騎士と魔女と御伽之話   作:十握剣

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今回はアーサー王伝説にも登場する王直属の騎士『円卓の騎士』達が登場します。

やっぱガウェインと言えば円卓の騎士だな、と思いオリジナルキャラで登場させました。

かなり可笑しくなっちゃったかもしれないかもですが、面白く書きたかった故なのです…………悪気ありません(涙)


第4話「円卓の騎士」

ガウェインは朝早く起床し、御伽学園に来ていた。

 

何故こんなにも早く来ないといけないかと言うと、理由は簡単であり、それは。

 

 

 

「あぁ〜、来た来たぁ〜♪」

 

「・・・・・遅い」

 

 

 

そこには黒曜石のような瞳と、頭の上でまとめられた髪はゆるりと流され腰の辺りで揃えられている女子高生ともう一人の女子高生、つまりは二人立って居た。その黒く濡れた長い髪に若干の興奮を覚えるガウェインだったが、ここは自制し、普通の対応。

 

「おはようございます、桃子先輩。今日もお早い通学で」

 

ガウェインは勿論のようで当然のようにバイク通学だ。

だが、御伽学園の生徒はあまりバイク通学をする生徒が少ない。

しかし、それは当然と言っても過言では無いのだ。ガウェインが住んでいるこの御伽花市(おとぎばなし)は優秀な人材を育てるべく数々の学校学園学院が多々ある都市、つまりは学生がこの御伽花市の半分を占めているのだ。ならば、無理してバイクなどと危険な通学手段を選ぶはずもなく、必然のようにバイク通学は少数となる。

 

相変わらず騎士甲冑のようなライダースーツに身に纏っているガウェインは門の近くで降りる。

 

「早起きは三文の徳よ〜ん、それより、こっちにも挨拶しなきゃ〜、ダメよ〜」

 

そして御伽学園の校門に立って居たのはセーラー服を着た女子高生なのだが、何分そのセーラー服はけしからん位に改造されてあったのだ。

まず、おへそが見えている、つまり裾が異常に短く、スカートも短い。最早ミニスカだ。

そして腕には風紀委員の腕章。つまり風紀委員に所属しているらしいのだが、完全に風紀にケンカを売ってるしか思えない恰好をした風紀委員だった。

外見的に[乱れる性、最近の十代]とかいう感じでいかがわしい週刊誌の中扉くらい飾りそうな露出度だ。

だがこれで女子高生で通る範疇(はんちゅう)らしい。

 

そして何より、何よりも目立つものを持っている女子高生であるのも事実。

 

 

胸のボリュームが女子高生レベルではない。

 

 

反則? 異常? 負担荷? 危険? エロい?

 

なにもかも当てはまる。

 

そして腰にはゆるく何重にも巻かれた革のベルト、それがその白い腰を美しく引き立たせている。

女子高生ではなく女王様である。

 

『黒騎士』の異名を持つガウェインにとって、騎士故か、それとも何かに目覚めよう故か、とてもじゃないが逆らえなかった。

 

 

そして、女王様の隣に立っているのは、白い髪を背中まで伸ばした、これまた『美』が付くほどの少女が立っていた。

 

恰好もまた独自で改造されており、ドレスと鎧を上手く組み合わせたような恰好をしている少女はガウェインに一睨みする。

 

「何故私には挨拶をしないのですか、黒軋ガウェイン殿?」

 

「これは申し訳無い、だが朝から睨まれてはこちらとしても困るのだが・・・・・、フェイル」

 

「ふん、私の名は確かにフェイル・サーベル・ド・ランスロットですが・・・・・気安く貴方に名で呼ばれる間柄ではありません」

 

フェイルと呼ばれた白髪美少女はガウェインと顔を逸らす。

 

「あぁん♪ そっぽを向くフェイちゃんも可愛いわねぇ♪」

 

そして女王様こと、桃ちゃん先輩はフェイルを豊満な胸に押し寄せ、埋もらせた。

 

因みに桃ちゃん先輩は両刀使いであります。

 

「はぶっ! ちょ、吉備津先輩殿! く、苦しいー!」

 

フェイルはバタバタと暴れるが一向に離さない桃ちゃん先輩。見馴れた風景にガウェインは愛用バイク“GALL-10”を校門の通り道を邪魔にならぬ所に置きに行く。

 

 

 

何故ガウェインがこんな早朝に御伽学園の校門に来ているかと言うと、基本的にガウェイン個人的で桃ちゃん先輩の手伝いに来たのだ。

ガウェインは根本的に人に頼まれたり、女性の人から頼まれた事はほとんど苦い顔せずに『手伝い』をしているのだ。

 

祖父に教わった(おしえ)である『騎士道』の中の一つ“親切心”と『武士道』の徳目の一つ“信”を貫いているからである。

 

 

と、カッコ良く言ってはいるが、簡単にガウェインは女性からの頼みを上手く断れないだけであるからだ。

ガウェインも無理難題を押し付けられても、別に良いか、という考えを持って行なっているので器の大きさなどを良く分からせる性格だった。

勿論、女子だけの頼みを断れないだけでは無く、見事に男子からの頼みも断れないらしい。

 

「騎士道の一つ“寛大さ”」

 

ガウェインは呟きながら、黒いコートを靡きながら桃ちゃん先輩の元に戻り、風紀委員の仕事の手伝いをしたのであった。

 

 

 

因みにフェイル・サーベル・ド・ランスロットは生徒会に所属しており、風紀委員の手伝いにかもしだされていたらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は過ぎて昼頃、ガウェインは一人屋上にて読書をしていた。

 

読んでる本にはカバーが付いている為なにを読んでいるのか分からない。

 

だが、ガウェインはかなり集中した瞳で本を読んでいる。するとそこに、

 

「よぅ、こんな所に居たのか、ガウェイン」

 

「一人だなんて、寂しい過ごし方をしてるわね」

 

ガウェインは本から目を離して見ると、目の前には金髪を独自に編んだ髪が特徴な青年と、長いオレンジ色の髪をした女性が居た。

 

鳥栖(とりす)(あわい)萌仁香(モニカ)・ルーカンか、どうした」

 

「ご挨拶だな、寂しそうに本を読んでいるガウェインを見つけたからやって来たって言うのによぉ♪ あと俺をトリスタンと呼べ」

 

「・・・・・名は(あわい)だろ」

 

「いや、トリスタンだ、苗字と名前を付けるのは確かにおかしいが、トリスタンだ」

 

「・・・・・また面倒なことになってるんだな、萌仁香」

 

「なんでフルネームで呼ばれたんだろうと考えている私って・・・・・もしかしたら俗に言うKYなのかしら!」

 

「聞いてないか」

 

鳥栖(とりす)(あわい)ことトリスタンは、自分の名前と苗字のことに暑く語りながらガウェインの横に座り、ルーカンは空いているもう片方のガウェインの横に座った。

 

「それで、何か用」

 

ガウェインは本に羅列された文字に目を戻しながら二人に聞く。

 

「ん〜そうだな〜、萌仁香が言ってく・・・・・」

 

「嫌よ」

 

「即答ッスか!? 最後まで言わせて!」

 

「さん、ハイッ! どうぞ」

 

「えぇッ! いきなり! え、あっ、えと、ん〜そうだな〜、萌仁香が言ってくりぇ・・・・・噛んだ!!」

 

「・・・・・・・・・振ってあげれば残念過ぎる結果に私は至極残念な気持ちになって残念なトリスタンに残念な眼差しを送ってあげるわ・・・・」

 

「残念残念と残念を連呼するなァ! 何ですか? 計残念四回言って何ですか? 残念に何か嫌な思い出とかあるのか!? っておいっ! やめろ! その不愉快な残念な眼差しやめろ!!」

 

とトリスタンとルーカンが漫才をしている中、ガウェインは本を淡々と読破しつつある。五ページくらい読んだ。

 

「分かったわ! 自分で言いますよ! あのな、ガウェインに学園から、いや・・・・・《学園を守護せし円卓の騎士》から命が出た」

 

トリスタンは真面目な表情になってガウェインに告げた。ガウェインもトリスタンから出てきた《学園を守護せし円卓の騎士》という言葉に反応する。

 

「最近になり鬼ヶ島高校の生徒たちの行動範囲が広がっているみたいなのよ、そこで鉄馬(バイク)を持っており、《円卓の騎士》内で『最強』の称号を受け持っている黒軋ガウェインに正式に荒神洋燈(あらがみらんぷ)学園長から命が下りました、という話なのよ〜」

 

ルーカンの言葉を聞いたガウェインは少し訝しげな顔をするが、承諾したように、本を閉じて、言う。

 

「《円卓の騎士》の一人、この黒軋ガウェイン、主である荒神洋燈学園長の命により今晩から市内の警邏(パトロール)を実行する、以上」

 

横になりながら答えたガウェインだった。

 

「《円卓の騎士》の一人、このトリスタン。騎士ガウェインからの命令実行の意思を確認、貴公の武運を祈る。 ・・・・・・・・・まぁテキトーにやっとけ」

 

「《円卓の騎士》の一人、このルーカン。騎士ガウェインの命令実行意思を確認、貴公の武運を祈る。・・・・・大変だけどがんばってね」

 

トリスタンとルーカンも最初は真面目な顔をして、後はガウェインを労う言葉を掛ける。

 

 

 

 

《学園を守護せし円卓の騎士》

 

それは学園を己の武力で護る為に結成された生徒による組織であり、学園長である荒神洋燈を主をした十二人の『騎士』が存在している。

 

ガウェインはその《学園を守護せし円卓の騎士》の一騎であり、御伽銀行の一員でもあるのだ。

 

正式名称が《学園を守護せし円卓の騎士》なのだが、長いので《円卓の騎士》と略されている。

そして、その『騎士』となった者は学園を護り抜き、無事に卒業までいければ学園長からなんでも願い事を叶えることを約束され、護れなければ白紙と、かなり際どい仕事なのだ。

 

だが、ガウェインは荒神洋燈に〝借り〟を作ってしまった為に上手く利用されているガウェインなのだ。

 

 

 

 

 

《円卓の騎士》メンバーと別れ、自分のクラスにへと戻ろうとしたガウェイン、すると廊下でぴょこぴょこと歩いて来るピンク色のツインテール女の子を見掛ける。

 

背はあまり高くないが、細身の身体はすらっとした印象を与え、ツインテールに纏められた長い髪はどこか兎の耳を彷彿とさせる。つぶらで大きな瞳以外の顔のパーツは小振りで、どことなく可愛らしい愛玩動物のような雰囲気を漂わせている。美人というより、可愛いという言葉が似合う少女だ。

ガウェインの顔見知りな為に声を掛ける。

 

「宇佐見か」

 

「アラァ、騎士くんじゃない。相変わらず長身ね〜」

 

宇佐見(うさみ)と呼ばれた少女は長身であるガウェインを見上げながら答える。

 

容姿に合わせるように制服も少女趣味な改造が施されている。白を基調とし所々にピンクをちりばめたゴスロリファッションと化した御伽学園指定制服のなれの果ては、しかし、とても宇佐美には似合っていた。

 

そしてガウェインは、自制していた。

己の欲望を抑えて、

 

(相変わらず何て綺麗なピンク色の髪なんだ、あの二つに別れさせたツインテールなんて最高な組み合わせだ、そして何より・・・・・長髪だ・・・・)

 

ガウェインはそれはもう必死に抑えながら、宇佐見と向き合う。

 

「・・・?・・・どうかしたの騎士くん? なんだか目が凄いことになってるわよ」

 

宇佐美はギンギンと隠れていない片方の目を見開きながら、何気なく髪を直視しているガウェインに訪ねる。

だが、ガウェインは我慢出来ず、制御解除(リミッターアウト)してしまった。

 

スサッ

 

 

「えっ!」

 

ガウェインは宇佐見と同じ目線にする為に膝を床に付けさせて、宇佐見と見つめ合う。

まるで騎士が王女に(ひざまず)くような体勢になり、そしてゆっくりと、ガウェインは宇佐見に近付いて行く。

 

「へっ・・・あっ、なっ・・・・」

 

「動くな、宇佐見」

 

ガウェインは優しく、そして何処か凛々しく宇佐美に言う、すると宇佐美はピシッと固まる。

 

 

 

 

※注意

廊下です┐(´〜`;)┌

 

 

 

 

ガウェインは手を伸ばし、そして、

 

「髪に、ホコリが付いている、今払うから動くなよ」

 

何気なく酷い事をポツリと言ったガウェインなのだが、宇佐見は目の前で起きている事態で頭が回転してなかった。

ホコリのある場所に赴いたのならまだホコリが被る理由が分かるのですが、普通にしていた人の頭にホコリがあるなんて、あるハズがありません。

つまりそれは風呂に入ってないという意味になりうるかもしれませんから、失礼な言葉だと思うのですが・・・・・・・・・本人はそれどころじゃ無いみたいです。

 

(あぁあ〜っ♪♪ マカの金色に輝く金髪も良いけど、宇佐見のこのピンク色の髪はかなり、かなり触り心地が・・・・良い!)

 

ガウェインは宇佐見の髪を弄りながら見つめる。

 

※注意

廊下だっつーの(ノ>д<ノ

 

「ちょ・・・・ちょっと、恥ずかしいわよぉ〜」

 

宇佐見は顔を赤くして言う。

 

「ま、まだホコリがあってだな、もうちょっとだけだから・・・・・綺麗だな」

 

ガウェインの発言一つ一つに宇佐見は顔を赤くして、逃れようとするが、ガウェインの大きな身体で覆われておる為に、逃げられない。

 

だが、そこに、ガウェインにとっての「抑え付け」がやって来たのだ。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガーくん」

 

 

 

ビクッ!!!

 

 

 

果てしなく驚いたガウェインは思わず体勢を崩してしまい。

宇佐見を押し倒す形になってしまった。

 

「きゃ、きゃあ////」

 

「しまっ!」

 

ガウェインはずば抜けた身体能力で宇佐見を上手く庇うようにして廊下に倒れる。

 

だが、上手い具合に宇佐見を胸の上に抱き上げた恰好で倒れてしまっている。

 

ガウェインはすぐに興奮していた己の欲望が血の気を引くように無くなっていく。

 

そして、目の前には、

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ニコニコ)」

 

満面な笑顔を浮かばせ、片手にバズーカを構えている、金色の魔女が居た。

 

「宇佐見呼び止めして済まなかったあと髪を触らせて貰ってありがとうとても艶(つや)やかで艶(あで)やかでそしてまぁ色々と申したいことがあるがそれじゃ」

 

物凄い早口で宇佐見にそう言えば、ガウェインはすぐに廊下の窓を開け、そして、

 

「とう!」

 

飛んだ。

 

 

「ちょっ!!?」

 

宇佐見にとって驚愕過ぎる展開で最早思考が追いつけなかった。

だが飛び降りたガウェインに追撃しようとする人物が唯一人居た。それは、

 

「アハハハ! 待つヨー!」

 

マジョーリカだった。

 

 

 

ドガァァァァン!

 

 

マジョーリカは窓に足を乗せ。容赦無く肩に担いだ『漆黒の大罪を背負いし破杖』・・・・・・・・まぁ要するにバズーカを発射()つ。

だが、弾は流石に火薬では無い、だが、

 

「バブッ!? こ、これは水弾か!?」

 

砲弾はゴム袋に水をギュウギュウに積めし込んだ水弾だった。

ガウェインは空中でマジョーリカ特性水弾を受け、体勢を崩し、地面へと落ちていった。

 

「まず言いたいことが山ほどあるけど、取り敢えずこれだけ言わせて・・・・・・・・あんた何してんのよ!?」

 

宇佐見は当然に落ちていくガウェインに弾を放ったマジョーリカに驚きながら、窓からガウェインを見る、するとガウェインは糸も簡単に地面に降り立つ。

 

「・・・・甘いな、マカ」

 

ガウェインは上に居るであろうマジョーリカに、挑戦的な瞳で見ると、濡れた恰好のままで逃走に掛かろうとする、だが、

 

「ぐふふふふ☆ 甘いのはそっちだヨー♪」

 

(なに?)

 

マジョーリカは牛乳瓶底型眼鏡をクイっと上げて不気味な笑みと、『漆黒の大罪を背負いし破杖』・・・・ん、まぁ要するにバズーカを肩に掛けながら言う。

ガウェインは疑問に思い、自分の身体をもう一度見ると、段々と水弾で受けた濡れた場所が白くなり、固まっていった。

 

「こ、これは」

 

「それは特別な液体で作ったヤツだヨー♪ 乾燥すればコンクリートのように硬化し、動けなくなるヨー♪」

 

マジョーリカの言った通り、濡れた場所から次第に白色に変わり、硬い錘のように重くなっていった。

 

(こ、これは・・・・・)

 

「ヨヨ〜ヨ♪ 今日こそガーくんを止めてみせたヨー!」

 

「いけるな」

 

「待ってるヨー、今すぐ行って私の研究に手伝ってもらう・・・・ヨ?」

 

ガウェインは硬化したままガシンガシンと歩いて行った。

 

「んなー!」

 

「確かに硬くなってはいるが、普通に歩ける程度だ」

 

ガウェインはそれだけ言うと、すぐに逃走していった。

 

「しまったヨー! 普通の人間なら動かなくなるけと、“ガーくん”には効かなかったヨー!」

 

マジョーリカはすぐにガウェインの後を追って行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「一体なんなのよ・・・」

 

そして途中から空気になっていた宇佐見は、凄すぎる二人を見て唖然としていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど、了承したのじゃな、黒軋は」

 

「はい・・・・しかし何故アイツなのですか、荒神学園長?」

 

「そうじゃのう、簡単に黒軋は移動手段に困らんじゃろうし、鬼ヶ島の生徒がおっても簡単に蹴散らすじゃろうて、故に黒軋に任したのじゃ」

 

「・・・・確かに『円卓の騎士』内では黒軋ガウェインは強いかもしれません、ですが、純粋に強さだけなら〝ラモラック〟の方が───」

 

「確かにラモラックも言わずと知れた強者(つわもの)じゃ、しかし故に純粋なだけの強さだけでは最強になりえぬのじゃ」

 

「では・・・黒軋ガウェインにはその『純粋な強さ』以外の何かを持ち合わせておられると、言われるので?」

 

「そうじゃな。その通りじゃよ」

 

「・・・・・・・・・」

 

「理解しかねるかの?」

 

「いえ、理事長()の命は絶対であり、仕えし騎士は命令(それ)を実行するまででございます」

 

「敬意を払うのは結構じゃが、社会に出たらどうなるのじゃろうな、お前のその性格は」

 

「・・・『学園を護りし円卓の騎士』は学園長兼理事長(おう)の命を受け、騎士ガウェインはその命を実行することの確認の報告を終えます、私はこれにて・・・・」

 

「むぅ・・・・(せわ)しい奴じゃのう。じゃが、黒軋ガウェイン、あ奴はなかなかの逸材じゃ、儂の荒神財閥に必要の・・・・な」

 

 

 

 

 




まさかの吉備津桃子さんこと桃ちゃん先輩登場ですo(*⌒O⌒)b



それとどうでしたか?
円卓の騎士さんたちは?


是非是非感想やコメントをお待ちしておりますので、気軽に書いていって下さい!

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