こいしに転生…えっ小石!?   作:徒孖

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遅くなってすいません(>人<;)
あと短いです


リメンバー

俺は一心不乱に歩いた。

 

(畜生畜生畜生畜生畜生!畜生ッ!!!!どうなってんだよッ!何だあいつぁ!!もう意味わかんねーよ!クソクソクソッ!)

 

神威が"殺"されてもう何時間が立っただろうか?

もう神威はだめな事は分かっている。

…だけどどうにかなるかも知れない、今の状態なら"能力"を使えるかもしれない…

 

 

だけど…俺は、俺はどうすればいいんだよ…【アイツ】が何なのかもわかんねぇよ…

俺の不注意で神威殺して……

 

(神威いいぃッ!!!!!!!!!!!)

 

(…うるさい)

 

もう届かないのは分かっている、だが言わせてくれ…

 

(ごめんな..さ………………)

 

(すまない)

 

 

 

 

 

 

 

(……………で、でたああああああぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!?)

 

 

(なんでだ!?)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

神威がいきてる、

 

(お前、どうして、アイツに心臓撃たれて死んだんじゃ!?)

 

てかポッカリでかい風穴が…

 

(思い出したよ、全部…まぁな、あのままでは危なかった…礼を言う。それに心臓はやられていない…もしやられていたらお前も無事ではなかった…アレに当たっていれば欠片も残らない…だが今は傷は治った)

 

(!?アイツは何何だ!?どうしてお前を!?もうわけわかんねえよ!?)

 

神威の安泰を確認して嘆きは安心へとは変わらず恐怖へと変わる。

 

 

 

(……俺の能力は知っているな?)

 

 

(あ、ああ、変換する…)

 

(そうだ、【変換する】能力、"本来"この力は強力な力だ…強力故に対になる力が生まれたそれが【返還する】能力、俺が食らったのはその攻撃だ)

 

 

 

訳けが分からない。

神威が生きている事によって少しは理解できるようになった頭で神威の言葉を整理していた。

 

対する能力…

 

本来の力…

 

 

 

 

(なんでアイツはお前を殺…吸、収しようとしたんだ?)

 

 

(…完成させるためだ…)

 

 

(完、成?)

 

 

(ああ、弱点を無くす。二つの対する力がそれぞれ違う弱点を持っていたらそれぞれの力で補えばいい、それなら一緒に成ればいい、一つになる、どちらかが吸収すればいい、そうして俺を吸収して完成しようとしている。

だがどちらが吸収しても同じなんだ…だって

 

同じ【私】だから)

 

 

 

同じ。対する存在。確かに同じかもしれない。だけど全てが同じではない、いや歯車の歯と歯が噛み合わないところがあるのかもしれない少なくとも神威は神威だ…

 

だから

言わなければならない

 

 

 

 

違うと

 

 

 

だが俺は言えない。何故だ、怖いのか?

覚悟がないのかも知れない全てを否定する。

全てがただの虚言だ。無責任な言動で最悪な結果に結びつくのは避けたい…

 

 

 

 

ふと神威が言う

 

(今宵は満月だ…アイツは追ってこない、今のうちに体制を整えよう…)

 

神威が哀しそうに呟き夜空を見上げる。

 

その先には俺たちを嘲笑うかのように輝く二つの月がこちらを見下ろしていたのだった…

 

 

 

 

 




この頃は諸事情で更新が滞りすいませんでした>_<



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