自己紹介編スタートです
「あの、陽介君?何処に向かってるの?」
「……えっと、GODroomだよ。」
どうやら神様はネーミングセンスが皆無らしい。はっきり言ってGODroomとか凄くダサい。
「ふぅん…ねぇ、GODroomでは何があるの?陽介君」
「神様が居て…きっと、君の名前も分かるはずだよ」
僕はてくてくと陽介君について行く。5分ぐらい歩くと…
「あれが、GODroomだよ。」
やっぱGODroomはダサいんじゃないかな…そうGODroomと聞くたびに思ってしまう僕だった。
「じゃあ、開けるよ。銀君。」
「あ、うん」
陽介は扉を開ける。開けた先に広がっていたのは、沢山のおもちゃと男子や女子が14人ぐらい。
そして真ん中には美少年が満面の笑みで座っていた。
「やぁ!いらっしゃい。ボクは、"ミカエル"。神様だよ?」
美少年はミカエルと名乗った。そして自分は神様だと、だが僕はそんなもの信じない。神様なんて……
「………僕は…」
「知ってるよ。君は確か…"天草 凪"だよね?」
"天草 凪"だと?それが僕の本当の名前なのか?いや…違う気がする…本能が違うと言っている。
「ささ、揃った事だし始めようよ。ゲームを!」
「ゲームだとぉ!?んなもん俺様がやるかよ!」
ミカエルがゲームを始めると言った瞬間に、黒スーツをビシッと着込んだお兄さんが怒鳴り散らした。
「なら、いいや。君はボクのおもちゃ達と遊んでてね」
ミカエルは相手にしていない。むしろこれが日常茶飯事だというぐらいに平然としている。
「その前に自己紹介しませんこと?」
着物姿の美人なお姉さんが自己紹介をするという案を持ち出した。
「ほら…ゲームと言っても何をするか分からないでございましょう?ここは全員の名前と顔を一致させておくべきですわ」
淡々話している美人なお姉さん。僕のタイプどストライクだ。顔が素敵だな。
「それもそうだね。ミカエルは待ってるよ。自己紹介済ませちゃってよ」
一方ミカエルはつまらなそうだな。
「ならば言い出しっぺの私が言うべきですわよね…。」
さっきの美人なお姉さんが1番最初に自己紹介するみたいだ。
「私は、"甘野 光莉"(あまの ひかり)ですわ。趣味はゲームですわ」
艶やかな着物姿で髪は黒色のロングヘアの"光莉"さん。
「じゃあ次はボクだねー!?ボクは、"天野谷 ミカエル"神様だよ?よろしくね〜!」
いきなり神様が自己紹介してきたことに僕は笑ってしまった。
あぁ。光莉さんの次に自己紹介するはずの子は泣きそうだ…
それを知ってか知らぬか分からないが、男性陣はミカエルを殴る蹴るの暴行に走っている。
"ふざけんなよ!?"などと罵詈雑言が聞こえるが無視していこう。
どうなっちゃうんだろう。自己紹介するだけなのにこんなにも疲れるだなんて…
凪「ようやく僕の名前が分かったみたい…よかった」
著者「うん。なんかごめんよ。でも君の名前は結構気に行ってるんだよ」
凪「まぁ、嫌いじゃないけどね」
著者「ありがとう〜」
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