー四天王を捕獲せずに放置するなんて……やっぱりコイツは信用できん)

 

餓狼八幡「ところでDIO。何でザ・ジェムストーンを隠してるんだ?スタンドを見せないのは信頼していない証ってヤツか?」

 

走りながら餓狼八幡はDIOに尋ねる。

 

DIO「ああ、それか。そう言う意図も無いわけじゃあ無いが、実際のところ、ザ・ジェムストーンよりもハーミット・アメジストの方が利便性が高い事に気がついたんだよ。力押しって今回は余り頼りにならないからな」

 

過去に承太郎が言った言葉を思い出す。

スター・プラチナは不器用な自分を表していると。

小細工をメインにして立ち回っている今回のDIOのやり方は、どちらかと言えばハーミット・アメジストの方が何かと都合が良いようである。

手の内を隠していると言うよりは、あまり力押しを重視していないと言うのが本値のようだ。

全てを語っているとはとても思えないが………

 

カッ!

 

現場から遠ざかった背後でスタングレネードの閃光が光ったような気がした。

 

DIO(ん?山崎かビリーが引っ掛かったのか?案外間抜けだな?)

 

罠を放置した事を棚に上げ、DIOはそれでも知らんぷりして走り去る。それがとある厄介な人間に目を付けられる原因となっているとは知らずに………

 

 

 

現場

 

春麗「遅かったわ……結局、何も見つからなかったわね」

マリー「草薙の無式みたいな炎が上がったのは見えたわ。ここで草薙の関係者が何かをやっていたのは事実よ」

 

女性格闘家チームのメンバー、ICPO刑事の春麗と、彼女に協力するフリーエージェントのブルー・マリー…本名マリー・ライアンが八幡ズがドンパチしていた現場に到着していた。

しかし、そこは既にシャドルーの下っ端隊員達がバイソン達を回収しており、もぬけの殻になっている。一足遅かったのだ。

ギースの息がかかっているサウスタウンの警察は、春麗達に非協力的だった為、初動が遅れた事も現場に到着するのが遅れた理由の1つだろう。

 

春麗「追っても無駄みたいね……一応調査はするけれど……」

マリー「そうね。小さな痕跡でも、見つければ手掛かりになるわ」

 

春麗とマリーが慎重深く足を踏み入れる。だが……

ピンッ!

 

マリー「え?ピアノ線?」

春麗「わ、罠っ!?」

 

カッ!キィィィィィン!

スタングレネードが炸裂。

シャドルー工作員も罠の無力化までする余裕が無かったのか、DIOの罠をそのままに、四天王達を回収するだけで手が一杯だったようだ。

 

春麗「くっ!目が……」

マリー「誰?スタングレネードなんて仕掛けるバカは……」

 

春麗もマリーも咄嗟に伏せはしたものの、スタングレネードの光と音で気絶こそしなかったが、バイソン達と同様にピヨリ状態で倒れていた。

 

春麗「誰の仕業かわからないけど、絶対に許さないわ……」

マリー「そうね……悪質過ぎるもの……こんな危ない物を仕掛けるなんて……」

 

春麗(中国拳法)…スタングレネードの被害に遭う

ブルー・マリー(コマンドサンボ)…スタングレネードに巻き込まれる

DIO(ザ・ジェムストーン)…無駄に春麗とブルー・マリーから恨みを買う

 

 

宇宙・月面近海

 

地獄門の影響か、はるか未来の世界からスーパーロボットと思わしき黒い巨大ロボットが地球を目指していた。

宇宙の支配を企む暗黒帝王、ゴルディバス。

共転移してきたのか、ゴルディバスに抵抗するディクセンと呼ばれる某機動戦士を彷彿させるリアルロボット。

 

ナカト「イエールは戦いをするような人じゃなかった!彼女を戦いに巻き込んだのは貴様だ!ゴルディバス!」

ゴルディバス「戯言を……」

 

ディクセンのパイロット、ナカトはピチュンピチュンとビームライフルのような物で交戦しながら叫ぶ。

が、虚しいかな。そのビームが効いているようには見えない。

 

「どこかで聞いたことがあるのう?」

「どっちにしてもイレギュラーよね?未来のロックマンの親組織、イレギュラーハンターやストライダーは何しているのかしら?」

 

ディクセンとゴルディバスの間に女性が割り込む。生身で……

 

ナカト「そこの人達!早く逃げるんだ!というか、何で宇宙空間に生身の人がいる!」

「はいはーい。危ないからディクセンは下がりなさーい」

 

女性の片方は赤い槍…スタンロン○ヌスの槍を大きく振りかぶり……

 

「アリーデ・ヴェルチ!ゴルディバス!」

 

投げ放つ。

槍はどんどん巨大化してゴルディバスの強固な装甲に突き刺さり………月面に向けて落下していった。

 

ゴルディバス「こんなもの……こんなもの……グギャアアア!」

 

ゴルディバスが月面に墜落すると同時に槍は災害級の衝撃を発生。何故か月面にある施設を巻き込んでゴルディバスは消滅する。

月面のクレーターがまた1つ、生まれた瞬間だった。

 

ナカト「(絶句)」

「ハイハーイ♪ディクセンは未来に帰りなさい。さよならバイバイアディオース♪」

 

女性は空間を開き、デコピンでディクセンを吹き飛ばす。

衝撃でディクセンの頭がもげたが、コクピットには影響は無いだろう。

 

ナカト「まだだ!たかがメインカメラがやられたくらいで!」

 

衝撃が収まった後、体勢を立て直したディクセン。

しかし、そこには先程の女性の姿も、地形が変わった月も無く、あるのはゴルディバス軍の残党と戦闘する友軍の姿だった。

 

「ディクセン!応答して下さい!ナカト少尉!」

未来ジュンペイ「ナカト!応答しろ!ナカト!」

 

自軍のオペレーターと、キカイオーのパイロット、轟ジュンペイの声がコクピットに届く。

ボロボロのディクセンを操縦して、ナカトは仲間の所へ行く。

キカイオー、ディクセン2号機、パルシオン、ディアナ17、ポロン、ツインザムV、ワイズダック、ラファーガ、サイバー・ウー……ディクセンを迎えるどの機体もボロボロだった。

 

ナカト「僕には帰れる所があるんだ……こんなに嬉しい事はない!わかってくれるよね……イエールにはいつでも会いにいけるんだから………」

 

○○世紀○○年。

地球統一軍SHOT軍とゴルディバス軍の長き戦いに終止符が打たれた。

その影には謎の並行世界と、どこかの世界からやってきたMs.OFUKUROの存在があった事など誰も知らない。

当事者のナカト少尉も、何があったのかはわからない……

 

 

 

月面

旧ネスツ工房

ゴルディバスの消滅の影には、もう一つの悲劇があった。

旧ネスツが裏の拠点として建造していた月面研究所だ。

ここは草薙京の最後のクローン、ネームレスが誕生した場所だ。

そして、この男は何故かこんな所にいた。

 

K9999(ケー・フォーナイン)

K’のライバルとして生み出された草薙京の9999番目のクローン。それが彼だった。

しかし、そのK9999。とある事情によってその存在は産みの親であるSNKプレイモアからも無かったことにされてしまう。

何故ならばその容姿、格好、声、技の何もかもが「AK○RA」そのものだったからだ。

当然、「AKI○A」の原作から訴訟を起こされたSNK。

その結果、SNKプレイモアはK9999の存在を無かったことにし、ネスツ編のキャラクターが集合するKOF2002UMにもネームレスという少し面影がある別キャラクターに差し替えられるという扱いに。

 

K9999「俺は諦めないぞ……何をやってでも地球に帰ってやるんだ……そしてネームレスから俺の存在意義を取り戻す!」

 

グシグシと泣くK9999。

壊れかけの宇宙船を直し、返り咲く事を夢見る彼。

しかし、そんな彼にさらなる悲劇が襲う。

 

K9999「ん?何だ?」

 

巨大なGを彷彿させるフォルムの何かが赤い槍に貫かれ、空から降ってくる。

 

K9999「そ、空が落ちてくる!光が……広がっていくぅぅ!」

 

ムーンインパクトが発生し、K9999は光に巻き込まれる。

 

K9999「畜生!痛えじゃねぇかよぉぉぉ!二次創作でもこんな扱いかよぉぉぉ!」

 

K9999(公式から抹消された草薙京9999番目のクローン)…神々の世界(現実世界)の大人の事情により死亡。君は本当に泣いていい。現実とはそう言うものだから!

 

K9999「ボインゴネタでお茶を濁すんじゃねぇ!」

 

K9999の魂は、導かれし小道に飛んでいく重ちーのように、月面渓谷の先へと飛んで行った。

 

 

 

貂蝉「ちょっと可哀想じゃなぁい?白良ちゃぁん」

 

ネスツの首領、イグニスと同じ声の主、真空管ハゲこと貂蝉がMs.OFUKUROに声をかける。

 

Ms.OFUKURO「仕方が無かったのよ。大人の事情には、誰も勝てないの…彼はこうなる運命だったのよ…」

 

ある意味ではこの結果はMs.OFUKUROの慈悲だったのかも知れない。

何故ならK9999の事を覚えているのは誰もいないのだから。

そんな現実を知る前に彼は消えたのだから……※15

 

Ms.OFUKURO「弥七ちゃんとノスフェラトゥの世界のプッチと共に覚えておくわよ。K9999ちゃん」

 

←To be continued




※1
テリーの立ち近距離強パンチのボディーブロー
何故か2ヒットするボディーブロー。通常技でのテリーの代名詞と言える技で、2ヒットする関係から余裕をもってコンボに繋げる必殺技へのコマンドを入力する事が可能。大抵の必殺技がこのボディーブローから繋がる。
大抵のシリーズではパワーゲイザーを放つのが定石。
スマブラでも猛威を振るい、ジャブ2発からボディーブローでキャンセルをかければ大抵の技が決まる。

※2
クイックバーン
KOF2002UMでテリーが使う必殺技。
両手にバーンナックルのような気を纏わせ、ボディーブローをし、一歩踏み込んで反対側の手でダウンブローを落とす。
コマンドは昇龍拳コマンド。
単発で打てば2発目のダウンブローはしゃがみガード不能でキャンセルをかける事も出来る。

※3
ハイアングルゲイザー
KOF97で初登場したテリーの追加超必殺技……をPS版リアルバウト餓狼伝説スペシャルの隠しマックス版超必殺技に逆輸入
されたもの。
KOFシリーズのハイアングルゲイザーは低い姿勢からのショルダータックル(パワーチャージとは逆向きのタックル)→ジャンピングアッパー→弱めのパワーゲイザーへと繋げる技だが、リアルバウト餓狼伝説スペシャルのハイアングルゲイザーはパワーチャージ→パワーダンクの膝蹴り→パワーゲイザーのコンボに変更されている。
一撃目のタックルがパワーチャージなのはショルダータックルのモーションがリアルバウトスペシャルにないからパワーチャージで代用したとネオジオフリークの開発インタビューで書かれていた。
最後のパワーゲイザーはマックス版超必殺技(餓狼伝説シリーズでは潜在能力必殺技)故か、普通のパワーゲイザーと同等の威力だった。
今回の餓狼八幡が放ったのはリアルバウト式である。

※6
ギガントブロー
カプコンVSSNKシリーズで使用したマックス版専用のバイソンのスーパーコンボ。
渾身のダッシュコークスクリューストレートに巻き込まれれば体力の半分を削られる。
身体能力が低いDIO八幡が受ければKO寸前の瀕死状態になること受け合いなしである。

※7
これが……草薙の拳だ!
この言葉を放つのは97の草薙京本人が無式を放つ時だけであり、KUSANAGIが零式を放つ時は無言で、フィニッシュの「無に還れぇぇぇ!」だけである。
逆に京は無式のフィニッシュでは言葉を発さない。

※8
真空波動拳と灼熱波動拳
テリーの代表的な超必殺技がパワーゲイザーであるように、リュウの代表的なスーパーコンボは真空波動拳。
多段ヒットする一回り大きい波動拳。
マックス版と言えるレベル3で直撃すると相手は炎に包まれる。
また、灼熱波動拳だが、ストリートファイター2時代は無印〜TURBOまではバグで稀に青い波動拳が赤い波動拳になることがあったが、それをネタにしたのがスーパーストリートファイター2で意図的に通常の波動拳とは打ち分けができる「ファイヤー波動拳」の誕生。後にファイヤー波動拳が改名されて灼熱波動拳に。
リュウも昔はどちらも「波動拳!」と言っていたが、ストリートファイター4で「灼熱!」と呼び分けしていた。

※9
爆裂ハリケーン
ジョーが使う強化されたハリケーンアッパー。
爆裂ハリケーンという名前であるが、作品ごとに性能が違う。
餓狼伝説3、リアルバウト餓狼伝説では溜めてから太いハリケーンアッパーを発射。パワーゲイザーのようにスウェーラインに逃げている相手キャラクターにもヒットする。
リアルバウト餓狼伝説スペシャル〜リアルバウト餓狼伝説2では連続でコマンドを入力することによって最大5発まで爆裂ハリケーンを発射。
KOFシリーズでは96〜2002まで強パンチで打つと、一回のコマンドで2連続でハリケーンアッパーを発射。慣れないと対処が難しい技に。
今回餓狼八幡が使った爆裂ハリケーンはリアルバウトスペシャルの5連発バージョンで放った。
スクリューアッパー、スライドスクリュー、ダブルサイクロンは現段階では使えない模様。

※10
爆裂ハリケーンタイガーカカト
KOF97で追加された超必殺技。
爆裂拳→爆裂ハリケーン→タイガーキック→黄金のカカトでフィニッシュする乱舞技。
同じ超必殺技であるスクリューアッパーはまだ使えないが、必殺技の組み合わせによる乱舞技なら使えるだろうと見越し、今回は使用させてみた。
なお、爆裂ハリケーンタイガーカカトもハイアングルゲイザー同様にPS版の隠し潜在能力としてリアルバウト餓狼伝説スペシャルに逆輸入された。

※12
ノスフェラトゥ日本支部
統括しているのは九尾の末裔、雪ノ下家。
ノスフェラトゥの活動の後継者が陽乃であり、雪乃は雪ノ下建設を継いで資金面で支援するとの事。
N八幡の恋人は雪ノ下雪乃。

※13
どこにでも顔を出すリュウ
現段階でリュウが関わったシリーズ
タツノコプロ…タツノコヒーローズVSカプコン
マーブル社…MARVELVSカプコン
鉄拳シリーズ…鉄拳Xストリートファイター、大乱闘スマッシュブラザーズ
SNK(特にテリー)…カプコンVSSNKシリーズ
テイルズシリーズ、ワルキューレシリーズ等のナムコ作品…ナムコXカプコン、PROJECTXZONE
スーパーロボット大戦シリーズ(ハーケン・ブロウニング、ゼンガー・ゾンボルト、ゲシュペンスト)…PROJECTXZONE
バーチャファイター、さくら大戦、シャイニングシリーズ等セガ作品…PROJECTXZONE&大乱闘スマッシュブラザーズ
マリオ、カービィ、ゼルダ、ドンキーコング等の任天堂作品…大乱闘スマッシュブラザーズ
ドラゴンクエスト…大乱闘スマッシュブラザーズ
ファイナルファンタジー…大乱闘スマッシュブラザーズ
メタルギア…大乱闘スマッシュブラザーズ

………これだけ戦ってもまだ足りないか……リュウ。
その他のキャラクター
スカロマニア…SNKヒロインズ
豪鬼…XーMEN、鉄拳

そして所々で他社参戦しているSNK

テリー…大乱闘スマッシュブラザーズ(任天堂)
八神庵…ミリオンアーサーシリーズ(スクエニ)
不知火舞…デッド・オア・アライブシリーズ
覇王丸…ソウルキャリバーシリーズ
ギース・ハワード…鉄拳シリーズ

探せばナコルル、リョウ、京も何かしらの作品に出ているかも?

※14
ポケットファイター
あの豪鬼ですら「遠山の金さんネタ」や「水泳選手」のようなコスプレをしたギャグが前提のポケットファイターにおいて、唯一コスプレに走らなかったのがリュウ。
流石にエンディングまではその宿命に逆らえず、タバサに騙され後述のハウザーに襲われ、「ヤバいかも知れない……」と汗をかいていたが、リュウは最後までポケットファイターの世界でもブレなかった。
ナムクロシリーズでもシャオムウ、モリガン等等、隙あらば弄ろうとする中で、最後までブレなかったリュウ。もっとも、天然ボケでコンビを組むケンがツッコミを入れまくっていたが。
DIO八幡如きではリュウを弄り倒す事は無理なのかも知れない。強烈なツッコミを入れてくる白良や真空管ハゲに対してですら弄るDIOでも……

※15
K9999
ケーフォーナインと読む、公式から抹消されたキャラクター。
抹消された理由については本文の通り。
往年のKOFファンである本城ですら、気を抜くと忘れてしまうキャラクター。
K9999というキャラクターに合掌……。
ち、力が…勝手に…うわぁぁぁ!

おまけ…カプコンVSSNKシリーズからKOSFに不参戦しているキャラクター

カプエスシリーズ
バイス(KOF)…前夜で忍にやられたバイス。実はKOSF本編では唯一、リストラされたカプエス1の参戦キャラクター。
藤堂竜白(龍虎の拳)…娘の藤堂香澄は出ているが、父親はリストラ。背景で香澄を応援していて下さい。
高野響(月華の剣士)…闇堕ちしないのに、主人公の楓を差し置いて、何故このキャラクターが登場したのやら。
ゴッドルガール(カプエスオリジナル)…オメガが登場してるから。
神豪鬼(カプエスオリジナル)…真豪鬼が登場してるから。
イーゲル(ストリートファイター)…ホントに何でこのキャラが参戦したの?
マキ(ファイナルファイト)…何故ガイを差し置いて参戦したのやら…舞のライバルとして?

SVCカオスより
牙神幻十郎(サムライスピリッツ)…キャラクターとして庵と被るから。
色(サムライスピリッツ)…レオナと被る為
マーズピープル(メタルスラッグ)…白良さんにシバかれていましたね。
アースクエイク…コイツを出すくらいなら他のを出しています
ヒューゴ(ストリートファイター3)…ザンギエフ、アレックス、サンダーホーク、ライデン、大門五郎、エドモンド本田、乾いた大地の社と大型投げキャラは多いのです。
ロックマンX…ロックマン自体が既に登場してますから。
レッドアリーマー(魔界村)…魔界チームで使おうと思ったのだが、バンパイアのドーマ家と魔界村は仲が悪いようで…
Mr.karate…タクマ・サカザキ本人が参戦しているので。

カプコンファイティングジャムより
アナカリス(バンパイア)…存在自体を忘れていた
ハウザー(ウォーザード)…どうやってもストーリーに出せない
ムクロ(ウォーザード)…他の忍者キャラと整合が取れなかった
レオ(ウォーザード)…貴族チームでワンチャンあったかも?
ユリアン(ストリートファイター3)…チームメイトが思いつかず
パイロン(バンパイア)…コイツは出しちゃダメでしょ。白良さんに処理して貰う予定

ネオジオバトルコロシアム
ユウキ(オリジナル)…そもそもこのキャラを覚えている人がいるのだろうか?
アイ(オリジナル)…そもそも(以下略)
リー・パイロン…老師チームでタン・フー・ルーとどちらを出すか悩みました。
グッドマン(オリジナル)…組織のWARZの名前自体はネスツ同様に出ています
Mr.BIG(龍虎の拳)…ギース、ルガールに比べると…
2代目Mr.KARAE(武力ONE)…リョウ・サカザキとして登場しています
ミズチ…オリジナルのオロチだって登場していないので
アスラ(サムライスピリッツ)…3Dサムライストーリーは今回は無関係の方向で
御名方守矢…楓の義兄。出せないこともなかったが、チームメイトが考え付かなかった。
鷲塚慶一郎…新選組キャラ。このキャラクターを忘れていた。
獅子王…未来からキャラクターを出すのはちょっと…
ハンゾウ(ワールドヒーローズ)…コイツを出すくらいならサムスピの服部半蔵を出します。
フウマ(ワールドヒーローズ)…コイツを出すくらいならサムスピのガルフォードを出します
マッドマン(ワールドヒーローズ)…変態枠でワンチャンあったかも?
NEO・DIO(ワールドヒーローズ)…元ネタはお察し。DIO八幡の前に出すかも?
マルコ・ロッシ(メタルスラッグ)…怒チーム関連で出せたかも?まぁ、コイツを出すくらいならフィオを出しているが。


それでは次回もよろしくお願いします。

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