百鬼夜行 葱   作:shake

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第三話 「主人公」

 ネギ・スプリングフィールドに自意識が芽生えたのは生後二ヶ月目の事である。その三ヶ月後には両親の会話から言語を理解し、自分の成長速度が異常であると認識した。両親に捨てられた――と言うのは語弊が有るが、実質的には間違いではない――時にも泣き叫ばず、聞こえていた会話の内容から『彼等の言い分が正しいのならば、仕方の無い事なのだろう』と納得していた。

 預けられた先でも双子の兄に合わせた言動をとり、不審を抱かれない様過ごした。両親の会話から、『力を示せば他人から排斥される』と学んでいた為だ。

 三歳になって魔法に触れ、三度杖を振った時点で自分には魔法の才能が無いと理解出来た。しかし子供らしさを装う為、魔法の練習は続けなければならない。苦痛であった。

 そしてこの頃から、村の連中の教育思想が可怪しいと感じ始めた。何をするにしても『英雄の息子だから』と云う枕詞が付くからだ。兄の暴走が顕著になり出したのもこの時期からであった。村長の家に有った教育に関する本に書かれた理屈は納得出来たが、この村では実践されていない。否。幼馴染であるアーニャには所謂普通の教育が為されている。自分達兄弟には特例が適用されているのだ。

 この村は狂っている。ネギはそう断定した。英雄などと云う下らない幻想に囚われ大人としての義務を放棄している。司直に通報すべきだろうかと考え筆を取った時、家の外から悲鳴が聞こえた。

 後に聞いた話に依ると、これは悪魔の襲撃であったらしい。ネギには天の裁きに思えたのだが。

 兎も角彼等?の使う攻撃手段は今迄練習してきた『魔法』よりも自分に合う。そう直感した。呪文の詠唱など無しに放たれる炎は実に”自分好み”だ。あれを再現するには如何すれば良い?今迄に蓄積した知識と直感でその術式を構築する。

 こうか?それともこうか?

 連中の放った炎が目前に迫るが、何ら頓着せずに、ネギは思考を続ける。”それ”が自分を傷付ける事は無いと、本能で察知していたからかも知れない。自らの考えに没入していた。

「”魔法無効化(マジック・キャンセル)能力”……これは珍しい能力を……」

 そんな声が聞こえ、ネギは意識をそちらへ向けた。術式の構築が八割がた終了していた所為でもあるが、彼等の意見も聞きたかったからだ。

「今晩は」

「……今晩は、少年。君はえらく落ち着いているね。その能力の所為かい?」

 話し掛けてきた男?はしかし、ネギの言葉に若干驚いた様子だった。自分と剰りに違う生物である為表情は分からないが、声の調子からそう判断した。

「能力?」

 が、見に覚えの無い事を言われてネギも困惑する。

 ふむ、無自覚かねと彼は呟きこちらに手を向け躊躇無く魔法を放った。しかしてそれはネギの手前で霧散する。

「御覧。私の魔法は君に届かない。これが魔法無効化能力だ」

 成程とネギは納得する。そして間近で彼が行使した力を見て、自分の構築した術式とは異なると理解した。自分が彼等の技術を使うのは無駄が多いと云う事も。

「――目も瞑ろうとしないとは、中々豪胆な少年だ。きっと将来は素晴らしい戦士となるだろうに……そんなダイヤの原石を、ここで破壊しなくてはならないとは、実に残念だ。残念だが、これも仕事だ。没落貴族の辛いトコロだよ」

 そんな事を言いながら首を振る自称没落貴族。

 その言葉から察するに、彼等はこの村の殲滅を命じられたのだろう。被害者である自分も抹殺対象だとは、神様とやらは大雑把な性格をしている様だとネギは思った。

「まぁ魔法を幾ら無効化した処で物理攻撃までは防げまい。さらばだネギ・スプリングフィールド。英雄の息子よ」

 結局それか、とネギは半眼で男を見遣る。残念だと言いながらも愉悦を浮かべている(と思われる)彼の拳はしかし振り下ろされる事は無く、横合いから叩き付けられた雷撃に依って本人毎吹き飛んだ。

「大丈夫か!?」

 息せき切って、赤毛の男が駆けて来る。今の魔法を放った魔法使い――と言うか、記憶に有る父であった。

「父……さん?」

 それは驚き故に詰まった言葉ではなく、育児放棄した遺伝子提供者を父と呼んでも問題無いものかどうかの躊躇であったが、相手は驚きだと解釈したらしい。

「そう、か……俺の事を父と分かるのか……なのに、俺はお前がグージーなのかネギなのかが分からん……済まない」

 悔しそうに呟く男に、ここは「父さん」と素直に呼んだ方が良かろうと判断した。

「僕はネギですよ」

 だからと言って実際に呼ぶかどうかは別問題だが。

「そうか!……で、グージーは何処だ?」

「さあ?」

 アレの行方や行動なんぞ、全く気にしていない。と言うか気にするだけ無駄だと思っている。

「ん?何だ、仲悪いのか?双子なのに」

「仲が良いのは一卵性だけじゃなかったですかね?」

 何かの本にそう書いていた気がする。参考資料に信憑性が無かったので書名の記憶はしていないが。

「そうなのか?て言うか、三歳なのによくそんな難しい事知ってんな……」

 少し呆れた調子で言う父だったが、どうでも良いので無視する。

 尚、実は彼等は一卵性双生児である。

「まぁ兎も角。ネギ。お前達には碌なモノを残せなくて済まなかった。今お前に渡せるのはこの杖だけだ」

「高いんですか?」

 値打ち物なら売っぱらって学校へ行く資金にしよう。そう考えて値段を尋ねる。

「……いや、ええと。殆ど形見みたいな物になるから、出来ればお前かグージーに使って欲しいんだけども」

「じゃあ兄に渡しておきます。僕は魔法が使えないので」

 冷や汗を垂らした父の意思を尊重した。流石に形見とまで言われては、売却するのは気が退ける。

「魔法が使えない?まだ三歳だろ?諦めずに……」

「いえ。使えませんから……魔法無効化能力だとかの影響で」

 村民と同じく阿呆な事を言い出した親を遮り先程の天使が言っていた単語を口にする。”魔法無効化能力”が有るから魔法を使えない。何となく通りそうな理屈である。

「なッ……!アスナと同じ能力……王家の血筋か?」

 最後の方は小声だったが、近かったので普通に聞こえた。どうやら自分には、何処ぞの王家の血が流れているらしい。まぁどうでも良い事だが。

 それより、先の言葉が父に衝撃を与えた理由が気になる。

「何か拙かったですか?」

「!……ああ。ネギ、良いか?その能力の事は絶対に誰にも言うんじゃないぞ。と言うか、兄貴に魔法学校じゃなくて普通の学校に入学させてもらえる様に頼め。時間が無いから詳しい説明は出来ないが、金輪際魔法には関わるな。それがお前の安全の為だ。分かったな!」

 こちらの肩を掴み、目線を合わせて真剣な声音で語る父。しかし、「それは無理ですね」とネギは首を振った。

「残念ながら、僕は”英雄”である貴方の息子なんです。”立派な魔法使い”以外の道を歩むのは許されていないんですよ」

「ッ!」

「それに今回の……事件も影響するでしょうね。『自衛手段として魔法が必要だ』と」

 実にお節介な連中だとネギは嗤った。その貌を見て父は戦慄したのか、少し身を退き杖を構えそうになっていた。

「お前……」

「ご心配無く。流石に三年も魔法が使えないなら奴等も諦めるでしょうよ……否、兄に対する比較対象として近くに置く、と云う事も考えられるか」

「ネ、ネギ……」

「先も言いましたが、ご心配無く。遣り様は幾らでも有ります。これは僕の闘いですし……貴方は貴方の闘いが有るんでしょう?」

 だからそんなに泣きそうな顔をしないで欲しいとネギは言った。

「……分かるのか?」

「と言うより知っています。実を言えば、生後二ヶ月くらいから意識は有ったんですよ、僕」

「…………マジで?」

「マジです」

 何だウチのお子様俺と同じでバグだったのかと父の顔が引き攣る。

「虫?」

「ああ、いや、気にするな。何かそう云うスラングらしい」

 それはまぁ良いやとナギは首を振り、ネギに杖を渡した。

「じゃあな、ネギ。強く生きろよ」

 それが、父と交わした最後の言葉であった。

 

 その後はネギの予想通りの展開が続いた。兄と同じ魔法学校に通わされ、下らない授業と嫌がらせを受ける毎日である。

 そんな日常を、ネギはあの日に開発した独自の術式を進化させたり空間転移能力に目覚めたりして過ごした。何回か父の友人だと名乗る髭面の男が訪ねて来たが、煙草臭いので初回以降は会っていない。そもそも咸卦法は既に使えるので、『教えてあげよう』なんて言われても困る。

 魔法学校の成績は馬鹿にもされず目立ちもしない位置を確保していたが、それでも兄と同じ時期に卒業したのは英雄様の御威光か。グージーが去った後に残されたネギが虐められるのを、学校側が危惧したと云う側面も有るだろうが。

 なので魔法使いには碌な人間が居ないと思っていた。麻帆良でも、兄が持て囃されるのだろうと思っていた。

 

 

*****

 

 

 君が魔法を使えないのは、精霊よりも霊格が高い所為だ。精霊側からすれば、入社直後に会長の自宅に招かれ「百万円やるからちょっと一発芸やってみて」と言われる様な状態に当たる。硬直するか、必死になってダダ滑りするかが大半を占め、出来ても精々二千円程度の芸となる。

 なので君は「魔法」が使えない。

 そう説明されて、ネギは小首を傾げた。

「……仙人は、いえ、仙人に至る資格の有る者は皆精霊よりも霊格が高いんですよね?」

「ああ」

 少年の問いにエドガーは軽く答えた。

 最後の錬金術師とも称されるエドガー作ダイオラマ魔法球の中。ここでの三ヶ月は外での一時間となる。ほぼ不老であり肉体の成長が望めない、妖怪や仙人専用の魔法具と言える。

「なら何で、師匠や教主様は魔法が使えているんです?」

「教主は妖怪としての特性で誤魔化している。私は実の処、魔法は使っていない」

 一般生徒達にも”ぬらりひょん”などと渾名される学園長、関東魔法協会理事たる近衛近右衛門は本物の大妖怪だ。その特性は、『相手に違和感を抱かせない』と云うモノである。

 『夕方忙しい家人の横を素通りし、居間で茶を飲んでも怪しまれない。気付くのは余程注意深い人間くらい』――ぬらりひょんとはそうした妖怪だ。彼はその特長を最大限に活かせる妖怪仙人であり、詰まる処『二千年続く一子相伝の暗殺拳、その伝承者の背後に立っても気取られない』。『入社直後に会長宅で一発芸をするのは普通である』と認識させて魔法を使っているのだ。半分詐欺である。

 一方、エドガー・ヴァレンタインは陰陽術の奥義を用いて各種精霊を複合させ、その特殊精霊”ウェザー・リポート(WR)”を自分の専属としている。『入社直後に会長宅で一発芸をさせられる新人、に見せ掛けたベテラン社員』を使っている訳だ。しかも魔力ではなく霊力を用いているので厳密に言えば魔法ではない。

 しかし傍から見てそんな特異性に気付く魔法使いは居ないので、二名は”魔法使い”として扱われている。

「なら、僕に魔法が通用しないのは……」

「他人に頼まれたからって、いきなり会長を殴りに行ける新入社員は居ないだろうね」

 どうやら話に聞く魔法無効化能力とは異なる様である。これも、二名の”魔法”と同様傍から見て判断は着かないのだが。

「教主の魔法は普通に通じるよ。多分、本物の魔法無効化能力持ちにも通るんじゃないかな?」

 但しエドガーには通じない。エドガーと同じく異世界を渡り転生するWRは、1km四方の精霊が集まった処で太刀打ち出来る存在ではないのだ。それを少ないコストで運用出来るエドガーに勝てる”魔法使い”は居ないと言える。

「まぁそんな理由で、妖怪や魔族は兎も角我々仙人に連なる者が精霊を扱うのは結構効率が悪い。ネギ君は術式構築を頑張っているみたいだけど、それでも魔力のロスは七割近いね」

「そんなにロスが有ったんですか」

 それでも兄の扱う”雷の暴風(ヨウィス・テンペスタース・フルグリエンス)”より二倍は効率が良かったのだが。いや、アレを基準にしては駄目か。案の定、「魔法使いを基準にしちゃあ駄目だよ」と叱られた。

「人が相手の彼等と違って、我々が対処するのは行き過ぎた環境汚染や環境破壊だ。規模が違う」

 ”人に気付かれず世界を救う”のが仙人の仕事である。思想的には”立派な魔法使い”と同じに見えるが、絶滅危惧種を保護して繁殖させたりオゾン層を地道に増やしたりと、活動規模が大きく異る。現在仙人の大半が行なっているプロジェクトなど、今後百年程度で人類が行ける範囲の惑星をギリギリ居住可能に改造すると云ったものだ。

「なので効率の良い魔力使用は我々の責務でもある。今回の合宿では、魔法に替わる魔力使用技術――魔術について学ぼう。これは私が趣味で相当頑張ったから、かなり効率が良いよ。種類も豊富だし」

 エドガーは嬉しそうに笑った。

「種類、ですか?」

「そうそう。音声を媒体にする音声魔術、視線を媒体にする暗黒魔術、匂いを媒体にする大気魔術等七種が有る。元ネタは昔読んだライトノベルなんだけど、他の仙人にも評判が良いよ。自分の肉と体液を媒体に扱う獣化魔術は、大気圏外活動も楽になるし、割と簡単だしね」

 言いながら、エドガーは自分の額に角を生やしてみせた。

「へぇ……」

 師が言う様に自分の肉体を媒体にしている為か、術式の構成は全く見えなかった。

「まぁこんな感じの七種類。取り敢えず、獣化魔術から始めようか」

「はい!」

 学ぶ事は沢山有る。やらなければならない事も。

 見習い魔法使いを辞めて仙人の弟子となったネギは、技術の習得に燃えていた。

 

 

*****

 

 

「駄目だね、彼」

「……誰です?」

 休憩時間の職員室で溜息と共にそんな事を言う瀬流彦にネギは問い返した。そして問い返してからその人物に思い至る。

「ああ。高畑教諭ですね」

「何言い出してんのこの子!」

 その回答が意外だったのか、瀬流彦は剥いている途中の蜜柑を少し潰した様だ。指を舐めてから横に置いてあったティッシュに手を伸ばす。

「?違うんですか?」

「……いや、あの人も駄目っちゃ駄目だけど。出張無闇に多いし」

 あんなんで中三の担任なんて冗談じゃないよねと苦笑を漏らす瀬流彦。

「来年度は担任から外されるって聞きましたけどね」

「あ、そうなの?誰が後任で来るのかな」

「何でも、エドガーさんが昔に造った人造人間らしいですけど……」

「……それって、2-Aの絡繰(からくり)君みたいな?」

 眉を顰めて瀬流彦が問うた。一応、認識阻害結界を張った上、伊語で会話している。

 尚瀬流彦は、伊独仏西日英露の七ヶ国語を話せる言語学のプロだ。担当教科は数学を任されているが、それは高畑が居る所為である。彼が解任される暁には、瀬流彦が英語教諭となる。

「ええ。でも彼女をゲームウォッチとするなら、その彼はPS3から4相当の性能差が有るって聞いてますけど」

 家庭用ゲーム機であるPS2が発売されてから、まだ三年である。3発売などまだまだ先の事だろう。

「それって、ソフト面で?」

「ソフト、の感情面は大差無いそうですよ。年数を経ている分だけデータの蓄積は有るらしいですが」

「ああ。肉体が人間に近付いているのか。流石は最後の錬金術師と言われるだけはあるねぇ」

「ええ。魔法が使えるらしいです」

「……………………聞かなかったことにしておくよ」

 顔を引き攣らせて瀬流彦が言う。”魔法使い”の常識的にはNGであるらしい。

「分かりました。僕も言い回らない様にしておきます……それで話を戻しますけど、誰が駄目なんです?」

「誰って……グージー君だよ」

「…………ああはいはい居ましたねそんな人」

「いや君の兄だろ!?意外に薄情だな君!」

 暫く本気で悩んだネギを見て、瀬流彦が非難の声を上げた。

 しかしネギは初日に五時間、二日目に十二時間、昨日一昨日で七時間の計二十四時間、例の魔法球の中で過ごしている。詰まり六年間程グージーと会っていないのだ。幾ら双子の兄とは言え、元々関心が薄いので忘れるのは仕方が無い。

「まぁ魔法の才能が有る、と言われていた英雄の息子と、魔法の使えないその弟ですからね。兄に執着するか無関心になるかの二択になるでしょう?」

「あー……何か御免」

 瀬流彦は神妙な顔で頭を下げるが、ネギ的にはどうでも良い事なので気にしていませんと赦す。

「と言うか、駄目なのは見た瞬間に分かるでしょうに」

「……仲悪いんだね」

「正当な評価です」

 そう言えばそうだなと瀬流彦は納得する。四日一緒に過ごしただけの自分よりは、彼の方が親しいのだ。

「彼は当初の予定通り、外様組に引き渡す事になる。あんまり会えなくなるけど――気にしてなさそうだね」

「元々交流無いですから」

 麻帆良で生まれて麻帆良で育った麻帆良組(妖怪・仙人教師を含む)と、麻帆良外から来た魔法使いとの仲はそれ程良くない。と言うのも麻帆良での教育は魔法隠蔽を重視する為体術メインで鍛えており、『魔法使いが魔法を使う前に転かして踏み付ける』が一つの指針となっているのだ。これが、魔法の撃ち合いを想定して勉強している人間からしてみれば”卑怯者”に見えるらしい。瀬流彦達麻帆良組にしてみれば『小学生からやり直せば?』と云う感じである。ネギは麻帆良組ではなかったが、元々考え方は麻帆良に近く、また既に六年は麻帆良の常識を叩き込まれているので外様との仲は悪かろう。

 この辺の事情もエドガーから教えられていた。

「渡良瀬先生こそ外様にわぁわぁ言われて大変でしょうに」

「元々一週間程はこちらの教育方針で、って話だからね。今更何か言う人も居ないよ」

 その後は、認識阻害魔法を解き、教育実習生として当たり障りの無い会話をして休憩時間を終えた。

 ジョークで選択した科目だったが、やってみれば意外と教職と云うのも楽しいかも知れない。

 ネギは麻帆良での生活を楽しんでいた。


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