特異点の白夜   作:DOS

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『FIRE OF WHITE NIGHTS』

 

 

 

辺りを包み込んだのは、日の光のような純白の光。

 

敵意や害意など一切感じない、むしろこの上なく暖かなぬくもりに包まれるような光が、一瞬で山本、リル、そして幻騎士の視界を支配した。

 

その光は、観覧席で見ていた者達の視界にも入った。

同時に、白蘭は楽し気な笑みを浮かべた。時として残酷に見える、ようやく面白いおもちゃを見つけた、無邪気な子供の用に。

 

「あの光………はは♪あれが噂の特異点の正体かぁ。流石に、()()()()()()♪幻ちゃんも、最期の最期でいい仕事してくれたね」

「………びゃくらん?………!?」

 

画面が白い光で染まった瞬間、白蘭は心底楽しそうに笑い、隣に座るブルーベルは不思議そうな顔でキョトンと、そんな白蘭を見ている。

 

無邪気に笑う白蘭だが、その表情は次第に、見る者の首筋に鋭利な刃を突き立てるような、独裁者のような笑みをわずかに覗かせた。

 

「さぁて、この後が楽しみだ♪」

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

一陣の風と共に現れたのは、一人の少年だった。

その場にいる者も、観覧席からモニターで見ている者も、目の前の人物の登場に、程度の差はあれど一様に驚きに身を包んだ。

 

柔らかく暖かい雰囲気を身に纏い、文字通り降って湧いたように現れた少年は、倒れ伏した幻騎士を見て目を少し細めた。その表情は、少年しては珍しく笑みは鎮められ、感情の読みにくい無表情を貫いていた。

 

そしてその右腕には、イリスファミリー当主の証であるフィオーレリング。

そして迸るのは、透き通るような純白の光を生み出す、真っ白い炎だった。

突如現れた少年に対して、リルと山本は同時に声を上げる。

 

「「光努!!」」

 

イリスファミリーに突如現れた2代目当主にして、フィオーレリングの若き継承者。

絹のような柔らかそうな白髪を揺らし振り向いたリルと山本の姿を目にした瞬間、口元に笑みを浮かべた。

 

「よぅ、リル、武。二人とも無事みたいだな」

「はは、なんだ。光努、だれかと戦ってたって聞いたけど、そっちこそ平気そうだな」

 

基本的にチョイスルールでは、4つに分かれたチームそれぞれは、敵側味方側に2チームずつが明確になってはいるが、基本通信機の範囲はそれぞれのチーム内、つまりイリスならイリス内で、ボンゴレならボンゴレ内、そしてミルフィオーレもパフィオペデュラム隊とガロファーノ隊のそれぞれでしか使えないので、イリスの現状をボンゴレが知る術は基本的に現場での情報交換以外ではない。

 

その為、通常最初にリルと別れた光努の状況を知る事は山本には出来ないが、様々な戦いの情報を手に入れた入江の推測を元にして、今現在ミルフィオーレ側の誰かと戦っている、という事はすぐに分かったのだった。

 

ちなみにリルとは会っていたが、長話をする余裕なく戦いが始まったので、特に細かい情報交換はしていないのである。

 

「俺は平気だ。二人も平気そうだ。だが、平気そうじゃないのが一人いるな」

 

そういって見つめたのは、倒れ伏した幻騎士。

既に鎧はボロボロに砕け、桔梗の葉がゆらゆらと揺らめいている。

幻騎士も、突如現れた光努の登場に、驚きに瞳を見開いた。

 

「お前は………白…神……光努…。白蘭様が……気にしてい…る………イリスの…当主か………」

 

掠れた声の幻騎士の言葉。

そんな幻騎士のそばにしゃがみ込み、光努はその表情をのぞき込む。

 

不安や怯え、恐怖や憎しみなど一切ないような、清々しい程に穏やかな表情。

 

もしかしたら、これが本来の幻騎士の姿なのかもしれない。しかし、その表情を映し出す体は、無残な姿になっている。

 

「なぁ、幻騎士。これがお前の望んだ人生の終着点なのか?桔梗……いや、白蘭に殺される事が」

「違……う。白蘭…様……は…俺を救っ…て………くださる。奇跡……を…与えて……下さる」

(純粋な瞳。本当にそう信じてるんだな。だが、現実は残酷だ。白蘭はこの状況でお前を救うことはしない)

 

状況的に観覧席の白蘭が手を出せないというのもあるが、白蘭が真6弔花という組織を守護者に作った以上、もはや幻騎士は用済み。もっと言えば、マーレリングを手に入れた時点で、白蘭にとっての幻騎士の存在価値はほぼなくなったといってもいいかもしれない。それでも仮の6弔花という役割を与えていた以上、忠誠心や実力は信頼していたのだろう。

 

しかし、そもそも白蘭が幻騎士を救った理由も、ジッリョネロのマーレリングを手に入れるのに一番都合がいいかもしれないという思惑があったのかもしれないが、それは流石に白蘭以外は誰も分からない。

 

だが今この状況は、明らかに白蘭の仕組んだこと。

幻騎士と桔梗の会話を聞いていなくても、光努には分かった。

純粋故に、どこまでもその人生は、神とあがめる者の為に歪に狂わされてしまった、悲しき剣士。

 

「信じる者は救われる………か。俺はそれもいいと思う。信仰は人それぞれだからな。信じる者の為に人は頑張れるし、強い覚悟が生まれる。だが、今信じた瞬間に死ぬ状況なら、そんな信仰潰してやる。お前は死を望んでいない、まだ生きたいはずだ」

 

幻騎士の口から虚ろのように漏れる言葉は、忠誠の為に己が死ぬ事を本望とする言葉ではない。

 

必ず自分を救ってくるという言葉。その根底に込められた願いは、きっと自分を助けてくれるという信じる信頼の心と、まだ自分は生きていたいという渇望。

 

「だから今回は神に縋るのはやめろ。俺が代わりにお前を生かしてやる。そしてお前が生き続けられたのなら、そんな神は捨てろ。お前の信じる神は俺が地に叩き落してやる」

 

光努から感じるのは怒りの感情。それと同時に、満ち溢れる希望の光。

嘗てここまで光努が感情を露わにしたことがそうあったのだろうか。

おそらくイリスの人間であろうと、これほどの光景は1度か2度あるかどうかという所なのだろう。

 

リルは遠き小さな頃の自分を思い出していた。

イリスファミリーの屋敷で、カルカッサのマフィアが攻めてきた時の事を。

光努と初めて会った時の事を。そして光努の怒りを、あの時初めて見た事を。

 

「リル、武、刀を構えろ。お前らの嵐と雨の炎、少し使うぞ」

「けど光努、どうやるつもり!?桔梗の葉を燃やし尽くすなら、幻騎士事一緒に巻き込んじゃう。このままじゃ………」

「安心しろ。その為に俺がいる。俺には、これがある」

 

安心させるように穏やかに語る光努の言葉と共に、右手に嵌められたフィオーレリングがさらに激しく光を放った。

 

強い光、だが眩しいとは感じない。

まるで人体にとって必要な要素であるかのように、暖かな光が周りの人間の全身を覆う。

 

そして右手に纏われた純白の炎ごと、光努は右手を幻騎士に触れた。

その瞬間、光努の白炎はまるで生きているかのように、倒れ伏して動く事ができない幻騎士の全身を包み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 

 

 

その光景は、観覧席にいた者達にも良く見える。

光努の炎が幻騎士を暖かく包み込む。

だがその炎を初めて見る者達にとっては、驚愕の一言だった。

 

「あの炎。そうか、あれが本来の光努の持つ属性の炎って奴か」

「どういう事ですか、リボーンさん?」

「光努の今までの戦いを見てみると、晴、雲、雷、嵐、雨の匣を使っていた。確かに獄寺も同じように複数の波動を持っていたからありえない話じゃねーが、それは光努の持つフィオーレリングのどの属性とも違う炎。しかし今回、フィオーレリングからようやく炎をだして見せた。もしかしたら、俺も見た事がねーあの炎に、これまでの光努の秘密が隠されてるかもしれねーな」

「しかしあの炎は、大空の7属性のどの炎とも違います!あれは一体!」

「知らないのも無理はない」

 

バジルの声に答えるように呟いたのは、隣に立っていた男、黒道灯夜。

 

「本場であるイリスも、あの炎に関しては殆ど知らなかった。初代イリスの古い文献の

中に多少記述されていたのを、少し見た事があるくらいだ。10年前の時点で知っていた

のも、ボンゴレだと9代目くらいだろ。それでも微かな噂程度だがな」

「けど、これまでの戦いで光努は一度も見せた事ねーな」

「それは、今だ光努の前に強敵が現れなかった、だたそれだけの話だよ」

 

空気に溶け込むような言葉を投げかけた人物は、いつの間にか近くに来ていた。

特徴的な銀白色の髪色と、黄金色の双眸。およそ小学生程にしか見えない整った出で立ちをした少年、ハクリは、誰の目に止まる事もなく、いつの間にかそこにいた。

その言葉の端からにじみ出る雰囲気と表情は、画面に映る白髪の少年のように、実に楽し気に笑っていた。

 

「ハクリ、おめーもいたのか」

「ははは、ひどいなぁリボーン。俺だって一応イリスのメンバーなんだよ?寧ろいない方が不自然じゃないか」

「イリスのメンバーにしては、おめーがまともに出てきた所なんて見た事ねーがな」

 

痛いところを突いてくるリボーンの言葉のナイフ。

だが無論、ハクリはそれを躱そうとしないで甘んじて受け入れる。当然の事だから。

 

ハクリは基本的にどこにでもいるが、どこにもいない。

何者の戦いにも思惑にも一切干渉せず、一歩引いた所、いや寧ろまったく別の空間から経過だけを傍観しているような佇まい。

 

光努は用があれば最前線に出向くが、ハクリはそうはいかない。

いや、ただ単に、ハクリが出向く様な状況が訪れていないだけかもしれないが。

今は少年の姿をしているハクリだが、その首からはリボーンの物と同型の白いおしゃぶりをチェーンに通してぶら下げていた。

 

リボーンから見たハクリの印象は、よくわからない奴。

悪い奴ではないというのは光努を見ていたなんとなくわかるし、一度会話をした時も腹の中に何か抱えているような感じはしなかった。

 

怪しさは確かにあるが、害意や敵意といったどす黒さは、少なくともリボーンは感じなかった。

 

確かに情報が少なく素性も知れない為警戒をしているが、それでも早急に敵対するような事など無いと思っている。家庭教師である自分と同じように、光努のそばに入れど、その戦いや行動に対して横からちょっかいはしてくることはないというのも分かった。

どうも状況を、心より楽しんでいる雰囲気。

 

この世界の滅亡を掛けたチョイスという場においても、実に愉快そうに。

 

「それよりもモニターを見なよ。光努はこれだけの人の前で、あの炎を使ったのは初めてだ。状況が状況だけど、光努もサービスが過ぎるな」

 

くっくっくと喉を震わせている楽し気なハクリ。

どうにもうさん臭さがにじみ出るような気がするが、見た目同様に、無邪気な子供、というような印象をリボーンはわずかに持った。

 

どこか似ている。白神光努も、ハクリも。

 

「あれは原初の炎、特異の炎。ただの人間にはあの炎は出せない。あの炎を出したのは()()()()()()()、光努を除けば一人しか存在しない」

 

少し引っかかる物言いだがその言葉に、リボーンは一人思い当たる節を見つける。

 

その者は光努同様に、唐突に長い歴史上にぽつんと現れた人物。

謎の多い素性もあるが、様々な分野に精通する知識と手腕、そして何より強い力を持ち合わせたまま再び唐突に姿を消した人物。

 

「イリスファミリー初代ボス………か」

「流石リボーン。その通りだよ。そして君らは運がいい。普通ならお目にかかれないあの炎を、こんなに近くで見れるのだからね」

 

澄み渡る光を具現化したような、何物にも染まっていない純白の炎。

溢れ出す炎の波動は辺りを白く照らし、光努の周りの空間だけまるで別の空間であるような印象を与える。

 

「あれこそ、全てを新たな色で染め上げ、また自らも様々色に染め上がる。フィオーレリングに認められた物が宿す特異の炎。例え世界が混沌の暗闇に飲まれようとも決して

沈まない純白の光の象徴と称し、初代イリスはその炎をこう呼んだ、『白夜の炎』と」

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

暖かい、安心するような温もりの中に、意識が揺蕩う。

白く眼に優しい光を全身に浴びて、まるで深い湖の中で浮かぶような感覚。

重力の一切から解放されたような、そんな心地よさが全身を伝う。

先程まで感じていた激痛の一切が和らぐ不思議な感覚に思い当たる事があるとすれば。

 

そうか、俺は、死んだのか。

 

揺らぎ漂う微睡みの思考の中で、幻騎士は意識を動かす。

 

噂に聞く天国………いや、自分が逝くのなら、おそらく地獄なのだろう。

 

我が主の為悔いなく行動したとはいえ、自分はそれだけの事をしてきたのだから。

しかし最期の最期で惨めに死んでしまうなど、なんて笑えない。

このまま俺は、どこか見知らぬ暗い底へと沈んでいくのだろうか。

 

だが不思議と怯えや恐怖は感じない。

先程の激痛の中と比べれば、今この瞬間は実に心地よく感じたから。

そう思って、幻騎士は身を投げ出す。何者にも逆らおうとせずに。

 

 

―――お前はまだ死を望んでいない、生きたいはずだ。

 

 

再び幻騎士が微睡みの中に意識を鎮めようとした瞬間、声が聞こえた。

一体誰の声だったのか。

力強い声。空いた胸の内に響く様な力強い声。

 

俺は、生きたかったのか?

 

 

―――神に縋るのはやめろ。俺が代わりに、お前を生かしてやる!

 

 

お前が、神の代わりに、俺に生を与えると?奇跡を与えると?

 

そんな事が、お前には出来るのか?神の奇跡と同等の奇跡を。

そんな事をして、何をしようと言うのだ。

 

 

―――お前が生き続けられたのならそんな神は捨てろ。お前の信じる神は俺が地に叩き落してやる!

 

 

その言葉にどれだけの信頼感があるのだろうか、俺は知らない。

素性のあまり知らない相手、たいして会った事も無く、剣を交えた事も無い相手。

 

だが分かるのは、その言葉には確固足る芯がある。

何者にも動かすことができない、自分自身で打ち立てた強靭な芯が。

 

俺にも曲げる事のない、生涯支え続けると誓った芯があった。

病で死を待つ体に生きる力を与えた神に従う、忠誠という芯が。

 

俺は生きたかった。

剣士として様々な強敵とまだまだ戦いたかった。

 

剣士として死ぬならまだしも、何もできずに朽ちていくなどごめんだ。

もしも、お前が俺に再び生を与えるというのなら、俺はしぶとく抗い生き続けよう。

 

生涯支えると誓った芯は、2度目の死と共に捨てよう。

 

 

そして剣士として再び生きられたら、その時は――――――

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

規則的な呼吸の音が、同時に大気中にわずかに振動を与える。

空気を切り裂く滑らかさを刀身に宿す、一点の曇りもない刃の日本刀。

横に並ぶ二人の人物は、互いに己の最も修練を積んだ構えを作り出し、鋭い剣気を全身にみなぎらせる。いつでも来い、というべき万全の構えだが、その表情は構えとは裏腹に、少し戸惑いが浮かぶ表情。

 

立ち並ぶ山本とリルの二人は、目の前にいる光努に尋ねる。

 

「えっと、本当にいいの?」

「ああ。そのままやってくれて構わない。手加減なしだ」

「俺も気になってんだが、いいのか?」

「平気平気。武もリルも、気にするな。その為に俺がいるからな」

 

自信満々に語る光努の言葉。

他に頼る術が無いというのもあるが、同時に光努に信頼を寄せる二人は、それぞれの役割を自覚して構えなおす。

 

リングを伝い刀身に燃え移ったのは、全てを荒々しく燃やし尽くすような紅蓮の炎と、静謐に澄み渡る蒼海の炎。

 

同時に構える二人の視線の先には、全身を純白の炎で包み込み横たわる幻騎士がいる。

一瞬瞳を瞑り短く息を吸い込み、止めたと同時に瞳を開く。 

 

朝ノ型肆(コードフォース)紅色傘(デシュトニーク・チェルヴェナー)

「時雨蒼燕流攻式八の型・篠突く雨!」

 

迸る剣閃。雨と嵐の二重の炎の渦が、横たわる幻騎士を包み込む。

同時にパチパチと弾けるように、まるで生き物のようにリルの嵐の炎が桔梗の葉を分解し、山本の恵みの雨の蒼炎が炎を消していく。

 

幻騎士を包み込む純白の炎に混ざり溶け合うように蠢き、次第に嵐と雨の炎を消えていく。後に残るは白く輝く炎のみ。しかしそれも、すぐに霧散した。

 

さらさらと砂のように溶けて消えていく霧の鎧、剣、兜。

山本とリルの二人が固唾を飲んで見守る中、次第に霧散した霧の炎の中から現れた人影に反応する。

 

既に鎧が剥がれ落ち見せたのは、その場に横たわる幻騎士の姿だった。

 

傷はある、少なくない血液も流している。

 

武器は崩壊し、匣も大破した。

 

満身創痍のその姿だが、光努は小さな鼓動と呼吸音を聞き取る。

 

「「幻騎士!!」」

 

山本とリルは降りぬいた刀を納めて、すぐさま幻騎士の元に駆け寄る。

生気は少なくやはり間近で見ても傷は多いが、確かに生きている。流れてしまい少なくなった血液が流動し、微かに鼓動しているのを脈拍でもリルは確認した。

 

「ふぅ。結構ぎりぎりだけど、とりあえず生きてるよ」

「まじか………!」

 

リルの言葉に、山本は驚く。

もはや半分以上諦めかけていたにも関わらず、ぎりぎりだが幻騎士は確かに生還した。

これを奇跡と言わずに、なんと言うか。今は、先程の絶叫が嘘のように、穏やかに意識を失っている。

 

「ま、とりあえず草は全部除去できたはずだ。重症だが死ぬ事は無いだろ。命あっての物種。文句は言わせないけどな」

 

あっけらかんとそう言い放つ光努は、楽し気に笑った。

重傷ではあるが、ひとまず峠を越えた事に安堵するリルと山本を見て、光努はくすりと笑う。右手に嵌められたフィオーレリングは、そんな光努の心情を表すかのように、きらりと光ってた。

 

光努は少し短く息を吐き、地面を踏みしめて、パキリと指を鳴らして、楽し気に笑った。

 

 

 

「さーてと、そろそろ大将戦を始めるか」

 

 

 

 

 

 


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