side一色いろは
女子会はついに最後である承一郎さん達の世界の話になりました。
いろは「そういえば、皆さんは昔承一郎先輩と会っているんですよね?」
小咲「あんまり覚えていないけどそうみたいだね」
わたし達と違って子供の時の事はあまり覚えていないみたいです。わたし達が特殊なんですけど。
千棘「そう考えるとなんだか奇妙な巡り合わせね。高校で皆がほぼ同じ時期に会うなんて」
確かにそうですね。わたし達転生者も大半がそうです。同じ地域にいたんですからもう少し早く再会していても良かったと思うんですけど。
鶫「そうですね。でも一条承一郎のそばにはもう一人私と同じように少年がいたと思うのですが…」
そこに反応したのが雪ノ下姉妹とトリッシュさん、それに留美ちゃんのチーム黄金の風でした。
あ、ハチ君達が戻ってきましたね。
陽乃「ねぇ、どう思う?」ヒソヒソ
雪乃「どうやら承一郎君はあの『村雨』の持ち主が死亡している事を隠しているみたいね。罪の意識からかしら?でもここは黙っておいた方がよさそうね」ヒソヒソ
いろは「そうですね…」ヒソヒソ
なるほど。大切な誰かが亡くなったんですね。承一郎さんが黙っているということはわたし達部外者が踏み込むことではありません。ましてや今回の異変に大きく関係しているわけですし。
鶫「?どうしました?」
雪乃「いえ、なんでもないわ…」
いろは「じゃあ皆さんには再会した時の事を教えてもらいましょうか。では千棘ちゃん!」
千棘「えっ、私⁉︎」
逃がしませんよ?凡矢理の皆さん♪わたし達も恥ずかしいのを我慢して喋ったんですから。それもわたしはエリナの事まで晒されたんですし!
結衣「あ、私もそれ気になる!」
千棘ちゃんと同じ声の結衣先輩が催促します。何だか弥七達がわたしに催促するような感じで違和感が出てきますね。
千棘「…えっと、アメリカからパパと一緒に日本に来て学校へ転校して、初日に遅刻しそうで塀を飛び越えた先に承一郎がいて…お姫様抱っこされたの」
波紋の戦士みたいな事をしますね。波紋の戦士はハードルのように飛び越えますけど。
結衣「いいなー!羨ましいー!」
材木座先輩にやってもらってはどうです?見た感じではくっつくのも時間の問題って感じですし。
陽乃「女子としてはお姫様抱っこは憧れるよね」
いろは「ふふーん、実は私ハチ君にしてもらった事があるんですよ!」(中学編『東方仗助、恋人に遇う2』参照)
デラウェアやサバンナ川では緊急事態でしたからね。普段はあまりやってもらえません。キスとか以上にレアパターンなんですよー。
小町「私は承一郎先輩にしてもらった事はあるけど、やっぱりお兄ちゃんにやってもらいたいな。じゃあ今度は小咲さん!」
させませんから!ただでさえお姫様だっこはあの子に先越されてるんですからね!あれも緊急事態でしたけど!
次は小咲先輩です。
小咲「えっとね、私と一条君が再会したのは中学の頃なんだ。2年生の時に同じクラスで、3年生の時からよく話すようになったんだよ」
ここで爆弾を投下しましょう♪
いろは「ちなみに匿名の情報で最初は中華丼を承一郎先輩の顔面に叩きつけたらしいですよ」
いやぁ、宮本さん、基本世界の比企谷小町ちゃんみたいですよね?そんなところがマチちゃんが宮本さんみたいなタイプをよく思わないところなんですけど。
小咲「るりちゃん⁉︎」
小町「あー……基本世界の小町みたいな人だよね…無駄に策略巡らしたり勝手に比企谷八幡の情報を雪乃さんや結衣さんに渡すところなんてそっくりだよ…」
うん。ホントにマチちゃんが言うように宮本さんは比企谷小町に似ています。さっきの話ではそれが元で比企谷八幡との最悪な時期を迎えた基本世界やそっちの世界の比企谷兄妹みたいにならなければ良いですね?まぁ、お陰で基本世界の一色いろはと比企谷八幡の距離が縮んだみたいですけど。
でも、安心してください?その情報はうちの世界から得た宮本さんの情報ですから♪
ふふ、みんなちょっと引いてますね♪(性悪)
雪乃「そ、そう…それはかなり衝撃的ね…。それじゃあ次は鶫さんね」
鶫「私はですね、銃撃です」
このとんでも発言に一同騒然となった。
でも、普通は違いますけど、このメンバーでは結構ありきたりな出会いではないですか?
鶫「最初はお嬢を騙しているクソ猿だと聞かされていたものですから。その後に決闘で負けて奴を認める事にしたのです」
陽乃「へぇ…鶫ちゃんって承一郎君に何か思うところとかないの?」
鶫「い、いえ!奴はお嬢の恋人というだけですので!」フルフル
思うところを隠してるみたいですね。そのくらいの弁えがあって良いんですよ!とある親戚と実妹と親友は婚約者がいるのに割り込んで来ますから!そっちはニセモノですけど。
一条さんはフラグ建築士ですねぇ。
陽乃「ふーん…じゃあ次は万里花ちゃんね」
万里花「私は再現が可能ですからやって見せましょうか?」
いろは「?はい、お願いします」
何を実演する気でしょうか……。嫌な予感が…。
万里花「承一郎様ーーーーーーッ‼︎!」ダッ!
万里花ちゃんは勢いよく走り出して、一条君に抱きついた(ほぼタックル)!
あまりにも見事な弾丸タックルです!ラグビー界やアマレスでも世界が狙えるんじゃあ無いかと思われます!
この人が病弱って嘘ですよね!?
承一郎「うげぇっ⁉︎」
一条承一郎(クリスタル・ボーン)…
チーン♪
主人公達「「じょ、承一郎⁉︎」」
すぐに千棘さんは橘さんの首元を掴んでこっちに連れ戻す。
千棘「あんたねぇ…事あるごとに承一郎に抱きつくのやめなさいよ!」
万里花「それはあり得ませんわ、私は承一郎様の許婚ですもの!」
千棘「私は恋人よ!」
と言うことは婚約者のわたしはもっと抱き付いても良いですよね?まぁ、二人の時は遠慮なく抱きついてますけど。
千棘さんと橘さんはお互い目から火花を散らしています。何だかギスギスしてますねぇ。
いろは「それじゃあ春ちゃん、あなたはどのように?」
春「!」ビクッ!
春ちゃんがプルプル震えています。あれ?わたし、普通に聞いただけですよね?何の地雷を踏んだんですか?
春「…言わないとダメですか…?」
いろは「お願いしますよ。大丈夫です、絶対に内緒にしますから「…見たんです」…え?」
春「一条先輩…私のパンツを…見たんです…!」プルプル…
この一言で全員が一条君へ視線を集中させる。
あ、川崎先輩も何かを思い出したのかため息をついてます。
女子達(一部除く)「「……最低」」
承一郎「風なんだッ!不可抗力だッ!」
ハチ君もウンウン頷いています。あ、川崎先輩が拳骨を落としました。承一郎さんは弁解してますけどハチ君は開き直ってますね。風じゃあ仕方がない…と。
春「でも、クマさん見ましたよね⁉︎」
承一郎「…申し訳ありませんでした」(土下座)
小咲「まぁ春、一条君も謝っているんだしこのくらいで、ね?」
春「…お姉ちゃんがそう言うならもう言いませんけど」
いろは「とりあえずエクセスいきましょう」←O☆NA☆JI☆KO☆E
ハチ君と二人に。
承一郎「What's⁉︎」
既にハチ君は幻影の波紋で消えてます!あ、比企谷隊長、捕まえてくれてますか。あ、そのまま比企谷隊長を引き摺って逃げてます!その辺りは相変わらずの鬼畜です!
小咲「いろはちゃんも落ち着いて!」
小町「…まぁひとまずこれで皆の再会した時の話は終わったね」
春「いろはさん!あの根性曲がり、捕まえるんですね!?」
白良「了解よ?春ちゃん、エリナちゃん♪」
八幡「え?あんた女子って年齢じゃあ「オラァ!」げふぉお!」
ガクッ!
比企谷八幡(ザ・ジェムストーン)…
復活したばかりなのにアホな事を……相変わらずの。
春「バカ、ボケナス、承一郎」
承一郎「おい、承一郎は悪口じゃあない!」
女子「ぶふっ!」
まさか別の世界の人からコレが出るなんて。
霊夢「バカ………」ププ
リアス「ボケナス……」ププ
小咲「承一郎………」ププ
魔理沙「バカ、ボケナス、承太郎」
小猫「バカ、ボケナス、丈城」
Aいろは「バカ、ボケナス、八幡」
Bいろは「バカ、ボケナス、八幡」
千棘「バカ、ボケナス、承一郎」
ププププ………クスクス………ゲラゲラゲラゲラ!
会場全体に広がり………
「バカ、ボケナス、○○○(主人公達)!」
主人公達「なんの羞恥プレイだこれ!」
ヤレヤレですね♪
←To be continued
女子会はこれで終わりです。
さて、つぎはどういう話にしますかね( ^∀^)