やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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タイトルの常識外さはワールドトリガーの戦闘潮流編「エリザベス・ジョースターの嘆き」で語っています。

誘導性能がないRPGでヘリを撃墜する難しさは対空機関銃での所で語ってますし……なによりRPGを上に向けて射ったら………バックファイヤーで射った本人が死にます……が、承一郎は意外な形で処理します!
ブラッディ・シャドウ……やっぱり欲しい♪


対戦車躑弾でヘリを落とすって常識外

sideなし

 

ジョルノ「おはようございます、カズヒラさん」

 

カズ「ああおはよう、俺の事はカズでいいのに」

 

ジョルノ「一応承一郎が世話になってますから。…それより承一郎は?」

 

カズ「ボスか?ボスはな…アフリカだ」

 

ジョルノ「…え?」

 

カズ「『…え?』って言われてもな…今戦車部隊を全機フルトン回収してるんだ…反政府ゲリラの支援(バックアップで)…」

 

ジョルノは知らない。平行世界から来た自分が鬼畜の所業で人知れず自分達の敵を始末している事を。

ジョルノは知らない。平行世界からやって来た者の中にはこの世界とは関係ないが、母方の親戚である雪ノ下姉妹が混じっていることを…。

ジョルノは知らない。その中に自分のもっとも尊敬するギャングの理想を持つ男、ブローノ・ブチャラティの転生、鶴見留美がいることを…。

 

 

 

side 比企谷八幡

 

承一郎はアフリカの大地を母、理那の愛馬アンダルシアンに乗って戦車と並走していた。

馬まで持ってるのか…。

 

承一郎「フルトンパァーンチィッ!」ベシッ!

 

承一郎は並行している戦車に向かってフルトン回収装置を叩きつけ、起動させる。

 

バシュッ!という音と共にバルーンが戦車を持ち上げ、空高く飛んでいった。

 

承一郎「…よし!」

 

八幡『いや「…よし!」じゃあねぇだろ!』

 

開幕一番にそれかよ…。

 

承一郎「え?何で?」

 

八幡『何でって…お前話が始まってからの第一声が「フルトンパァーンチィッ!」だぞ?色々とヤバいだろ⁉︎』メメタァ!

 

承一郎「そんな事君に言われる筋合いはないよ!ちょくちょく感想欄に殴り込みを仕掛ける君には!」メメタァ!

 

それを言われると何も言えん。詳しくはおまけコーナーで。とりを飾るのは『新ニセコイ偽装』か?

体術だけならいつの間にかこいつらを上回ったし…。

能力込みだと勝てる気はしないが。

 

承一郎は急にアンダルシアンから降りてRPG(ゲームのジャンルではない)を構えて正面に撃った。RPGは『ブラッディ・シャドウ』の空間に吸い込まれていった。

なるほど、RPGを撃つためにアンダルシアンから降りたのか。バックファイヤーに巻き込まない為に。

 

オセロット『ボス伏せろ、敵の戦闘ヘリだ…』

 

ヒュゥゥゥ…‼︎ドゴォォォンッ…‼︎

 

オセロットが言う間もなく戦闘ヘリは墜落した。『ブラッディ・シャドウ』の空間から出現したRPGが命中したようだ。

対空戦闘を想定して作られていないRPGで戦闘ヘリを撃墜するなんて規格外な…。

ブラッディ・シャドウで空間を繋ぐことが出来る承一郎だからこそ出来る芸当だともいえる。

 

オセロット『…言う必要はなかったようだな』

 

承一郎「カズ、さっきのヘリの分も報酬が発生するか?」

 

カズ『ああ、ゲリラ達にとっては脅威、報酬は弾むぞボス!』

 

承一郎「了解、とりあえず帰投する。ピークォドをLZへ」

 

カズ『了解!』

 

こんな感じで反政府ゲリラの支援は戦車部隊を全機フルトン回収する結果に終わった。

 

 

side比企谷白良

 

白良「はぁい♪女性恐怖症の八幡の世界から来た八幡の母、比企谷白良だよ♪よろしくね!実は私、全ての平行世界を見てきたの。これはボーダーの世界の八幡隊長や小町が言ってたことにも関わることだから、この世界の八幡では説明するのは無理だと思って私が出てきたの♪

だって2重に説明しちゃうからね♪

今、承一郎君がやったことの異常さについて説明するね?助手はオーフィスちゃんね♪前の駒王町編でも出てきてたから覚えてるよね?」

 

オーフィス「……よろしく。ねぇ白良、何で承一郎は直接ヘリを照準して射たなかったの?我は上を狙ってボーンで良いと思う」

 

白良「良い質問だね♪理由は2つよ。1つはワートリ編で言っているように標高差がある場合での射撃の命中率だね」

 

オーフィス「…リサリサ小町や比企谷隊長が言っていた対空機銃の命中率は一万発に一発当たれば良い…と言うこと?」

 

白良「そうそう♪飛行機はともかく、ヘリだって下から見ている以上に高速で飛んでいるし、下と上とでは気層が違うから、それも命中率が低い原因だね♪漫画やアニメ、ゲームとかでは一切考慮されてないけど」

 

オーフィス「気層が何か関係あるの」

 

白良「大有りだよ♪だって同じ場所でも気層が違うと風向きや風速が違うなんて当たり前だから。それが対空射撃を難しくしている原因♪」

 

オーフィス「風向きや風速が弾に影響でるの?」

 

白良「出る出る♪高速道路を走る車だって横風に煽られるでしょ?それより軽い弾が…それも浮いている弾が風に煽られない訳ないよね?」

 

オーフィス「我、理解した。もう1つの理由は?」

 

白良「そう、これが今回のポイント。一条承一郎君は馬から降りてほぼ水平に射ったでしょ?なぜそうしたかと言うとね?………そうしないと承一郎は死んでたから」

 

オーフィス「」

 

白良「八幡が言っていたように対戦車躑弾って対空戦闘をするようには考えられてないの。ある程度の仰角は付けられても上空に発射するようには作られていないのよ」

 

オーフィス「それが何の関係があるの?」

 

白良「そもそもRPGとかロケットランチャー、バズーカって何で反対側にも穴があるかわかる?」

 

オーフィス「次の弾を装填するため?」

 

白良「オーフィスちゃん…それだと弾が落っこちちゃうよ?正解は発射した衝撃を後ろに逃がす為。戦車とかを破壊する為に作られた武器だから、その衝撃は人体では受け止められないの。だから後ろの穴から衝撃を逃がすようにしてるんだけど…」

 

オーフィス「だけど?」

 

白良「その爆発が凄いの!後方爆風、またはバックファイヤーって言うんだけど、もしあのまま馬に乗って射っていたら馬が焼け死んでいたわね」

 

オーフィス「アンダルシアン、可哀想…」

 

白良「そう、だから承一郎君はわざわざ馬から降りたの。で、今言っていたように後方爆風があるから大きく仰角を付けて撃っちゃったら……射った後方爆風が地面に反射して本人もただでは済まないわね。バズーカ砲を小銃のように足を広げて伏せ射ちするとか漫画であるんだけど、あの撃ち方って射った本人の足を吹き飛ばしてるから……RPGとかのバックファイヤーがある重火器の伏せ射ちは別の姿勢が必要なの」

 

オーフィス「……空想科学の弊害?」

 

白良「そうね。バズーカ砲を射つときに味方を後ろに下がらせて撃っているのとかあるけど、その味方に何か恨みでもあるのかなぁ。結構な距離を下がらせないと敵よりも味方が死ぬわよ?あれ。あと屋内で射つのも危険。普通に火災が発生するし、壁を背になんかしたら後方爆風で自分も跡形なく死ぬわね。某ゾンビゲームなんてロケランを何発も射ちまくってるけど、何回自殺してるのかしら…。ゾンビに噛まれてダメージ受けるよりもそっちでダメージ受けてるわよ?建物ごと焼失してるわね」

 

オーフィス「大迷惑な自殺」

 

白良「以上♪お相手は八幡の近くに私あり♪の比企谷白良と!」

 

オーフィス「オーフィスでした」

 

 

side比企谷八幡

 

承一郎「…ふぅ、疲れた」

 

俺もある意味疲れた。

 

オセロット「ボス、お疲れ様。まったく、我らがボスは本当に魅せてくれるな」

 

カズ「本当だ。戦車部隊を全機フルトン回収で我が部隊(クリスタル・ファング)へ、しかもヘリを即座に撃墜させるなんてな。ボス、あんた最高だ!あんたなんなんだ!」

 

承一郎「おいおいカズ、そんなに褒めても何も出ないぞ。それより、皆が起きたんだ。そろそろ次の任務の要旨説明(ブリーフィング)を」

 

カズ「よしきた!」

 

 

カズ「…さて、次の任務はテロリストに占拠されたアブハジアの首都、スフミの奪還だ。テロリストは大統領と多くの官僚を殺害し軍事政権の樹立を宣言している」

 

完全な武力によるクーデターだ。

 

カズ「国民は高官がブレインバックされて混乱に陥り、敵のサイボーグ達により潰走…生き残った政府の代表は俺達に事態の解決を依頼した」

 

承一郎「了解、この国とはまだ関係を持っていなかったからね。いい機会だ」

 

マザーベースの抑止力は実に様々だ。『情報』と『制御』を操るカズとオセロットによる拠点の場所を調べなくさせたりする事もだが、報復も抑止力の一つとなっているらしい。俺達SPWは経済でそれをやってるが、承一郎達は武力でやっているわけか…。俺達は武力はあれど自衛目的でしかないから大した武力はない。こういった事には関わらないしな。

そのわりには武器の知識が豊富?

その辺には触れるな。いろいろあったんだよ!

主に承一郎の兄がらみで!

芥子畑潰しは俺達もある程度はやってるんだ!ジョルノの手際が良いのは慣れてるからだよ!けど、こんな大規模なのは無かったけどな!

 

承一郎(の兄弟分だった男)の刀、『村雨』が生み出す濃霧から襲いかかる髑髏部隊スカルズも抑止力となっているが、それだけではない。

 

各国との依頼した際にカズや諜報班がその国の表には出せないような情報(インテリジェンス)などを握り、それを保険としておくのだ。

 

オセロット「テロの首謀者アンドレイ・ドルザエフはこっちの世界で2010年のロシア地下鉄爆破事件、昨年のグルジア連続テロにも関与し国際指名手配を受けている」

 

オセロット「そして、彼に武力を提供しているのがデスペラード社だ」

 

カズ「詳しい情報を端末に送るぞ」

 

承一郎が持った端末をカズの持ったコードに差し込む。

 

ロードが完了し、情報が空中に投影された。これが空中投影式の情報端末iDROIDだ。承一郎がマザーベースに不在の時はこれ一つでマザーベースの方針などを決めている。

 

八幡『この世界って結構技術進んでるな…サイボーグとか高周波ブレードとか…』

 

承一郎『今度データ渡しておこうか?そっちの世界でも作れるものはあると思うよ』

 

それでもこれはオーバーテクノロジーだ。ボーダーのトリガーをおいそれと持って帰らなかったのは進みすぎているオーバーテクノロジーが悲劇の始まりになりかねんからだ。これはトリガー並み…いや、トリガー以上だ。

 

承一郎「…さて、それじゃあ出発しましょう。今回の任務は僕とあと一人か二人…誰か来ます?」

 

ジョルノ「今回は全員で行かないのかい?」

 

承一郎「前回は反乱軍もいたので隠れるもクソもありませんでしたが、今回は国際問題が絡んでくるデリケートな任務です。最悪の場合、スフミにある石油精製プラントを巻き込んだ自爆をもやりかねません」

 

ミスタ「なるほど、そのために潜入(スニーキング)する事が必須ってわけか」

 

承一郎「そうです。…というわけで、誰が行きます?」

 

雪乃「私が行ってもいいかしら?」

 

意外な事に、雪ノ下が手を挙げた。

 

雪乃「私の能力、あなたの能力に似ているって兄さんから聞いているの。前回は見る機会がなかったけど、今回はあなたの能力の使い方で参考になるものが見られるかもしれないから」

 

骨のプロテクターとエンジェルアルバムか?

 

承一郎「なるほど、他にいますか?」

 

ミスタ「じゃあ俺も行くぜ。最悪の場合プラントごと自爆するかもしれないんだろ?それなら俺の『ピストルズ』が役に立つハズだ」

 

ピストルズはこういう活動が得意だからな。

 

承一郎「分かりました、それでは行きましょう」

 

 

side雪ノ下雪乃

アブハジア、スフミ───

 

私達はピークォドでスフミの海岸沿いに着地した。

 

承一郎「潜入成功、これからドルザエフを見つけます。iDROIDを」

 

ブォン!という音を立て、地形が空中に投影される。私達の世界の技術にはないわ。本当にこの世界はオーバーテクノロジーの塊ね。

 

承一郎「こちら毒蛇、周囲に敵はいない。ルートの確認をもう一度しておこう」

 

カズ『了解、作戦前に伝えた通り、敵の本拠地は海岸沿いの石油精製プラントだ。衛星写真でドルザエフの姿も確認されている。デスペラード社の指揮官、ミストラルも同じ場所にいるようだ』

 

承一郎「プラントへの侵攻ルートとしては市街地から橋を渡り旧市街地を抜け、プラントの奥手へ回り込む…」

 

ミスタ「了解、じゃあ敵には出来るだけバレないように移動するか、暗殺すればいいんだな?」

 

承一郎「はい、その通りです。ではこれを」

 

承一郎君は私とミスタさんに一つずつダイヤモンドを渡した。

 

雪乃「このダイヤモンドは?」

 

承一郎「死んだ仲間達の遺灰から僕の能力で創ったダイヤモンドです」

 

雪乃・ミスタ「「‼︎」」

 

承一郎「僕の能力が込められているので、ヤバい時に二人の役に立ってくれます。さて、行きましょう」

 

彼がパチン!と指を鳴らすと、ダイヤモンドがピキピキと私達の体を覆っていく。

骨と氷の違いはあるのだけれども、確かにエンジェルアルバムに似ている。

 

ミスタ「なるほど、前の骨のプロテクターってこのダイヤモンドを使ったものだったのか」

 

承一郎「そうです、それでは…ムーブ!」

 

キング・クリムゾン‼︎

 

side比企谷八幡

 

市街地をある程度進んだ所に着き、石油精製プラントが見えてきた。

 

承一郎「あそこが石油精製プラントです。恐らくあの辺りにドルザエフがいると思われます」

 

そう言いながら承一郎は双眼鏡を取り出してスタンド越しにプラントを見る。

 

承一郎「…かなりの数のサイボーグ達がいますね。ドルザエフは…いました。…ん?あの女は…」

 

承一郎君プラントにドルザエフという奴を見つけたが、その隣にいた高身長の女も見つけた。顔はこちらに背を向けていて分からない。

 

突然、ドルザエフが彼女に向けて銃を向けるが、その後銃をしまって去って行った。

 

承一郎はドルザエフ氏に双眼鏡を向けようとするけれども、彼女が振り返ってプラントの柵に肘をついてこちらを向いた。気付かれているのか?だとしたら状況は悪いかもな。

 

承一郎「…?」

 

女はいきなりこっちに投げキッスをしてきた(・・・・・・・・・・・・・・・)

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

八幡(やっぱりこの女、気付いている(・・・・・・)ッ…⁉︎)

 

承一郎はすぐさま『村雨』を引き抜き戦闘態勢に入る。二人も異変に気付き戦闘態勢に入る。

 

雪乃・ミスタ「「…ッ‼︎」」

 

カズ『ボス、どうしたんだ?』

 

承一郎はプラントの女を確認しようとするが、姿がない。どうやら移動したようだ。

 

承一郎「…心配ない、狙撃は回避した。このままプラントに向かいます」

 

承一郎は崖を飛び乗りる。途中から崖を纏った骨が創り出した鉤爪でガリガリガリ!と減速しながら降りた。雪ノ下とミスタさんもそれに続く。

 

雪乃「なるほど…こんな使い方も出来るのね」

 

エンジェルアルバムの応用法にするつもりだな?

 

承一郎「ええ、後は周りの景色と色を同化させたり足に刃を作って下に刺して足場を安定させたりと色々使い方はありますよ」

 

ミスタ「そういえば承一郎、お前の技術とかって…」

 

承一郎「はい、戦場で身につけました。あの頃は…ひたすら力を求めていた時期でしたね」

 

ミスタ「そうか…」

 

承一郎「…さて、それじゃあここからは二手に別れましょう。早くしないと僕達の侵入が気付かれるかもしれない」

 

雪乃「分かった、じゃあ私はミスタさんと一緒に行くわ。近距離戦のカバーをするから」

 

承一郎「分かりました、気を付けて」

 

キング・クリムゾン‼︎

 

二人と別れて数時間後、日が沈み闇が支配する。

 

承一郎は気配を周囲と同調(シンクロ)させてサイボーグ達の巡回をすり抜けてプラントの屋上へ向かう。

 

しかし、そこにいたのはさっき承一郎達に気付いた女だった。

いやん。またドンパチ?

 

<= to be continued=

 

 

おまけコーナー♪

 

『アーシスの文化祭ジャック』

これは凡矢理高校の文化祭においての一場面である。

アーシス側は鶴見留美以外は全員が揃っている状態である。

承一郎達は文化祭で『ロミオとジュリエット』を演劇していた。基本世界の総武高校では八幡達も演劇をやっていた。

海老名姫菜(・・・・・)がシナリオを作った星の王子様だ。内容はお察しして頂きたい。

このお話は『5人目のDIOの息子』第4章の隠された真実である。なお、承一郎は無かったことにしたことも明記する。

 

竜「いいぞ坊っちゃーん‼︎」

 

ギャング「お嬢頑張ってーー‼︎」

 

ジョニィ・千棘「「げっ」」

 

二人が観客席の方を見ると…

 

ギャング「すげぇ!主役じゃあねぇか‼︎」

 

竜&材木座「坊っちゃんカックイー‼︎」

 

カズ「ビデオ回してるぞボスゥー‼︎」

 

オセロット「ボス…いいセンスだ」

 

MBマザーベーススタッフ達「おい、ボスが主役だぞ!」「ああ、すげぇカッコイイな!」「ボスー!頑張って下さい!」

 

ミスタ(ニセコイ)「おい見ろよジョルノ、承一郎が主役だぜ!」

 

ジョルノ(ニセコイ)「そうだねミスタ」

 

承太郎(ニセコイ)「なかなか似合ってるじゃあねぇか…」

 

集英組やビーハイブ、それに水晶の牙クリスタル・ファングのスタッフ達に兄さん達が声を上げる。カズが完全にオカンになっているのは気のせいだ。

 

ジョニィ(兄さん達はまだしもあいつら…観に来るなと言ったのに…。くそっ!この劇ますます失敗出来ん…!まて、竜の隣に変なのがいなかったか?声がまったく同じだったが)

 

海老名「で、BLはいつ出てくるの?」

 

三浦「海老名、擬態しろし」

 

承太郎(ガイル)「ヤレヤレだぜ」

 

ジョニィ(待て…何故承太郎さんが二人いる!っていうか、ジョルノ兄さんに……げっ!八幡達も!こいつらはアーシス!厄介な奴等が来た!だから何で毎回いる!)

 

ー場面が進みー

 

鶫「…本当に行ってしまうのですか?キャピュレット家の者があなたの命を狙っています(棒読み)」

 

戸塚「ホントに僕に声がそっくりだね」

 

ジョニィ(新ニセコイ偽装の時はそれを利用しておいてよく言う!あ、あの性悪コンビの差し金か)

 

集『実はこの召使いはロミオに恋をしていたのです』

 

ジョニィ・鶫・戸塚「はぁ⁉︎」

 

海老名「目を閉じれば……ジョジョトツキマシタワー!」

 

アーシス「擬態しろ!海老名姫菜!」

 

ジョニィ&戸塚(ゾワワワワワワワワ!)

 

ジョニィ(落ち着け……戸塚は男、戸塚は男…あとアーシスはうるさい!)

 

場面は進み

 

?「お待ち下さいロミオ様‼︎」

 

ジョニィ「…ん⁉︎」

 

突然声が聞こえて風邪を引いて休んでいたハズの万里花が登場した。

 

集『おお⁉︎なんとここで謎の女性が乱入ーー‼︎?この女性は何者なのかー‼︎?』

 

万里花「私の名は…えーと…ジョセフィーヌ!私はロミオ様の…本当の恋人ですわ‼︎」

 

観客起こるブーイング(性悪コンビが更に日の丸扇子を取り出して応援団のようにブーイングを煽る。更に集がノリノリでややこしくするナレーション。静と集がハイタッチ)

 

そこでジョニィの起死回生の閃き!(性悪コンビをどうしてくれようと考えながら)

 

ジョニィ「…やれやれジョセフィーヌ。君はそうやって昔から僕を困らせてばかり。結婚なんて出来るわけないだろう?だって僕らは、血の繋がった兄妹なんだから…‼︎」

 

扇子を取り出した小町・扇子を持った静・扇子を取り出した大志「Boo!Boo!」(更にブーイングを煽る)

 

ジョニィ(性悪コンビが性悪カルテットになった!あ、八幡が大人しくなってトリオになった)

 

更に迫るジョセフィーヌ(名前が似てるジョセフが観客で苦笑い、ジョジョジョジョキマシタワー!と騒ぐ海老名)静と小町は共感。仗助、諦めの境地。八幡は苦笑い。

 

ジョニィ(なんだこの文化祭は!シスコンブラコン腐女子の集会場か!仗助さん!あなたはもう手遅れのジョースケですか!八幡もジョースケになりかけてる!苦笑いしている場合かぁぁぁぁぁ!)

 

ジョニィ「…分かってくれジョセフィーヌ。僕の進む道は両家を巻き込む茨の道だ。そんな物に体の弱いかわいい妹を巻き込みたくないんだ…」

 

小町&静「Boo!Boo!Boo!Boo!」

(扇子付き。いつの間にかブラコン命のハチマキと半纏をまとっている)

 

いろは(苦笑い)

 

ジョニィ(うるせぇブラコン幼なじみコンビが!その小道具はいつ用意したぁ!止めろいろは!お前も苦笑いしている場合かぁぁぁぁぁ!)

 

クロード「…君をジュリエットに会わせるわけにはいかない。私はジュリエットの兄…‼︎フリードリヒ…‼︎」

 

ジョニィ「面倒くさい奴が出て来た!」

 

クロードは腰によく見るとSPWのロゴが貼ってあるレイピアを差して登場してきた。

 

そこにハラリとメモ紙が舞う。

 

『お使いください♪声が前世似の比企谷八幡より』

 

ジョニィ(あんの腐り目の根性曲がりぃぃぃぃ!)

 

クロード「そんな男に妹はやれん…‼︎どうしても妹の元へ行きたくば…私を倒していくがいい‼︎」ズバァ‼︎

 

集『おおっと、どうやらお兄ちゃんは重度のシスコンでいらっしゃる模様ーーー‼︎』

 

扇子、シスコン上等のハチマキ、同半纏を纏った仗助と八幡と陽乃、大志、ブラコンコンビがクロードを応援!

 

兄妹達+大志「フリードリヒ!フリードリヒ!」

沙希&雪乃「(ゲンナリ)」

 

承太郎(ガイル)「ふ……愛に決闘は付き物だ」

 

徐倫(ガイル)「それ、父さんだけだから」

 

京華「アハハハハハハハ!」

 

ジョニィ「誰かアーシスをつまみだせぇ!」

 

承太郎(ニセコイ)、徐倫(ガイル)「ヤレヤレだぜ(だわ)」

 

ジョニィはこれ以上の事を考えるのをやめた。

アーシスをどうしてくれようと考えながら。

 

←To be continued




今回はここまでです。

おまけコーナーでは段々アーシスの行動がエスカレートしてますね。
ちなみに徐倫もツッコミ放棄してます。

それでよく助けてもらえてるなぁ…(^_^;)

それでは次回もよろしくお願いいたします。

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