side比企谷八幡
さて……無印での通常キャラクター、最後の一人。アレッシー編となったわけだが……。
仗助「俺は断るぜ？確かに倒したのは俺だけどよ」
静「私もイヤ。トラブルに巻き込まれたのは私だけど」
承太郎「二十年前に倒したのは俺だが、もうゲームは懲り懲りだ」
ポルナレフ「幽霊だから出来ない」
八幡「や、ＤＩＯ編が２つあるし」
陽乃「アヌビスやったから」
いろは「前世に戻されただけですので」
小町「同じく」
ジョルノ「スタンド使えなくされただけでした」
ジョセフ「ワシはマライアと戦っておったし、クリスタル・クルセイダーズには関わっとらんからのう」
三浦「同じく」
海老名「再起不能の入院中」
誰もやりたがらない。しかし、覚えているだろうか？アレッシーと戦ったのはスタクルやＣＣ以外でももう一人いる。
俺はその人物にコントローラーを渡す。
戸塚「ぼ、僕！？」
そう。戸塚は平行世界のストーンオーシャンでアレッシーと戦った。そう言った意味では俺といろはも該当なのだが、その時アレッシーと戦ったいろははこのいろはじゃあない。あの世界の一色……弥七だ。
俺？ほら、俺はもうＤＩＯ確定だし。
戸塚「ずるいなぁ……平行世界の出来事を持ち出すなんて……」
戸塚は口を尖らせながらコントローラーを受けとる。だってクリスタル・クルセイダーズのメンバーはみんな嫌ってるし。
戸塚「じゃあやるよ？」
戸塚はアレッシーを選択する。
ナレーション『嵐と暴力の神、セト神の暗示を持つスタンド使いアレッシー……。承太郎達を暗殺するためＤＩＯが放った殺し屋……』
うわぁ……すげェ表情。こいつに比べたら俺の目の方がマシじゃね？
アレッシー『このアレッシー様が承太郎達をぶち殺す。どんな手段を使ってでもなぁ～、フフッハハッ。ん？あれは』
ポルナレフ『アヴドゥル達、遅ぇなー』
アレッシー『ポルナレフか…まずは奴から殺ってやる』
最初の戦いはポルナレフさんみたいだ。
ポルナレフ「史実通りだな」
アレッシーはポルナレフさんを追いかけて隙を伺っているが、不意にポルナレフさんが振り向いた。
アレッシーはその場にしゃがみ込んで……。
アレッシー『えーと、小銭を落として……』
今どきあんな雑な誤魔化し方はないわ。５年前のアメリカはもう少しマシな手段だったよな。
ポルナレフ『おい！なに尾行してんだよ。てめー、殺気があるな…』
アレッシー『な、なんのことだか、殺気だなんて』
八幡「流石にこれはないですよねー。それで引っかかるなんてないですよねー？」
ポルナレフ「……………」
え……ポルナレフさん、マジですか？
つまりこんなお粗末なやり方で子どもにされたんですか。
そのままドンパチ開始。
しかし、アレッシー……弱い！戸塚が下手というわけではない。戸塚とはそれなりにゲーセンに行ったりしているが、中級者の下くらいの腕はあったはずだ。
戸塚「必殺技が中途半端なんだよ！」
ポルナレフ「史実とは違って影を重ねるだけでは相手を子供にすることは不可能なようだな」
そう。戸塚が言うとおり、必殺技は二つしかない上に扱い辛い。普通の必殺技でも相手を子供にする技があるが、中々当て辛い上にせっかく子供にしてもしばらくすると戻ってしまう。
まぁ、その間はえらく弱体化するのだが。
斧とか持っているのだが、子供にした時にしか取り出さない。普通に使えよ！相手が大人の時こそ斧が必要だろうがよ！
仗助「そう言えば５年前も斧を持っていたよな」
それが自分の腕を切断する羽目になるとは思わなかっただろうな。
とにかくアレッシーはいかに敵を子供にして戦うかが求められるキャラらしく、間違いなく上級者の腕前が必要になる。
戸塚「落ち着いて相手の隙を突きながら戦うしかないよね。ゲームも実戦も変わらないよね。ここまでみんなのプレイを見てきたお陰でわかる。ポルナレフさんの技の癖を掴んだよ。観察こそが道を切り開く。空条博士の教えは間違っていないね。天気が悪くなれば虫は低く飛ぶ。その虫を捕まえようと鳥も低く飛ぶと言うことが観察していればわかるように！」
うん。そこまで長々と語る必要もないと思うんだけど、その気迫は伝わってくるよ。
戸塚はスタンドモードで確実にポルナレフさんを子供にしてダメージを蓄積させる。あれだけ何度もセト神に子供にされたら現実ならば胎児にされるか下手したらそれ以前に戻されるぞ？
前世持ちなら前世に戻されるとか。
八幡「五年前も異世界の時もアレッシー現象に助けられたよなぁ……」
いろは「アレッシー現象？」
八幡「前世持ちが若返りのスタンド能力によって前世に戻されたろ？あれに名前を付けてみた」
まぁ、アレッシーみたいな能力が今後も現れるかどうかはわからないから名付ける必要があるかと言われると正直微妙なのだが。
戸塚「ポルナレフさんを倒したよ？」
次の戦いは花京院。なんでも史実ではここで承太郎が助けに来たらしいのだが、ここでは花京院が助けに来た。
花京院相手にしらばっくれるアレッシーだが……。
アレッシー『この方が倒れていたので……』
花京院『貴様…あやしいぞ！敵かッ！』
当時の中東から西の区域は基本的に発展途上国であり、一般の市民は基本的に貧しい。故に自分の事で精一杯であり、誰かが路上で倒れていても珍しい事ではないし、大抵は無関心であることがほとんどだったはずだ。
その地域性を見て花京院がアレッシーをあやしいと思うのはある意味で正解だろう。
ましてや俺に匹敵する目の腐り具合で風貌もあやしいアレッシー。財布を漁っていますと言った方がまだ自然なくらいまである。
アレッシー『くそっ！どんな卑怯な手を使ってでも勝つ』
お前……卑怯な戦い方以外しか出来ないだろ。
それにな、スタンド使いの戦いは基本的に卑怯なのが当たり前だろ。
基本的に遠距離タイプの戦いをしてくる花京院。しかしそれを冷静に対処して勝利。
アレッシー『そういえばミドラーのヤツ、ジョセフは倒したかな？よし、様子を見に行くか』
するとアレッシーはマライアの代わりにミドラーさんと組んでいたらしい(やっぱりミドラーさんはマライアのポジションで登場らしい)。五年前はミドラーさんに裏切られてたけどね。
そしてジョセフ戦。
ジジイはミドラーさんを倒していた。どうやって！？
ジジイとミドラーさんは相性が悪いよね！？
アレッシー『あれ？やられてんじゃん、ミドラーのヤツ』
ジョセフ『貴様……この女の仲間だな』
八幡「色々ツッコミところが……」
いろは「まずこの当時のジョセフとミドラーさんでは相性が悪いですよね？」
ジョセフ「今ならばわからんがな」
波紋で体を強化してるからな。でも、能力の不利は否めないだろう。
静「っていうかさ、このゲームのアレッシーって間抜け過ぎない？こんなのにやられた私が情けなく見えるっつーの」
俺らもやられかけたからな。結構強敵だった。
そしてジジイの後に登場するのは……。ミドラーさんがマライアのポジションであるならば、そこには当然…。
アヴドゥル『ジョースターさん！しっかりして下さい！』
三浦「アヴドゥルがいるよね…」
そしてドンパチ開始。
対戦後のデモはない。
次の対戦はイギー。ホテルの中で承太郎の部屋を探していたアレッシー。そこをイギーに見付かる。
イギー戦でのやり取りのアレッシーの下衆さは対戦後に出ていた。
アレッシー『クックック……俺は弱いものいじめをするとスカッとする性格なんだ』
一同「うわぁ………」
さすがの俺らもこれにはドン引き。いや、俺らも必要ならば弱いものいじめをする奴だよ？汐華を誘き寄せる為に雪ノ下とか葉山とか平塚先生とか散々煽っていじめたよ？だけど無差別には流石に……。
ジョルノ「そうかな？始末する相手を徹底的に痛め付けてる君は中々良い笑顔だよ？八幡」
八幡「…………」
何も言い返せません。はい。
なお、デモは続く。完全にイギーにトドメを刺していなかったアレッシーはザ・フールに殴られて窓から投げ出される。
ポルナレフ「変なところで史実通りだな……」
とにかくアレッシー……ギャグ担当なのか？
そして落ちた先では承太郎が。
第６話……と出ているのでヴァニラアイス、ＤＩＯとのドンパチもあるのだろう。
承太郎『窓から落ちてくるなんて普通じゃあねぇな』
アレッシー『え？私ですか？』
承太郎『とぼけてんじゃあねーぜ。もう分かってるんだよ！新手のスタンド使いだな！』
アレッシー『さすが、えらいねー』
承太郎「俺じゃあなくてもわかるだろ……」
そしてドンパチ。
そしてＤＩＯの元へ向かうアレッシー。
ヴァニラアイス『アレッシーか……』
アレッシー『ヴァニラ・アイスか。ＤＩＯ様はいるかい？』
ヴァニラアイス『ＤＩＯ様はお前などには会わんのだ！金だけ持って消えろ！』
アレッシー『偉くないねー』
うーん………俺がアレッシーでも怒るかも。命懸けで承太郎とか倒したのに消えろとか言われたら頭にくるもんな。根が小物のアレッシーに反逆心が最初からあったとはとても思えないし。
そしてＤＩＯ戦。
アレッシー『ＤＩＯ……様』
ＤＩＯ『アレッシーか……。承太郎達を倒してくれたそうだな。望みを言え。金か？』
アレッシー『クックックッ……えらいねーあんたは！』
ＤＩＯ『…………』
アレッシー『すべてだ！お前を殺してこの館ごといただくぜぇー！』
ＤＩＯ『フンッ！雑魚は雑魚らしく死ぬが良い』
あー、ヴァニラアイスを倒した事で調子に乗ったか？気が大きくなったアレッシーが反逆してきた。
まぁ、あれだもんな。五年前もディオが間抜けをしていてクリスタル・クルセイダーズから白い目を向けられていたときも調子に乗ってたもんね？
で、ディオにすら完全に見捨てられて仗助にアンジェロにされたわけだが。
そしてゲームでＤＩＯを倒したアレッシー。
ＤＩＯ『ハァ……ハァ……死ね！アレッシー！』
セト神に重なってる状態でいきり立つＤＩＯ。下から斧に切り裂かれて死亡。
エンディング
ナレーション『ＤＩＯを倒したアレッシーは、スタンド能力で人々を苦しめていた』
あー………その後に承太郎やジジイのように動く人々がいなかったからやりたい放題だろうね。
アレッシー『俺のスタンド、セト神で子供に戻ったという事は………子供に金は要らねぇよなぁ！世界中の金は全部俺の物だァ！あんたら理解できるかね？』
スタッフロール………
出来ねぇよ！経済が回らんだろ！いや、それ以前に流通が止まるから金なんて持ってたって意味がなくなるわ！バカだろ！アレッシーバカだろ！そんな世の中になった日には、金なんて某世紀末覇者のオープニングのように『ケツを拭く紙にだってなりゃしねぇのによォォォ！』になるわ！汐華一族やブラッディ・スタンドやウルフスが現れる前に人類が滅びるわ！ある意味で世紀末が訪れるわ！
静「アレッシー……やっぱりバカでしょ？」
ポン♪
戸塚「………八幡。君がジョナサンの転生である以上、僕がずっと味方だから……いろはちゃんと同じように君を支えるから。だから………」
このパターンは……このパターンはぁぁぁぁ！
戸塚「部下はちゃんと選ぶべきだよ？」
デーボといいアヌビスといいアレッシーといい、こんな結末だらけだぁ！
←To be continued
アレッシー。スタンドモードは自分の影がセト神に変わる。
必殺技の脆弱さから中級～上級者用キャラ。
必殺技
蜂の巣だ！
コマンド後に銃を構える。構えるとスコープマークが出現するのでそれをプレイヤーが手動で合わせて攻撃する。数発攻撃すると消える。
ガキンチョが！
本体モードの時は影の上にパワーウェイブのような衝撃波が発生。命中すると相手が子供？になる。
スタンドモードの時は影から手が伸びる。スタンドモードの時の方が出が早く、若干対空にもなる。
スーパーコンボ
ウシウシウシッ！
セト神が上にぐんぐん伸びる。若干対空っぽいが、無敵時間が存在しないなど使い辛い。命中すると子供になる。
絶望ォォォだね！
いわゆる龍虎乱舞的な乱舞技。走って突進し、ヒットすると通常技を叩き込み、トドメにガキンチョが！で敵を子供にする。
微妙！アレッシーの技に強いのがない！
因みに各キャラの子供モード
承太郎…原作に登場した子供バージョンの承太郎。やる時はヤルッ！でもホリィの回想に出てきた承太郎の子供時代は優等生って感じの承太郎だったような……。子供にされると本体でオラオラ始める。意外に命中率が良い。
ジョセフ…第二部ジョセフになる。無印では若ジョセフと見分けが付かなかったが、未来への遺産で若ジョセフのドットが書き直された関係で差別化。ハーミット・パープルはおろか、突然の事で波紋すら忘れてしまったとの事。
若ジョセフ…人生最初の墜落事故を経験した時の姿に変化する。漫画を持っており、微弱な波紋で攻撃する。
花京院…単純に子供になる。飛ばないエメラルド・スプラッシュを撃つ。裏花京院だとサングラスをかけている。
アヴドゥル、ポルナレフ、アレッシー、ミドラー、デーボ…単純に子供…以外略。
イギー…初期のリアルなタッチのボストンテリアになる。
ヴァニラアイス…クリームの口の中に入って子供になる。
チャカ＆アヌビス二刀流ポルナレフ…イギーに躓いた子供。
カーン…アヌビス神の刀身が刺さった牛。
ＤＩＯ…ヌケサクになる。
影ＤＩＯ…ワンチェインになる。ワンチェインの脇にカプセルに入った首がある。
マライア…足がグンバツの婆さん。
ラバーソール…ラバーソールが変身した太ったおばさん
ホルホース…ハングドマンが目に入り込んだ子供。
ホルホース＆ボインゴ…箱に隠れたボインゴが外に出て、子供になったホルホースが箱に逃げ込む。
ペットショップ…卵に戻る
一部は他人になってますがな……(^_^;)