物の怪荘へようこそ!   作:鳩神

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第一話~物の怪荘にようこそ!~

俺の名前は仲手原 純しがない学生さ

 

さて、俺はなんの変哲もない学生になるはずだった

 

まあ過去形だが

 

これは俺の周りで起きる非にちj「ぬおおおおゾンビが纏わりついた!」

 

これは俺n「待っててよねちゃん!今蹴り飛ばすから!」

 

こr「にゃああああ!私にもからんできたぁ!」

 

「おまえらうっせえええええええええええええええ!!!!!!」

 

もういいや読めばわかる

 

そうそうこの小説にバトルや戦略をもとめるなよ?

 

まぁなんだ?

 

非現実的な俺の日常だ

 

 

「うるせえよ!人が原稿かいてるのに!」

俺はそこでバ〇オ6をやっている居候共に向かって言う。

「ちょっと五月蝿い!今忙しい!」

「そうだよ!五月蝿いよ!なんか赤くて表皮が無いのがきたりして大変なの!バスはまだ!?」

「て、また次の部屋!?どんだけ長引かせるの!」

「だ~か~ら~、いいk「黙れ!」ゴフッ」

飛んできたペットボトルの直撃を受け、消え行く意識の中ふと思う。

 

 

なんでこうなった?

 

 

~〇月△日、街角にて~

 

俺は激しく悩んでいた。

一浪した結果、ついに念願のK大学のI学部に受かった。

それは良かったのだが・・・。

俺は出身地がK県でK大学に入るためには、どこかアパートをかりなければいけなかった。

なんとか自分の県か、東京の大学に入れたら家から通えたのに・・・。

まぁI学部に入れるならどこでもいい!、とか言っちゃてたからね。

自業自得か・・・。

そんなこんなで大学の近くのアパートを探しているわけさ。

だけど・・・

 

「これで12件目か・・・」

 

アパートがないのである。

それもそのはず、今は入学シーズンで皆が大学の近くのアパートを先にとってあるからだ。

ああ、免許取ったり、日本一週旅行なんて行かなきゃよかった・・・。

俺のアフォ!このアフォ!

後悔はしてないがな!

ふとそんな一人漫才をしていると。

 

空き部屋あります

 

・家賃光熱費水道含めて19800!

・一部屋限定!

住み込み条件

 

そんなチラシが舞い落ちてきた。

 

 

「ぬおおおおおおおおお!!!!!!!これは天の神さまがくれた贈り物か!!!!」

こんな超優良物件があるとは!条件とか書いてあるが知らん!

善は急げだ!

俺は駆け出した。

 

 

まさかこんな紙が俺の人生を決めるとは露知らず・・・

 

住み込み条件

・優しい人

・寛大な人

・料理ができる人

・けちじゃない人

 

~不動産一期一会~

 

俺はJCが喜びそうな名前の不動産屋の前で突っ立っていた。

何故かって?

それはなぁ・・・

 

禍々しいのだ

 

不動産屋が

 

なんかもう邪悪なオーラをだしているのだ。

厨二な病の患者じゃないおれでもわかる。

危険な雰囲気がプンプンだ!

でもまぁ此処まできて帰るのも・・・。

腹をくくるか!

鬼が出るか蛇が出るか!

 

カランコローン

 

「いらっしゃい」

 

そこはまるで別空間だった。

 

「部屋をお探しかな?」

「外の雰囲気とギャップがありすぎて・・・っじゃなくて、このチラシ見て来ました!」

俺はさっき降ってきチラシを見せる。

「外見はこの店のデフォルトさ。あーこの部屋ね、まだあるよ」

「本当ですか!?よっしゃ!13件目にしてようやくか!」

こんな優良物件もう無いと思った。

「それじゃあしつもんしていいかい?」

「はい!お願いします!」

「まず初めに、君優しい?」

「えっと、まあ優しいほうかと」

電車でおばあちゃんがいたらせき譲るし、子供が迷子だったら交番につれていくことぐらいかな?

「あっそ?じゃあ合格。次、君寛大?」

「ええかなり寛大なほうかと」

昔弟にプリン食われてもO☆HA☆NA☆SI☆くらいでゆるしてやったしね。

「OK。次、料理できる?」

「家事全般得意です」

両親兄弟誰も家事できないからね。

「それはいい。これで最後、君けち?」

「いいえ」

「合格合格、じゃあ手続きしようか」

「え、おわりですか?それに変な質問が混ざっていたような・・・」

「アンケートみたいな物だよさて、君のこれからの生活に幸大からんことを」

 

そんなこんなで書類を終わらせて帰った。

イヤッホウウウウウウウウウ!!!!!!!!

家ができたぜ!

これからの生活がわくわくドキドキだね!

 

「で、今のを見てどうだった?」

「まあいいんじゃない?優しそうだし」

「それに結構かっこよかったよね」

 

 

〜陽快荘〜

 

着いた!

いやっほぅ!

これからの俺の新しい暮らしが始まるぜ!

取り敢えず中に、着いたら大家さんと会え、って言われたっけ。

 

「こんにちわ〜」

 

挨拶って重要だよね!

すると、中から髪の長い超絶美人が現れた。

 

「いらっしゃい、君が新しい住人の仲手原 純君だね?ようこそ陽快荘に」

 

見とれた、そりゃあそうだ。

こんな美人に満面の笑顔で迎えられたのだ。

そりゃ誰だって見とれる、俺も見とれる。

「はい!仲手原 純です!これから宜しくお願いします!」

俺がそう言うと、

 

「じゃあ質問。純君、君童貞?」

 

色々台無しだよコンチクショウ!

 

何だこの人は人の傷口抉って楽しいか?楽しいのかコノヤロウ?

「な、何を言ってるのですか!?人の傷口開いて抉って塩どころかわさび塗りたくってくれやがってコンチクショウ!」

「アハハ、その反応いいねぇ!合格!合格だよ君!」

シクシク、もう泣いていいよね?

「合格した君は私についてきていいよ、案内してあげる♪」

死にたい・・・。

そうですよ、どうせ童貞ですよ、六年間一貫の男子校生ですよ。悪か!

「ほらほら、そんな所でいじけて無いで行くよ」

誰のせいだ!

 

〜大浴場〜

 

「ここが大浴場ね、皆で使う所だから。変な事しないように」

「しねぇよ!」

 

〜管理人室前〜

 

「此処が私の部屋兼私の部屋、夜這い歓迎だよ」

「なんですと!?」

「クスクス、かわいい♪」

騙された!?

 

〜共有リビング〜

 

「此処が共有リビング、暇だったらここにくるといいよ。何かしらいるから」

「はい、わからりました」

「変な事しないように」

「しつけぇよ!」

 

〜106号室〜

 

「はい、此処があなたの部屋。ここならナニやってもいいよ?」

「だ〜か〜ら〜、しつこいんじゃあ!」

そんな漫才を大家さんとしていると、

 

「あれ?大家さん、新しい住人さんですか?」

 

振り向くと

 

絶句した

 

透き通る白い肌

 

黒髪を短く切りそろえたショートヘア

 

清楚な感じの小ざっぱりとしたファッション

 

クリッとした大きな瞳

 

透き通った鼻筋

 

何よりも特筆すべきが「このおっぱいだよねぇ♪」

 

「大家さんなにするのですか!?ちょ、やめ」

「よいではないか、よいではないか〜♪」

 

ちょっ!?大家さん!?何してくれちゃってるんですか!?

そこ変わって下さい!じゃなくて、もっとやれ!じゃなくて、GJです!

だが、ここで印象を悪くするのはよくないので、非常に、いやひじょーーーーーに名残惜しいがそっぽを向く。

 

「いい加減にしろっつってんだろうがぁ!」

 

ズカァン

 

「はぁはぁ。あ、もういいですよ、こちら向いても)

振り向くと床に埋もれる大家さんと、スッキリした顔の美少女。

「初めまして105号室の氷月(ひょうげつ) 粉雪(こなゆき)です!気軽に雪ちゃんって呼んでくださいね♪」

おおぅ。

ここは個性の強い人が多いですね。

「あ〜、えーっと、俺の名前は仲手原 純「童貞」ああそうだよ!童貞だよ!悪いか!あぁん!いい加減にしろよ!」

立ち直りが早過ぎるよアンタ!

つーかマジでやめろや!

「ごめんね、大家さんの歓迎みたいなものだから。私もつい数日前にやられたよ・・・」

「私なりの歓迎だよ♪さてさて君の部屋にはいろうじゃないか」

「あー、君、この部屋なんだ・・・そっか、頑張ってね」

「えっ、何その不吉なナレーション」

「入ればわかるよ」

なんだ!?少し怖いのだが・・・。

「それじゃあ鍵開けたから入っていいよ」

 

ドアのぶに手をかける

 

これから始まる生活に胸を踊らす

 

いったいどんな生活になるのだろう?

 

楽しければいいな

 

そんな淡い期待を胸にドアを開ける

 

ガチャッ

 

「「いらっしゃいご主人!!」」

 

パタン

 

んー?おかしいなぁ

 

猫耳と狐耳を着けた中学生ぐらいの美少女がいたのだが

 

目が腐ったか?

 

何かの見間違いかもしれない

 

もう一度開けてみる

 

ガチャ

 

「「いらっしゃいごs パタン ちょっと待てぇ!」」

 

はぁ、なんだろう

 

疲れてるのよ、私

 

ガチャッ

「どちら様?」

少し顔を出して、中の少女達に聞く。

「この部屋の居候だよ」

「まぁ、今までは誰も来なかったから居候とは言わないかもしれないけど」

ちょっと展開に着いていけない。

「大家さん、これはどういう事ですか?」

大家さんは、すっかり言い忘れてたみたいな顔で。

「あー、言い忘れてた。この部屋に住むには、そこの居候2匹を養わなければならないから」

まてやゴラァ!

「ちょっと鍵を返してきます」

身を翻し逃げようとする・・・

しかし回り込まれた!

「いやいやちょっと待とうよ!こんな優良物件なかなかないよ!光熱費水道代込みでイチキュッパだよ!」

「確かに安いけど、それ以外に問題がありますので」

「わかった!さらにインターネット回線まで繋いでやろう!」

「よしのった!」

いやぁねぇ?だってねぇ?

ネット回線あるとかもう断る意味がわからないよねぇ?

居候の一匹や二匹かんけいないよねぇ?

「そうかそうか!なら、出てきていいよ!」

大家さんがそう言うと、中から二人の美少女が出てきた。

「むぅ、さっきは本当に帰ってしまうと思ったぞ」

「ちゃんと大家さんの教えてくれた通りに言ったのに・・・」

「この人童貞だから」

「関係ねぇだろ!」

「「成程!」」

「納得するな!」

本当にしつこいな。

それにしても、何なのだ?この獣耳は、コスプレか?

「大家さんこのコスプレ何ですか?大家さんが強制したのですか?」

「君は私のことを何だと思っているのかい?」

「変態」

「褒めるな、取り敢えずリビングに行こうか、そこで説明しよう」

大家さんに促され、俺はリビングに向かった。

それにしても、本当にキャラが濃いな。

 

〜共有リビング〜

 

リビングに行くと、何人かの人がいた。

その中には、さっき会った雪ちゃんもいた。

「はーい!全員注目!新しい住人を紹介するよ!」

すると、そこにいた人達が全員こちらを向く。

「取り敢えず自己紹介ヨロシク!」

「えーっと、仲手原 純です宜しくお願いします」

「インパクトが薄い!もっとさぁ、波動砲撃てるとか、界○拳使えるとかないの?」

「ねぇよ!人を何だと思っていやがる!」

そうすると、笑いながらイケメンが話しかけてきた。

「ハハハ、早速大家にやられてるわけだ!俺の名前は夜月(よるつき) 統哉(とうや)だ!宜しくな!」

もう一人は面倒くさそうに来てぶっきらぼうに言った。

「須藤(すどう) 栄華(えいか)よろしく。自己紹介は終ったし帰って寝る」

「おいおいニート化が進んでいるぞ!」

「五月蝿い!働いたら負けだ!働きたくないでこざる!」

何だこいつ?ニートなのか?

「ほら新人にニートだと思われてるぞ!」

「お前も新人だろ、私のことはニートと思ってくれ!」

それは胸を張って言えることか?

「はいはい住人の自己紹介も終わったし次は君のパートナーの自己紹介だよ!」

パートナー?いや居候だろ。

つーか、パートナーって言ったら、その、なんだ?あれだろ?言わせんなよ恥ずかしい。

と言うか、パートナーは雪ちゃんがいい。

「む、何だか邪念がした気がする」

「どうしたの雪ちゃん?なんかあった?」

「あ、ちゃんと雪ちゃんって呼んでくれるのですね♪」

その笑顔、ブライスレス・・・。

「取り敢えず私から!」

猫耳少女前に出て言う。

「私の名前は猫神(ネコガミ) たまです!宜しくね♪ご主人」

次は狐耳の娘か。

「私の名前は狐川(きつねかわ)(ヨネ)じゃ!よろしゅうのお、ご主人」

まんまじゃねぇか

「大家さんの私だけ自己紹介しないのもあれだよね、私の名前は大神(おおかみ) 刹那(せつな)ね♪」

自己紹介が終わると大家さんは、俺の前に来て、

 

 

「さて、君には説明しないとね♪」

 

 

はて?まだ何かあるのか?

 

 

 

「ここの住人は皆妖怪だから」

 

 

 

あー、えーっと。

 

「はぁぁぁぁぁ!?」

 

と、叫んでおいた。

 

「まぁ理解出来ないかもだけど、理解して?」

いやいやいや何の悪ふざけですか!?

「あー、残念ながらそこの変態大家の言ってること、こればっかりは本当だ」

またまた〜ご冗談を。

「なら証拠はあるのですか?流石にいきなり妖怪だ、なんて言われても信じられないですよ」

「確かにな、じゃあ雪なんかやれ」

そこのイケメンは雪ちゃんに向かった言う。

「なんかって・・・あなたに命令されたくないのですが、まあいいでしょう」

雪ちゃんはそう言うと、てのひらを前に出した。

「はぁ!」

すると、雪ちゃんの手のひらには、氷で出来た兎が乗っていた。

「これで信じたか?」

「まだにわかには信じ難いのですが、取り敢えず信じます」

何もかも否定するのは、どうかと思うし、話が進まないのでここで区切る。

「良かった良かった、信じてくれて。それと今見てわかったと思うけど、雪ちゃんは雪女だよ。あと、ヨネはくだ狐、たまは猫又、栄華は吸血鬼、統哉はぬらりょん、そして最後に!聞いて驚きなさい!私は神だ!」

なんだこいつ?本当に痛い人か。

「一応言っておくが、こいつマジ物の神様だぜ?」

まじでか!?俺の思ってる神様と違うぞ!

「わかりました、紙様」

「何だか最近同じように馬鹿にされた記憶があるのだけど」

まぁよくわからないけど、

 

 

 

『物の怪荘にようこそ!』

 

 

 

楽しくなりそうだ。

 

 

 

 

 

そういえばこんな感じだったな。

目を覚ます。

「あ、起きた?」

たまがこちらに振り向き言う。

「丁度こちらも、1ステージクリアしたぞ」

よねもそれに続く。

「「ところでいつから寝ていたの(じゃ)」」

ふう。

さて。

これは。

説教ですね♪

 

「正座」

 

「なんで正座しなきゃn「正座」はい・・・」

「訳がわかr「正座」うむ・・・」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

「何故君たちは此処に正座させられているかわかりますか?」

「「いいえ全く」」

「君たちはさっきペットボトルを投げたのを覚えていますか?」

「「そういえばそんなことも」」

 

「ギルティ!」

 

ギリギリギリギリギリ

 

二人のこめかみに万力のごとく力をいれる。

そう、アイアンクローだ。

「「イタイイタイイタイイタイイタイ!!!!!!」」

 

ピンポーン

 

アイアンクローを食らわせていると、チャイムが鳴った。

 

ガチャッ

 

「こんにちは~晩御飯いっしょにたべよ~」

 

雪ちゃんが来た!

 

「いらっしゃい!ぜひとも食べようじゃないか!」

俺はそこで撃沈している二匹をほっておいて出迎える。

雪ちゃんが入ってくると、二匹が不満そうに待っている。

「なんで雪がいるのじゃ」

「そうだよ、今日は純君といっしょに食べれると思ったのに・・・」

「お・ま・え・らせっかく来てくれたんだから文句言うな!」

「いいよいいよ純君、こ・ど・もなんだから♪」

それもそうか、てか今なんか含みがあったような?

 

ピンポーン

 

あれ?また来た。

「ちょっと行ってくるね」

 

「おこちゃま達?何で不満そうなの?」

「そんなのお前がいるからだよ」

「とっとと帰れ」

「おこちゃまはうるさいなあ」

 

「ちゃーす」

「こんばんは~」

「参上」

 

燈哉と栄華と大家さんが来た。

「何しに来たの?」

 

「「「飯たかりに来た」」」

 

「帰れッ!」

 

何様だこいつらは?

ああこして今日も俺の部屋でドンちゃん騒ぎか・・・。

ま、楽しいからいいか。

 

 

たぶん普通の人なら異常と思うかもしれない

 

でも

 

これが俺の日常さ

 




メインの作品の合間に書こうと思います

日常系妖怪小説です

ではまた次回!

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