やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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間違って黄金の風の方に貼ってしまった話を修正します。


積年の恨み

side岸部露伴

 

??『めェェェンッッ! この先ニは行かセネぇわぁァァッ! この"ミッテルト・リゼントマント・オブ・エイジ"が相手ダあぁっ!!』

 

校庭へ向かう僕達の前に、更なる敵が立ちはだかった。

 

校庭への近道のため、裏の雑木林を駆けていた時のこと。その真ん中まで来た時である。突如木々をなぎ倒し、木彫りの面をつけた巨大な腰から上だけの怪物が現れたのだ。異様に肥大した手は鋭い爪が光っており、その他怪物要素満載の怨讐生物が。

 

億泰「今度はなんだ!? 何のスタンドだありゃあ?」

 

露伴「"リゼントマント・オブ・エイジ"……直訳すると"積年の恨み"ってところか。差し詰め、恨めば恨むほど強さを増す『悪魔』のスタンドが堕天使と混じり合ったのだろう」

 

めぐり「それなら『モード・エボニーデビル』だね!」

 

僕は資料を見た記憶から、スタンドがデーボの『悪魔』である事を見抜く。そしてここまでの流れを考えて、この堕天使は残った一人しかいない。

 

アーシア「ミッテルト様……!」

 

ミッテルト『コの死ニ損なイメ! お前がさッサト神器を寄越サないカラ、私は死ンでしマッた! ゼンブ全部お前ノせイダぁ!』

 

アーシア「そんな…っ! 私はただ……」

 

ミッテルト『殺シてヤルぅっ!! 殺しテヤるゥッ!!』

 

一方的に恨み言を吐き続けるミッテルト。聞いていた話だと神器を取られた物は命を落とすと言われている。殺るか殺られるか…それに敗れたものがつらつらと見苦しい。

 

リアス「朱乃」

 

朱乃「はい」

 

リアス「ドーナシークの事、任せてもいいかしら?」

 

朱乃「! リアス、あなたまさか……!」

 

リアス「ええ、ここに残るわ。ドーナシークがどんなスタンドの力を得ていたとしても、今のあなたが負けるとは思えない。それに……」

 

半泣きのアーシア君を抱き寄せ、リアス君の語気が強まった。

 

リアス「私の可愛い下僕を、悲しませる様な存在を許してはおけない! この堕天使は私自らの手で消し飛ばさなければ気が済まないわ!」

 

ただの怒りとも思えぬリアス君のオーラ。それを感じて僕も並び立つ。

 

露伴「あまりお熱いのは、あのクソったれ仗助を彷彿とさせて苦手なんだがねぇ。でも彼女の怒りはわからなくもない。言い分が身勝手過ぎて単調になっている。これは少し国語の授業を行った方が良さそうだ」

 

最近は義輝くんの指導をするにあたって文法とかの勉強はそれなりにしている。さらに

 

めぐり「アーシアちゃんを泣かせた罪は重いんだよ! 私、コイツだけは絶対許さない!」

 

ギャスパー「チッ、真っ黒天使がナマ言いやがって! 一滴残らずその血を吸い取ってくれるわッ!」

 

ヒツギー『ギャルルッ!! ギャルルッ!!』

 

 

めぐり君、ギャスパー君、ヒツギーまでも残る事に。多いかもしれないが、これだけアーシア君が皆に愛されている証拠なのだろう。また残りのメンバーだけでもドーナシークに太刀打ちできると判断した事も理由の一つだ。信頼関係が成り立ってこその判断である。

 

朱乃「……わかりました、ここはお任せしますわ。小猫ちゃん、皆さん、行きますわよ!」

 

子猫「……了解!」

 

億泰「露伴先生! めぐり! ぜってぇ勝ってこいよ!」

 

カマクラ「ニャア!」

 

音石「ヘマすんなよ!!」

 

 

ミッテルトの始末をリア達に任せ、朱乃を筆頭に残りのメンバーが先へ進む。それを見てミッテルトは逆上。最早どんな動作でもキレる程、感情があらぬ方向へ大暴走しているようだ。

言葉による説得は最早不要。殲滅優先と判断した全員が彼女に対峙する。

 

ミッテルト『虫けラどもガ! 私が得タ素晴ラシき力デ捻り潰シテくれルっ!』

 

ギャスパー「図体デカけりゃいいってもんじゃねェンだよッ! 『停止世界の邪眼』!」

 

めぐり「絶対に負けない! お願い、『シンデレラ・ハーヴェスト』!」

 

露伴「有無を言わせず先手必勝さ!『ヘブンズ・ドアー』!」

 

 

まずはギャスパー君、めぐり、僕の三名が先陣を切った。各々の神器やスタンドで襲いかかる。しかしミッテルトは巨大な両手の爪から糸のようなものを木の上に垂らし、一気に引き上げた。

 

ミッテルト『小癪ナッ』

 

木は瞬く間にデッサン人形の様な姿に変わると、強襲する僕達に立ち向かう。どうやらこのミッテルトは本体自体は戦闘に関わらず、まるでマリオネットのように人形を操って戦うスタイルのようだ。

 

ギャスパー「ケケケ───ッッ! 馬ッ鹿じゃねぇの!?テメーの即席デク人形に今の俺が止められるかァッ!!」

 

ミッテルト『うッふフフ……♪ 果タしテソウかシラぁ?』

 

ギャスパー「アン? 一体何が言いt……ッ!?」

 

気分高揚により制御下においた『停止世界の邪眼』で動きを封じようとするギャスパー君。だがギャスパー君は気付いた。ミッテルトに人形は視界内に入っているはずなのに、"動いている"のである。

あの目はザ・ワールドの個別版みたいなものだ。しかし、奴は動いている。

 

ミッテルト『アハはははっ、そんナ小細工で私の力ガ抑えラレるかァァッッ! 間抜ケェェっ!』

 

ギャスパー「んなバカなッ! どうしてこの汚らしいアホが俺の術中にかからねぇんだグフアアッ!?」

 

リアス「ギャスパー!!」

 

動揺を見せた事で隙が出来てしまい、人形の一撃を食らってしまった。間一髪ヒツギーが飛ばされる彼の体を受け止め着地。それ以上のダメージを食らわずに済んだ。

エボニー・デビルだけじゃあない!他にも何か能力を使っている!

 

ヒツギー『ギャルッ!』

 

ギャスパー「いっちー…悪りィな、ヒツギー……。クソッ、なんで俺の神器が効かねぇ!?」

 

露伴「どうやらあの図体はハッタリではなさそうだ。生物すらどうかも怪しいぞ」

 

めぐり「露伴ちゃんの『ヘブンズ・ドアー』じゃダメなの?」

 

露伴「効かなかった……。まるで霧や霞を相手にしている気分だよ」

 

僕とめぐり君も一旦退がり、距離を取る。『ヘブンズ・ドアー』も『シンデレラ・ハーヴェスト』も攻撃を仕掛けようとしたのだが、なぜか攻撃がすり抜けてしまう。人形は質量があるためヒットはするが、肝心の本体は意地悪く嘲笑うのみ。気味が悪すぎる。

どうすれば良い…?考えるんだ。こんな時こそ機転を働かせるんだ。

 

ミッテルト『メェぇぇンッッ! 効かナイ効カナい! アヒャははハはハハッッ!!』

 

リアス「くっ、このッ!」

 

 

めぐり君にアーシア君とギャスパー君を任せ、自身も戦線に出るリア。滅びの一撃を連発させるも、背後の木々に当たるか虚しく遠い彼方へ飛んでいくだけ。

その間にもミッテルトは使役する人形で攻撃を仕掛けてくる。無論、僕達も例外ではない。茂みや木々を使って回避や攻撃を加えるが、おそらく人形を叩いても全く意味がないだろう。

 

一方ヒツギーは危険を避けるために、アーシア君とギャスパー君を内包したまま地中へ潜った。

それで良い。傷を癒して再出撃してくれれば。

それまでは僕達がここを押さえよう。

しかし、これといった対抗策が思い浮かばない。

僕のヘブンズ・ドアーは直接的な戦闘には全く向いていない…。

敵の攻撃に無策で防戦するしかない!

何か手を思い付かなければと焦りばかりが募る!

ミッテルトは更に人形を増やして襲いかかってくる!

く………普段ピンクダークの少年で閃く頭はどうした!

まるで役に立たない!

 

すると、ヒツギーが地面を割って地上に進入する。ギャスパー君の治療を終えたのか?

 

ミッテルト『死ネッ、死ねっ、死ネぇぇッッ!!』

 

ミッテルトはそれに気がついていない。ギャスパーが顔を出して再び『停止世界の邪眼』を発動。今度の対象は人形全てのため、一時的にミッテルトの攻撃が収まった。

ナイスだギャスパー君!これなら時間が稼げる!

その間に対策を!

 

ミッテルト『んナッ、まタお前かァッ! 無駄だっテ──────』

 

ギャスパー「主ッ、ヤローの本体はこの森の何処かだ! 人形や虚像を相手してるだけじゃ意味がねぇ!! この近くに必ず本体がいるッ! 本体を叩けェェ────ッ!!」

 

露伴、リアス『!?』

 

ギャスパー君の一喝にリア、露伴、めぐりは瞬時に理解した。そして露伴はしてやられたとばかりに、モード・エボニーデビルの対象を目の前ではなく周囲の雑木林に向ける。

本体はあれではない!

 

露伴「成程、アイツも操ってた人形の一体だったということか……! まんまと騙されたな」

 

めぐり「この広さを探すなら……私の出番だね! 行け『シンデレラ・ハーヴェスト』!」

 

リアス「ギャスパー、あなたも空から捜索して頂戴!」

 

ギャスパー「合点承知ッ!」

 

めぐり君の『シンデレラ・ハーヴェスト』が地上を、複数のコウモリに変身したギャスパーが空から索敵を開始。

めぐり君に力を貸している重チー君のハーヴェスト…あれの捜索能力は一級品だ!何せ落ちている小銭だけで数十万のお金を稼ぐだけの捜索と収集能力だ!めぐり君には重チー君の力も備わっていたんだ!

それに、すごいのはギャスパー君……いや、気が着いたのはアーシア君か?よくあのミッテルトも木偶人形であることを見抜いた!

流石はジョジョの仲間だけある!なんていう観察力と機転!僕もまだまだだな。こんな少女に観察で負けるなんて……。

それに……リアス君も考えたな。

まるで警察や軍隊が使う空と陸からの連携追跡。

僕達にとってのジョースターさんや承太郎さんのように誰かを使うことが上手い。

王の資質が備わっている。王やリーダーとは自分が活躍する事だけが仕事ではない。

むしろ、部下の能力を最大限に有効に使うことが求められる。めぐり君の地上捜索能力を瞬時に理解し、足りない上空への目をギャスパー君に任せる事でフォローしたんだ。正に隊長やリーダーに求められる資質!

素晴らしい……仲間への愛情、信頼関係、機転…彼女は正にジョジョの仲間を束ねる王。スターダスト・クルセイダーズのジョースターさん、僕達にとっての承太郎さん、黄金の風にとってのブチャラティ…。

歳なんて関係ない。彼女には僕達の指揮を任せられる資質がある!

 

ミッテルト『チクショォォォォッッ! さセねぇカラなぁァァ!!』

 

逆に相手はどうだ?焦りが前面に出ている。

王の資質とは血筋や年齢などではない。

持って生まれた器だ!

 

露伴「図星だって事がバレバレだ! リアス・グレモリー、行くぞ!」

 

リアス「ええ!」

 

彼女になら背中を…いや、指揮を任せられる。

新たな人形で強襲を図るも、今度は勢いづいた僕とリアス君の猛攻によりあえなく木っ端微塵。ついでに停止させられた人形も粉砕され、本体特定までめぐり君とギャスパー君のサポートに徹する。

 

捜索を開始してから数刻後、遂にその時が訪れる。

 

ギャスパー「見つけたっ、奴だ!」

 

めぐり「露伴ちゃん、リアスさん! 見つけたよ! 南西の方角に30m進んだ先の木の上だよ!」

 

ミッテルト『ゲっ!? し、シマっタァァ!!』

 

ほぼ同時に発見した蠢く物体。

フランス人形サイズでミッテルトそのままの姿をした生物は、発見に気づくや否や木を飛び降り、逃走を図る。

 

ミッテルト『オノレおのレおノレェェ────────ッ!!』

 

虚像のミッテルトは本体の操作する力が弱まったのか、次第にその形が歪みはじめた。それに伴って人形の動きも鈍くなりはじめ、気に止める必要がないと判断したリアスが駆け出した。

 

リアス「もうこの辺りでいいわね! ギャスパー、逃しちゃダメよ!」

 

ギャスパー「もうやってるぜ! 主!」

 

その言葉の通り、ミッテルトは今度こそ『停止世界の邪眼』によって時間を止められていた。先程とは打って変わってピクリとも動かない。これがミッテルトの本体だ。

 

ミッテルト『メェぇぇん!コノど畜生ガァ!』

ギャスパー「ヒャ────ハハハハッ、ざまぁねぇなコノヤロウ! もうテメーなんか怖くねぇッ!!」

 

一瞬、狂気染みた歓声を上げるギャスパー。たった一口丈城の血を飲んだだけでこの持続力。これもまた波長が合うという事なのだろうか。

興味深いリアリティーだ。

 

露伴「違法薬物みたいな成分でも含んでるんじゃないのか? 君んとこの主人公に流れる血というのは」

 

八幡君の前世、DIOの血みたいに。

 

話を戻して、虚像と人形達と交戦していた場所から離れた僕達は漸く本体と邂逅する。ギャスパー君のさじ加減で会話は出来るように彼女の時間は止まっており、その進行方向に立ち塞がるようにリアス君が立ちはだかる。

その応用力の高さはザ・ワールド以上だね。

 

リアス「ご機嫌よう、堕天使ミッテルト。久し振りというところかしら?」

 

ミッテルト『ヌウぅゥッ! 赤頭ァ、余裕かましテラレるのモ今のウチダァ!』

 

リアス「ふぅん、でもいいわ。あなたを消し飛ばさせてもらうけど、その前に一つ聞きたいことがあるわ」

 

リアス君や他のオカルト部のメンバーがどうしても聞きたかったこと。それはドーナシークが校内放送をジャックして口にしていたあの言葉についてである。

 

リアス「消滅した筈のあなた達を蘇らせた"あのお方"について、知っている事を話してもらうわ。全てをね」

 

カラワーナと『チープ・トリック』、レイナーレと『ノトーリアス・B・I・G』、そしてミッテルトと『悪魔』……。過去に丈城君とリアス君によって葬られた彼女たちを復活させ、スタンドの力を与えた存在。少しでも情報を得たいのは誰でも同じおもいだろう。

 

しかし…

 

ミッテルト『メェぇぇンッッ! 殺すゥッ! 殺しテヤルッ! めェェェンッッ! 』

 

リアス「……………………」

 

露伴「駄目だ、やはり話にならない。当てが外れたようだ」

 

感情が暴走した彼女と会話するのははっきり言って不可能であった。最早内容は支離滅裂。聞き取れない。

 

アーシア「ミッテルト様……」

 

めぐり「ここまでくると、なんか呆れを通り越して悲しくなってくるよ。多分この堕天使の人、ここまで狂った性格じゃなかったと思うな……」

 

アーシア君とめぐり君が慈愛の視線でミッテルトを見つめる。彼女もまた、ある意味で被害者の一人なのかもしれないな。

しかしこのままにしておくわけにもいかないのも事実である。悪意の塊となった以上、やるべきことはただ一つしかない。

哀れだが、終わらせてやるのも慈悲だろう。

 

露伴「そろそろ黙らせようか、リアス・グレモリー。こいつから情報が聞き出せないのなら生かしておく必要はないだろう」

 

リアス「……そうね。壊れたラジカセみたいにアーシアの悪口ばかり喋られるのは御免だわ」

 

家族の悪意は我慢がならない。やはり彼女にはジョースター家に通ずる何かを感じる。

僕達に遠ざかるよう手で指図し、ミッテルトに向き直ったリアスはまたとない程の冷酷な表情と声色で判決を言い渡す。

 

リアス「──────今のあなたは、哀れすぎる。でも力に溺れたその魂だけは解放してあげる。グレモリーの血は慈悲深いから……」

 

承太郎『もうお前には何も言うことはない…とても哀れすぎて……何も言えねぇ』

 

承太郎さんがここにいたら、間違いなくそう言うだろう。

その手に集まる滅びのオーラ。放たれる波動はこれまでで一番といっていい程強大で、喚いていたミッテルトでさえ、それこそ泣く子も黙るといった表現がしっくりくるまでに絶句してしまう。

これは……ある意味ではザ・ハンドに似た何かに似ている…。とても危険な力だ。

持つものはどこまでも持つものだな…。

 

ミッテルト『メ……え…ン?』

 

リアス「汝のいるべき場所に還れ──────」

 

その言葉を皮切りに、リアス君の手に集まった危険なオーラが何十倍にも膨れ上がる。

 

刹那、大きく振りかぶった彼女の相貌が見開かれた。

 

 

 

 

 

リアス「そして─────────二度とこの世に戻ってくるなッッ!!」

 

 

 

 

 

ミッテルトに0距離から放たれた渾身の一撃は、彼女に断末魔の叫びを上げさせぬまま消し飛ばし、その延長線上の地面や木々を一瞬にして飲み込んだ。

 

「「「「『……………………』」」」」

 

彼女の気迫、技の威力、その他複雑な思惑で押し黙る一同。変わってリアス君の方は放った方向に暫く目線を向けていたが、やがてゆっくり肩の力を抜き、いつもの様子に戻った。

凄まじい……この一言に限る。

 

リアス「さてと、とりあえず片付いたわね。アーシスのお二人、それと私の可愛い下僕達。よくやってくれたわ」

 

めぐり「切り返しが早いね。露伴ちゃん……」

 

露伴「自らの眷属に向ける愛を力に変えて、己の怒りすら律する。彼女の場合何というか、仗助というより広瀬由花子の方が近いのかもしれない」

 

 

悪魔の中で一番情愛に溢れた家系。それがグレモリー家である。その点も彼女とジョースター家が似ているところである。

 

ギャスパー「や〜れやれ、めんどっちー相手だったぜ。でもこれで一体は倒したな」

 

ヒツギー『ギャルッギャルッ』

 

アーシア「みんな……ううん、大丈夫だよね! きっと」

 

露伴「僕としては康一君が一番心配かな……。億泰と音石明の所は大丈夫として、問題は仗助のところだ。兵藤丈城と八幡君の足を引っ張ってなければいいが……」

 

アーシア「あの方なら心配いりません。私にちゃんと守ると約束してくれましたから」

 

露伴「……まぁ、そういうことにしておこう」

 

癪な事だが東方仗助と八幡君は長い付き合いだ。

それこそ、魂の欠片が2つも東方仗助に入るくらいにはね。今は信じよう。

八幡君と兵藤丈城、そして東方仗助を。

決着がついて箸休めに語らっていると、リアスがポンと手を叩いて彼らの気を引き寄せた。

 

リアス「まだ戦いは終わっていないわ。とにかく先へ進みましょう。朱乃達が待つ校庭へね!」

 

その言葉に全員が首を縦に振り、改めて当初の目的地である校庭へ足を向けた。

 

(←To Be continued…)




今回はここまでです。
なんて機転の持ち主でしょう。

そしてリアスの判断力も大したものです。

それでは次回もよろしくお願いいたします!

そして大変ご迷惑をおかけしました。

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