やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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前回までの奉仕部の臨時活動

川崎沙希の更正プログラムとして集まった小町、雪ノ下、由比ヶ浜、戸塚、徐倫。
最初はカマクラを使ったアニマルセラピー作戦は、川崎が猫アレルギーの為失敗。
徐倫による教師の説得作戦も、反論されて失敗。その夜は何故か無意味に八幡が拳骨を食らって終わるのだった。



最近、徐倫のキャラ崩壊が半端じゃあない。


思い出のエンジェルラダー1

side比企谷八幡

 

夕べはひどい目に遭った。

大志から話を聞いたり、職場であちこちと掛け合ったりして動き、ひとまずの準備が終わって合宿所であるホテルに戻ったら、いきなり涙目の徐倫に吊し上げられた。

比喩ではない。部屋に入るなりストーンフリーで沢庵和尚に縛られて吊るされた宮本武蔵のように。

なんでも川崎を説得しようとした徐倫が、俺との普段のやり取りを川崎に突っ込まれ、撃沈したらしい。しかも、何気に女らしさに欠けると、気にしていたところをつつかれたらしく、「ハッチのせいで…ハッチのせいでぇぇぇぇ!」と泣きながらオラオラされかけた。

まったく責任が無いわけではないが、さすがに全面的に悪いわけでもないのに、オラオラされるのは理不尽極まり無いので、今回ばかりは抵抗したが、派手なケンカになってしまった。

まぁ、百戦錬磨の徐倫とて、結婚前の微妙なお年頃の娘だったという、意外な一面を見れたのは良かったのか悪かったのか…。

宥めようとしたジョセフ、承太郎、仗助、朋子さん、ジョジョもとばっちりを受け、「あんたらのせいであたしはこうなったのよォォォ!あ・ん・た・ら・の・せ・い・でぇぇぇぇ!」と暴れまくり、最後は落ち着くまでどっかに行ってろという事で、部屋を追い出された。

いろは、小町、陽乃さん、戸塚、エンポリオ、エルメェスさん、雪ノ下、由比ヶ浜と共にやけ酒を始め、絡み酒の果てに眠ってしまった。

うん、なんかごめん?

そして今度は落ち込んだジョセフ、承太郎、仗助、朋子さん、ジョジョをジョルノ、ポルナレフさん、陽乃さん、三浦、海老名、露伴先生、広瀬夫妻、康穂、と一緒にエンジェルラダーまで連れて慰め会を行った。その際、川崎の姿を発見したにはしたのだが、特に落ち込んでいた承太郎のお通夜ムードを何とかするので手一杯で、川崎の事に構っている余裕はなかった。

三浦と海老名には試験前の追い込みで忙しいときに厄介な揉め事を…と恨まれたし。夕べは勉強会どころではなくなったしな。ちなみに材木座は缶詰続行。まだ終わらないのかよ……。

 

そして現在、合宿部屋である階のエレベーターエントランスの前で待ち合わせ。エンジェルラダーに行くためにそれぞれが服を着替えている。特に、普段からそれなりにエンジェルラダーを利用している俺達幹部達は洒落た服など着なれしているが、普通の高校生である由比ヶ浜をはじめとした奴等はそうでもない。

今日、エンジェルラダーに行くのは俺、小町、いろは、ジョジョの幼なじみーズ。それに加えてジョセフ、承太郎、仗助、ジョルノ、徐倫の歴代ジョジョ達と学校関係者の朋子さん。そして雪ノ下、由比ヶ浜、戸塚、陽乃さん。

 

大所帯すぎやしないか?

だが、事はもはや川崎個人だけの問題ではない。スピードワゴン財団の問題なのだ。特に、直接エンジェルラダーを管理下においている千葉支部…しいては関東支部の責任問題でもある。

ちなみに、大人達は後から来ることになっている。まずは俺達が学生として説得し、話次第で踏み込む手筈だ。

俺が持っている盗聴器で様子を部屋で聞いている。

 

戸塚「あれ?八幡、早いね?」

 

戸塚がかつてのスピードワゴンの服装でやって来た。似合わねぇ…。言ったら怒るからいわないけど。

 

八幡「いろはとの付き合いで鍛えられたからな。三十分前行動が当たり前になったんだよ」

 

戸塚「そうなんだ。どう?八幡、懐かしいでしょ」

 

八幡「そうだな。思い出すな?ロンドンを」

 

戸塚「うん。本当に」

 

俺と戸塚が話していると…。

 

いろは「ハチ君、お待たせ」

 

いろはがライトグリーンのイブニングドレス姿で来た。仕事で使うときの格好とは別の、結婚式で着るような美しいドレスだ。

 

八幡「いろは。純白のドレスに着替えて来てくれ。俺はタキシードに着替えるから」

 

静「ハッチハッチ。早い早い。一応、結婚式はハッチと私の大学卒業後って決まってるでしょ」

 

小町「時々暴走するよね…」

 

いろは「わたし的にはもう結婚できる年齢になりましたしー?ハチ君が来年の8月、結婚できる歳になってからでも良いんですけどー?」

 

静「それを言ったら私だってすぐに結婚したいっつーの!もう法的には許されるんだから。早く仗助・ジョースターになってほしいわ」

 

仗助は結婚後、仗助・ジョースターになることが決定している。まあ、元々ジョースターだしな。

 

結婚したら仗助はジョジョジョになるのか。ぷぷ」

 

仗助『そんなにおもしれぇなら、オメェの顔も面白くしても良いんだぜ?八幡』

 

イヤホンから仗助の怒りの声が聞こえてきた。

やべぇっ!盗聴器つけてるから会話が筒抜けだったんだ!忘れてた!

 

静「………アホ」

 

ジョジョはいろはとは逆に、グレイのスーツ姿だ。

首筋に痣がない事が、無意識に出ていた頃の癖で、今でも首筋を出す服装を嫌っている。

小町はワインレッドのサマードレス。これはこれで小町には似合う。

 

小町「今日は仕事じゃあないからおめかししてみたよ♪どう?お兄ちゃん」

 

八幡「…いつも通り可愛いよ…小町。でも、一応は仕事の範疇に入るから、派手なのは程々にな…」

 

小町「んふふー。照れてる照れてる♪」

 

小町はそう言いながら腕を絡めてくる。

 

やめろ…千葉の兄は総じてシスコン(偏見)なんだから、ジョースケになる…。この小悪魔…、だんだんあざとさが増してきてやがる。

 

陽乃「遅くなってごめんねー?ガハマちゃんのドレスを選んでいたら遅くなっちゃった」

 

陽乃さんは紺のイブニングドレスだ。大人っぽい落ち着いたドレスが陽乃さんにピッタリだ。

 

陽乃「ここに来るときはいつもスーツだからね。今日くらいはお洒落しないと♪」

 

あなたは何を来てもバッチリ似合いますよ。陽乃さん」

 

陽乃「あら?嬉しいこと言ってくれるわね?お姉さんに惚れちゃったかな?八幡くん?」

 

うりうりと抱きついて誘惑してくる陽乃さん。やめて、いろはの視線がキツくなる。

 

由比ヶ浜「みんなお待たせー!」

 

首回りが大きく開かれた深紅のドレスを身に付けた由比ヶ浜が現れた。やべぇ、こうも化けるとは思わなかった。

 

結衣「へぇ~…ヒッキー、こういう格好すると大人っぽく見えるね。着こなしも自然だし、髪の毛もオールバックにすると似合うんだ…普段もオールバックにすれば良いのに」

 

八幡「俺は会社の行事とかではこういう服装になるから、当たり前なんだ。それに、オールバックは仗助という見本があるからな。参考にしている。あいつほど綺麗にはまとまらないがな」

 

仗助ら伊達に日常的に10年以上もオールバックをやっていない。

 

仗助『嬉しいこと言ってくれるじゃあないか。さっきのはチャラにしてやるよ』

 

お?仗助本人の機嫌が良くなった。やっぱりヘアースタイルのこだわりが強い仗助には髪型を誉める方向で攻めるのが良いな。実際、オールバックは仗助を参考にしているしな。仗助の触覚をアホ毛で代用するのがポイントだ。比企谷家の遺伝を利用しない手はない。

 

いろは「でも、80点ですね。ハチ君」

 

八幡「そりゃ、お前にやってもらうよりは劣る」

 

惜しむべくは普段、ジョジョがそうしているように、この髪型をやるのがいろはなのだが、今日はさすがに自分でやったので、全体的に決まらなかった。俺専属のスタイリストがやるより劣るのは仕方がない。

俺は腐り目を隠す為に使っている薄めのサングラスを着用する。裸眼で正装すると、何故か本職に間違われるので、着用するようにしているのだが、普通は逆じゃね?

 

雪乃「みんな揃っているようね?」

 

白のサマードレスを着た雪ノ下が現れた。さすがは姉妹だ。陽乃さんの姿によく似ている。表情に愛想がないのが惜しいところだな。

 

雪乃「あら、馬子にも衣装ね?比企谷君」

 

八幡「誉めてるのかケンカを売ってるのかハッキリしろ」

 

雪乃「あら。これでも誉めているのよ?ごめんなさい。意識的に直そうとはしているのだけれど、なかなか直らないわね」

 

八幡「……まぁ、ケンカを売ってるのでなければいい」

 

表情から本当に申し訳なさそうな顔をしているので、ケンカ成分は皆無だったようだ。

ちなみに、雪ノ下と由比ヶ浜の服はレンタルだ。雪ノ下は現在、陽乃さんのマンションで生活している。元々持っていた服は全て売ってしまった。扶養に入っているのに、高級マンションで独り暮らしなんて申し訳ないと、必要最小限の物以外は処分したと言っていた。

近々、由比ヶ浜と共に財団のアルバイトの面接を受けるとも言っている。コネは使わないとも言っていたが、もし採用されたのならば、安全面を考えて陽乃さんの部署の連絡員として、総武出張所…つまり奉仕部に回す予定だ。身内優遇ではない。雪ノ下を身内と判定した以上は、会社の内外から彼女を利用して俺達に攻撃してくる可能性を減らすための、極めて現実的な配慮だ。ブラッディ・スタンドの件もあるしな。

 

結衣「あれ?いろはちゃんと小町ちゃん、首筋に…」

 

静「……ハッチにもあるよ」

 

バカ由比ヶ浜!そこに触れるな!

そう、俺達三人には何故かジョースター家の星形の痣がある。

 

結衣「あれ…スタッチ…あたし、またやっちゃった?」

 

静「知らなければ仕方ないし、今は気にしてない。ハッチ達の首もとの星形の痣はジョースター家に代々受け継がれている血縁の証。前世がジョースター家の血縁だったハッチ、ハッチの血縁のマーチ、前世で結婚してジョースター家の一員になったイーハにも同じ痣が十年前から浮かび上がってきたの。同じ痣はひいおじいちゃん以下、ジョースター家のみんな持っている。養子である私以外は」

 

そう、どういう訳か、ジョースター家に受けいられた時から、厳密には前世を思い出した時から徐々に俺達の首筋にジョースター家特有の痣が浮かび始め、小町が小学校に上がる頃にはハッキリした形になった。

 

結衣「あれ?でも、体育の時に見たけど、スタッチの首にも…」

 

静「私のは精巧に彫られたタトゥーよ。子供の時は痣がないのがコンプレックスでね、パパにおねだりしてタトゥーを入れてもらったの。そんなこと、何の意味もなかったのにね。逆にコンプレックスを刺激した形になるなんて皮肉だったわ。中学の時、お兄ちゃんと婚約がハッキリした事件があるまでは、ジョースターコンプレックスに悩まされてた」(第二章アレッシー戦参照)

 

結衣「ごめん…スタッチ…」

 

由比ヶ浜が本当に申し訳なさそうに言う。

 

静「由比ヶ浜さん。全部過去形で言っているでしょ?今はコンプレックスは解消されているの。それにね?私がお兄ちゃんの子供を産めば、産まれた子供からは星形の痣を持った子供が産まれる。そして、私が星形を持った子供しか産まなければ、それがお兄ちゃんにしか操を立てていない証になる。私にはお兄ちゃんしかいないっていう戒め。素敵な事でしょ?」

 

うん。素敵な事なんだけど、重い…重いぞジョジョ。

更に言えば、星形の痣を持った子供が結婚相手以外から産まれれば、ジョースターの血統の浮気がバレる。ジジイの浮気で仗助が産まれたように。つまり…俺達も浮気は出来ないワケだ。更に言うなら、する気もないけど。

 

結衣「じゃあ、ヒッキーとなら浮気できる?」

 

八幡「ジョジョと俺の間に男女の感情はねえよ。ついでに言えば、俺には魂と血縁に刻まれた特徴があと二つあるから無理だ」

 

結衣「あと二つ?」

 

小町「結衣さん、これこれ」

 

小町が自分の頭のアホ毛を指差す。

 

小町「何故か比企谷家にはこのアホ毛が引き継がれるの。だから、お兄ちゃんや小町の子供にもこれは受け継がれると思う」

 

結衣「あと一つは?」

 

いろは「ハチ君にはあって、マチちゃんにはないけれど、ある血筋の特徴がハチ君にはあるんだよね。小さいけれども分かりやすい特徴が」

 

結衣「?」

 

八幡「俺の耳をよく見ろ」

 

雪乃「………縦に並ぶ3つのほくろ?」

 

そう、星形の痣と共に、ディオの転生である俺に出てきた特徴。これは小町にもいろはにもジョースター家にもない特徴だ。

 

八幡「これはディオの特徴。ディオの息子達全員にある特徴だな。ジョルノにもある」

 

あいつにもな。だからデラウェアであいつが現れた時はすぐにわかった訳だし。

 

いろは「だから、ハチ君の子供には3つの特徴が出てしまうのです。首筋の星形の痣のジョースター家の特徴、耳にある3つのほくろのディオの特徴、代々アホ毛がある比企谷家の特徴の全てが。遺伝子鑑定なんてしなくてもすぐにわかるなんて、便利な特徴ですよねー♪」

 

まぁ、俺の子供とか名乗る奴が出てきてもすぐにわかるわな。

 

小町「ジョルノお兄ちゃんが小町と浮気しても出てくるかもね。あ、どのみち小町も3つの特徴が出てくる子供しか産まないつもりだから、よろしくね♪」

 

陽乃「私もだよ?」

 

いろは「よろしくじゃあないよマチちゃん、ハルさん。わたしとの子供以外に3つの特徴の子供は産ませません!あ、ジョルノとの浮気は止めないよ?」

 

ジョルノ『いろは、小町。ワサビを経験するかい?陽乃にも必要かな?』

 

あ、ジョルノが微妙に怒っている。

 

いろは&小町&陽乃「ごめんなさい」

 

ワハハハハハハ!

 

いい雰囲気が出来てきた。………さて。

 

静「…………ハッチ、行く?」

 

八幡「ハァ…気が進まんが、行くか」

 

俺がため息混じりで答える。

 

結衣「ヒッキーどうしたの?ヤル気ないね?」

 

由比ヶ浜が心配そうに声をかけてくる。

まぁ、こんな形でここには来たくなかったからな。

 

いろは「ここは…このホテル…それも、今宿泊している部屋と屋上、美浜大橋、そしてエンジェルラダーは思い出の場所なんですよ…」(第1章参照)

 

小町「十年前、小町達幼馴染みとジョースター家の絆を結んだ大切な場所…だから、ここで不祥事をうみたくないし、トラブルは避けたかった…」

 

静「他にやることがあったのに、今回の一件を最優先にしたのもこういったジョースター家の私情を挟んだ事なの。だから、無理にみんなが付き合う必要はない」

 

戸塚「はぁ…本当に君達はいつもいつも因縁が必ず付きまとうね。僕もその1つだから何も言えないけどさ」

 

まったくだ。百二十年前の因縁が常に付きまとう。

そして、多分今回も…。それが良い因縁であることを祈るぞ…。このホテルは数少ない良い思い出の因縁なんだからな。

 

←To be continued




はい、今回はエンジェルラダーというよりも、八幡達とジョースター家の絆を掘り下げる設定を追加したエピソードでした。本来なら、2章でやっておくべき内容だったんですよね。アイツもいたわけですし。
さて、冒頭の徐倫が暴れ、とばっちりを受けた五人。学校枠の静はわかるとして、他の四人が何故とばっちりを受けたのかわかる人、いますか?八幡もどちらかと言えば仗助達の枠組みに入ります。
何故歴代ジョジョの中からジョルノがおらず、代わりに朋子が加わっているのか。理由はあるのですが。

それでは、今回削ったエピソード。

葉山が川崎をナンパする(恋が不良化を止めさせる作戦)➡テニス事件や大和事件でその作戦を実行するわけがない。八幡やエンポリオが実行?いろはや徐倫が許すわけがない。ボツ。

メイド喫茶のエンジェルを探る➡「ブラッディ・アロー」参照。既にジョルノや承太郎が川崎を発見している。また、エンジェルの名前が出てきた段階で、この八幡達がエンジェルラダーを真っ先に疑わないわけがなく、すぐに確認を取るはず。ボツ。

ドレスコードに不合格➡エンジェルラダーの経営者が、ドレスコードに引っかかる服装をさせるわけがない。というよりも、コンチネンタルホテルでもあるホテルロイヤルオークラに変な服装で出入りさせません。既にホテルロイヤルオークラに勉強会でいたので、材木座の作務衣、戸塚のスポーティーな服装はあり得ない。ボツ。

エンジェルラダーに行くメンバー➡材木座はメイド喫茶エピソードが削られた訳だし、材木座はアーシスではあるけれど、財団の職員ではない。ついでに○○○との縁も薄いのでボツ。露伴先生に缶詰めされています。
エンポリオは財団の職員ではあるものの、研究職で経営陣ではない。エルメェスは承太郎個人が雇っているだけなので無関係。
あーしさんと海老名さんも、今回は波紋関係なので勉強してもらっています。むしろ、由比ヶ浜もこっちな気がする。原作にいたから、第二章で忘れていた星形の痣に関係する導入の為に出したけど。戸塚とかは星形の痣に関する地雷をスピードワゴン時代のリサリサで経験していそうなので、静のジョースターコンプレックスを察して触れなさそうだし。
ハルノンはむしろ、エンジェルラダーの経営者側なので出てくる理由あり。また、原作小町ポジション(小町は原作八幡ポジションに収まった)も兼ねて大志の相談に乗っているので、この問題に介入する理由あり。

それでは次回もよろしくお願いいたします。

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