仮面ライダーを受け継ぐ者   作:剣 流星

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どうも、剣 流星です。
今回の話から東方に続いてニコ動のMMD御三家の一つのキャラが正式に参加します。
どの作品のどのキャラかは、読んでからのお楽しみと言う事で。

では第39話をどうぞ。



第39話 再開と刺客と新たな電王の誕生②

夜の建設中のビルと思わしき場所。その場所にポニーテールをした中高生ぐらいの女の子が居た。

力なく資材の上に座り込んだ彼女の顔には、疲労と怖い何かから逃げているかのような恐怖が浮かんでいた。

彼女の名は「シノ」。寧子やカズミ達と同じ、研究所から逃げ出してきた魔女の一人である。

彼女は、他の数人の逃げ出してきた魔女の仲間達と共に、研究所の目から逃れながら生活していたのだが、数時間前、研究所からの刺客に見つかってしまい、彼女以外の魔女の仲間が殺されてしまったのである。

彼女は刺客から命からがら逃げ、今現在、この建設途中のビルに逃げ込んで隠れているのである。

 

 

シノ「・・・今日はここにお世話になろう。・・・・カズミ達、元気かな・・・・」

 

力なくポツリと独り言を言うシノ。一緒に行動をしていた仲間の魔女達を殺された彼女は、同じ様に逃げ出した魔女の仲間であるカズミ達の元へと向かっていた。だが刺客の必要な追跡に疲弊し、この建設中のビルで一休みしようと思って忍び込み、建設に使うであろう資材の上に力なく座り込んだ。そんな彼女の背後で突然「トッ!」と何かの音がした。

 

シノ「!」

 

咄嗟に音のした方を振り返るシノ。だが、音の正体を見た瞬間、彼女は胸をなでおろした。

音の正体、ソレは野良猫が資材の上に飛び乗った時の音だった。

 

シノ「なんだ、猫ちゃんか。あなたも帰るお家がないの?」

 

自分の方を不思議そうに見る猫に対して話しかけるシノ。

 

猫「ニャー!ニャーニャー!」

 

シノ「えっ!」

 

猫の鳴き声を聞いて驚くシノ。

彼女は自分の魔法。動物と会話する魔法を使って、猫の声を聞いて驚いたのである。

彼女は、猫から自分を追っている刺客が近くまで来ている事を知ったのである。

 

シノ「うん、分かった。じゃあアナタも一緒に逃げよう。」

 

そう言ってシノは自分の目の前にいる猫を抱きかかえると、その場から走って行った。その直後・・・

 

スドーーーン!!

 

シノが数秒前まで居た場所が、突如光の閃光によって吹き飛ばされたのである。

 

 

キカコ「・・・・・」

 

 

ビルの外、自分の砲撃の魔法によって吹き飛ぶビルを黙って見つめる人物があった。刺客の魔女・「キカコ」である。そして、その周りにはふわふわと飛んでいる黒い光の鳥「カラス」とコウモリの怪人である「バットイマジン」の姿があった。彼女は左手にカラスから与えられた大きめのCPUメモリのような物を握り、右手にはシノの仲間達の物であろう血が付いたハーネスを数個握っていた。

 

 

カラス『・・・どうやら逃げたようだな。』

 

バットイマジン「追わなくて良いのか?」

 

カラス『アイツにはライダー達をおびき寄せるための餌になってもらわないとな。』

 

バットイマジン「餌か・・・・」

 

カラス「さて、アイツをもう少し追い詰めるぞ。付かず離れずの距離を保ちながらアイツを追いかけ攻撃を仕掛けるんだ。くれぐれも殺さないようにな。」

 

キカコ「・・・了解。」

 

キカコは新たに下ったカラスからの命令を聞き、自分の攻撃で逃げ出した人影を追って再び歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誠也「・・・佳奈の予知?」

 

 

真夏の太陽が照りつける道を、寧子に携帯を届けるために鳴海荘へと向かう誠也と良太。

誠也は暑さにへばりながら、良太から鳴海荘へと行く理由を聞いてみた。

 

 

良太「・・・・ああ。今朝方、俺の携帯にあやめさんから電話があって、「佳奈が予知につい話があるから来て欲しい」って言っている。」って。ほら、佳奈って体が動かないだろう?だから「あやめ」さんに電話を頼んだんだと思う。あ~~暑い・・・・」

 

誠也「・・・・ああ、だからあやめさんが代わりに電話してきたんですね。・・・それにしても、幽霊のあやめさんから電話って、ある意味怪奇現象ですね(^_^;)」

 

 

幽霊である「あやめ」からかかってくる電話を「どこぞの怪奇現象みたいだな~」と思い苦笑する誠也。

 

 

良太「・・・所で今日はラボに殆ど人がいなかったみたいだけど、他の人達はどうしたんだ?」

 

 

良太は今日行ったラボにカナリヤ以外の人影が見当たらない事を不思議に思い、誠也に聞いてみた。

 

 

誠也「竜輝はカズミさんと秋葉原に行ってますよ。何でもカズミさんが能力を使うのに必要なインターフェイスが壊れて、ソレを直すのに必要な部品を買いに行くって。カズミさんは「デートだ♡」って言って喜んでたみたいですけど。」

 

良太「デートって・・・カズミのやつ、自分が命狙われている自覚あるのか(^_^;)」

 

誠也「霞は「かなで」と友達の姫路さんや鈴と一緒に買い物で、圭介はその荷物持ちとして同行。」

 

良太「に、荷物持ち(^_^;)」

 

誠也「田中先輩は例によって斬鬼さんの特訓を朝から受けてます。」

 

良太「あ、ああ・・・どうやらそうらしいな(^_^;)」

 

 

遠くから「ジェロニモーーーーッ!」と叫ぶ隆史の声を聞いて誠也の話に納得する良太。

 

 

誠也「銀子さんは孝介さんと一緒に皆神村で探し物、さくやさんは学校の夏期講習。翔子は今日は夏休みの宿題を片付けるのに集中するって事で、今回は連れてきてません。」

 

良太「なるほどね。しかし、銀子さんの探し物って、例の羽衣の欠片だよな。見つかるといいよな「~♪~♪」って・・・歌声?」

 

 

鳴海荘に近づくにつれて聞こえてきた歌声に反応する良太。

 

 

誠也「たぶんまた「あやめ」さんが掃除をしながら歌ってるんだと思いますよ。」

 

良太「そうか。けど・・・・この歌声、もう一人分の声も聞こえるけど。」

 

誠也「もう一人分の歌声?」

 

 

良太に言われて、耳を澄まして歌声を聞いてみる誠也。そして誠也は、あやめの歌声と重なるように小さな女の子の声が歌を歌っているのを聞き取った。

 

 

誠也「ああ。この声は「ぷち」の声だな。」

 

良太「ぷち?」

 

誠也「鳴海荘の近くに住んでいる、ウチの学校にある合唱部の副部長をしている「初音未来(ハツネミク)」先輩の二人いる妹さんのうちの一人ですよ。」

 

良太「ああ。あの合唱部の。」

 

 

良太は誠也の口から合唱部の名前を聞いて、前に何度か自分が通っている学校の合唱部がコンクールで優勝したという話を思い出して頷いた。

 

 

良太「それにしても「ぷち」だなんて変わった名前だな。」

 

誠也「いや、名前じゃなくて愛称ですよ。本名は「初音美空(ハツネミク)」って名前で、二人いるお姉さんと同じ呼び方の名前だから、区別するために俺たちは愛称で「ぷち」・「ぷちミク」って呼んでます。」

 

良太「愛称でね~」

 

誠也「ちなみに「ぷち」の上にいる、ミク先輩のもう一人の妹の方は「美来(ミク)」って名前で、俺たちは愛称で「ちび」・「ちびミク」って呼んでます。」

 

良太「「ぷち」に「ちび」ね~。なんだか猫につける名前みたいだな(^_^;)」

 

誠也「猫ですか(^_^;)まあ、猫みたいに可愛い娘達ですからね。あながち間違ってはいないか~」

 

 

良太の「ぷち」達の呼び方を聞いた感想を聞いて、「ぷち」達の事を思い浮かべる誠也。こんな風に話ながら誠也達はあやめ達の歌声を聞きながら鳴海荘へと到着した。

 

あやめ・ぷち「「僕○は○んな~○きている~♪生○~ているか○歌うんだ~♪」」

 

 

鳴海荘に到着した誠也達。そこで誠也達が見た光景、それは楽しそうに歌いながら箒で鳴海荘の前を掃除しているあやめと、あやめと同じ様に歌いながら箒で鳴海荘の前を掃除している、緑髪のツインテールの小さな女の子の姿であった。

 

 

誠也「・・・・な、なぜに「手の○らを太○に」?」

 

良太「「生○ている~♪」って・・・あやめさん、あんたもう死んでるでしょうが(^_^;)」

 

 

「生○ている~♪」と歌っているあやめに対して「あんたもう死んでるでしょうが!」と軽く突っ込む良太を他所に、誠也は掃除をしている二人に声をかけた。

 

誠也「こんにちは、あやめさん。」

 

あやめ「あ、誠也さん、それに良太さんも、こんにちは。」

 

 

自分に声をかけてきた誠也と良太に掃除の手を止めて深々とお辞儀をして挨拶をするあやめ。

 

 

ぷち「あ、誠也お兄ちゃん、こんにちは♪」

 

 

あやめの声で誠也達の存在に気づいた、あやめの側に居たツインテールの子「ぷち」もあやめに続いて誠也に元気いっぱいに挨拶をした。

 

 

誠也「「ぷち」、久しぶりだな。あやめさんのお手伝いしてたんだな。えらいぞ。」

 

 

誠也はそう言って「ぷち」の頭を撫で「ぷち」は「エヘヘ♪」と嬉しそうな顔をした。

 

 

誠也「それにしてもあやめさん、いつの間に「ぷち」と仲良くなったんです?」

 

 

「ぷち」の頭を撫でた手を戻しながら、誠也はあやめに、いつの間に掃除を手伝ってもらうぐらい「ぷち」と仲良くなったのかを聞いた。

 

 

あやめ「え~とたしか・・・隆史さまが夏休みに入った辺りからでしょうか。外の掃除をしていた時、物陰に隠れながら私をじ~~っと見ていた「ぷちちゃん」を見つけて、「何か用ですか?」って声をかけて、それがきっかけで良くお話するようになって。」

 

誠也「へ~、物陰から見ていたね。・・・何でそんな事してたんだ?」

 

 

あやめの話を聞いて、誠也は「ぷち」に対してその事を聞いてみた。

 

ぷち「あのね、お姉ちゃんから幽霊さんが鳴海荘(ここ)に居るって聞いて、それで見に来てみたの。」

 

誠也「幽霊がいるって未来(ミク)先輩から聞いた?なるほど・・・先輩、悠菜姉さんからあやめさんの事を聞いてたのか。」

 

良太「悠菜さんから聞いてた?どういう事だ?」

 

 

誠也の「悠菜から聞いてた」と言う言葉を聞いて、良太は誠也にその事を聞いて見た。

 

 

誠也「悠菜姉さんは前に同じ合唱部だった「千早姉」・・・あ、父さんの友人の娘で、訳あって鳴海家(うち)に去年まで住んでた人なんだけど、その「千早姉」から未来(ミク)先輩の事を紹介してもらっていて、それ以来「千早姉」が合唱部をやめて鳴海家(うち)を出て行った後も友達として付き合いが続いてて、友達として話しているうちについうっかりしゃべっちゃったって事ですよ。」

 

良太「おい、それってまずくないか?幽霊であるあやめさんが居ることが知れ渡ったら、珍しさから人が集まってきて、有名になってここが目立ってちまうぞ。そんな事になったらここに住んでいる黒羽達の存在が明らかになってアイツ等に知られちまうぞ。」

 

 

良太はあやめの存在のせいで鳴海荘に人の目が集まって有名になり、そのせいでここに住んでいる黒羽達の存在が組織にばれてしまうのでは危惧した。

 

 

誠也「その辺りの事に関しては大丈夫でしょう。鳴海荘(ここ)は道路挟んで向こう側が旧ゲキド街ですし、ミク先輩も旧ゲキド街に住んでいます。非日常的な事はゲキド街では日常茶飯事ですから、あやめさんの事で人の目が集まって目立つなんて事はないですよ。なんせ「ゴキが部屋の中に出た!」と言ってRPG(携帯対戦車グレネードランチャー)を部屋の中でぶっぱなす所ですからね。」

 

 

良太「はあ?RPGを部屋の中でぶっぱなす事が日常茶飯事?!」

 

 

誠也の行ったことに対して「信じられん」と言う顔をする良太。そんな良太を他所に誠也は「ぷち」に話しかけた。

 

 

誠也「所で「ぷち」。今日はミク先輩や「ちび」と一緒じゃないのか?」

 

誠也はたいてい「ぷち」がいつも「ちび」かミクと一緒にいる所しか見ていないので、二人が周りにいない事について聞いてみた。

 

 

ぷち「お姉ちゃんはパンツ盗んだレン兄ちゃんを追っかけてるよ。」

 

良太「はあ?パンツ盗んだってっ・・・下着ドロ?!」

 

ぷちの話を聞いて驚く顔をする良太であったが、それとは対照的に誠也とあやめは「ああ、またか」「しょうがないですね~」といつもの事出来な反応を示す、いろんな意味でゲキド街色に染まっている二人。

 

誠也「まったく(レン)のヤツ、本当に懲りないな。この前、未来(ミク)先輩、琉音(ルネ)先輩、(リン)の三人にお仕置きされたばかりなのに(^_^;)」

 

 

呆れ顔で呟く誠也。

 

 

良太「三人がかりでのお仕置きって・・・」

 

 

誠也の言葉を聞いて頬を引きつらせる良太。そんな良太を他所に「ぷち」の話は続く。

 

 

ぷち「ちびお姉ちゃんは家で扇風機の前で「暑い~」って言ってダレてるよ。一緒に「あやめお姉ちゃんのお手伝いしよう」って誘ったんだけど、「暑いしメンドくさい!」って断っちゃった。あんなに「暑い!」って言ってるんだったら、あやめお姉ちゃんの側には居ればいいのに。」

 

 

誠也「えっ?なんで暑いんならあやめさんの側にいればいいんだ?」

 

 

誠也は「ぷち」の「暑いのならあやめの側に居ればいい」と言う言葉の意味を聞いて疑問に思い、質問した。

 

 

ぷち「え?だって、あやめお姉ちゃんの側にいるととっても涼しいんだよ。ほら」

 

良太「え?」

 

 

誠也「・・・あッ!本当だ!」

 

 

誠也と良太は先程まで暑さに項垂れながら汗を流していたのだが、今は外に居るのにもかかわらず暑さを感じていない所か涼しさを感じていた。

 

 

良太「どういう事だ?幽霊であるあやめさんには周りを常に涼しくする能力でもあるのか?」

 

誠也「こりゃ便利だな。これななら夏はあやめさんが側に居るだけで冷房いらずだな。なるほど、木場さんが「あやめさんのおかげで今年の夏は冷房いらずだよ」って言ってたのはこう言う理由だったのか。」

 

 

誠也はこの前この鳴海荘の住人である木場勇治がある時話した言葉を思い出し、納得した顔をした。

 

 

良太「これなら引っ越したばかりで、冷房がない黒羽達も快適に過ごせるな。あ、そうだ、あやめさん、黒羽達は今部屋に居ますか?」

 

 

良太は自分達がここに来た理由を思い出し、寧子達が部屋に居るかどうかをあやめに聞いてみた。

 

 

あやめ「あ、はい。黒羽さんと橘さんなら部屋に居ますけど。」

 

誠也「そうですか。じゃあとっとと用事を済ませましょうか。あ、二人共お掃除頑張ってください。」

 

あやめ「あ、はい。ありがとうございます。さあ、ぷちちゃん、あと少しですから、お掃除終わらせちゃいましょう。」

ぷち「うん!」

 

元気な声で返事をした後、今度は違う歌を歌いながら掃除を再開するぷちとあやめ。

 

あやめ・ぷち「「オ○は死ん○まっ○だ~♪○ラは死んじ○っただ~♪」」

 

良太「今度は「帰って来た○っぱらい」かよ(^_^;)」

 

誠也「歌詞がこれまた微妙に合ってる歌を(^_^;)」

 

背後からあやめとぷちの「帰って来た酔っぱらい」を聞きながら、誠也と良太は寧子達が居る部屋へと向かった。

 

 

ピンポ~ン♪

 

 

寧子と佳奈の部屋のドアの横に備え付けてあるインターホンを鳴らす誠也。

 

寧子「あ、は~い!」

 

しばらくして寧子の返事の声が聞こえた後、目の前のドアが開いて寧子が顔を出した。

 

寧子「あ、誠也くん?それに村上くん?」

 

誠也「こんにちは、寧子さん。」

 

良太「よう、黒羽。」

 

寧子「二人揃ってどうしたの?」

 

 

誠也と良太、普段からあまり一緒に行動しない二人が揃ってきたことに対して珍しいと顔に出しながら対応する寧子

 

 

誠也「例の携帯が完成したんで持ってきたんですよ。」

 

良太「俺は佳奈に呼び出されてな。」

 

寧子「あ、そうなんだ。まあここじゃなんだから上がって。」

 

誠也・良太「「おじゃましま~す。」」

 

寧子に言われて部屋の中へと入る二人。

 

部屋の中は引っ越してきたばかりなのもあって、殆ど家具が無く、有るのはテーブルと、佳奈が横になっているベットだけという殺風景なものであった。

 

寧子「そこに座ってて。今お茶を『ちょっと待って寧子。』って、何?佳奈ちゃん。」

 

 

誠也達を座らせて、お茶を入れようとした寧子を呼び止める佳奈。

 

 

佳奈『村上とすぐに二人っきりで話したいからお茶は良いわ。それよりも誠也と外に出ていてくれる?誠也も例の携帯の件で来たんでしょう?説明するだけなら外でもできるはずだから、悪いけど外で説明してあげて』

 

誠也「外で説明してあげてって・・・まあいいけど。」

 

寧子「佳奈ちゃん・・・村上くんと話って?」

 

佳奈『ソレはちょっと言えない。悪いわね寧子。外で待ってて。』

 

寧子「分かった。村上くん、佳奈ちゃんをお願い。くれぐれも、二人っきりだからって佳奈ちゃんに変なことしたら・・・」

 

良太「しないって!」

 

誠也「じゃあ、僕らは外に出てるんで、話終わったら呼んでください」

 

 

そう言って、誠也は寧子と一緒に外に出て行った。

 

 

良太「・・・それで、俺を呼び出した理由の予知についてだけど、その予知、黒羽が死ぬ予知なのか?黒羽に席を外すように言ったのも自分が死ぬなんて予知を聞かせないようにするためなんだろう?」

 

佳奈『・・・よく分かったわね、察しが良くて助かるわ。貴方が言った通り、私が見た予知は寧子が死ぬ物だった。貴方に連絡を入れるまでは。』

 

良太「俺に連絡を入れるまでは?じゃあ今は違うのか?」

 

佳奈『ええ。寧子は死なない。その代わり・・・貴方が死ぬわ』

 

良太「俺が・・・死ぬ?!」

 

 

つづく

 

 

 

おまけコーナー

 

織姫「織姫と~♪」

 

みたま「みたまと~♪」

 

シロ吉「シロ吉の~♪」

 

三人「「「おまけコ~ナ~♪」」」

 

織姫「さあ、やってまいりました「おまけコーナー」。司会の織姫だよ~♪」

 

みたま「同じく司会のみたまよ。」

 

シロ吉「アシスタントのシロ吉っす。」

 

織姫「作者さんの都合上、不定期連載になることになったおまけコーナーだけど、張り切って行こうね!たまちゃん♪」

 

みたま「ちょっと待ちなさいよ!このコーナーが不定期連載になったって、どう言う事?あたし聞いてないわよ!」

 

シロ吉「オイラも聞いてないっす!どういう事ですか?」

 

織姫「聞いてなくて当然だよ。ついさっき初めて言ったんだから。」

 

みたま「ついさっき初めて言ったって・・・・(^_^;)」

 

シロ吉「いきなり過ぎますね(^_^;)所でどうして不定期連載になったんスか?」

 

織姫「それは・・・大人の都合上ってやつだよ。」

 

みたま「大人の都合上ね~。ただ単に毎回やってたらネタがあっという間に尽きちゃうのが目に見えてるから、不定期にしただけじゃないの?」

 

織姫「たまちゃん鋭い!ビンゴだよ!」

 

みたま「え“!当てずっぽで言ったのに(^_^;)」

 

シロ吉「すごいっスね、おやびん!」

 

織姫「まあそんな理由で、誠に申し訳ありませんが、おまけコーナーは不定期連載になります。」

 

みたま「本当にゴメンね。」

 

織姫「さて、謝罪も済んだことだし、今回の補足とソレをしてくれるゲストさんを呼んじゃおうか♪」

 

シロ吉「そうっスね。」

 

織姫「では早速ゲストさんを呼びましょう!今回のゲストはVOCALOIDの一人、鏡音レンくんで~す。どうぞ~♪」

 

レン「はあはあは・・・ど、どうも・・・鏡音レンです・・・・」

 

みたま「なんか汗だくね。まるで全力疾走した後みたい・・・大丈夫?」

 

レン「いや・・・ちょっとさっきまで、本編の中でミク姉に追い掛け回されてたから。」

 

織姫「未来(ミク)ちゃんに追い掛け回されてた?なんで?」

 

レン「あ、ソレはミク姉のパン・・じゃなくて、いや何でもない!何でもない!そ、それよりも今回の補足についての説明をするんだよね。」

 

みたま「え、ええ。(話しはぐらかすなんて、なんか怪しいわね。)今回の補足はVOCALOIDについてよ。」

 

レン「あ、なるほど。だからVOCALOIDである俺がゲストとして呼ばれたんだな。」

 

シロ吉「そういう事っス。」

 

レン「じゃあ早速説明をはじめるぞ。そもそも俺達VOCALOIDはヤマハが開発した音声合成技術、及びその応用製品の総称の事なんだけど、この作品では応用製品に設定されているキャラクターの事を指しているんだ。そして、そのキャラクターからは様々な派生キャラ(亜種)も生まれてるんだ。」

 

織姫「この作品ではその派生キャラ・亜種もまとめてVOCALOIDとしているんだったよね。」

 

レン「ちなみにこの作品に登場している俺達VOCALOIDは、一応普通の人間として登場していて、それぞれみんな親や兄妹がいて、ごく普通に学校なんかに通ってるって事になってる。」

 

みたま「普通の人間ね~」

 

シロ吉「ライフルやRPGをぶっぱなす人が“普通”の人に区分されますかね(^_^;)」

 

織姫「シロちゃん、ソレは言っちゃいけないよ(^_^;)」

 

レン「ちなみにキャラの設定なんかは作者の趣味で、ニコ動なんかで上がっている動画の二次設定なんかも使ってるから、この作品に登場しているVOCALOIDキャラはちょっとばっかり性格がはっちゃけてるかもしれないから注意してくれよ。」

 

織姫・みたま・シロ吉(((ちょっとばっかり!?)))

 

レン「ちなみにどのVOCALOIDが出てくるかは内緒だけど、今回名前が出てきたミク姉に妹のちびミク、ルネに俺の双子の兄妹のリンは確実にでてくるから楽しみに待っててくれよ。」

 

織姫「はい、レンくん説明ありがとう。助かりました。」

 

レン「いやいや、こっちも助かったよ。ミク姉から逃げる為にちょっと隠れる所が欲しかったからおあいこで「見つけたわよ!レン!!」ってミク姉!?」

 

ミク「こんな所に逃げ込むなんて、見つからないわけよ。さあ、盗んだ私のパンツ返しなさい!!」

 

レン「げッ!もうこんな所まで来たのかよ。織姫様、悪いけどゲスト出演はここまで。俺は逃げるから~」

 

ミク「あッ!待ちなさい!!(ジャキン!)←(RPGを構える音)」

 

みたま「ちょ、ちょっと!こんな所でそんなもの撃たないで(ドゴ~ン!!)って撃ったああああッ!」

 

シロ吉「うわあああああ!スタジオが壊れるっス!」

 

織姫「相変わらず元気が良いね、ミクちゃんは。」

 

みたま「感心してる場合か!って、今度はサブマシンガン?!」

 

シロ吉「うわっ!今度はマシンガンを乱射してるっス!」

 

みたま「ますますスタジオが壊れる~!ここ借りる時、私の名義で借りてるんだから、壊したりしたら修理費の請求が門田神社(ウチ)に来る!修理費でウチがますます貧乏になる~!や~め~て~!!」

 

織姫「さて、今回のおまけコーナー。破壊音を背にしながらここでお別れです。あ、そうそう。一つお知らせが。今度の6月14日、私が居る織姫神社がある足利市内で「痛車祭」があります。様々な痛車が集まるお祭りなので、興味がある人は見に来てください♪」

 

シロ吉「会場には「萌えイラストコンテスト」に応募したイラストなんかも掲示されてるからそれも見て欲しいいっス!」

 

織姫「詳しい事を知りたい人は「ひめたま」のホームページを見てみてください。では皆さん~」

 

織姫・シロ吉「「まったね~(っス)!」」

 

みたま「コラッ!のんきにお知らせしてないで、アンタらも止めるの手伝えぇえええええええええええええッ!」

 

 

 

初登場キャラ出典作品

 

シノ(極黒のブリュンヒルデ)

 

ぷちミク(VOCALOID)

 

鏡音蓮(かがみねレン)(鏡音レン)(VOCALOID)

 

初音未来(はつねミク)(初音ミク)(VOCALOID)

 




作品のストックが切れたので、またしばらくの間ストックを作るために更新を止めます。
楽しみにしている方達には本当に申し訳ありません。
ある程度のストックができたらなるべく早く投稿させるので、楽しみに待っていてください。

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