やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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前回までのクリスタル・クルセイダーズの冒険!

ダウンタウンがあるバージニア州リッチモンド。
そこで昼食休憩を兼ねてレストランに寄った所でピンボールで遊んでいたところを勝負を挑まれ、意味もわからず受けてしまい、負けてしまった億泰はコインにされる!
次にチンチロチンで挑んだ仗助は、サイコロの目を自在に操れるダービーになすすべもなく敗れてしまった!
天才ギャンブラー、オシリス神の前に敗れ、億泰と仗助の二人が人質となってしまった!
どうする!クリスタル・クルセイダーズ!



ダービー・ザ・ギャンブラー再び2

side一色いろは

 

仗助「ちく…しょ…う…」

 

静「兄さん!」

 

億泰さんに続いて仗助までコインに変えられてしまい、ジョジョ先輩は取り乱しました。

付き合いが長いからわかる。

こうなってはジョジョ先輩は役に立ちません。

この場において、機転も度胸も演技力も頼りになるジョジョ先輩の唯一の欠点。

それは仗助の事になると周りが見えなく成ってしまうこと。

ここ最近はジョジョ先輩はそればかりですね?

ジョルノさんとミスタさんはどこかへ行ってしまい、マチちゃんは夕べから様子がおかしい。

そうなると、頼りになるのは承一郎先輩、陽乃先輩です。

ハチ君もそういうのは得意な方ですが、万が一を考えると簡単に出てもらう訳にはいきません。

敵の狙いは比企谷君の魂とスタンドですから。

ここでハチ君が負けたりして魂をコインに変えられてしまっては元も子もないのです。

そして私も論外です。

私も長い間SPW財団で色々やっていただけあってポーカーフェイスや演技は得意ですが、賭け事ともなるとてんで弱くなります。

勝負事には向いていない性格なのかもしれません。

前世であるエリナもそうでしたし。

そうなると、こちらの手札は…陽乃さんか、承一郎先輩になります。

ならば二人の内、最強のカードを使わせて貰います。

 

私は承一郎先輩と目が合う。ここでアイコンタクト。

 

いろは『承一郎先輩、お願いできますか?』

 

承一郎『わかった。でも、僕よりも適任は…』

 

承一郎先輩の雰囲気が変わります。一条先輩に変わったようです!

 

JOJO『こういうのはむしろ俺の方が適任だ。承一郎でも構わないのだがな』

 

いろは『お願いしますね?』

 

一条先輩は先の私達との戦いで見せたように、力押しだけで無く、機転もきいて、手先も器用です。

この場において、スタンドの能力も含めてこれ以上頼りになる存在はいません。

JOJO「今度は俺が相手になろう」

 

ダービー「裏切り者のあなたですか。勝負内容はどうしますか?」

 

JOJO「ポーカーだ。結構得意な方でな」

 

ダービー「正気ですか?私はトランプの賭け事…とりわけポーカーは得意中の得意なのですよ?…と、以前なら言っていたでしょう。ですが、20年前の承太郎との勝負の時にはその驕りが敗北の原因でした。ですから私は得意なポーカーでも全力であなたに挑みます」

 

承一郎「良い心掛けだ。20年前の復讐者共が八幡誘拐の任務を担っているようだが、どうも間抜けばかりで同じ手段が通用すると思っている奴ばかりだ。少しでも頭を使った奴等と言えば『太陽』のアラビア・ファッツくらいじゃあないか?運がなかっただけで、上手くいっていれば八幡達はやられていた可能性が高かったんだからな」

 

ダービー「20年前の復讐者達…ですか。確かにそうでしょうね。私もその内の一人になりますか…。私も20年前の敗北以来、どんな勝負に勝っても満たされる事はありませんでしたから。あなた方に勝つことで、初めて私は満たされる。そう思い、私は神父やあのシスターの誘いに乗ったわけです」

 

ダービーさんは未開封のトランプを取りだし、テーブルに置いて未使用のトランプであることを示しました。

 

ダービー「20年。今この時の為に私は技を磨き、この場にいる。承太郎との敗北で身を崩してきた私は病魔に冒され、もう残り命も僅かだ。私は今この時の為に残り人生を賭けている!さぁ、一条承一郎!あなたはこの私を相手に、魂を賭ける覚悟がありますか!もう後がない、ここで命を尽き果てる覚悟がある私に対して、覚悟があるのですか!」

 

ものすごい気迫と覚悟です。

これまで私達を邪魔してきた人達とは一味も二味も違います!

 

JOJO「覚悟する者は美しい…か。あんたの覚悟、確かに受け取った。ならばチップを使った通常ルールなどいらない。たったワンゲーム…互いのイカサマを使った勝負でケリをつけよう。ノールックでノーチェンジ。それがあんたとの覚悟を受け止めるに相応しいゲームだ。その勝負に俺の魂を賭けよう」

 

八幡「俺もここで承一郎に魂を賭ける。ここまでの覚悟を出されたら、後ろで見ているだけだなんて俺には出来ない。承一郎が負けたら俺達の負け、あんたらプッチの勝利だ」

 

一条先輩もダービーさんの覚悟を受け止め、勝負に出ます。

そして、ハチ君も…。

イカサマ同士の勝負なんて、普通ではあり得ません。

ですが、この勝負はそれでこそ相応しい。

何故かそう思えてしまえるから不思議です。

 

ダービー「良いでしょう。ここまで堂々とイカサマ宣言されれば逆に清々しい。この勝負、あなたのイカサマを私が見破れるか否か…という訳ですね。わかりました。私の命を賭けた勝っても負けても最後の勝負、受けましょう。オープン・ザ・ゲーム!」

 

ダービーさんはカードを配り始めました。

残念ながら私ではダービーさんのイカサマを見破る事は出来ません。

しかし、一条先輩は見破ることに成功したようです。

 

JOJO「古い手では有るが、確実な手段、セカンドディールだな」

 

小町「セカンドディール?」

 

何でしょう?セカンドディールって。

 

八幡「通常、カードを配るとき、一番上のカードを配る物だが、セカンドディールは配っている途中で素早く二枚目のカードを相手に配り、自分の手元に置きたい上のカードを持ってくるイカサマだ。こんな高度なレベルの物を見るのは初めてだがな」

 

ハチ君はセカンドディールと言うものを知らないみんなに説明をしました。

 

ダービー「グッド!よく見破りました。卑怯とは言いませんよね?」

 

JOJO「そもそもこの勝負はイカサマを使うことが前提の勝負だろ?むしろ使わなくてどうするんだ?」

 

八幡「一条はあんたの覚悟を尊重して勝負を受けた。むしろ使わない方が怒るまである」

 

普通ならイカサマはバレた段階で負けだが、この勝負はむしろ使わない方が失礼…そんな勝負があるなんて思いもよりませんでした。

 

JOJO「さあ、俺の方のイカサマは見破られたか?その上で封殺できたか?」

 

ダービー「…………」

 

ダービーさんは黙りました。私はどちらのイカサマも見破る事は出来ませんでした。

 

いろは「皆さんは見破れました?」

 

小町「………多分、自信は無いけど」

 

陽乃「私は見破れなかったかな?悔しいけど」

 

静「私も見破れませんでした」

 

八幡「使った。俺には見えた」

 

ダービー「ブラフを使うのも1つのイカサマですから、それもありですね。20年前も私は承太郎にブラフで敗れました」

 

なるほどです。

イカサマをしたように見せかけて実はしていない…と言うのも1つの手段なんですね?

 

JOJO「俺がイカサマを使ったか使わなかったか、確かめる方法は簡単だ。カードをめくれば良いんだからな。もしも俺のイカサマがブラフならば、コールした段階であんたの勝ちだ。俺のイカサマはブラフ。それがあんたのコールで良いのか?」

 

ダービー「私のセカンドディールのままならば、あなたの手元にあるのはダイヤとクラブのAのワンペア。一方私の手元にはスペードのロイヤルストレートフラッシュです」

 

JOJO「さて、本当に『ブラフ』がコールで良いのか?それとも、何かのイカサマを使用したかを当てるか?」

 

ダービーさんは汗をかきながら黙りました。

ダービーさんは見破れなかったようです。

 

ダービー「参りました。『ブラフ』でコールするしか無さそうですね。私にはわかりませんでした」

 

JOJO「(その潔さ、あんたはかつて承太郎さんと戦った時よりも確実に強くなっている。俺はあなたの覚悟を尊敬する)」

 

ダービー「最後ですから開き直っているだけですよ。それでは、そちらからお願い出来ますか?」

 

JOJO「ああ」

 

一条先輩は1枚ずつめくっていく。

ハートの4、ダイヤの2、スペードの4、ハートのA、クラブのA。

 

ダービー「やれやれ。本当にイカサマを使われていたようですね。ワンペアだったはずがツーペアになっているではありませんか。それでは私の方の確認をしましょう」

 

ダービーさんも一条先輩と同じように1枚ずつめくっていく。

 

スペードの10、スペードのJ、スペードのQ、スペードのK…

 

ダービー「ここまではロイヤルストレートフラッシュの手札ですね。仕込んだのがあるとすればこの最後の1枚…ですか」

 

JOJO「(あんたの言うとおり、ブラフならスペードのAだ。さあ、見てみるが良い)」

 

ダービーさんは最後の1枚をめくります。

中はスペードの9…

ロイヤルストレートフラッシュではありませんでしたが、スペードのストレートフラッシュでダービーさんの勝ちでした。

 

一条「ちっ…最後の最後で運に負けたか。俺達の負けだな」

 

八幡「どこまでもギャンブルの神に愛された男だ。まさかこんな結果に終わるとはな」

 

二人の魂が抜かれ、コインにされてしまいました。

 

ダービー「本来ならば、ここで私はこのコインを持ち帰り、任務を達成。私は満足して逝けば良いのでしょうが…」

 

ダービーさんは指をパッチンと鳴らしました。

すると、コインはハチ君、仗助、億泰さん、そして一条先輩の魂となって体に帰っていきました。

 

仗助「あれ?俺は…」

 

億泰「助かった…のか」

 

八幡「だがなぜ?」

 

ダービー「確かにポーカーとしてのゲームでは私の勝ちでした。ですが、この勝負はポーカーとしてのゲームではなく、私とあなたのイカサマを見破るゲームでした。私は一条承一郎。あなたのイカサマを見破る事は出来ませんでした。ただ運に助けられただけです。こんな勝ち方で勝負に勝ったなどと言ってしまっては、私のギャンブラーとしての誇りに傷が付いてしまう…誇りを傷付けてしまってまで勝ちを誇るくらいなら、誇りを持った敗北を私は望む。ただそれだけです…最期に聞かせて欲しい。一条承一郎。あなたのイカサマとはなんだったのですか?」

 

それは私も聞きたい事でした。

一体一条先輩は何をしたのでしょうか?

 

JOJO「あなたの手を見てください」

 

私達とダービーさんは彼の手を見ました。

 

No.6「オレタチノ事ヲワスレテモラッチャコマルゼ」

 

彼の腕にはミスタさんのスタンドが張り付いていました。

 

JOJO「セカンドディールをやったとき、ピストルズが一枚目と二枚目のカードも細工していたのさ。だから、俺の手元には三枚目のハートの4が、あんたの手元には二枚目のスペードの9がカードが行っていた。まさか二枚目のカードがスペードの9で、ストレートフラッシュが完成するとは思わなかったがな」

 

ミスタ「あの場面で俺達の企みに気付き、信用してくれるとはやるな、一条」

 

出ていっていたはずのミスタさんが再度入店してきました。

 

JOJO「耳が良いので、ピストルズに取り付くように指示を出していたのに気づいてました。ピストルズならば、ノールックでカードを配るダービーさんの一瞬の隙を突いてくれると信じてました。弾丸をパス回しできるならば、セカンドディールの隙を突いてくれると」

 

ダービー「仲間の絆にやられた…ということですか…」

 

JOJO「万全のあなたならば、カードがずらされていた事に気付かれていたのかもしれない。病魔で指先の感覚が鈍っていなければ、感覚の鋭いあなたには通用する手ではありませんでした。本当にあなたは誇り高い強敵でした」

 

ダービー「最高の勝負だった。これで思い残すことはない。負けて清々しいと思えたのは最期のこの今だけだった。一条承一郎、そしてジョースター達よ…感謝する」

 

ダービーさんからの死の気配が強くなる。

私は何故か敵なのにダービーさんを死なせたくは無くなっていた。

 

いろは「ナイチンゲール・エメラルド!《エメラルドヒーリング》」

 

ダービー「私を蝕んでいた病が…何をしたんです?」

 

いろは「私のエメラルドヒーリングは病気とかの能力にも効果がある治療能力です。勝手で失礼ですが、あなたの病気を治療させて頂きました。後は栄養を蓄え、ゆっくり休養すれば、あなたは助かると思います」

 

ダービー「何故、私を治療したのです?私はあなた方の敵ですよ?」

 

そう、彼は私達の敵です。ですが…

 

いろは「あなたの誇り高いギャンブルへの精神に、何故か敬意を払いたくなりました。ただ、それだけです」

 

ダービー「…完敗だ。私は君達の絆と誇り高い精神に心から敗北を認めよう」

 

ダービーさんはカードを片付け、そのカードを自らのポケットにしまいました。

 

ダービー「このカードは君達の誇り高い精神に敬意を表し、私の今後の誇りとして宝にする。もう私はスタンドでチップをコレクションにすることもない。ただのギャンブラーとして、渡り歩こう。そして、一色いろは。君には大きな借りが出来た。もし君が窮地に困ることがあれば、私は私の出来る範囲で、君の助けになると誓おう、私の魂を賭けて」

 

ダービーさんは荷物を持って立ち上がりました。

 

ダービー「また会いましょう。誇り高きジョースター達よ。私が言える事ではないが、いつかまた、ただの純粋な勝負を楽しみたいものだ。君達の旅が無事に終わることを願っている。さらばだ」

 

ダービーさんは、そういって晴れ晴れとした表情で去っていきました。

彼の人生に幸があらんことを…

 

こうして波乱に満ちた昼食は終わりを告げ、私達はフロリダへの旅を続ける事になりました。

 

ダニエル・J・ダービー

自らの誇りを貫き、敗北を認め、旅に出る。

←To be continued




今回はここまでです。
ダービーは第3部の敵の中でも承太郎達から大した奴と評価されていた唯一の敵でした。
当初の予定では、もっと違う結末だったのです。
ミスタのピストルズが動くのは予定通りでしたが、ジョルノは別の方面からアプローチする予定でした。
予定変更に伴い、ただの冷たい人間になってしまいましたが(^_^;)
イカサマはすれど、彼のギャンブラーとしての姿勢は筋が通っていたのではなかったか?
そう考えたとき、彼の結末はこうあるべきだと考えるようになり、この形になりました。
彼を下衆に終わらすには惜しい男でしたから…

今回のキャスト

八幡…万が一を考えてゲームには参加せず。しかし、ダービーの誇りと覚悟を受け、運命を承一郎に託す。

承一郎(JOJO)…こういった場数はメンバーの中でも一番踏んでいるだろうと思い、ダービー戦のメインに。周りをよく見て上手く立ち回りました。GIOGIOさん、この人くれません?

いろは…ゲームにこそ参加していないが、ダービーの誇りに敬意を表し、病を治療する。彼女の中にも黄金の精神は健在です。

仗助…チンチロチンに敗北。実は表には出さなかったが、ジョルノとミスタの思惑に気付き、時間稼ぎをする為だった。一見戦犯だが、どちらかと言えば立役者側。

静…本来ならば得意な分野だったのだが、今回は見送り。次に期待。最近、戦犯率高くないですか?

ジョルノ…ミスタとは別の仕掛けの為に動いていたが、ダービーの覚悟を受けて自重。結構えげつない作戦を考えていた。

ミスタ…最近の活躍は半端じゃない!?第5部ポルポルポジはどこいった!?

億泰…ミスタが脱ポルポルしているので、一人でポルポル役を頑張っています。今回はダービーが巧みだっただけなので戦犯ではない。というか、大仕事をいつもこなしてくれるので助かってます。

小町…まだ復活ならず。ジョセフの手紙に何が書いてあった!?

陽乃…ダービー戦のメインを彼女か承一郎かで悩んでました。彼女も状況把握や周囲を上手く利用するのは得意分野でしたから。前回活躍したので今回は承一郎に譲りました。

ダービー…病も治り、誇り高いギャンブラーとして再出発。ジョースター家と認め合う仲に。

それでは、次回もまたよろしくお願いします。

EOH風掛け合い特別編2(八幡&忍編)

忍VS八幡
忍「あら、八幡ちゃん。良ければあちしと稽古をしてみない?あなたに勇気の神様が降りるか見たいわ」
八幡「え?忍さんとですか?正直勇気が持てないっす。変身能力攻略とか無理ゲーすぎるんですけど」

忍勝利
忍「バレエ拳法も役立つでしょ?何なら弟子にしても良いわよ?まずはアン・ドゥ・オラァからよ!」

八幡勝利
八幡「ジョースター家全員に変身できるとかチートすぎじゃね?せめて小町はやめろ下さい」


八幡VS忍
八幡「忍さん、今日も鏡の前で髪を解かして来たんですか?」
忍「そうよ?ピンクのリップでスウィートマジックよ。準備はOK、仕上げは上出来よ!」

八幡勝利
八幡「ハッ!何か赤い髪のジョジョみたいな女の子の幻影が!俺は何を見たんだ!?」

忍勝利
忍「八幡ちゃんって、なんだかんだ言ってノリが良いわよね?仲間限定だけれど」

忍&八幡共闘 できる
忍「好きとか嫌いとか、最初に言い出したのは誰だったのかしら?駆け抜けて行くわ」
八幡「あんたのメモリアルがどうとかは今はどうでも良いんで、敵が来てるんすけど、戦って下さいません?」

勝利後
忍「不思議な運命の巡り合わせに心から感謝したいわね」
八幡「まだ友情は始まったばかり、だけどこの気持ちは変わらない。永久に…って何を言わせるんです?」

八幡&忍共闘
八幡「あなたと戦う時間が増えてく度に…」
忍「友情はスピードを上げて、景色さえ見えなくなるものよ!」

勝利後
八幡「出会った頃はこうして共闘する未来、想像出来ませんでした」
忍「制服姿の帰り道、遠くを眺めて思い出す日が来るわよ?」




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