やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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ライバル戦

第7ステージはライバル戦。

第6ステージで相手チームにフィニッシュを決めたキャラクターがメインとなってストーリーが進みます。

キャラクター毎にライバル、ラスボス、真ボスが変わります。

 

一色いろは

三種の武神チーム(ローズ)

ステージ…千葉ディスティニーランド

BGM…承太郎のテーマ(未来への遺産)

 

ローズ「そ、その力は……まさか……」

 

一色「あー……そのやり取りはこの決勝に来るまでに何度もやり取りしているんで、正直もう飽き飽きしてるんですよねー。スタンド能力とサイコパワーは似てるんですよね?確かにビジョンある超能力がスタンドですから?超能力のくくられれば同じですよそうですよ超能力使いで悪かったですねごめんなさい。これでいいですか?」

 

京「おい。大分やさぐれてんぞ、大丈夫なのか?こいつら」

 

いろは「やさぐれもしますよ行く先々でベガとの関係性を疑われたり意味もなく当局やら変な傭兵部隊には尋問されそうになりますし。罰金ですよね?アーサーさん」

 

アーサー「そのとーりでーす。おかげで満足にこの世界を観光することも出来ませんでしたし?お宝をゲットなんて夢のまた夢でしたし?ホント最低です。ちょっとやそっとの罰金じゃ済みませんよ!まったく!」

 

庵「似たような声でよく囀ずる口だ。二度と喋れなくさせてやっても構わんのだぞ?喋れなければそいつらも諦めるだろう?貴様らを灰にしてやる。貴様らの血で染まった真っ赤な灰にな……」

 

陽乃「いるんだよねー?君みたいに無意味にとんがって無駄に周りと軋轢を作る人って。そんな態度だと、君のあだ名はその内八幡になるわよ?」

 

ガイ「知らぬ人物の名を出されても困るでござる。そのすたーんどっぱわーを利用される訳にはいかぬでござる。ここから先は、拙者達三種の神器や武神流に任せるが良かろう」

 

いろは「聞いたことが御座います。人の世が乱れる時、武神の影あり……。妖滅師のような存在ですか。鶴の化け物であるわたくしには敵なようなものですね」

 

ローズ「ガイが言うとおり、スタンド使いとベガを引き合わせる訳にはいかない。あなた方の強さでは、ベガを倒すことは出来ない」

 

一色「それはトーナメントで見たわたし達を見てそれを言っているのですか?だとしたら、相当な勘違いですね?」

 

ローズ「トーナメントでは力を抑えていたと?」

 

一色「ええ。命懸けの戦いが当たり前ですから、手加減が苦手なんですよ。どの程度手加減をするべきなのか、トーナメントでは手探りでしたから、少しばかり手こずりましたが。もしかしてあの程度をわたしの本当の実力だと思っていましたか?だとしたらごめんなさい。勘違いをさせてしまったようですね?」

 

ローズ「それが口だけのハッタリなのか、それとも本当の実力に裏打ちされた自信なのか、それはこれからわかるわ。果たしてあなたは、私達を退けて先に進むことが出きるかしら?スタンド使い」

 

一色「さしものわたし達も、三種の神器が二人に、武神流、更にはソウルパワーを相手に手加減するつもりはありませんから、スタンド使い本来の戦いをさせてもらいますね?わたし達を本気にさせた責任、取って下さいね?」

※演出上こう言っているが、性能に変化なし

 

雪ノ下陽乃

異世界姉妹チーム(ナコルル)

ステージ(千葉駅前)

BGM…ジョセフのテーマ(未来への遺産)

 

ナコルル「アーサーさん、いろはさん、雪ノ下陽乃さんと一色いろはさんの保護、お疲れ様でした」

 

いろは「ナコルル様。無事にお役目を果たすことが出来ました」

 

アーサー「ここまで苦労したんですから、報酬のお宝は期待しても良いですよね?」

 

ナコルル「はい。大会の賞金や私の故郷、カムイコタンに伝わる伝統の工芸品でよろしければ」

 

いろは「やりました!カムイコタンの木彫りの熊を持ち帰れば、旦那様はお慶びになるかと思います!」

 

アーサー「賞金を貴金属やこの世界のお宝に変えれば、わたしの世界でも使えますから、ラッキーですね?」

 

陽乃「ちょーっと待ってくれる?ひゃっはろー、ナコちゃん?」

 

ナコルル「はい?どうしましたか?雪ノ下さん。そう言えば気のせいかも知れませんが、私と雪ノ下さんって声がそっくりですね?」

 

陽乃「それはわたしも思ってたかな?それよりも、ちょっと気に入らないかな?まるでここでわたし達が棄権して、あなた達があの悪党達と戦いに行くように聞こえたんだけども。それってわたし達の思い込みかな?」

 

ナコルル「ええ……それが一番の選択肢だと思いますけど……」

 

陽乃「それが気にくわないんだよねー。わたし達は突然こんなことに巻き込まれた訳だし、ベガとかギース達にちょっかい出されてるの。その借りは返しておかないとお姉さん的にはポイント低いかなー?」

 

ナコルル「それではあなた達が危険に晒される事になりますよ?」

 

陽乃「その覚悟はわたし達にだってあるわよ?これまでのアーシスの戦いでも、わたし達は覚悟を持って戦って来たの。覚悟が道を切り開くってヤツかな?」

 

リムルル「ちょっとちょっと!姉様やあたし達がこの先に行ってみんなを助けてあげるって言ってるのに何が気に入らないのさ!」

 

いろは「ええーっと……私共は不満はございませんが、あーしすのいろは様と陽乃様はご不満のようです…」

 

モリガン「あらあら。せっかく痛い思いをせずに帰れるって言うのに……私としては大歓迎だけどね?せっかくの面白い事を、不戦敗なんてつまらないもの」

 

一色「余裕ですね?サキュバス。何故か知りませんけど、サキュバスと聞くと無性にゾワゾワするんですよ。平行世界にそんなわたしがいるような気がして……」

 

リリス「その体格でサキュバス?色々と足りないんじゃないかな?」

 

アーサー「うるさいんですよ。ツルペタ寸胴のくせにサキュバスなんて、貴方こそサキュバスなんですか?本当に信じられないですね」

 

陽乃「あーあ。わたしが煽らなくても勝手に盛り上がっているみたいだよ?みんな熱くなっちゃって……。どうする?ナコちゃん?こうなったら収まりが付かないんじゃない?」

 

ナコルル「仕方がありません………どちらにしてもあなたが良いように場の雰囲気を操り、こうなっていたでしょうし……ここは公平に、武力で決めましょう。どちらが先に進むか……大自然のお仕置き、受けて頂きます!」

 

陽乃「わたしは……ぜっっっっったいに、負けなぁぁぁぁぁぁぁい!」

 

 

盗賊アーサー

聖職者チーム(初代アテナ)

ステージ(ククリの空間)

 

アーサー「あれ?あなたは歌姫の麻宮アテナさん……いえ、違います!この人が発しているオーラは聖剣と同じ神の気です!」

 

アテナ姫「あなたは………?確かに私は以前、天国の門番をしていましたが……」

 

アーサー「うわぁ、いつかはその類いの存在と会うかも知れないとは思ってましたけど、まさか異世界の神と出会うとは思ってませんでしたよ……」

 

アテナ姫「そ、その剣は聖剣!あなたが何故聖剣を持っているんですか!」

 

アーサー「なぜと言われても、成り行きと言いますか、たまたまお宝だと思って抜いてしまったと言いますか、盗みに入った場所が悪かったと言いますか……」

 

アテナ姫「せ、聖剣を盗もうとするとかなんて冒涜ですか!」

 

陽乃「神……神ねぇ。わたしも一応、エジプト9英神の暗示を持つスタンド使いだけど……」

 

ボーマン「み、自らを神と名乗るとは、またしても酷い冒涜!ああ、女神アテナよ。かの者の罪をお許し下さい」

 

陽乃「別に誰の許可を必要とするものじゃあ無いでしょ?自分の力の名前をどう付けようと、わたしの勝手だと思うし、そもそもエジプト神話とあなたの神話なんて関係ないじゃあないの」

 

ダルシム「確かに火神アグニの力とキリスト教の神は大元が違う。だが主達………相当深き(カルマ)を背負っているな………」

 

一色「まぁ?わたし達が知る神は吸血鬼を作った柱の一族だったり、こちらの世界のオロチみたいな存在だったりしますから?生き残る為には神だろうと敵対しましたけど?」

 

ちづる「確かに私達三種の神器はオロチと敵対しているわ。だけど、あなた達ほどの業は背負ってはいない。場合によっては、その力を封じます……」

 

いろは「ふ、封じられたら困ります!私は時が許す限りは旦那様をお守りし、出来れば添いとげたいのです!妖滅師の巫様!どうかお見のがしを!」

 

アーサー「やれやれですね?こちらにはこちらなりの事情ってものがあるのに無視ですかそうですか?ふーん?話し合いでは解決しそうもないですし?そもそもこれは決勝戦ですし、やることは1つですよね?」

 

アテナ姫「良いでしょう。神をも恐れぬその蛮勇、このヴィクトリー王国の王女、アテナが成敗です!」

 

アーサー「望むところです三流アイドルのご先祖様!仕込みは上々!後は仕上げだけです!」

 

アテナ姫「さ、三流アイドルって……麻宮アテナさんの事まで!絶対に許しません!成敗ですぅぅぅぅ!さぁ、フィナーレだよ!」

 

いろは

アンチダークストーカーチーム(タバサ)

ステージ…杜王町オーソン前

 

いろは「こ、この方々は………皆が皆、妖滅師……」

 

タバサ「ほう………これは興味深い。未知の超能力を使う少女二人に、異界の聖剣使い。そして愛により人に化けし鶴の妖怪……。全員が全員、何とも貴重な研究材料ではありませんか」

 

いろは「この目……私達の事を既に人としては見ていません!標本か何かだと考えておられます!」

 

タバサ「人としては見て貰えると考えている段階で、あなたは研究者がなんたるものかを理解していらっしゃらないようですね?」

 

影二「むむっ!その剣はただの剣ではない!地獄門を閉じるのに、もしや利用できるかも知れん!その剣を拙者に渡せ!」

 

アーサー「なんですか?人の聖剣を盗もうとするなんて罰金ものですよ?そっちこそ、いっぱい忍者の武器を持ってそうですね?逆に消耗した投げナイフの補充をさせて貰いますよ?久々に盗賊っぽいことをしちゃいますから!」

 

あかり「そりゃ単なる追い剥ぎやで?それよりも鶴の妖怪さんや。自分、うちと式神の契約せーへんか?こないな大会の決勝まで勝ち上がるくらい、ごっつぅ強い妖怪や。うち、是非とも欲しいねん」

 

一色「やれやれですね。ただ愛する者と一緒にいたい。愛する者を守りたい。それ一心で人の姿を手に入れ、力を手に入れた健気な鶴を物扱いですか。後の世では安倍晴明の再来と言われている一条あかりも、この頃はこんなものですか。主義や主張は個人の勝手。許せないのはわたしの友人を公然と侮辱したことです。覚悟は出来ていますよね?わたしは出来ています」

 

バレッタ「ご託は良いんだよ。要はこいつら、ダークストーカーと同じような物なんだろ?全員、蜂の巣にして賞金に替えちまえば良いんだよ。妖怪やら超能力使いってんならな」

 

タバサ「やれやれ……何と野蛮な……ですが、勝てば官軍とはこの世界の兵法家の言葉でしたか?サイコパワーやオロチ、殺意の波動は目前。我々の教科の為にも、あなた方は是非とも我々が手に入れたいところです」

 

いろは「力ずく……というわけでございますか。これは絶対にあなた方の手に落ちるわけには参りませぬ。抵抗はさせて頂きますよ?お覚悟を!」




はい、こんな感じになりましたがいかがでしょうか?
次は中ボス戦、または裏一色いろはと裏雪ノ下陽乃のストーリーを掲載するかと思います。
では次回もよろしくお願いいたします。

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