とんだ転生者だなフザケヤガッテ   作:ホルンでごぜーます

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前にちょっと書いてたので二話投稿!!

と思いきや、一話は1000~40000って・・・
800ぐらいしか書いてなかったのでつなげました


月村家始まりの戦い~魔法~

初めは何の冗談だと思った

 

馬鹿デカイ猫が馬鹿デカイ屋敷の馬鹿デカイ林に鎮座していた

 

そして、なにより二者を驚かせたのは…

 

白い服を着た女の子と、黒い水着の様なものに装飾品を重ねた服を着た女の子が戦っていたことだろう

 

一人は桃色の光弾、もう一人は黄色の弾丸のようなものだ

 

そして、少量の焼け跡のある猫がいそいそと逃げていく

 

二人は戦いに夢中なようだ

 

だから二者は行動する

 

「エルシー!!殺すのは無しだ!!捕まえるぞ!!」

 

「おーらぁい」

 

要はGN粒子を一瞬強く放出し、急加速する

戦っている二人を抜き、猫の背後から顔の正面に回ると

猫の顔にGN粒子を目眩ましとして噴射

猫が混乱し、暴れるが

 

「残念でした」

 

猫の右前足が何かに引っかかりバランスを崩す

 

それを引き起こしたのはエルシュであった

シルエットを変えられる彼女は、姿を罠に変えて足を引っかけたのだ

 

しかし、それだけでは二足歩行ではない猫は倒れない

 

だから、後一押しを要が引き受けた

 

右後ろ足に高速で近づき、宙返りをし、背中が足に向いたら

GN粒子を強く噴射する

それと同時にエルシーが姿を元に戻す

すると、右の足が全て支えとしての機能が無くなり、右側に大きく倒れた

 

ドドドッ…と、その巨体が倒れたときの揺れが起きる

 

それを聞いた瞬間二人の女の子がこちらを向く

 

「「アッーーー!!!」」

 

驚きの声から始まり

 

「「それ!!私たちのジュエルシード!!」」

 

これが魔法への初めての関わりであった

 

要とエルシュは吃驚するほど息がピッタリな二人に吃驚した

 

二人は要たちに近付いて来るかと思いきや…

「「封印!!」」

最初謎の言葉を放ち、大きな猫の姿を小さくした

 

そして、その猫から青い宝石が出て来ると二人はまた争い始めた

 

すると…

 

「駄目だよなのは!!手伝ってくれているんだから!!」

 

「オコジョが…動物が喋った…!?」

実際はフェレットと言う種類なのだが、喋ることには変わりがなかったので

要は現実的にはあり得ないものを見たと思い、驚いた

 

「この子脳量子波無いから喋るんじゃないの?」

 

地球に対して知識がないエルシュには何を言っているのか分からないようだ

 

「初めまして、僕はユーノ・スクライアです

先ほどはジュエルシードを止めてくれてありがとうございました」

 

「なんか動物が話しているのも不思議だが、どう致しまして…市原要だ

人間ではないからよろしくな?

こっちは友達のエルシュ、気軽にエルシーとでも呼んでやってくれ

ちなみにこいつも人間じゃないから」

 

「人間じゃない…ですか?

すみません…僕はこんな姿ですが、本当は人で…」

ユーノが気まずい感じで頭を

下げる

 

「気にすんなよユーノ君

俺達はそんな事は気にしないし、逆に誇りだと思っているんだ」

 

そう話しているともう数人、人が入ってきた

 

「あそこに居るフェイトの使い魔アルフだ

アタシは細かい事とか暗い話とかは嫌いなんでね?

アンタ達のことは微塵も気にしてないよ」

 

「アハハハハ!!こんなにサッパリした人に会ったのはどれ位前だろう…

うん、よろしくね」

 

「ん、よろしく

ついでにこっちも紹介しとくよ

フェイトの母さんのプレシア・テスタロッサ」

 

アルフの後ろからスッ…と歩み出てきたのは紫色の髪をした美しい女性であった

 

「今、紹介になられましたプレシア・テスタロッサと言います

先ほどはご協力ありがとうございました…」

 

会釈程度に腰を曲げお礼を言うプレシアに要はなんだか罪悪感を感じずには居られなかった…

 

それと同時に…あることに気が付いた…

 

「脳量子波が…もしかして…イノベイターか?」

 

「・・・。」

脳量子波が大きく彼女には存在した

その大きさはイノベイターとして覚醒している時と同量…

 

つまり彼女…プレシア・テスタロッサはイノベイターであることを示唆していた

 

要としては嬉しい限りであった

何故かと言うと、エルシュのことである

 

エルシュは元々、ELSと同じ存在である

その為、基本的には脳量子波による意識共有…つまりコミュニケーションが必要なのである

 

エルシュは要から脳量子波を通じ、今の姿とコミュニケーションを取れてはいるが…

やはり脳量子波による意識共有がしたいと思っている

 

これは人間と同じであろう…

外国人はその母国である言葉でやはり話したい…しかし、向こうが分からない場合、会話自体が成立しないのだ

 

だから相手の言葉で喋るのだ

だから、要は同じ脳量子波が使えるプレシアに喜んだ

 

しかし、エルシュの方はそう思わなかったそうだ

異星体にこの言葉を使っても良いのなら、エルシュは要に"恋"をしているのだ

しかし、恋というものを厳密に知らないエルシュはただプレシアが何故だか苛つき、邪魔なように感じるのである

 

「それと、こっちが娘のアリシアよ」

 

すると、同じようにプレシアの後ろから幼い風格を出しながらも大人としての魅力も出している女性が現れた

 

「初めまして、フェイトの姉でアリシアって言います」

 

無駄な物を一切省いた自己紹介であった

 

そして、アリシアは聞いてきた

 

「あの…さっきのあれは…」

 

「さっきの…?あぁ、これですか?」

 

そう言うと、要は背中からGN粒子を放出し始める

 

「…やっぱり、もしかしてあの時に居たんですか!?」

 

「?…あっ、あぁあぁ、あの時の子か!!

家族でお出かけは楽しかったかい?」

 

「はい!!あの時の光はまだ頭の中に残ってますよ!!」

 

「うん、それは良かった」

 

「あと…ありがとうございます…」

 

「…何が?」

 

「あの時、実はお母さんは肺に病を持ってて…」

 

「なるほど…オリジナル太陽炉の恩恵を受けたのか…

いや、こっちも納得できたよ…

どうして君のお母さんが脳量子波を使えるのも、あと…

君がその能力にも目覚めているのも…」

 




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