仮面ライダーを受け継ぐ者   作:剣 流星

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どうも、剣 流星です。

最近ニコ動で「東方男娘録」と言う動画を見て、
「うおおおおおおおっ!男の娘最高!!!」と叫んでしまどうになるくらい「男の娘」にハマってしまった自分に心配になってきています。

男の娘に興味がある方は、ニコ動で「東方娘男録」と言う動画をいちどみてみてください♪ハマること間違いなしです♪

では第44話をどうぞう


第44話 再会と刺客と新たな電王の誕生⑦

 

 

カラス『さあ、イマジンとドーパント、二体の怪人を同時に相手できるかな?仮面ライダー・ウィザード。』

 

 

T-RESドーパント「グワアアアアアアアアアアアアッ!」

 

 

カラスの発した言葉をきっかけに、ウィザードになった誠也に襲いかかってくるT-RESドーパント。

その特徴とも言うべき巨大な口を大きく開けて、真っ直ぐにウィザードへと噛み付こうと突進をするが、その攻撃をあっさりとかわす誠也。

 

 

誠也(動きは直線的で単調・・・これぐらいの攻撃なら余裕でかわせる!次の突進噛み付き攻撃をかわして、出来た隙を「何処を見ている!」っ!ぐっ!」

 

 

T-RESドーパントの攻撃をかわした誠也に対して、突如何者かが空中から攻撃をし、その攻撃を受けて倒れる誠也。

 

 

誠也「い、今の攻撃は・・・・バットイマジンか。」

 

 

空中からの攻撃を受けて、その攻撃をおこなった者を見て言う誠也。

 

 

バットイマジン「お前の相手はコイツだけでは無いと言う事を忘れるなよ。」

 

 

誠也「くっ!」

空を飛びながら、倒れた誠也を見下ろすようにして言うバットイマジン。誠也は立ち上がると、空を飛んでいるバットイマジンと、次の突進噛み付き攻撃をしようと誠也を睨みつけるT-RESドーパントを見て、現状が自分に不利だということを感じ始めた。

 

誠也(くっ!T-RESドーパントの攻撃をかわすのは簡単だけど、T-RESドーパントの攻撃の隙を埋めるようにバットイマジンが攻撃を仕掛けてくる。お互いの隙を埋めるこの連携攻撃・・・・これはマズイな。このまま、向こうに居る二人を守りながら戦うのはかなり不利だ。)

 

 

誠也は半壊した小屋の近くに倒れているシノとこあを見て、この二人を気にしながら2体の怪人を相手するのはかなり無理だと考えて焦った。

 

 

誠也(せめて、もう一人位居れば・・・・圭介や竜輝か田中先輩が間に合えば良いんだけど・・・それまでは俺一人で!)

 

 

ここに来る途中に応援を頼んだ誰かが来るまで一人でどうにか持たせようと思い、二体の怪人に対してウィザーソードガンを構える誠也。

 

 

T-RESドーパント「グワアアアアアアアアアアアアッ!」

 

誠也(来る!)

 

 

T-RESドーパントが誠也に向けて突進し、バットイマジンが空中に再び舞い上がるのを見て再び構える。その時、何者かの影・・・・寧子に与えた悪魔召喚アプリの中に入っている悪魔・オーガがT-RESドーパントへと攻撃をしかけ、その巨体を吹き飛ばしていた。

 

 

寧子「キカコちゃん!そこまでよ!」

 

 

T-RESドーパントへと攻撃を仕掛けたオーガの後ろに、片手で悪魔召喚アプリが入った携帯を持った寧子が誠也を庇うように現れた。

 

 

誠也「寧子さん!」

 

 

姿を現した寧子に対して驚く誠也。そんな誠也の耳にさらに別の人物の声が入って来た。

 

 

???「俺も居るぞ!」

 

 

声と共に現れた人物、それは電王ベルトを使って、仮面ライダー電王・プラットフォームモードの姿の良太だった。

 

 

誠也「な、なんで二人共出てきたんです!」

 

良太「何言ってるんだ。相手は二人なんだろう?二対一はさすがに不利だろう?なら加勢するしかないじゃないか。」

 

誠也「でも、二人は今日新しい力を手に入れたばかりで、慣れてないはず。そんな状態で戦闘は無理だ!下がってて!」

 

 

誠也は二人の身を案じて下がらせるように指示する。誠也は二人が怪人との戦闘をするにはまだ早いと判断した。二人が今使っている力、寧子が使用している悪魔召喚アプリ、そして良太が使用している電王の力。両方とも今日受け取ったばかりの物なのである。そんなもらったばかりの力を訓練も無しで、ぶっつけ本番の戦闘で使用するのは本来ならするべき行為ではないのである。だが現状はその力を使わなければならない状況に陥っていた。

 

 

寧子「無理でも何でもやらなきゃいけないでしょう!あなたが不利なのにソレを黙って見ているなんてできないよ!」

 

 

誠也「けど・・・・それでも無茶だ!大体電王は最弱のプラットフォームにしかなれなんだ!戦闘は無理だ!」

 

 

誠也はそんこと言ってられない状況だと頭では分かっていたのだが、気持ちの部分でソレを受け入れることができず、二人が戦うことを拒否し、それを口にしたのだが、現状を冷静に判断していた良太に反対された。

 

 

良太「選り好みしている時じゃないだろう!それに最弱のモードでも、生身の人間よりは防御も攻撃面もマシだろう?なら囮役やサポートぐらいできるし、二人でならお前が怪人の一体を倒すまでの時間ぐらい稼げる!」

 

誠也「だけど!」

 

良太「無駄口叩いてる暇があったら早く怪人を倒して来てくれよ。早く倒せばその分だけ俺と黒羽の危険が少なくなるんだからな!だがら・・・・早めの退治、頼んだぞ!」

 

誠也「あっ!」

 

誠也がしゃべり終わったのと同時に、T-RESドーパントへと立ち向かっていく良太と寧子が操るオーガ。それを見た誠也はすぐさま止めようとしたが、これ以外の方法が思い浮かばないと思い、歯を食いしばった後、バットイマジンへと立ち向かって行った。

 

 

バットイマジン「ほお、あの二人に5010番の足止めをさせている間にこの俺を倒し、その後5010番を倒そうというのだな。」

 

誠也「無駄口を叩いている暇は無いんだ!」

 

 

誠也は空を飛んでいるバットイマジンを睨みながら、ハリケーンスタイルになる為のウィザードリングを腰のドライバーにかざす。

 

 

電子音声『ハリケーン!フー!・フー!・フー!フー!フー!』

 

 

誠也「さあ!ショータイムだ!!」

 

 

ハリケーンスタイルの能力である「風を操る能力」で体を空中に浮かせ、ソードモードのウィザーソードガンで空中を飛んでいるバットイマジンに斬りかかる誠也。

 

 

バットイマジン「この俺に空中戦を挑んでくるとは、命知らずなヤツよ!おもしろい!返り討ちにしてくれる!!」

 

 

風の力で空中に浮かんで、自分へと向かってくるハリケーンスタイルになったウィザードへ、鋭い爪をふり下ろそうと腕をあげるバットイマジン。

 

 

バットイマジン「!な、なんだ?腕が上がらない?体がうまく動かない!うまく飛べな・・・グッ!」

 

 

急に体がうまく動かなくなり、うまく飛べなくなったバットイマジンの体をソードモードのウィザーソードガンの刃で切りつける誠也。

 

 

誠也「急にうまく飛べなくなって驚いているみたいだな。このハリケーンスタイルは風を操る。その風を操る能力でお前の周りに風を操って上手く飛べないようにしているんだ。」

 

 

バットイマジン「なに!風を操るだと?!」

 

 

急にうまく飛べなくなった原因を聞いて、歯ぎしりをしながら誠也を睨みつけるバットイマジン。そんなバットイマジンに対して、ウイザーソードガンのハンドオーサーを操作し、緑色のハリケーンのウィザードリングをかざす誠也。

 

 

電子音声『キャモノ!スラッシュ!シェイクハンド!スラッシュストライク!!フー!フー!フー!』

 

 

ウィザーソードガンの刃に風の力纏わせて構え、動けなくなっているバットイマジンに対して止めをさそうとする誠也。

 

 

誠也「悪いがこれで終わりだ!ハッ!!」

 

 

フィザーソードガンを振り下ろし、刃に纏わせている風の刃の力をバットイマジンへ向けて放つ誠也。

 

 

バットイマジン「く、くそおおおおおおおおおおおおおおおおおお!ぐわああああああああああああああああああ!!」

 

 

風の刃を受けて体が真っ二つになり、断末の叫び声を上げて爆散するバットイマジン。

 

 

誠也「これでこっちの方は付いた。急いで向こうの手助けを・・・・・!」

 

 

爆散したバットイマジンを見て、急いで良太達の所に向かおうとするが、爆散したバットイマシンが収縮し出すのを見てその動きを止めた。

 

 

誠也「まさか・・・・イメージの暴走?ギガンデス化!!」

 

 

爆散したバットイマジンの体が収縮・変貌し、巨大変をしてギカンデス化をし、ギガンデスヘブンと化した。

 

 

ギガンデスヘブン「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」

 

 

空中に浮かぶその姿は、全身が白く顔は金色で、上半身はコウモリと鳥の合成、下半身は蜂の腹部のような巨大で異様な姿であった。

 

 

誠也「まさか・・・・ギガンデス化するなんて。これは倒すのに骨が折れそうだ・・・・急いでいるのに!!」

 

 

誠也は空に浮かぶギガンデスヘブンを睨みつけると、ギガンデスヘブンを倒すべく、その巨体へと立ち向かって行った。

 

 

 

 

つづく

 


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