ここの所プライベートが忙しく、なかなか執筆の時間が取れなくて投稿が遅れてしまいました。
普通ありえないよな~。連続で7日間仕事って・・・・
まあそんな訳で、今後年末にかけて執筆作業が遅れると思うので、投稿は来年まで月一の感覚になります。ホントすいません。
では第46話をどうぞ
良太(M)「前フリ無しだ!はじめっからクライマックスだぜ!!」
T-RESドーパントと対峙していた電王・ソードフォームの良太(M)は、腰についているデンガッシャーのパーツを連結させてソードモードにし、ゆっくりと歩きながらT-RESドーパントに近づく。
良太(M)「行くぜ!行くぜ!行くぜ!!」
手に持っているデンガッシャー・ソードモードを振り上げてT-RESドーパントへと突っ込んでいく電王・ソードフォームの良太(M)。その姿をみたT-RESドーパントは、良太(M)へと襲いかかった。
T-RESドーパント「グワアアアアアアアアアアアアッ!」
良太(M)「へっ!遅いぜっ!」
T-RESドーパントの突進噛み付き攻撃を紙一重でかわした良太(M)は、攻撃がかわされて無防備になったT-RESドーパントへ容赦なく斬撃を連続で浴びせた。
良太(M)「オラオラオラオラオラッ!!」
T-RESドーパント「グワアアアアアアアアアアアアッ!」
容赦なく叩き込まれるデンガッシャーによる斬撃を受けて、バランスを崩し倒れるT-RESドーパント。
良太(M)「どうした!もうお終いか!根性出してかかって来いやっ!」
倒れ伏したT-RESドーパントへ「かかって来い!」と挑発する良太(M)。そんな良太(M)の挑発を聞いた為か、「グルルルルルッ!」と低い唸り声を上げたT-RESドーパントは、再び立ち上がると、T-RESの形をした頭部にある、鋭いキバが生えた口に力をタメて、「砲撃」の魔法を撃とうとした。だが・・・・
良太(M)「させるかっ!」
砲撃の魔法を撃つために、力を溜めているT-RESドーパントへと素早く攻撃を仕掛け、「砲撃」の魔法を打つためのシャージを中断させた。
T-RESドーパント「グワッ!」
斬撃を受けて再びバランスを崩して倒れるT-RESドーパント。良太(M)はその隙に、腰の電王ベルトにパスをかざす。
電子音声『フルチャージ!』
良太(M)「行くぜ!俺の必殺技!パートⅡ!!」
デンガッシャー・ソードモードにフリーエネルギーが溜まると、良太(M)はそれを振り下ろすと同時に刃を飛ばし、T-RESドーパントを縦切りにした後、さらに横なぎでT-RESドーパントを切り裂いた。
T-RESドーパント「グッ!・・・・・・グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
断末魔の叫びを上げると同時に爆発するT-RESドーパント。やがて爆発して発せられた爆煙が晴れると、そこにはガイヤメモリーでT-RESドーパントへと変身していたキカコが、意識を失って倒れており、その側にはキカコの体内から排出されて壊れた、T-RESのT2ガイアメモリーが落ちていた。
良太(M)「ま、最初の戦闘としてはこんなもんだろう。」
倒れているキカコを見てつぶやく良太(M)。その一部始終を誠也は上空で戦闘をしながら見ていた。
誠也(なんで・・・モモタロスがここに?)
かつて異世界を門矢司やはやてと共に旅した時に行った「電王の世界」。そこで出会ったイマジンのモモタロスが、自分の住んでいるこの世界に居る事に驚く誠也だったが、次の瞬間、モモタロスにもう一度会えた事に対する喜びが湧き上がった。
電王であるモモタロスがここに居る。自分が憧れ、ああなりたいと思い、その背中を追いかけた男の一人がここにいる!成長した自分を見てもらえる!その喜びが誠也を包み込み、力がみなぎった。
誠也「モモタロスが・・・電王が見ている前で、これ以上お前みたいなザコに苦戦してられるか!」
誠也は自分の目の前を飛び回る、ギガンテス化したバットイマジン・ギガンデスヘブンを見て、「苦戦していられるか!」と言い放ち、ラボでカナリヤから新たに受け取った、幾つかのウィザードリングの中の一つ、ハリケーンドラゴンの指輪を指にはめ、腰のベルトのハンドオーサーを操作してドライバーにかざした。
電子音声『ハリケーン!ドラゴン!!ビュー!・ビュー!・ビュー!ビュー!ビュビュー!!』
魔法陣が誠也の体を通り、ハリケーンスタイルの強化形態、ハリケーンドラゴンの姿へと変わった。
誠也「ケリを付けるぞ!」
誠也はスペシャルウィザードリングを右手に身に付け、それをドライバーにかざす。
電子音声『チョイイネ!スペシャル!サイコー!!』
誠也の背後に魔法陣が現れ、そこから出てきた緑色のドラゴンが背中に取り付くと、次の瞬間、誠也の背にドラゴンの翼が付く。
誠也「さあ、ショータイムだ!!」
ギガンデスヘブン「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
背中のドラゴンの翼をはばたかせ、空中を飛び回るギガンデスヘブンへ、手に持っているソードモードのウィザーソードガンで斬りかかる。
誠也「ハッ!」
背中の翼のおかげで、空中での機動力・旋回能力が上がり、その機動力を使ってギガンデスヘブンの攻撃をかわしながら攻撃する誠也。
ギガンデスヘブン「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
誠也の猛攻を受けて、苦し紛れの攻撃をするギガンデスヘブンであるが、その攻撃はことごとくかわされる。
誠也「さあ!フィナーレだ!!」
誠也は再び右手の指輪を交換し、サンダーの指輪をはめてドライバーにかざした。
電子音声『サンダー!プリーズ!!』
緑色の風を発しながら、ギガンデスヘブンの周りをぐるぐる高速で旋回飛行しながら緑色の竜巻・雷雲を発生させ、ギガンデスヘブンをそれに閉じ込めると、中に居るギガンデスヘブンに特大の落雷を落とした。
ギガンデスヘブン「グッ!グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
特大の雷を受けて、地面へと消滅しながら、ギガンデスヘブンは断末魔の叫び声を上げながら地面へと落ちて行った。
誠也「フ~~、終わった。」
良太(M)「おっ!そっちも終わったか。」
空中での戦いが終わったのを見て、誠也に声をかける良太(M)
誠也「・・・モモタロス、なんでこの世界に?」
空中から地上へと降りながら、良太(M)へと声をかける誠也。
良太(M)「?俺を知ってる?お前・・・誰だ?」
ウィザードの姿の誠也に名前を言われて、首を傾げる良太(M)。
誠也「あっ・・・・・・この姿で会うのは初めてだからわからないか。」
良太(M)「この姿で?・・・お前ひょっとして、せ「あの・・・・」っと、おっ!無事だったか、コスプレ娘!」
戦闘が終わったのを見て、気絶しているシノの側に抱いていた猫を置いて、誠也達に近づいた小悪魔は、誠也達に声をかけた。
小悪魔「コスプレじゃありません!と言うか・・・その口調、もしかしてモモタロスさん?」
モモタロスの「コスプレ娘」の言葉に反応して言葉をかえした小悪魔であったが、良太に取り付き、電王になったモモタロスの口調で、電王がモモタロスだと言うことに気づいた。
良太(M)「おう!その通りだ。見ての通り、今はこいつにとり憑いて、姿が変わっているがな。」
小悪魔「と、とり憑く?!そ、そんなこともできるんですか?!」
良太にとり憑いている事に驚き、声をあげる小悪魔。そんな小悪魔に誠也はおそるおそる声をかけた。
誠也「・・・こあ?こあ・・・なんだよな?」
小悪魔「え?」
誠也に「こあ」と言われて声をかけられ、一瞬驚いた顔をしながら、小悪魔は誠也の顔を見て、その動きを止めて誠也に向き直る。
小悪魔「あの・・・ひょっとして私を知ってるんですか?お願いです!私が誰なのか教えてください!」
誠也「えっ?・・・・私が誰なのか教えてほしい?こあ?何を言って・・・・・」
小悪魔の言った言葉が理解できずに聞き返す誠也。そんな誠也に、事情を知って居る良太(M)がその理由を話した。
良太(M)「・・・・昔の記憶が無いんだとよ。」
誠也「記憶が・・・・無い?」
良太(M)の言葉を聞いて、信じられないと言う顔を仮面の下でしながら、自分を見ている小悪魔を黙って見た。
良太(M)「俺がこの世界に転移した後、気絶して倒れているコイツを見つけたんだが、その時には既に記憶を無くしていた。」
良太(M)の話を聞いて、小悪魔が記憶を無くしている事にショックを受けて呆然と立ち尽くす誠也。だが、そんな誠也の耳に、寧子の叫び声のよな声が聞こえてきた事により、瞬時に我に返って、声のした方を見た。
寧子「シノちゃん!シノちゃんを離して!!」
誠也「?!」
誰かに向かって叫ぶ寧子を見て、叫んだ方を見た誠也。公園内の一つ小高い丘のような場所。その上に、財団Xの白い制服を身に纏い、目元を隠した白い仮面を身につけた赤い髪の男が、気絶したシノを抱きかかえて立っていたのである。
誠也「誰だ!」
シノを抱きかかえた男に向かって叫ぶ誠也。だが男は何も喋らずに佇んだまま、誠也達の方をじっと見つめたままだった。
カラス『おや?これはリュート様。財団X親衛隊隊長ともあろうお方が、このような所に何用でしょう?』
先程までの戦闘を高みの見物と決め込んでいたカラスが、誠也達の前に姿を現し、丘の上に突如現れた人物に声をかけた。
寧子「ざ、財団X・・・」
良太(M)「親衛隊の・・・・」
誠也「・・・隊長?」
小悪魔「・・・・・?」
つづく
おまけコーナー
織姫「織姫と~♪」
みたま「みたまと~♪」
シロ吉「シロ吉の~♪」
三人「「「おまけコ~ナ~♪」」」
織姫「はい、やってまいりました「おまけコーナー」!場所はお馴染みのたまちゃんのお家である「門田神社」からお届けしま~す♪」
みたま「それにしても、なんだか本当にまともなOPよね。前回、前々回の記憶が無いから確かな事かは言えないけど。」
シロ吉「そうっスね。」
織姫(あ、やっぱり前回の記憶も前々回みたいになくなってるみたいね(^_^;)たまちゃん達の為にも、その事には触れないようにしておこ~っと)
みたま「記憶が無いのをいつまでも引きずってたって仕方がないし、今回の補足を説明するゲスト読をとっとと呼んじゃおうか。」
シロ吉「そおっスね。」
みたま「織姫、今回のゲストは?」
織姫「え?あ、今回のゲストね。え~と今回のゲストはこの方、仮面ライダー電王に登場している詐欺師でナンパ師・・・じゃなくて、イマジンのウラタロスさんです。どうぞ~」
良太(U)「どうも、ウラタロスです。女神にご招待いただくなんて感激だよ♪」
織姫「あ、あれ?ウラタロスさん?その姿は?なんで良太さんに憑依しているんです?」
良太(U)「なんで憑依しているかって?いや、いずれ僕も本編に登場したら、彼に憑依して電王に変身して戦うでしょう?だから今のうちに慣れておこうかな~ってね。」
織姫「へ~、勤勉なんですね。」
良太(U)「いや~、そんな。全然たいしたことないよ。(自然に織姫の肩に手を回す)」
みたま「ちょっと!なにさりげなく織姫の肩に手を回してるのよ!それよりも今回の補足!」
良太(U)「ああ、そうだったね。今回の補足は僕らが出ている原作の「仮面ライダー電王」についての補足だよ。」
シロ吉「確か「仮面ライダー電王」は平成仮面ライダーシリーズの第8作目だったっスよね!」
良太(U)「そう、2007年(平成19年)1月28日から2008年(平成20年)1月20日までテレビ朝日系列で毎週日曜日8:00 - 8:30に放映されて、今ある平成仮面ライダーシリーズの中で劇場作品が8作品も作られるほど人気が高かった作品なんだ。」
織姫「劇場作品が8作品も?!」
シロ吉「ふぇ~、すごいっす!」
良太(U)「また、ディケイドの映画2作にも出演していて、短編映画も含めて2007~2015年まで連続15作品に何らかの形で出演してもいるんだ。」
みたま「連続15作品?!すごい人気、羨ましい・・・・」
良太(U)「さて、そんな数多くの劇場作品に出演していた電王の本編のあらすじなんだけど、時間の改編を企てる侵略者イマジンと、これを阻止するために戦う仮面ライダー電王である良太郎と、その良太郎に憑依し力を貸す味方イマジン達の活躍する話なんだ。」
シロ吉「へ~。」
良太(U)「イマジンは憑依した人間との間にその望みをかなえるという「契約」を結び、手段を選ばずに「契約完了」することで望みにまつわる記憶を呼び覚まして、それを足がかりに過去へ飛び破壊活動を行うことで時間を改変してしまうんだ。それに対抗できる電王に変身できるのは、時間改変の影響を受けない特質の持ち主「特異点」のみ。だけど特異点である良太郎はひ弱で気弱、しかも不運続きとで、とても戦いができる人物じゃなかったんだ。」
みたま「ひ弱で気弱、しかも不運続きって・・・(^_^;)」
良太(U)「そんな良太郎を見かねて、憑依して良太郎に力を貸すのが、僕や先輩達なんだ。僕らが憑依することで良太郎は能力のみならず性格も一変。僕らの力と良太郎の奥底にある正しく強い心が合わさることで電王はその力を発揮。そして過去へ飛んだイマジンを追って、電王もデンライナーで過去へ飛んで戦う。これが電王の大まかなあらずじだね。」
織姫「なるほど。まさにキャッチコピーの「時の列車デンライナー、次の駅は過去か?未来か?」通りですね。説明ありがとうございます。」
良太(U)「説明はこんなもんでいいかな?じゃあこれでお仕事は終わりだね。ここから先はプライベートでってことで・・・・織姫さま、この後どう?僕に釣られてみない?」
織姫「あら?ひょっとして私ナンパされてるんですか?でも・・・・ダメですよ、人妻をナンパしちゃ。」
良太(U)「え“!?織姫さま、人妻なの?!」
織姫「あら、知らなかったんですか?私は“あの”七夕の織姫なんですよ?結婚してるの当たり前じゃないですか。それよりも、自分の身の安全の事を考えたほうがいいですよ?」
良太(U)「え?それは一体どういう意味(ドゴン!)って、うわ!突然僕の足元の地面がえぐれた!」
寧子「む・ら・か・み・く・ん!こんな所でなに人妻をナンパしてるの!!!(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!)」
織姫「あら、寧子ちゃん」
シロ吉「うわ!すごい殺気っす!!」
みたま「良太くんの姿でウラタロスがナンパなんてしたもんだから、寧子ちゃんが良太くんがナンパしてると思ちゃったんだね(^_^;)」
良太(U)「あ、え~と・・・・良太、体返すね!(憑依解除)」
良太「あ、おい!場を引っ掻き回して、そのままトンズラするな!」
寧子「ム・ラ・カ・ミ・ク・ン。チョットオハナシシヨウカ~」
良太「そ、それは・・・伝説の「O☆HA☆NA☆SI」よ、よせ!話せばわかる!話せば・・・ぎゃああああああああああああっ!」
織姫「・・・え~と、そ、それじゃあ、今回は良太くんの断末魔の悲鳴をバックにしながらお別れです。」
シロ吉(うわ~話を無理やり終わりに持っていこうとしてるっス。)
みたま「(まあこっちに飛び火しないうちに終わりにするのが吉よね。まあちょっとヒドイと自分でも思うけど(^_^;))そ、それでは皆さん・・・」
三人「「「まったね~♪」」」
良太「うわ!や、やめて!そこを潰そうとしないで!うぎゃああああああああああああっ!」