小ボス戦
Gいろは「すごいです!すごいです!ホントにすごいですよー!優勝ですよ?!優勝!」
八幡「果たしてめでたいことなのかどうか……」
Gいろは「え………?」
「優勝おめでとうございます。優勝セレモニーを執り行いますので、私に付いてきていただけないでしょうか?」
アンディ「八幡、DIO、静……わかっているとは思うけど……」
八幡「大丈夫だよ。アンディ兄ちゃん。KOFがどういう大会かは、いつも聞いている」
DIO「さすがは古参選手。よくお分かりで……」
静「いろは。こっから先は私達だけで行く。あんたはどこか安全なところに隠れてなよ」
Gいろは「むぅぅぅ……自分達だけで楽しもうったってそうはいきませんよ!?ここまで来たら最後までついていきますからね!?」
八幡「いや、一色………そう言うことじゃ……」
アンディ「いや、この先どうなるかわからない。いろはが人質にされないとも限らないからね。彼女を守り抜く覚悟はあるんだろう?」
八幡「そうだな……兄ちゃん。一色は数少ない本物…」
DIO「………だそうだ。覚悟をきめとけよ。守れるとは限らんからな………」
Gいろは「ふぇ………?」
サウスタウン…旧ネスツ研究施設
Gいろは「いつの間にかこんなところに……優勝セレモニーはどうなったんですか!?」
静「言ったじゃん?覚悟を決めとけって」
八幡「KOFではお約束だぞ。優勝後に黒幕が動き出すってのはな。まさかサウスタウンとは……」
アンディ「こんなところがサウスタウンにあるなんてな。僕達の世界とは大分違うようだね」
DIO「ここはネスツ基地の跡地か?」
扉が開き、どこか広い場所に出る。
ギース「優勝おめでとう、諸君。素晴らしい試合の数々には我々もいたく感動した」
アンディ「ギース!…………??」
アンディ(おかしい……こんなものだったか?僕はギースの恐怖を美化しすぎていたのだろうか?)
八幡「まさか……直接ギース・ハワードと会うことがあるなんてな」
DIO「おまけにベガやルガールまでいるぞ」
静「格ゲー界における世界転覆3トリオ揃い踏みってところ?格ゲーでも中々見れないっつーの」
ベガ「早速だが、君達には素晴らしい歴史的な実験に付き合って貰うことになる」
ルガール「ネスツやWARZが残した技術を我々が利用して作り出した実験体だ」
アンディ「実験体?なんだそれは!」
カプセルが開く
DIO「これは……豪鬼?うわぁ……四大格ゲーボス勢揃いかよ……っつーか、豪鬼までなんでいんの?」
ギース「ネスツが生み出したクローン技術。草薙京のクローンを大量に生み出した技術を、我々が使った」
静「うわぁ………最悪じゃん?それって」
八幡「豪鬼………どこかで聞いたことがあるような…」
DIO「まぁ、本気になった初代Mr.KARATEと同等の存在だとでも言うべきかな?しかもオロチの力みたいな物までオプションで付いてるし」
八幡「マジで最悪じゃないか!」
ベガ「それを我がシャドルーが持つ豪鬼のデータを反映させ、より本物の豪鬼に近付けてある」
アンディ「あの先代Mr.KARATEが本気になった存在と同等の力を持った存在の量産……そんな悪夢は俺達が止める!」
ルガール「出来るかな?君達に。手始めに別の個体を相手にしてもらおう」
Gいろは「これは……リュウさんですか!?」
静「リュウさんだけじゃあないよ!ケンさんに血の暴走コンビもいる!」
ギース「いずれも殺意の波動やオロチの力を注入し、本物よりもより強力にしてある」
八幡「殺意の波動にオロチの力だと!?」
ベガ「これらに屈するようでは豪鬼の実験に耐えられんだろう」
ルガール「せいぜい頑張ってみたまえ」
アンディ「お前らの好きにさせない!行くぞ!八幡!」
八幡「ああ!協力してもらうぞ!DIO!静・ジョースター!」
DIO「暴走なら………」
静「慣れてるっつーの!」
中ボス戦前デモ
八幡「どうだ!こんなもので俺達を倒せるとでも思っていたのか!」
アンディ(やるな八幡。大会前よりも格段に強くなっている。実戦に勝る修行は無いということか……)
ギース「中々やるではないか。だが、これでより豪鬼は完璧になった」
アンディ「お前に言われても嬉しくない!」
ベガ「ムハハハハハ!だが、これからが本番だ!」
DIO「だろうな。今度はお前達が相手か?」
静「ウォーミングアップはバッチリだっつーの」
八幡「宿命の三人を受け継いだ力とジョースターの力……たっぷりと味わってもらうぞ」
ルガール「是非ともフルコースで頼もうではないか」
静「来なよ。まとめて始末してやるからさ」
豪鬼「……」
ギース「さぁ、殺意の波動の力と我々の暗黒の力をとくと味わうが良い」
アンディ「ギース……僕の世界では付ける事が出来なかった決着を……ここで付けてやる!」
ラスボス戦
比企谷八幡…ナイトメア・ギース
八幡「どうだ!」
アンディ(こんなものなのか?ギース……)
ギース「ぬぬぬぬ!許るさーん!よくもこの私を……」
画面暗転
???「はしゃぎすぎたようだな……影よ……」
ギース?「ギ……ギ……ギースゥゥゥ……」
八幡「ギースが二人?」
アンディ「いや!……間違いない!後から来たギースが本物のギース!この威圧感は……何年経っても忘れるものか!」
影武者「い、生きていたのか!ギース!」
ギース「クラウザーが用意した影武者よ……勘違いをしていたようだな?」
影武者「ギースゥ!私が……私こそが世界を!世界を手にするに相応しいのだぁ!」
ギース「ふ……レイジングストーム!」
影武者「くえぇぇぇぇぇぇぇ!」
壁を突き破り、高層ビルから転落する影武者。
DIO「ひゅう。躊躇いもなくあっさり始末するその悪人ぶり。まるで前世の自分を見ているようだ」
静「さすがはギース。私達に出来ないことを平然とやってのける!」
八幡「そこに痺れる憧れる!……って言わせるな!」
アンディ「緊迫感が薄れるからやめろ!」
暗黒の力を開放してナイトメア・ギース(足元から暗黒の気が渦巻いている)となる。
ギース「愚かな………貴様にこのギースの代役など務まる訳がないと言うのに…大人しく踊っていれば、生かして泳がせてやったものを、このギースの影に怯え、踊り疲れ、分不相応な野望を持ち……思えば可愛そうな男だった」
アンディ「自分が殺しておいて言う言葉か!」
ギース「壊れた人形は、しっかりと始末するのがマナーと言うものだ。だが、壊れた人形は壊れていたなりに、この私の役に立ったようだ。シャドルーの総帥、ベガ。ルガール……そしてここまでに来る過程で、沢山の邪魔者をお前達は始末してくれたようだな。そして、それをやってくれたのがアンディ……貴様か」
アンディ「ふざけるな。お前の為にやって来たことじゃない」
八幡「はい、ちょっとストップ。アンディ兄ちゃん。昔の感情に囚われてるよ。そのままじゃ、勝てるものも勝てないって」
アンディ「!!」
アンディ(本当に成長したな……八幡。ギースが憎いのは、君だって同じはずなのに……)
ギース「貴様は………?そこの気が合いそうな良い目をしている男と同じ顔をしているようだが……」
DIO「あ、双子とかそう言うんじゃあないから」
八幡「俺は比企谷八幡。テリー兄ちゃん、アンディ兄ちゃん、ジョーあんちゃんの弟子であり弟分ってヤツだ」
ギース「ふん。ロック以外にも、貴様みたいな奴がいたとはな………道理でもう片方とは違い、不快な目をしていると思ったら……そうか。奴らの……」
八幡「俺は直接にはあんたに恨みはない。が、大好きな兄弟分達の恨みは……晴れさせてもらう」
ギース「ふん。やはり私の邪魔者は、お前のようだな。ボガードの系譜は……ここで始末させて貰う。そこの二人はどうする?貴様たちとは気が合いそうだが……」
DIO「俺とお前が同類ということにはやや同意するが、さすがに平行世界の自分の敵に回るとか無いだろ」
静「答えはノー。お前を倒し、帰らせて貰う」
八幡「一瞬ヒヤリとしたが……そう言うことだ」
ギース「ふ………せいぜい、私を楽しませてみせろ。アンディ・ボガード……そして比企谷八幡!」
アンディ・ボガード
ラスボス…ナイトメアギース(真)
アンディ(こんなものなのか?ギース……)
ギース「ぬぬぬぬ!許るさーん!よくもこの私を……レイジング………」
アンディ「よせ!これ以上は無駄だ………なっ、なんだ!」
空の地獄門が光り、そこからもう一人、ギースが現れる。
死人ギース「ここは………」
ギース「ギ、ギ、ギースゥゥゥ………」
死人ギース「ふ……クラウザーが寄越した影か……目障りだ………レイジングストーム!」
影ギース……死亡
アンディ「お前は……僕達の世界のギース!」
DIO「本物のナイトメア・ギースってヤツかよ…」
ギース(本物の通信)『ほう?面白い事になった。なるほど。貴様たちは別の世界の私やアンディ・ボガードという事か……』
ナイトメア・ギース「ふ……どうやらそのようだ」
ギース『面白い。高見の見物とさせてもらおう』
ナイトメア・ギース「高見の見物で終われば良いがな。地獄門が完全に開けば、私が貴様に成り代わるかも知れんぞ?」
ギース『ふん。そうなればそうなったで、面白い座興よ』
通信が切れ、沈黙するスピーカー
アンディ「まさか、お前が現れるとは思わなかったぞ。ギース……」
ナイトメア・ギース「ボガードの片割れか……テリーではなく、お前が私の前に立ちはだかるとはな……」
DIO「おい、八幡……あのギース・ハワードは…」
八幡「話を聞く限りじゃ、俺の世界のギースが、地獄門で蘇った奴らしい……」
静「ギース・ハワードの最期は……」
八幡「テリー兄ちゃんが倒した」
DIO「なるほどね……だとしたら、アンディさんにとってはあのギースは……」
静「心残り……って訳ね……」
ナイトメアギース「こうして再び生を得ることが出来るとはな……」
アンディ「兄さんがお前と決着を付け、父さんの仇を取った事に付いては異存はない……。けれど、僕の手で決着を付けたかった気持ちもあったことも事実だ……。その機会がこんな形で実現するなんて……」
ナイトメアギース「ふん。それはお前の心残りを満たす物なのか、それとも、貴様が私の復活の狼煙代わりになるのか……果たしてどちらになるのかな?」
アンディ「貴様を倒す!そして地獄門も閉じる!僕の心残りとの決着を付けるためにも……行くぞ!ギース!」
ナイトメアギース「カモーン!」
DIO比企谷八幡
ラスボス…ベガ2
ボスデモ(ベガ2戦)
DIO「終わったか…」
画面暗転
静「な、何!?」
ベガ2「ムッハー!私を含めた我々を倒したのは称賛に値する。お陰で邪魔物の始末も楽に済んだわ」
八幡「べ、ベガ!?なぜベガが!じゃあ俺達が倒したベガは何者だ!」
ベガ2「ネスツの技術を使って生み出したクローンの体に我がサイコドライブを使って代替えしたのがこの新たな私だ。そこにいるのは私が捨てた古い体……いわば脱け殻に過ぎぬわ!」
DIO「さ、サイコドライブ!?確かストゼロ3であったやつじゃあないか!まだそんなものがあったのか!」
ベガ2「フッフッフッ……ギースは私を始末した後に、このクローンを影武者にしてシャドルーを牛耳る傀儡にするつもりでいたようだが……それが逆に私に力を与える事になるとは思わなかっただろう」
アンディ「ギースの影武者め……余計な事をしてくれた!」
ベガ2「フッフッフッ……朽ち果てかけていた我が体だったが、ネスツの技術によってリュウの体やローズのように代替えの体を奪わずとも私は新たなる体を…全盛期の力を手に入れる事が出来た。もう殺意の波動など、おそるるに足りぬわ!」
八幡「お前なんかに負けるか!」
ベガ2「ふん!手始めにお前達でこの新たなる体の力を試してやろう。そしてスタンド使いよ。貴様達からはその力をもらい受ける」
DIO「お前の好きにさせるか!このDIOが大人しくしていれば、随分と図に乗ってくれるじゃあないか。お前なんかにスタンドは渡さん。そして倒れるのはベガ!お前の方だ!」
ベガ2「ふ……ぬるいわ!なに、殺しはしない。私の前に倒れ伏した後は、我がサイコパワーとネスツの技術でお前達を我がシャドルーの新たなる兵として使ってやるわ!」
DIO「やってみろ……このDIOに対して!」
静・ジョースター
ラスボス…オメガ・ルガール
静「どうだ!お前達は終わりだっつーの!」
ルガール「ハッハッハッハッハッハッ!ご苦労だったな!諸君!」
立ち上がるルガール
画面暗転
ギース、ベガ、豪鬼の体から力を吸収し、髪の毛が銀髪になり、オメガ・ルガールになる。
八幡「何て奴だ!全員の力を吸収してしまった!」
オメガ・ルガール「諸君!君達には感謝するぞ!豪鬼の殺意の波動!ベガのサイコパワー!ギースの暗黒の力!更にはオロチや三種の神器、ネスツが持っていた力も我が物にすることが出来た!」
アンディ「最悪の事態だ!全ての力がルガールに渡ってしまった!」
オメガ・ルガール「これは素晴らしい!オロチの力など比にもならない全能感!世界の覇権はこのルガールが手に入れた!この私がネスツやシャドルーに代わって新たなる神として降臨しよう!」
静「誰がお前なんかにひれ伏すか!大体神?こっちは神殺しだっつーの!」
オメガ・ルガール「どうやら理解できないようだ!この私の新たなる力を!良いだろう!この新たなる神、ルガールを称える神話の最初の1ページは、君達の無惨な死から始めるのが相応しかろう!」
静「そんなことはさせない!ルガール!ここでお前を倒す!」
オメガ・ルガール「せいぜい足掻いて見せるが良い!私の強さを引き立たせる為に!そして君達の体は、それを後世に伝える銅像になってもらおうではないか!」
はい、性悪コンビ達のラスボス戦です。
アンディだけが少し特殊な形になりました。
それでは次回もよろしくお願いいたします。