やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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前回までの八幡の冒険!

フロリダに行くハズの飛行機がマライアのスタンドによってニューヨークへ到着してしまった八幡達ジョースターチーム!
空路は危険と判断した仗助は、SPW本社へ車を調達しに行く!
時間はお昼時。
食事の時間にうるさいミスタのスタンド、セックス・ピストルズの食事の為、ミスタは億泰をお供にイタリアンレストランで食事を始めるが、そこに新たな刺客が現れる!
かつてポルナレフとアヴドゥルが戦った銃のスタンド使い、ホルホース!
ミスタとホルホースは銃撃戦を繰り広げながら、街へと躍り出る!
だが、億泰の方にも新たな刺客が!
骨に覆われたゾンビの集団!
力と早さを併せ持つ彼等に億泰は勝てるのか!?
一方のミスタとホルホースの戦いの決着は!?
コラボ前哨戦、後半!
さぁどうなる!

※グロ注意です


Mr.No.2達と皇帝 そして謎の吸血ゾンビ登場(コラボ前哨戦)2

sideグイード・ミスタ

 

ホルホース「チビッ子スタンドのパス遊びは終わりかぁい?カモォン、ミスターくぅん」

 

あのカウボーイかぶれのオッサンを追いかけて廃ビルで打ち合いを始めたは良いけどよぉ、あのオッサンは銃も弾丸もスタンドだ。

おまけにピストルズ程ではないがよぅ、ある程度の弾道を曲げる事も出来やがる。

その分射程は短けぇらしいがよぉ、弾切れの心配も無ければリロードの必要もねぇってどう考えてもこっちが不利じゃぁねぇかよぉ。

足音を便りに何発か発砲。

ピストルズ経由で弾道を変えても、向こうも同じタイプのスタンド。

俺が考える弾道は、向こうにも読めるということだろぅ。

今ので弾切れだ。

次の弾を装填…4発?4発だって?

ダメだ。4だけはだめなんだ。一発落とさなきゃだめなんだよぉ。

一発減っても、4という数だけは昔から録なことがないんだ。

ナランチャが死んだときも4だった…一発落とさなきゃ…

 

ガァン!

ミスタ「コフッ!」

 

ほら…やっぱりよぉ、4は俺のÈ un numero che chiama sfortuna (エン ヌーメロ キャ キャマノ スフォルトナ 訳:不運を呼ぶ数字だ)

リロードの最中に肩に銃弾を受けちまった。

 

ホルホース「おやおやぁ?リロードが必要ってのはやっぱり不便でしょうがねぇなぁ?それにひきかえ、俺のエンペラーは違う。俺のエンペラーは銃も弾丸もスタンドだぁ。分かるかなぁ?ミスミスくぅん?おや、いぜんにも今のパッショーネにいるポルナレフにポルポルくんと呼んでやった記憶があるぜぇ」

 

オッサンは何がおかしいのかゲラゲラ笑い始めやがる!

 

ホルホース「ミスミスくぅんか、良いねぇその響きぃ。兄ちゃんのトロクセェリロードのミスが弾丸を受ける原因なんだからなぁ。そもそも、銃を相棒に選んだのも、ミスだったんじゃぁねぇかぁ?日本じゃぁ、失敗したって言うのをmissったって言うじゃぁねぇの。兄ちゃんの名前、日本にちなんでミスッタって名前に変えちまったらどうだ?お似合いだぜぇ?ポルポルくんそっくりなミスッタくぅん?」

 

何だと…確かに俺がまごついていたのはミスだ。認めよう。だがな、俺の名前にまでケチを付けられちゃぁ黙っちゃいられねぇ。

安っぽい挑発なのはわかってた。

俺をイラつかせるのは十分な言葉だったよカウボーイさんよぉ。

だがよぉ、オッサンよぅ。

一匹狼と組織の歯車。

同じプロの暗殺者でもよぅ、そこの違いによぉ、差が出るってもんなんだよぅ!

 

オッサン、今よぉ、俺をポルナレフさんに似ているって言ったよなぁ。

以前、ポルナレフさんは挑発に乗りやすくて短慮だったと自嘲していたからなぁ、オッサンが戦った時のポルナレフさんだったら、それに乗っていただろうよぉ。

俺はポルナレフさんや承太郎さん、仗助さんによく言われる。若いときのポルナレフさんや億泰に似ているようで、全く違う…と。

一見キレて表情や口調が短慮に走っているようで、実はより神経が研ぎ澄まされて頭は冷静になっている。それが俺という男だと評してくれた。

思い出せ、ブチャラティは俺の何を最も評価してくれた?

俺の最も得意とすることは何だ?

そうだ…俺はスタンドを使う以前から…

 

ホルホース「ほれカモォン?ミスッタくぅん?」

 

うるせぇんだよぉ、この時代錯誤野郎がよぉ。ペラペラくっちゃべってよぉ。

相手の動揺を誘って攻撃するか、相棒の影や援護が無ければ何もできないプロとしては二流の暗殺者。それが暗殺者業界のホルホースの評価だ。

さっきのレストランだって、自分のスタンドでの攻撃にこだわらず、狙撃銃や重火器で攻撃すりゃあ、少なくともダメージにはなっていたかも知れねぇのによぅ。

もっとも、暗殺者が暗殺されやすい席を選ぶなんてあり得ねぇし、狙われた瞬間の殺気ってのを無意識に感じとっちまうのは、まぁこの世界にいりゃぁ、イヤでも身に付けなきゃぁ生きちゃいけねぇから、仮にホルホースがバズーカでも撃って来たとしても、億泰含めてダメージなんざ食らわねぇけどなぁ?

 

ミスタ「ピストルズ、わかってるよなぁ?」

ピストルズ達『LO SO(ロソ 訳:わかってる)』

 

ピストルズは意思を持ち、自動で動く。

が、やはり俺のスタンドだ。

俺の意図は言葉にしなくても、しっかり伝わる。

 

ホルホース「ほらよっ!ミスッタくぅん!頭に血がのぼって突っ込んで来るかと思ったが、どぉやらそれ以前に怖じ気づいちまったようだなぁ?トドメだぁ」

 

ホルホースは弾丸を撃ってくる。

俺はその軌道を読む。体が無意識に自然と最低限の回避行動に移る。そしてそれはホルホースの弾丸の曲がる方向まで含めての最低限の回避行動だ。奴の弾道を、何故か俺は光の線として見えている。

相手の銃口の向き、引き金を引くまでの体が全体の筋肉の動き、射つタイミングで止まる呼吸…ホルホースの動きの全てから発射と通常の弾道を予測し、プラスして俺だったらこういう弾道を引く…というスタンドの動きも予測する。

ホルホースの弾丸はスロー再生されたように俺の予測の弾道を描いて回避した俺の目の前を通りすぎる。

そして今度は俺の攻撃。

奴の回避の先まで予測した弾道を描いて銃を3発射つ。

弾道は(俺の感覚では)ゆっくりと思い描いた弾道を描く。

俺の弾は奴の左肩、脇腹、右耳に命中。

さすがに脳天を吹き飛ばせるほど甘くはなかったようだがよぉ。

 

ブチャラティが買ってくれた俺の能力。

異常なまでの集中力。

超越したスナイパーなどにたまに現れる才能の持ち主の中には風や地球の自転、銃のクセ、相手の動きの先までを計算した上での弾道が光の線として浮かび上がるらしいがよ、俺にもそういった集中力の先にある、スタンド能力とは別の才能が昔からあったんだ。

初めて捕まったきっかけとなったあの事件。

チンピラ数人に囲まれた中での四方八方からの銃弾を、まだスタンドに目覚めていなかった俺は全て回避した。

頭に血がのぼっていながらも、冷めた集中力は無意識に相手の筋肉、呼吸、思考…それらが全てを読み取り、光の線として浮かんでいたからだ。

スタンドとは別の、もって生まれた才能。それが俺の能力だ。

ホルホースよぉ。テメェはよぉ。見誤ったんだよぉ。俺という人間をよぉ!

 

ホルホース「イテェ!テメェ!ミスッタぁ!」

 

ホルホースは逆上し、俺に銃口を向ける。

馬鹿だよなぁ?ホルホース。

だからよぉ、オメェは二流なんだよぉ。

テメェが余裕あるうちはこっちを挑発したり、相手の痛い所を突いたりする冷静さはあるが、その余裕が崩れればすぐに逆上し、息が乱れる。

呼吸が重要なのは、何も波紋使いだけじゃぁねえ。闘うものの全ての基本だ。

呼吸の乱れは思考を単純化させるし、筋肉の動きを鈍らせ、相手に自分の動きの先を読ませてしまう。

 

ミスタ(テメェのよぅ、動きはよう、全て丸見えなんだよぉ!)

 

ホルホースから弾丸が発射される。

だがよぉ、それが狙いなんだぜ?オッサンよぉ!

 

No.1「モラッタ!パァス!」

他のピストルズ『パスパスパァス!』

 

ホルホースの弾丸をNo.1が蹴りあげ、他のピストルズでパス回しをする。

 

ホルホース「な、何ぃ!」

ミスタ「さっきの俺の攻撃はよう!テメェの体を削るのだけが目的じゃぁ無かったんだぜぇ!ピストルズを近寄らせるのが本命だったんだぜぇ!そのクソッタレの汚ねぇ銃に潜ませるためになぁ!」

 

そう、さっきの攻撃はホルホースを削るのが目的じゃぁなかったんだよ。

むしろ、削れた事自体がラッキー程度の攻撃だった。

本命はこれだ。攻撃の陰に隠れてピストルズをホルホースに取りつかせる事が目的だったんだ。

潜ませたのはNo.1。ピストルズのリーダーであるNo.1がこういうときには一番頼りになる。

 

「テメェは銃も弾丸もスタンドである事を自慢してたみてぇだがよう!テメェのスタンドにはこんな使い道はねぇよなぁ!自分の弾丸でよう!脳天ぶちまけちまえよなぁ!」

 

ピストルズの連携で奴の脳天に…

 

ガシャアン!

 

だが、ガラス窓をぶち破ってきたスケルトンのような、ゾンビのような奴が弾丸と奴の間に滑り込み、奴を庇って頭に受けた。

弾丸は骨のヘルメットに当たり、ヘルメットが砕け落ちる。

弾丸は脳天に食い込んでいるにも関わらず、この化け物は動きを止めない。

というか、コイツはマジモンのゾンビだ!

 

ホルホース「助かったぜぇ、ボーイ。それじゃぁ、ここは一旦退かせてもらうぜぇ。あばよっ!ミスッタくぅん?俺の耳の借りは必ず返してやるから、覚悟しておくんだなぁ!」

 

やはり二流の一匹狼。危うくなれば依頼を放って命を惜しんで逃げる。

いざとなれば命をもって任務を達成させる一流とは違う。

それに、組織に属する暗殺者は任務に失敗すれば命はない。例え逃げ出しても。

他の組織は知らないが、少なくともパッショーネのメンバーはそれだけの覚悟をもって任務をこなす。

それに、奴は去り際にパッショーネにとっての禁句を言った。

覚悟だと?覚悟という言葉がパッショーネにとって、どれだけの重みがあるか…

 

ミスタ「とりあえず、この脳天に銃弾を受けてもしなねぇコイツから始末をしねぇとなぁ」

 

俺は銃を構えて狙いを付ける。だが、奴は素早く弾道から外れると、俺に拳を振るってきた。

 

ミスタ「ぐわぁ!はえぇ!つえぇ!何だコイツはよぉ!」

 

俺は窓ガラスをぶち破り、外に放り出された。太陽が真上にあり、異様に温かく感じた。

 

スカルズ「WRYYYYYY!」

 

ゾンビは俺を追って外に出てきた…が、骨のヘルメットを失ったゾンビは、太陽を浴びて灰になって消えていった…

 

ミスタ「助かったのか…むき出しの部分に太陽を浴びせれば、何とか倒せるようだがよぅ」

スカルズ(別個体)「WRYYYYYY!」

ミスタ「マジかよ!何体いるんだよぉ!こいつはよぉ!」

 

さっきみたいな幸運が無ければキツイ!

俺は一時撤退を始めた。逃げ切れれば良いけどなぁ!

 

side虹村億泰

 

俺は5体のホネホネゾンビを相手にボコボコにやられて傷だらけになっていた。

3体くらいはよう、倒したんだぜ?

ザ・ハンドで体ごと消したのが1体。コイツは掴まれちまったが、動きを止めてくれたお陰で消せた。

2体目、3体目は偶然攻撃が当たり、骨が砕けてゾンビの体がむき出しになった所に太陽が当たった。

すると、骨の部分なら太陽も大丈夫のようだが、鎧みたいな骨が無くなれば太陽に弱い。

攻略法は分かったんだけどよぉ、あのゾンビ、知能が高いのか、それ以降は俺の攻撃を読まれて当たんねぇんだよ…下手したら俺より頭が良いんじゃぁねえの?

あと2体なんだけどよぉ…さすがにやられ過ぎて意識が朦朧としてきたぜ。

俺は杜王町の時でもそうだった。

仗助と組んで戦えばコンビとして俺と仗助は敵に勝てたがよぅ、俺一人では敵に勝ったことがなかった。

あのレッド・ホット・チリペッパーの時だって、あれだけ追い詰めておきながら、最後の最後で俺は負けちまった…変な負けぐせが出来ちまってるみてぇだ。

 

あー…また負けちまうのかぁ…でもよぅ、最期まで食いついてやるぜぇ!

漠然とした覚悟が決まり、気合いを入れ直した時。

 

男性市民「う、うわぁぁぁ!」

 

逃げ遅れたらしい男性の市民が新しいゾンビの進行方向に腰を抜かして悲鳴をあげていた!

ヤバい!男性を何とかしねぇと!だがどうする!どうやって助ける!

俺は考えるのが苦手だ。

他の奴等なら逆転の奇策が思い付くかも知れねぇが、俺にはそんなこたぁ出来ねぇ。

だから…

 

億泰「もうウダウダ考えるのはやめだ!こっちに来い!」

 

俺はザ・ハンドでゾンビの方を俺の方へ引き寄せた。

ゾンビはそのまま俺に噛み付く!

 

億泰「があぁぁぁ!」

ミスタ「億泰!バカ野郎、自分を犠牲にしやがったな!」

 

丁度他のゾンビから逃げてきたミスタが来る。

ミスタは銃を射ち、鎧を砕く。

太陽を浴びたゾンビはそれで灰になる。

 

億泰「俺は馬鹿だからよぉ!そこの人を助けるにはよぉ、こうするしか思い付かなくてよぉ!」

ミスタ「覚悟とは自分を犠牲にする事じゃぁねえんだよ!それがわかってんのか億泰ぅ!」

億泰「わからねぇよ!けどよぉ、バカな俺にだって、曲げちゃぁならねぇ事はあるんだよぉ!」

 

俺は痛みに耐えるように叫ぶ。

 

億泰「俺達が戦いで負けて結果的に死んじまうのは仕方がねぇ!そんな覚悟をもって戦ってるんだからよぉ!けど、何にも知らない奴らが戦いに巻き込まれて俺の目の前で死ぬのだけは我慢がならねぇ!そんなものを目の前でやられるくらいなら、俺は自分がどうなろうと身を差し出してやるぜ!それが俺の覚悟だ!文句あっかコラァ!」

 

そうだ…重チーや辻彩さん、川尻隼人の父親のように、目の前で無関係の人間が巻き込まれるのだけは、我慢がならねぇ!

またあんな物を見せられるくらいならよぉ、俺はどんな手を使ってでも防いでやる!

誰に何と言われようと、それこそ俺が傷付くやり方だろうと、これだけはゼッテーに曲げられねぇ信念だ!

 

億泰「テメェらが無関係な奴等を平気で巻き込むっつぅならよぉ!このオトコ虹村億泰がよぉ、いくらでも防いでやるぜぇ!ドンドン来やがれゴラァ!」

 

俺の魂の叫びがニューヨークの街に木霊する。

すると…骨の軍団が何故か黒い影に覆われて消えていった。

 

億泰「な、なんだぁ?」

ミスタ「オメェの魂の叫びが、あの骨ゾンビどもの親玉に届いたんじゃぁねぇのか?だとしたら、オメェの信念の勝ちって奴だ。もう良い歳こいて青臭くて見てらんねぇがよ」

 

ミスタは俺の肩を担いだ。

 

ミスタ「青クセェがよぉ、俺はああいうのはキレーじゃねぇんだぜ?いい覚悟を見せて貰ったぜぇ、億泰」

 

正直、目頭が熱くなっちまったぜ。もうガキじゃぁねぇのによ。

けど、そんな俺達の感動に水を差す奴がいた。

 

ホルホース「感動だねぇ、じゃあその曲げちゃならない信念ってヤツを見せてもらおぅかねぇ」

 

あのホルホースだ。

奴はさっき俺が助けた男の両足を射ち抜き、そして頭に銃口を向けて立っていた。

 

ホルホース「チッ!あのクソガキ、ほだされやがったか…でもよぉ、これで俺の分け前は上がったぜぇ。チェックメイトだお二人さん。ここで何もしなけりゃ、オメェ達には死んでもらうが、この男は助けてやるよ」

 

やろぅ、下衆に堕ちやがった…

下衆にだけはゼッテー屈しちゃいけねぇ…だがどうする?

もう俺やミスタには手が出せねぇ!

 

そう思った時、影が奴の横に現れ、例のゾンビが現れた!

 

???「『覚悟』した者は美しい…だが、あんたは堕ちてしまったようだな。堕ちてはいけないところまで。残念だよ、ホル・ホース」

 

しかし、ゾンビは俺達に襲いかからず、少年のような声を出した後に奴の腕を捻りあげ、人質となっていた男は別のゾンビが運んでくれた。

 

???「済まない、お二人さん。俺は一般人を巻き込むつもりはなかったんだが…、俺のミスだ。申し訳ない。俺はその誇り高き覚悟に敬意を払う 」

 

そう言い残して、ゾンビ達はまたきえちまった。

 

ミスタ「どうやらよぉ、テメェは仲間に見捨てられたらしいなぁ。かつて俺の仲間が言っていた事だけどよぉ。下衆に成り下がったヤツってのはよぉ、何をやってもしくじるらしいぜ?」

 

ミスタはリボルバーに弾を装填し、ホルホースに照準した。

 

ミスタ「あばよ下衆野郎。最期に今は亡くなってしまったよぉ、その仲間の代わりに俺がテメェに言ってやるぜ…

 

 

 

 

 

 

 

アリアリアリアリアリアリ!」

 

ミスタはホルホースの頭や心臓に銃弾を叩き込んだ。

当然、奴はもう生きちゃぁいねぇ。

 

ミスタ「アリーベデルチ(さよならだ)」

 

side綾瀬絢斗

 

絢斗「何故、ゾンビを消した?何故、ホルホースを裏切った?」

少年「『覚悟』した者は美しい…。俺は、彼等の覚悟に敬意を払っただけだ」

 

 

小僧は飄々と言った。

ふんっ!気に食わんガキだ。

まぁいい、ミスタや億泰など、大したターゲットではない。

今回は見逃してやる。

絢斗「次はないぞ?ーーーーー」

少年「分かった分かった、あんたが大将だ。好きにしな。やれやれだ」

 

ホルホース(皇帝)

死亡

 

←To be continued




はい、ホルホース戦及び前哨戦は終了です。

今回はミスタと億泰、両方の魅力をどう表現するのか実に迷いました。
そして、コラボ相手の尖兵、スカルズとの戦いにしても、ただの強敵として攻略法を見つけて全滅させるのも何か違うと思いました。
大体、スカルズは量産可能で力も早さも波紋の戦士並。
多少の数を倒した所で徹底的に億泰とミスタはやられてしまっていたでしょう。
そこで出たのが億泰の叫びです。
コラボ相手の主人公も、無関係な者を巻き込むのは良しとしないはず。
ならば億泰の魂の叫びを聞けば、その覚悟に免じて一旦は退いてくれるかも…と思い、こういう展開にしました。
それに、例の少年はプッチや絢斗に対して半信半疑かもしれませんし。
もしかしたら、少年は八幡や仗助を試すために度々襲って来るかも知れませんね?

それでは、また次回に。
ーーーーーーさん、次もお願いします!

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