side一色いろは
さぁ♪まだまだ異世界同士ならではの女子会は続きます♪
次はボーダーの世界ですね。
ボーダーの世界の人達の番です♪
ボーダーの世界……わたし達にとってはその1つの話です。
比企谷八幡という存在はかなりの平行世界に存在しますが、ボーダーの世界も例外ではありませんでした。
その大半がこうです。
比企谷八幡はA級部隊の隊長、または将来的にA級部隊に昇級されると目されるB級部隊の隊長。
隊員はこの比企谷隊長の部隊のように総武高校の関係者であるか、ボーダーに既存する部隊の隊員がちらほら混成されているか、風鈴ちゃんのようなどこの世界にもいない存在が混ざるか、どこかで見たことがある人達が混ざり込んでいるか…。とにかく様々なパターンが存在しています。
そして、共通点多数の1つにボーダーの世界の人達とは関係が良好。特に女性とは……(イライラ)
有り余るトリオン量で何かしらのサイドエフェクトがある。比企谷隊長の場合はアクトン殺しの2キロ以内の全ての存在を把握する能力です。
静「さっきも思ったけど、あれには絶対にアクトンも幻影の波紋も通用しない…気配を経って透明になって、さらに波紋で別の気配を作ったのにあっさり捕まったし……能力の相性が悪すぎ」
とは先ほどのジョジョ先輩の言葉です。
次に、大半がオールラウンダーです。遠近両方に隙がありません。中にはパーフェクト・オールラウンダーな比企谷隊長もいます。
でも、良いことばかりでもありません。
共通しているのは両親、または片親を亡くしている。中にはマチちゃんが死んでしまっている世界もありましたね。
わかります…わかりますとも!前世はエリザベスとジョセフ以外は非業の死を遂げてますから!
その原因がハチ君の前世の片割れ、ディオなのが複雑ですけど…。
まぁ、色々なパターンがありますけど、色々な比企谷隊長の大半はボーダーの方とお付き合いする場合が多いです。
その中でも綾辻さんは多いかもしれません。
ですが、その事情を知る事はあまりないんですよね?
ですので馴れ初めを聞くことにしました♪丁度女子会恒例のコイバナですから♪
と言うほど、わたしは特殊すぎる環境で女子会なんて参加したことはほとんど無いですけど。
遥「私と八幡くんは幼なじみなの」
いろは「同士!」
すぐさまわたしは綾辻さんに抱き着きました。
わたしとハチ君も幼なじみから始まってますからね。特殊すぎる環境で…以下略。
遥「うーん……私達の場合はエリナ(いろは)ちゃんと違って小さい頃から付き合っていたわけじゃないんだよね。むしろカップル歴で言うなら、この二・三年の話しかな?」
いろは「え?そうなんですか?」
Bいろは「その時にアタックしていたら……」
ノーコメントです。ニタニタ笑ってる二人がいますから。
でも、すんなりいかなかった何かがありそうですね…。
どんなドラマがあったんでしょうか?
遥「ちょっと恥ずかしいけど……幼なじみだから昔から仲が良かったんだけど……ほら、四年前の大規模侵攻があって、八幡くんの両親が亡くなった頃かな?うちの両親も八幡くんを自分の子供みたいに思っていたから色々八幡くんや小町ちゃんを気にかけていたんだけど、それを引け目に感じていたみたいで…」
いろは「ああ……何となくわかります」
良く似た前例がこちらにもありますからね。
わたしはジョジョ先輩を見る。ジョジョ先輩もジョセフの拾い子として気を使ってましたから。
比企谷隊長もそんな綾辻さんの両親に引け目を感じていたのかもしれません。
遥「それが理由かはわからないけど、八幡くんは私を段々避けるようになっちゃったんだ…。八幡くんは元々ボーダー立ち上げの時から働いていたし、その頃は色々あったから。私からどんどん離れていくようで…。このままだと八幡くんまで私の前からいなくなっちゃうって思ったら、それが寂しくてね。それで中学三年の時に色々あって私から告白したの」
中学三年の時……ですか。わたし達の世界でも折本さんの件とかがありましたし、そちらの世界でもそれがあったかはわかりません。でも、基本世界の比企谷八幡先輩もその頃に色々あって目が腐ってしまったようですから、似たような事があったのかも知れませんね。
それにしても四年前の大規模侵攻ですか…。
わたし達も四年前は大変でしたね。ちょうどストーン・オーシャン事件でしたから。(第2章参照)
いろは「でも、比企谷隊長も綾辻さん一筋で凄く大切にしてますよね?そんな時期があったなんてビックリですよ」
遥「ふふふ………。八幡くんも昔から私の事が好きだったんだって。もうそこからは昔の事が嘘のように大事にしてくれてるかな?」
G霊夢「でも、同じ八幡でも3人とも恋人はタイプが違うよね?遥もエリナも陽乃も」
ああ、わたしには何となくわかります。
ハチ君もそうかも知れないですが……。
いろは「参考になるかはわかりませんが…良いですか?」
これは色んな比企谷八幡先輩を…特に基本世界の比企谷八幡先輩を見たわたしだからこそ感じた事かもしれません。
いろは「基本世界でもそうだったんですが、比企谷八幡って人物は元々惚れっぽいんです。そして、好きになった人物がそのままタイプになる人だったんですよ。捻デレてますから分かりにくいですけど」
一度懐に入れた人間にはとことん一生懸命ですよね。それはハチ君の前世であるジョナサン、そして意外な事にディオもその気質があったようですし。プッチとか。
思い当たる節があるのか、3人の比企谷八幡の世界の人間はうーん……と唸る。
何故か幻想郷組や駒王組、凡矢理組もですけど。
主人公の皆さん、変なところで似た者同士ですね。
A陽乃「あ~………エリナちゃん、それ正解かも…」
遥「うわ~………考えてみたらそうかも…」
わたしはマチちゃんとハルさんを。
綾辻さんは一色さんとやはりハルさんを。
ハルさんは弥七を見る。
遥「あと、無自覚たらしなところよね」
A陽乃「そうそうそれ。何人無自覚に落としてるやら。八幡はイケメンだから人気が高いのよ。特に後輩に」
遥「うちの八幡くんもだよ。普段は野暮ったい髪で隠してるからバレないけど、ボーダーの比企谷隊長としての姿はオールバックにしていてイケメンだから全国的に人気が高いの」
二人とも目が腐ってないですもんね。
でも……
遥「DIOはどうなの?」
それがですね……
いろは「目があれですから有象無象からは避けられてるんですよ。暗殺者の雰囲気も相まって無表情だと鋭い目が怖いみたいで普通の女子は近寄りもしないんですが」
ところが慣れてしまうと目以外は二人と同様に整っている方ですから、イケメンになれる資質はあるんです。
その結果が……。
いろは「そこの二人ですよ」
再びわたしがマチちゃんとハルさんを見る。
小町&陽乃「(;´3`)~♪」
そして大人組に混じってるミドラーさんを見る。
G霊夢「意外!ミドラーも!?」
違います。
いろは「ミドラーさんの養子のネーナちゃんです。まぁ、そっちはあまり心配してないんですが、問題は」
同じく大人組の康一さんを見る。
ゼノヴィア「意外だ!康一が!」
海老名「ハチコウキマシタワー!」
相変わらずの病気ですね……典明おじさん。
だから違いますよ。ゼノヴィアさんも鼻息荒くしないで下さい。
いろは「康一さんの娘の康穂ちゃんです……。諦めが悪いんですよ……。ハチ君は母親の由花子さんを怖がっていますからその気は無いんですけど。髪の毛のスタンド、ラブ・デラックスにいつもひどい目に遭わされてますから」
元祖ヤンデレと言われてますからね。由花子さん。
リアス「ラブ・デラックスですって!?」
リアスさんが何故かジョルノさんを見て青い顔をしました。何かラブ・デラックスに嫌な思い出があるんでしょうか?でも、ジョルノは由花子さんとは無関係ですし、よくわかりません。何より、駒王の世界にはジョースター家やその関係者はいないはずですし…。(尾河七国さんの作品を参照して下さい。ジョルノの偽物とラブ・デラックスが関係しています)
とにかく、無自覚たらしは意外にもハチ君も無関係じゃあありません。
静「イーハも大変だねぇ」
なに他人事のような顔をしてるんですか!確かにジョジョ先輩とハチ君は互いに恋愛感情はありません!ありませんけど……。
いろは「ジョジョ先輩……ある意味ではあなたが一番危険なんですよ。『相棒』じゃあないですか」
ホント、性格から何から女版ハチ君です!
大半がまず、ハチ君とジョジョ先輩が付き合ってると誤解しますから!それくらい二人の距離は近すぎるんですよ!近すぎて互いが兄弟のような関係を築いてますからね!?本物の妹のマチちゃんが妬くくらい!
静「だから私とハッチにそんな感情はないから。私はお兄ちゃん(仗助)一筋だから」
超絶ブラコンで助かりましたよ。血が繋がってないですから結婚も可能ですし。
A陽乃「静・ジョースター…確かに危険ね」
ニセコイ勢「真ニセコイ偽装の事もあるし…」
静「何で!?私は関係ないっつーの!」
ジョジョ先輩……案外あなたはダークホースなんですよ。
遥「エリナちゃんも身内で苦労してるんだ……。歌歩ちゃんとか那須さんとかも気を付けないと…」
主人公達…無自覚たらしすぎです。
B陽乃「次は私かな?私の場合は……アヌビス神の私とある意味で同じかもね~」
陽乃「私と?私と八幡くんは殺し合いから始まった出会いよ?」
確かにそうですね。成田でハチ君の命を狙って来ていたんでしたっけ。
B陽乃「私の場合、ボーダーに入隊した頃だったわね。二人ともそうだと思うし、自分で言うのもなんだけど、結構何やっても人並み以上でしょ?」
陽乃「まぁ……そうよね?」
A陽乃「親が親だしね」
実際にハルさんは強いです。はるのんさんのハルさんも独学で波紋を身に付けましたし、ボーダーのハルさんもアタッカーとしてかなりの位置にいるそうです。更にはどこの世界のハルさんも大抵は強いですが…。
B陽乃「で、調子に乗ってたんだよね~。ボーダー最強の比企谷八幡にだって勝てる!って……」
雪乃「結果は見えたわ。そっちの姉さん、完膚なきまでに負けたのね?比企谷君、戦いとなると性格悪いし」
それはハチ君のイメージですよ?雪乃先輩。
B陽乃「ジョジョ……じゃなかった、DIOとは違うわよ?そっちの雪乃ちゃん?私は正々堂々と負けたの。それからだったかな?八幡くんに興味を持ったのは。逆に二人の雪乃ちゃんには悪いんだけど、雪乃ちゃんから興味がなくなっちゃったんだけど」
雪乃「由比ヶ浜さんから聞いたわ。春頃の私のようだったそうね」
A雪乃「記録で見たのだけれど、私から見ても酷かったわ。そちらの由比ヶ浜さんが激怒したそうね」
結衣「うん……ゆきのんには悪いと思ったけど、何でもかんでも自分が負けると卑怯だズルだって言ってきて」
雪乃「耳が痛いわね……変わらなければ私もそうなっていたのかしら……私と会ったら、その私も変わることが出来れば良いのだけれど…」
B陽乃「どうかしらね?あなたの場合はカーズと同じ柱の一族の呪いだったっけ?そういった理由があったわけだし、対して私の雪乃ちゃんは元々の性格だからね~。DIOやガハマちゃんにこっぴどくやられても懲りてないんじゃないかな?実際、職場見学の時も雪乃ちゃんは八幡くんにやられたのに変わらなかったし」
それは相当ですね。まぁ、こちらの雪乃先輩もハチ君に一度完全に見捨てられた事がありましたし、何かきっかけがあれば変わるんでしょうけど。
それにしても、ボーダーのハルさんも無謀ですね…。
いろは「比企谷隊長はジョセフにも勝ったって言うじゃあ無いですか。ジョセフにはハチ君や承太郎でも手を焼くんですからね?」
魔理沙「そうなのか!?スゲーな!ジョセフは部を越えた時でも単独で敵を倒せる奴だったんだぜ?」
ゼノヴィア「ほう……あのジジイがそんなすごい男だとは意外だな」
B陽乃「ジョセフ・ジョースター…あのジジイはただ者じゃ無かったわね。戦いかたが老獪というか…」
静「さすがパパ…そっちでも暴れたんですか。騙しの手品がイヤらしかっただろうな~」
Bいろは「クラッカーがブーメランのように戻ってくるって何ですか?ホント……先輩も勝ったとはいってもベイルアウト寸前でしたし、切り札のブラックトリガーを使わざるを得ませんでしたね。ランク戦であれを使うことは滅多に無いんですよ?」
一色さんはクラッカー・ヴォレイの餌食になったんですね。我が前世の孫ながら、あの抜け目の無さはいつも驚かされます。っていうか、初めての異世界経験だったのに、一色さんに容赦なくクラッカー・ヴォレイを使ったんですか!?確かに一色さんはエリナ・ジョースターでは無いですけど。
Aいろは「ジョセフ・ジョースターさんはヨボヨボでも戦ってましたからね。この世界のジョセフ・ジョースターさんが相手ではわたしも苦戦しそうです」
波紋もハチ君並みに強いですからね……たまに百歳だというのを忘れてしまいますよ。弥七でも警戒しますか。
ジョセフは手強いですよ?
では、ちょうど話に入ってきましたし、一色さんの話を聞きましょう。
Bいろは「わたしですかー?言ってはなんですけど、エリナさんって『一色いろは』の中では性格が全然違いますよね?」
うっ!気にしてるところを突きますね…。確かにわたしは基本世界でのわたしともこの二人ともだいぶ違います。
出生がエリナ・ジョースターですし?かわいさをアピールするべき相手もハチ君だけですし?ハチ君は素のわたしが好きだって言ってくれますし…。良いじゃあないですか!
Bいろは「わたしの場合は基本世界のわたしとあまり変わらないかもです」
へぇ。と言うことは、最初はあの葉山先輩に?
Bいろは「ただ、少し違う所は最初から先輩に対してアタックしていたところですかね?意味合いは出会った頃とは違いますけど」
最初から比企谷隊長狙いだった?
Aいろは「察しが悪いですよー?さっき遥さんが言っていたじゃないですかー。ボーダーにおける八幡先輩は全国的に人気があるって」
なるほどなるほど。基本世界の一色いろはは学校のアイドルである葉山先輩にアタックしてしていました。
それは本当に好きという感情ではなく、憧れやステータスのようで……。それがボーダーの一色いろはにとっての比企谷隊長だったのでしょう。
Bいろは「最初は本当にアイドルに手を出……お近づきになるのが目的だったんですけど…」
この人、今手を出すと言い切りかけましたよね?
Aいろは「先輩の本質に触れて本気になったんですね?わかりますわかります」
Bいろは「ですです。いやぁ、さすがは弥七さん。同じ一色いろはなので話が早くて助かります♪それに比べてエリナさんは…ホントに一色いろはですか?」
イラッ………
いろは「ナイチンゲール・エメラルド」
Bいろは「何ですか?やるんですか?トリガーオン!」
ゴン×2(アクトン・クリスタル)
静「はいはい。スタンド出したりトリガーを起動させるなっつーの」
スタンドで拳骨は止めてください。
アクトンはパワーが強いんですから。
Bいろは「やっぱりスタンドって反則ですよ。なんでトリオン体を貫通してダメージ与えてくるんですか…。しかもこっそり透明化して出してくるんですから…」
わたしもボーダーの一色さんも涙目のルカでジョジョ先輩を睨みます。
でも、一色さんはボーダーの
いろは「でも、中々の人達で比企谷隊長は守られてるんですね?」
B小町「ほよ?小町には聞いてくれないんですか?」
いろは「マチちゃんから大体は聞きましたから。おおよその内容は聞いてますからねぇ……」
小町「あ~……掘り下げる程のネタを本城は聞き忘れていたそうだよ?この原稿をkanataさんに送って聞くそうだけど……小町って5割が彼氏作らない、3割が大志くんとくっつく、1割が戸塚さんと付き合うとか…そういうオチしか無いんだよね」メメタァ!
B小町「だからってブラコンに走らせるのは意外性ありすぎで引くんですけど…」
ホントです。
っていうか、メタイですよ!
Bめぐり「私ははるさんに紹介してもらってオペレーターになっただけだから、これといったエピソードって無いんだよねー。あ、でも綾辻さんには助けてもらってるかなぁ」
めぐり「私も綾辻さんみたいな副会長が欲しかったなぁ~。リアスさん、ゼノヴィアさんをくれませんか?」
さらりと異世界人を勧誘しないで下さい。
リアス「何でよ。あげないわよ?かわいい眷族をあげるわけがないじゃない」
普通そうですよ。ただでさえ最近はわたしやジョジョ先輩を次期生徒会長とかで勧誘して迷惑を被ってるのに異世界人にまで迷惑をかけるんじゃあありません!
それにしても……。濃い面子なのはわかりました。
それに、戦いでも一筋縄ではいかないかもです。
少なくともスタンドなしでは。この人達にも興味が出てきました。今後もちょくちょくちょっかいかけるかも知れませんね?それでは次は幻想郷ですね?
←To be continued
はい、ボーダー側の女子会回でした。
小町だけが想像できませんでした。