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祝!自称何でも屋開店!自称何でも屋の開店
幻想郷―――それは“外”の世界で忘れられた存在達が住む最後の楽園―――
そんな世界に、ある男がやってきた。
その男は人里で少し生活をした後に、ひっそりと店を開いた。
「………さて、これで良し。」
男が満足げに頷く。
元々、人里の外れにあった小さな小屋を店にする事にした。
もっとも、スライド式の扉に窓が2箇所ある小さな小屋で、人がギリギリ3人入れるか入れないかの店である。
それでも男は“未だかつてない程”の希望を抱いていた。
「後はっと。」
長方形の木の板に、店名を書く。
―――自称何でも屋―――
これが彼の店の名前。
そして―――彼の幻想郷で働くお店である。
彼―――直人は―――
「んじゃまぁ、仕事が来るまで人里で女性と話でもしてこようかな?」
女好きであった―――