Side 即席オロチバスターズ
庵「すぐ楽にしてやる」
京「いい加減、テメェの顔は見飽きたんだよ。八神!行くぜ!」
山崎「この雑魚が……」
承一郎「見せてやるよ。雑魚かどうかをな!」
ビリー「ヘイヘイヘーイ!」
忍「三節棍ごときであちしをどうこうできるとは思わないことね」
BGM…(お好きなBGMをどうぞ)
ロンドンマーチ
(リアルバウト餓狼伝説スペシャル KOF97 ビリーのテーマ)
(リアルバウト餓狼伝説スペシャル KOF97 山崎竜二のテーマ)
嵐のサキソフォン COOLJAM
(KOF97 八神庵のテーマ)
ESAKA FOREVER
(KOF97 草薙京のテーマ)※1
忍と承一郎は山崎、庵、京の動向を横目で確認しながらビリーと対峙する。
完全に信用できるのは互いだけ。
オロチの件で共闘すべき味方であるはずの三種の神器の二人ですらまるで信用できない。
始めから敵対ムードの八神庵は言うに及ばず、庵に比べたら比較的まともであるはずの草薙京すらもこちらを信用していない。
何より厄介なのは………
忍&承一郎(完全に乱戦だって事だよな……)
一応はマッチングしているのだが、敵の方はそんな事はお構いなしだ。
ビリー「ヒャハァ!」
三節棍を忍に伸ばして攻撃してくるビリー。
それを上体反らして回避するものの、次の瞬間に背後から……
山崎「シャア!」
ズームパンチも顔負けな腕を伸ばしてくる攻撃、「蛇使い」を放ってくる山崎。
何とか反応して蛇使いを顔の動きだけで避けるも、チッ!と蛇使いが頬を掠る。
忍「ちょっ!背後から卑怯でしょ!」
山崎「知ったこっちゃねぇなぁ!」
山崎がいつの間に取り出した刃物、
承一郎「やらせるか!クリスタル・ボーン!」
クリスタル・ボーンで作った骨の刀で匕首を受けて忍をフォローする承一郎。
忍「助かったわ!承一郎ちゃん!…と、言いたいところだけど、キチンと山崎を抑え込んでよ。危ないじゃない!」
承一郎「開幕一番で八神から炎を浴びせられかけたんで」
承一郎も山崎を放置しようとした訳ではない。
開幕一番で庵が「どうしたぁ!」と、地を這う蒼い炎を京に向けて発射。
京はそれを側転で回避したのだが、その炎の流れ弾が承一郎へと真っ直ぐに向かった。それを咄嗟に避けたことにより、山崎への対応が遅れる事になってしまったのだ。
承一郎「おいっ!草薙!八神の炎を対処してからにしろ!危ないじゃあないか!」
京「八神のヘナチョコ闇祓いくれぇ、自分で対処しやがれ!」
忍「目上の態度がなってないわねぇ!親の顔を見てみたいわ!」
草薙京という男は従兄の草薙蒼司以外、敬語らしい敬語を使わない。
承一郎「忍さん!ビリーは!?」
忍「!?」
忍が一瞬、目を放した隙に、既にビリーはその場にはいなかった。
ビリー「キルユー!」
真上から降ってきたビリーが三節棍をバトンのように回転させて山崎、庵ごと三人を吹き飛ばす。
強襲飛翔棍。
棒高跳びの要領で高く飛び上がり、相手の真上から文字通り強襲する技だ。
庵「小賢しい!よっぽど地面に転がされたいようだな!ゴオオオオオ!死ねぇ!」
庵はビリーに対して肩から体当たりをし、顔面を掴んで地面に叩きつけ、蒼い炎を爆発させる。
庵の突進技の中でも強力な技だ。
京「ちぃっ!」
ビリーに琴月を決めている間に体勢を立て直した庵の隙を突き、京は庵に向けてダッシュし、肘打ちを決める。
そしてそのまま庵の首を持ち上げ……
京「燃えろぉぉぉ!」
赤い炎を爆発させる。
弐百拾弐式・
琴月の草薙流版の技だ。
庵「小癪な真似を……」
京「よそ見してる方が悪いんだろう?ボディーががら空きだぜ!」
炎を纏った下段突き……外式《げしき》・
山崎「隙だらけだぜ!ヒャぁっハッハッハッハッ!」
京「ぐわっ!」
庵に集中していた京に対して足を振り上げ、砂を巻き上げる。
「砂かけ」。※3
名前の通りの必殺技が、京の目に入る。
京「くっ………」
山崎「しゃらくせぇ!」
山崎はポケットの中に突っ込んでいた左腕を抜き、飛び込んで京へと飛び掛かる。
山崎の超必殺技、ギロチンだ。
その腕に頭を掴まれれば、頭を地面に擦り付けられながら20メートルほど山崎の体重ごと引きずられ、それが終わったと思ったら10発ほど腹をストンピング。トドメに2メートルほど飛び上がる程のキックを顎に受けて蹴り上げられる。
少なくとも普通の人間が受ければ絶命してもおかしくない攻撃の技だ。
忍「させないわよ!チェェェンジ!ラルフ・ジョーンズ!ラルフキック!」
あわや山崎の腕が京を掴まんとしたその時、怒部隊のラルフ大佐に変身した忍は、スピンをかけたドロップキックを山崎にぶつけた。
数々の修羅場を潜り抜けて来た忍の力をもってしても、世界の特性による力の差を埋める事は不可能だった。
そうなると頼りになるのが変身能力となるわけなのだが、忍の変身能力にもスタンド能力のように制限がある。
忍が変身できる条件は、変身できる対象に一度は必ず触れなければならないこと。
だが、この世界に来てからと言うものの、触れたことがある人間は殆どがオロチ一族。オロチの力と血は、特殊能力があると言っても一般人の忍には危険な能力だった。
綾瀬絢人との戦いでもそうであったように、精神が蝕まれる。ましてやオロチの力はレオナが引き起こした『血の暴走』の危険性があるからだ。
オロチ一族以外に変身が可能なこの世界の人間は、ラルフ、クラーク、ウィップ、ビリー以外にいなかった。
苦渋の選択でラルフに変身した忍は、すぐさま東方仗助に変身。
クレイジー・ダイヤモンドで京を治す。
仗助「大丈夫?京ちゃん」
京「あ、ああ……助かったぜ」
承一郎「何故だろう。オネェな仗助さんに慣れてきてしまった自分に物悲しさを感じてしまうのは……」
京「しかし、変身とはよ。つくづくおかしな連中だぜ」
仗助「触った事がある人間だけという制限があるけど。オロチ一族に変身するのは真っ平ごめんだっただけよ」
京「それに変身しなくて正解だったぜ。迂闊に変身したら、そこにいるバカのように自分を失う可能性があったからよ」
京は金環日食のジャケットに付いた埃をパンパンと払いながら、庵を睨む。※4
忍ラルフ「昨日、レオナちゃんに散々味合わされたわ」
京「………その声でオカマ口調はキツイな……」※5
忍ラルフ「男言葉も出来なくはないけど、公の場だけよ」
京「へ、そうかよ」
自身を助けてくれた事により、多少は信用したのか京は忍と背を預け、再び庵と対峙する。
京「食らえぇぇ!」庵「どうしたぁ!」
互いに赤と青の炎を……百八式・闇祓いを疾走らせる。
2つの炎はぶつかり合い、相殺される。
忍「京ちゃんに触れたわ!変身よ!」
忍は右手を頬に当て、草薙京に変身する。
オロチには三種の神器というつもりだろう。
京忍「食らいなさい!」
京に倣い、忍も闇祓いを山崎に向け、放つ。
しかし、山崎はそれをニヤリと笑って闇祓いを掴む。
山崎「ほうれっ!返すぜ!」
闇祓いを山崎は吸収し、気の塊に変えて忍に投げ返す。
倍返し。
変則的な飛び道具返しだ。
京忍「なっ!」
直撃を避ける為、忍は側転して倍返しを回避する。
ビリー「隙だらけだぜ!グルルルルルル!ファイヤー!」
忍の隙をついてすっかり忘れ去られていたビリーがバトンを回すように三節棍を回す。すると、三節棍の両先端には薬品が仕込まれているのか、摩擦熱で炎が発生する。
超火炎旋風棍。
ビリーの超必殺技だ。
京忍「しまっ………」
承一郎「僕の事を……忘れるんじゃあない!ブラッティ・ダンス!」
承一郎はもう1つの人格、ジョニィのスタンドであるブラッティ・シャドウを展開し、空間に潜り込む。
空間に潜り込んだ承一郎はビリーの頭上に空間を繋げ、瞬間移動。落下の勢いを利用して脳天に踵落としを見舞う。
本来ならビリーの全身を覆う超火炎旋風棍の炎をまともに受けるのだが、炎を上手く空間へ逃したのか、承一郎の足は燃えずに綺麗に踵落としが綺麗に決まる。
ジョニィ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」
その一撃が起動キーなのか、いつの間にジョニィに切り替わった承一郎は瞬間移動を繰り返しながらブラッティ・シャドウで前から後ろからパンチ、キック、チョップを繰り返す。
ジョニィ「トドメだ!無駄ぁ!」
ジョニィはビリーの顎を狙い、サマーソルトでフィニッシュ。
しかし、決定打になっていない。
ジョニィ「ったく、この世界の人間はしぶといぜ。ちょっぴり火傷をしてしまったじゃあないか。やたらと炎に縁がある世界だぜ!」
ビリー「しゃあっ!」
ビリーは旋風棍で再び棒をぐるぐると回し、回転させた棒をジョニィへと投げてくる。
そんなテンプレな飛び道具をまともに受けるジョニィではない。
ブラッティ・シャドウでビリーの背後へと回るジョニィ。
見るとビリーは内股になり、顔の前で拳を握ってブルブルと震えていた。
ジョニィ「棒が無くなれば心細くて仕方ないってか?そんなに棒が無くて不安ならよぉ、棒を手放すんじゃあない!」
京「待て!攻撃するな!」
チラリとジョニィを見ていた京が叫ぶ。
しかし、攻撃は急には止まらない。ジョニィの攻撃がビリーに触れると、ビリーはそれを腕でガードし、そして懐から折り畳んであった予備の三節棍を取り出す。
ジョニィ「どこに入っていた!それ!」
ビリー「ヒャハァ!ライアーエレメンタル!」
そこからビリーは横振りに振り、踊るようにジョニィの腹に3発当てる。それも炎付きで。
ジョニィ「あつっ!」
ビリー「キャァハッハッハッハッ!」
そこから乱舞のやり返しというように棒を振り回してジョニィをボコボコに殴り、そして……
ビリー「GO TO HELL!!」
アッパー気味に三節棍を伸ばしながら振り上げ、更にその棒を振り下ろしてジョニィごと叩き付ける。
ライアーエレメンタル。
棒を投げてから、攻撃を誘い、相手の攻撃を捌いてから乱舞を放ち、トドメに超必殺技の「大旋風」でフィニッシュを決める一連の動作が1つの技に集約されているMAX2超必殺技だ。
京「チッ!」
庵「どこを見ている!京!遊びは終わりだ!」
よそ見をしていた京に対し、庵は突進。
その突進をまともに受けた京に、庵はそのまま乱舞を開始。
庵「泣けっ!叫べっ!そして……」
しこたま爪で京をザクザク切り裂き、そして京の頭を両手で掴む。
庵「死ねぇ!」
青い炎の爆発を起こして京を火だるまにする。
禁千二百壱拾八式・
八神流古武術の奥義だ。更に……
庵「馬鹿めっ!ハァハッハッハッハッ!」
吹き飛んだ京に対し、更に腕を大きく回し、爪から気の軌跡で京を切り裂き、青い炎の柱で追撃。
裏参百壱拾六式・
ハ稚女から繋がる八神流の奥義が炸裂する。
京「この………調子に………乗るんじゃねぇ!遊びは終わりだ!」
起き上がりざまに庵の赤髪を両手で掴んで京はやり返しとばかりに炎を爆発させる。
京「俺からは逃げられねぇんだよ!」
火だるまになった庵に京は炎を纏ったフックやボディーブローなどで何度も殴り、飛び上がりフックで浮かせた後に……
京「行くぜぇ!」
と叫んで京の対空技、百式・鬼焼きでフィニッシュする。
伍百弐拾四式・
草薙流古武術の奥義の1つだ。
京忍「京ちゃん!承一郎ちゃん!」
山崎「今度はテメェが隙だらけだぜ!」
山崎は京忍の胸倉を掴んで真上に放り投げる。
いきなり胸倉を掴まれ、投げられた事によって息が中途半端に止まり、一瞬だけ意識がブラックアウトする忍。
山崎「ほげえぇぇぇぇ!」
その間に力を溜めた山崎が腕をブラブラさせて関節を外す。
山崎「ヒャァハッハッハッハッ!痛てぇか……痛てぇか……痛てぇのか!」
連続してズームパンチのような必殺技、「蛇使い」を何度も繰り返して殴る山崎。そして左手で螺旋させた気を放出させたパンチで殴り飛ばす。
ドリル……
山崎の残虐性を現した超必殺技だ。
錐揉み回転をしながら吹き飛ばされた忍だが、京に変身していたおかげで再起不能にはなっておらず、そのまま起き上がると山崎に肉薄して闇祓いを放つ。
京「闇祓い?いや、あれは………」
無意識に放った炎は巨大な炎の塊となり……
京忍「食らいぃぃぃぃ………なさぁぁぁい!」
自身の体を覆う炎の塊が山崎を火だるまにする。
京「あれをモノにするにはかなり苦労したんだけどなぁ…。裏百八式・
裏百八式・大蛇薙ぎ
今でこそ様々な技をアレンジして使いこなす京だが、草薙流の奥義といえば大蛇薙ぎである。
テリーのパワーゲイザー、リョウの覇王翔吼拳、リュウの真空波動拳、炎を失っても爪打撃で打つ庵の八稚女のように、シリーズ……もとい、戦いを何度も重ね、その都度に技を組み替えている彼らも、この技こそが自分の奥義だと主張するように使い続けている技がある。
京にとってのそれは、大蛇薙ぎだった。
京忍「あら、これって草薙流の技だったのね?今日、クリスから青い大蛇薙ぎを受けたから、咄嗟に使ったのだけど」
京「俺の姿でオカマ口調をするんじゃねぇ!」
オロチの力を開放したクリスが忍に対して「暗黒大蛇薙ぎ」を放って来た事を思い出した忍が見よう見真似で放ったのが、大蛇薙ぎだったのだが、忍はそれが本家本元だとは知らなかったようである。
もっとも、オロチのクリスがオロチを薙ぐ大蛇薙ぎを使うのが少しばかりセンスを疑うのだが。
互いに超必殺技級の技を受けた6人は、体をボロボロにしながら睨み合う。
ビリー「まぁ良い。ここは引き上げるぜ、山崎。クライアントの指示には従って貰うぜ」
山崎「けっ!何がクライアントだ。まぁ、物足りねぇが……楽しみは取っとくとするぜ」
京「また逃げるのか?悪人ってのは逃げ支度に余念がねぇな」
ビリー「言ってろ。今日はギース様からそこの二人の実力を小手調べするように言われただけなんでなぁ。そのスタンド能力と、変身能力をよ!アバヨっ!」
ビリーはそう言って山崎をおいて闇に消えていく。
庵「逃げるか……それも良いだろう……ぐっ!ぐはっ!」
庵はそこで口に手を当て、何かを吐き出す。
大量の血だ。
山崎「おお?どうやらもう限界みてぇだなぁ?八神庵よぉ」
庵「くっ!ほざくな!俺はオロチの血に屈せん!」
山崎「クククク……どこまで抵抗できるか見ものだぜ!ヒャァハッハッハッハッ!」
高笑いを残して山崎もまた、闇に消えて行った。
京「どうする?八神。お仲間は消えて行ったみたいだがよ?」
庵「ふざけるな。あんな奴らが仲間だと思ったことは一度もない。興を削がれた。今はまだ茶番に付き合ってやる。精々首を洗って待ってるんだな。京」
口元の血を拭い、庵はヨロヨロと立ち上がる。
京「強がりを言ってる場合かよ。肩を貸してやっても良いんだぜ?八神」
庵「ほざけ。貴様の手など借りん!」
そう言いながら、庵もまた、闇に消えていく。
京「血の暴走を起こしかけておいて、何言ってんだか」
京は頭をボリボリと掻いてスッ……と忍と承一郎の脇を通り過ぎる。
ジョニィ「草薙。俺達と手を結べ。八神はあの性格だから仕方ないとして、お前なら少しは話が通じるだろ?」
表通りへと足を向けていた京だが、それがピタリと止まる。
京「いい加減、ウンザリなんだよ。三種の神器だオロチだの、宿命に振り回されんのはよ。オロチがあんたらや八神の前に現れんなら、あんたらがオロチを倒せば良い。じゃあな」
忍「どこへいくのかしら?京ちゃん」
元の姿に戻った忍が声をかける。
京「帰って勉強でもするんだよ。追試があるからな。それに、俺がどこへ行こうがあんたらには関係ねぇだろ?」
足を止めず、今度こそ京は雑踏の中へと姿を消した。
ジョニィ「八幡とタメを張れるくらいには、捻くれてやがるな……アイツは」
忍「ジョニィちゃんに言われたらおしまいよ。同感だけどね」
二人は深いため息を吐く。
ジョニィ「ところで……俺達、結構派手に燃やされたよな?何で服が燃えてないんだろうな?」
忍「それ、今気にする事かしら?」
ビリー・カーン(ギースの忠犬)……逃亡
山崎竜二(香港の凶気)……逃亡
八神庵(復讐の紫炎)……逃亡
草薙京(炎の貴公子)……雑踏へと消える
←To be Continued
※1
KOF97系のテーマでまとめてみました。
ビリーの「ロンドンマーチ」、山崎の
※2
外式・砌穿ち
弥七も使っている下段突き。
オリジナルは京の必殺技である。
百四式・荒咬み(あらがみ)→百弐拾八式・九傷(このきず)から派生するフィニッシュ技。
今回、京は単発で砌穿ちを使ったが、ダウン攻撃の特殊技として単発の砌穿ちを使うのはクローンである草薙京ー1である。
※3
砂かけ
描写の通り、相手に砂をかける必殺技。
範囲も狭く、飛び道具判定もない存在意義が問われる技……と思われていたが、KOF97の時には半端ない猛威を振るう。
空キャンセルと呼ばれる技術を駆使する事で、連続で「砂かけ」をヒットさせる事が可能で、しかも相手がノックバックしないので、永久コンボをする事ができる。
※4
京の服装
草薙京と言えば草薙家の家紋である金環日食の刺繍を背中に縫った学ランに白いバンダナをハチマキのように巻いたオロチ編のスタイルというイメージが一般的だが、現在の京の服装は家紋を背中にあしらった黒いジャケットにジーンズ、家紋入りの指ぬきグローブといったアッシュ編のスタイルである。
他にも定着しつつあったのがネスツ編で着用していた白いジャケットに黒地に白く十字線が入ったアンダーシャツ、ジーンズ姿があるのだが、ネスツ編の服装は拉致されていた施設から逃げ出す時にたまたまあった服をパクッた物らしい。
※5
モンスター前塚(前塚あつし)
日本チームの二階堂紅丸、怒チームのラルフ・ジョーンズ、キムチームのチョイ・ボンゲ、サムライスピリッツの千両狂死郎と花諷院和狆、月華の剣士の紫狂を担当した中の人。
紅丸と長いことチームを組んでいた京が、前塚ボイスのラルフに変身した忍のオカマ口調はさぞかしショックだったであろう。
紅丸、ラルフ、チョイもKOSFには参戦しているので、「前塚チーム」を作ることも可能。
※6
伍百弐拾四式・神塵
遊びは終わりだ!の叫びと共に発動する投げ技。
相手の頭を掴んで炎を爆発させ、炎を纏った踏み込みフックの百拾五式・
何故草薙流最終決戦奥義である最終決戦奥義・無式・三神器の壱がMAX2にならなかったのかは不明。
草薙京ー2が「無式」を、KUSANAGIが無式を模した零式をつかうからだろうか?
尚、京のクローン達は草薙流古武術にある○○式という技の型式は使わない。
さて、SNK側は収まりました。それではCAPCOM側(双方共にSNKが1名混じっているが)はどうなのか?
次回もよろしくおねがいします。