閻魔大王だって休みたい   作:Cr.M=かにかま

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閻魔大王だって休みたいシリーズが今日で二周年です!
今までお世話になった方のキャラも交えての感謝短編を書かせてもらいました!
どうかこれからもよろしくお願いします(^^)


二周年特別短編 〜天地の裁判所修繕記念宴会〜

 

ここは来世と呼ばれる場所。

現世において生命活動の終了した、言うならば死者や亡者と言った存在が集う世界。

生きとし生けていた者たちが天国、もしくは地獄で平和に過ごしている。

現世の理から離れた異世界と言ってもいいかもしれない。

 

そんな来世を統括する閻魔大王という役職がある。

閻魔の種族から選ばれた閻魔大王の仕事は死者を裁き、天国か地獄のどちらかの死者の正しき進路を示すのが役割だ。

他にも来世で起こった問題事や事件などを解決する役割も兼ねている。

最近起こった事件の例を挙げるならば、地獄に落とされたリュウガ・ブラッドビーという男による人斬り騒動や赤鬼亜逗子の失踪事件、煉獄と査逆の大喧嘩、ゼストと麻稚の駆け落ち(?)、天国に神達がお忍びで現れて大混乱を巻き起こしてしまった事件などが目立つ。

.....半分以上が身内で起こった事件なのは気にしないでほしい。

 

それでもあの大事件から二年、あれから現世にまで被害が及ぶなどという大規模な事件は一度も起きていない。

そう考えれば現在はとても平和であると言えるであろう。

 

「急げ急げ!閻魔様が仕事を終えるまでに全部済まさなきゃいけないんだ!」

 

「わかってるよ!でも、酒が多すぎる、しかも重い!」

 

「文句言ってんじゃねぇよ。土木作業してるよりもマシだろうが!」

 

「それもそうだな!」

 

そして、その閻魔大王の職場でもある天地の裁判所は今日も慌ただしかった。

少し普段とは違う慌ただしさだが、そこに気がつく者は従業員である鬼達以外はいない。

来世にやってきたばかりの死者達が普段の裁判所の様子を知る由もないからである。

 

「おい、それギプノーザの新曲じゃねぇか!しかも、楓ちゃんのグラビアジャケットの限・定・版!」

 

「へへ、いいだろ!ゼストさんに頼んで買ってきてもらったんだ。早朝から並んでもらって」

 

おぉ!と目を輝かせて尊敬の意を向ける者やドヤ顔で受けている者も普段の職場、ましてやこの時間には見られない。

 

「おい、お前らしっかり働け!」

 

「あ、畠斑さん。奥さんと息子さんも来るんでしたっけ?」

 

「あぁ、閻魔様が家族も参加して良い、って!そうじゃなくて、ハメを外しすぎるなよ!」

 

「わかってますよ。ていうか一応俺ら担当してるとこ終わったんで」

 

「そうか、なら会場に行って手伝いでもしてこい!」

 

へーい、と二人の若い鬼が渋々といった様子で畠斑謡代の指示に従って移動を始める。

畠斑は周囲を見渡して、近くにあったベンチに腰掛ける。

 

「ふぅ」

 

「畠斑さーん!探したッスよー!」

 

「お、笹雅じゃねぇか。そっちはもういいのか?」

 

「はい、俺っち基本接客担当なんで厨房には入らないッスから。それに料理もある程度運んじゃいましたからね、後は時間まで待つだけッス」

 

へへへ、と鼻を摩りながら笑顔を浮かべる褐色肌の青年は笹雅光清。

いつものタンクトップ姿で二年前よりも更に力強さが目立つ筋肉が露出していた。

笹雅はあ!と思い出したかのように頭上にエスクラメッションマークを出現させる。

 

「そういや、麻稚さんから伝言があるッス!」

 

「伝言?」

 

「『最後の一踏ん張りどころですよ。貴方ならできると信じてます畠斑さん』ってのを伝えてほしいって言われたッス」

 

「っしゃぁ!やってやるよ、今日のために俺は力を温存しておいたんだ!今からでも遅くはねぇ、一から十まで全部一人で片付けてやるぜェ!!」

 

ウォォォォォォォォォ!!と廊下を走り去るが、道中他の鬼達に注意を受けている姿が見られた。

笹雅はそのことを自らの千里眼で確認すると笑みを浮かべた。

 

「さて、俺っちももうちっと頑張りますか!」

 

うーん、と背伸びをして笹雅もその場をあとにした。

そう、今日は天地の裁判所の改修工事が終わった完成記念の宴が開かれる日なのである。

どうやら今代の閻魔大王であるヤマシロの話によると今日はやって来る死者も少ないうえに雑務もある程度終わっているという奇跡が重なった日でもあった。

普段から休みのないヤマシロにとって休めることは大金を貰うよりも嬉しいことであった。

 

また、別の場所でも宴会の準備は着々と進められていた。

 

「胡桃ちゃん、悪いけどそこの段ボール取ってもらってゐゐか?」

 

「はい、ど、どうぞ!」

 

「おう」

 

ある所ではベンガディラン図書館副館長とその秘書の二人は倉庫から必要な物を取り出している。

 

「どけどけー!通るぞー!」

 

「ッたく、何でオレまでこんなことを!」

 

「グチグチ文句言うな。寝てるよりも労働して汗かいた後の酒は美味いぞ」

 

「.....俺は必要?」

 

ある所ではかつての閻魔大王補佐官の二人と眼帯をした戦闘狂鬼が大荷物を会場にまで運んでいたりしている。

 

「さて、今度は騒ぎにならなきゃいいが」

 

「た、楽しみです!」

 

「全くよォ、今代の閻魔大王は中々気が利くようだな。さすがあのチビの兄だ」

 

「ヤマクロ殿は元気にしているでしょうか?」

 

天国では変装した神達が天地の裁判所へと向かうために飛行場で待機していた。

 

「兄ちゃん、まだ行かないのか?皆あんたを待ってるみたいだぜ」

 

「わかってるから急かすな!ていうか、お前は来なくていいのかよ?」

 

「いいんだよ、俺はここが気に入ってんだ」

 

いつの間にか雑務室の物陰に住み着いたギョロ目が特徴の閻魔大王の知人はケタケタと笑い、若き今代の閻魔大王はため息を吐いていたりしていた。

閻魔大王、ヤマシロは頭を抱えながら筆を走らせる。

 

「ったく、もうすぐ終わるってのに中々作業って進まないもんだな」

 

「ま、今までがオーバーワークすぎたんだ。疲れが一気に来たんだろうよ。だから俺は休めって言ってんのに兄ちゃん頑張るから」

 

執務室の机の物陰に潜んでいるギョロ目は呆れた様子でヤマシロを諌める。

一年半前にここが気に入った!と言って住み着いたギョロ目はかつて草陰のギョロ目などと呼ばれていたが、今は物陰のギョロ目としてヤマシロの話し相手となっていた。

最初は思わぬ再会に両者とも驚いたが、今では馴染みきっている。

 

「ふぅ」

 

「終わったのか?」

 

「お陰様でな、そろそろ行ってくるよ」

 

「楽しんで来いよ!久々の休みなんだからよ」

 

お言葉に甘えて、とヤマシロは雑務室を後にした。

雑務室の外はもう皆会場である裁判所に新設した大広間に移動したようで少ない鬼達が食材やら酒やら小道具やらを運んでいる者たちばかりだった。

 

「閻魔様、お疲れ様です!」

 

「唐桶、いつも幹事から準備までご苦労様だな。ていうか悪いな、全部任せちゃって」

 

「いえいえ!好きでやってることですので!」

 

金髪に派手なサングラスを掛けた明るい男、唐桶祭次は得意気な様子で自身の胸を叩いた。

 

「では、行きましょう!皆待ってますよ!」

 

「わかった、行くか」

 

こうしてヤマシロは宴会の場、天地の裁判所大広間へと足を向けたのだった。

 

 

 

数分後。

 

「では、閻魔様から一言!」

 

「んん、あー、あれだ。いつも真面目に仕事してくれてありがとう。してない奴もいるが、そこは後で個人的説教するから安心しろ。あと、待たせて悪かった、長い挨拶抜きにさっさと始めよう。じゃあ、皆杯を持て!」

 

スッ、と場にいる全員が杯を天に掲げる。

そして、ヤマシロが号令をかける。

 

「今日は楽しむぞ、乾杯!」

 

「「「乾杯ー!」」」

 

こうして、宴の幕は開けた。

 

 

 

「飲め飲めー!騒げー!」

 

「ギャハハハハ、おいそこのお前!盛り上げろ!」

 

「響子様!他人に無理強いさせないでください!」

 

「テメェ、それ俺の!!」

 

「知るか。早い者勝ちだ」

 

「神に喧嘩売らないでよ、マミぃ」

 

「おう死神!酒持ッて来い!」

 

「俺をパシリに使うなんていい度胸ですね、赤夜さん!」

 

「ちょ、査逆さん!?何坊ちゃんに酒飲してんですか!?」

 

「いーのよいーのよ、早いうちから飲ませときゃそのうち慣れるってもんよ」

 

「うぅ、頭が」

 

「おい、あっちで腹踊りやってるぞ!」

 

「ありゃ誰だ!?」

 

「さぁ、誰だろ?」

 

宴会開始から数秒、もはや誰も彼もが無礼講で席など初めからなかったとばかりに騒ぎまくっていた。

 

ちなみにヤマシロは蒼隗潼、キリストと共に飲んでいた。

 

「全く、ここまで騒がしくなるとはな」

 

「あぁ、予想外だ」

 

「だが、楽しいからいいじゃないか」

 

ヤマシロはキリストの発言に小さく笑みを浮かべて手にしていた酒を飲む。

隗潼もどこか楽しそうな表情を浮かべながら会場を見渡す。

キリストはほろ酔いの状態で唐突にヤマシロに質問した。

 

「で、ヤマシロ。お前六代目のことは考えてるのか?」

 

「六代目ぇ??」

 

「お、それは俺も気になっていたとこだ。意中の相手はいるのか?」

 

「.....あぁ、何が悲しくておっさん達と恋話しなきゃいけないんだか」

 

「おい」

 

「つれないなぁ」

 

と、三人(一人既婚者)で悲しい恋話をしていると話を聞きつけてきた平欺、煉獄、響子、蓮華、雑務室にいたはずのギョロ目までもが気がつけば乱入していた。

 

「へー、ヤマシロの相手はたしかにオレも気になるなァ。査逆か?」

 

「もし亜逗子ちゃんだったら閻魔様ともいえど全面戦争は避けられませんよ」

 

「麻稚だったら殺す、亜逗子も同様」

 

「もしかして私だったりする!?私だったりしちゃうー!?」

 

「きょ、響子様!本当にもう、飲み過ぎです!」

 

「いやいや、天照の奴の可能性もあるぞ!」

 

「ケケケ、で、誰なんだよ兄ちゃん」

 

ずい、と迫られたヤマシロは壁に追いやられて一つ溜息を吐く。

 

「いねぇよ、そんなの。大体まだ俺は現役やれるんだから考えたこともない」

 

ヤマシロは隗潼達を押しのけてスタスタと歩き始める。

酒を片手に持っているところから見るに挨拶に回る様子だった。

 

「ムッツリなのか、あの野郎ォ」

 

「先代もそうだったが、閻魔って種族は頭の固い奴らが多いな」

 

平欺とキリストがヤマシロの背を見てポツリと呟いた。

 

「あれ、閻魔様はー?」

 

遅れてやって来た亜逗子はキョロキョロと周囲を見渡しながら響子の顔を見ると、ゲッ!?と何かとんでもないものを見たような表情を浮かべていた。

 

一方、ゼストは逃亡してきたヤマクロを匿いながら、麻稚、月読命、素戔嗚尊と円になりながら和気藹々とした雰囲気を出していた。

 

「では、あなたが死神の生き残りと?」

 

「まぁね、今でも現世は偶に行ってるから世情は詳しいつもりだぜ」

 

「よく行ってるじゃん」

 

「弟くーん?そういうことは言わなくていいって教わらなかったのかい?」

 

「むしろ兄さんはゼスト兄なら殴ってもいいって言ってた」

 

「あの、野郎ォ!」

 

「流石は閻魔様、ゼストさんの扱いがわかってらっしゃいますね」

 

ゼストは膝の上に座るヤマクロには当たらず、側に置いてあった酒をグイッと飲み干す。

 

「でもよォ、あのひ弱そうだったチビも結構立派になったんじゃねぇか?二年前よりも背も伸びたみてェだしよ」

 

「そりゃ、背は伸びますよ。素戔嗚尊さん達もお元気そうで何よりです」

 

「お陰様でな。特に姉貴はあの刀を打ったから調子も良くなったみたいだし!また偶に会いに来てやってくれ」

 

ワイワイと神も鬼も死神も閻魔も種族の壁を越えて誰も彼もが騒いでそれぞれの時間を過ごしていた。

 

「ゼストさーん!」

 

「どうした?」

 

「お酒取ってきてください!」

 

「だから、何で俺はいつもいつもパシリに使われんだよ!」

 

「あ、俺も」

 

「お願いできますか?」

 

「便乗してんじゃねぇよ!!」

 

二人の神もついでとばかりに声をかけたのであった。

楽しい時間はそれぞれが主役に過ぎ去っていく。

 

 

 

宴会が始まってから約一時間、早くも多くの者が酔ったり倒れ始めたりする者が多くなってきた頃、煉獄は窓の近くで風に当たっているヤマシロの姿を目撃した。

 

(.....てゐうか、あの人相変わらず凄ゐ量飲むなぁ)

 

足元にはそこそこ量が入っていたであろう酒瓶が五つほど転がっている。

ヤマシロの右手にも酒瓶が一つ握りしめられているところを見るとまだまだ飲むつもりなのだろう。

 

少し分けてもらおうと煉獄はその場から立ち上がり、ヤマシロに近づいた。

 

「閻魔様、それまだ余ってんなら少しわけてくださゐよ」

 

「.....なぁ、煉獄」

 

「ん?」

 

「俺たち、結構いい感じだと思わないか?」

 

「.....ゑ?」

 

ヤマシロの言っている意味がわからなかった、トロンとした瞳の意味がわからなかった。

頬が染まって甘ったるい声になっている理由が全くを持って理解できなかった。

ヤマシロは煉獄の顎をくいっと掴んでニヤリと笑みを浮かべる。

 

「お、おい」

 

「酒、飲みたいんだったな?口移しでいいか?」

 

「はぁ!?何言ってんだテメェ!!?」

 

あまりのことに煉獄は敬語を忘れて大声で叫ぶ。

一歩、後ろに引いた煉獄だったがヤマシロも追うように顔を近づけてくる。

煉獄が大声で叫んでしまったせいで、ドンチャン騒ぎをしていた者たちも興味を示し「お、何だなんだ?」と野次馬としてやって来る鬼たちが増えてきた。

 

「なぁ、いいだろ京。減るもんじゃないんだからよぉ」

 

「減るわァ!!主に俺の尊厳と信頼と、あとゐメージ悪くなる!!」

 

「大丈夫さ、そんなもの後からでも改善できる」

 

「正論なんだけど、こんな場面で聞きたくなかった!」

 

ギャーギャー喚いてもヤマシロは止まる様子はなく、煉獄との距離をゆっくりと縮めていく。

 

「マジかよ、あの二人ってそういう」

 

「れ、煉獄さん」

 

「.....見損なった」

 

「ま、まぁ、人の趣味はそれぞれッスから」

 

ちなみに周囲の反応は様々だったが、八割方が二人の関係性にドン引きしていた。

 

「ま、待て!誤解だ!」

 

「何が誤解なんだ?ん〜?」

 

「ゐ、ゐ、加減に、しろ、よォ!」

 

それでも、スキンシップを迫ってくるヤマシロを何とか押しのける。

しかし、無駄に強いヤマシロの握力のせいで引き剥がすことができなかった。

 

こうなれば、と煉獄は最後の手段とばかりに潜影術を使い影に逃げ込んでヤマシロから距離を取る。

鬼と死神のハーフである煉獄だからこそ死神の力を使役できたため、ヤマシロにはそれを使う手段はない。

煉獄は野次馬の中に紛れるとゆっくりとヤマシロから遠ざかって行った。

 

「まさか、あのガキ」

 

「どうしたんだ隗潼殿?」

 

「奴が持っている酒を見ろ」

 

隗潼に促されるままキリストは目を向ける。

ヤマシロの持つ酒の銘は鬼神殺し、あの天下の酒呑童子でさえ飲むのは一週間に一度でないと意識を保つことが難しいと呼ばれた高アルコール飲料である。

酒に強いヤマシロだが、あの酒呑童子でさえ多くは飲むことがなかった酒を飲んでいたのだ。

閻魔である彼が酔わないわけがなかったのだ。

 

「.....で、あいつあんなに酒癖悪かったのか?」

 

「そこに関しては知らん。だが、中々難癖であることはたしかなようだぞ」

 

「席外すか」

 

「懸命な判断ですな」

 

コソコソと二人はゆっくりと出口に向かう。

 

「隗潼ぉさぁ〜ん、キリストのおっちゃんも、たった二人でどこ行くんですかい?」

 

「ヤ、ヤマシロ!?」

 

「いつの間に!?」

 

瞬時に移動したヤマシロは二人の間に割り込む。

何やらヤマシロはニヤニヤしながら二人の顔を交互に見ている。

いらぬ誤解が生まれる前に立ち去ろう、二人はアイコンタクトで意思を疎通させ、ヤマシロを撒くためにゴクリと息を飲む。

 

「ヤマシロ。お前こそどうしたんだ?」

 

「いやぁ、人肌寂しかったもんですから。一杯付き合ってくださいよぉ」

 

「あ、あっちにゼストが一人寂しそうにしてるぞ!」

 

「ちょ、隗潼さん!?」

 

急な指名にゼストは驚き、近くにいた麻稚は何やら目をキラキラさせ、ヤマクロと月読命と素戔嗚尊はそそくさとその場を離れる。

 

「ぜぇすとぉ、俺とも一緒に飲もうぜ」

 

「そ、そいつは構わないが尻触んのはヤメロ!」

 

「いいだろぉがよぉ、ほんにゃのひようはいにょひゅひんひっふふにゃんひゃきゃりゃりょぉ」

 

「呂律が回ってない、回ってない!!」

 

「こ、これがリアルBL!?」

 

「麻稚。あっちであたいと飲もう」

 

何やらとんでもないことになりそうだと察した亜逗子は麻稚を連れてその場を後にした。

残されたゼストは一人悲鳴を上げ助けを求めるが、誰も彼もが目をそらし各々で楽しみ始めていた。

 

宴会はその後二日近く続き、ヤマシロの酔いが冷めるまで行われた。

ちなみにこの出来事からヤマシロに強力な酒は決して与えてはならないという暗黙の了解も生まれたのだった。

 




ゲスト一覧
響子(紅野生成様、キャミにナイフから)
蓮華(紅野生成様、キャミにナイフから)
草陰のギョロ目(紅野生成様、キャミにナイフから)
リュウガ・ブラッドビー(アカシックレコード様、顔巣学園の平凡な超常から)
ギプノーザ(アカシックレコード様、School of Metalから)

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