神と友達になり!「家族」を守る為に!そして最強へ!   作:ドMを極めし者

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厚待遇の監禁 咲夜とシャロンの想い

四葉兄妹が帰って、僕はいつも通りの生活をしている。

 

勉強をして、訓練して、ご飯食べて、寝る。

 

…………これだけ聞くとなんか無理矢理させられてるって感じるがそれは違う。

むしろ、お父さんとメイドは休憩しろといってくる始末。

 

まあ、なんだろう?この世界の勉強はおもしろい。

 

そして、疲れていない。

 

だから、お父さんにちゃんと話した。

 

「訓練して、休憩として勉強してるから大丈夫。」

 

っと。

 

そしたら、一日勉強と訓練禁止が言い渡された。

 

解せぬ!

 

まあ、そんなわけで今、メイドに監禁されています。

 

「なんで?」

 

ユリ「当たり前ですよ。」

 

咲夜「止めても聞かなくて」

 

シャロン「物語の本を読んでると思えば経済学の本を読んでる。」

 

ユリ「挙げ句のはてには夜中起きて体を動かしている。それで体を壊さないのがおかしいです。」

 

咲夜「休憩してると思えば」

 

シャロン「勉強してるから休憩のことを聞けば」

 

ユリ「休憩として勉強してるんよ?って訳のわからないことをおっしゃる。だったらこうして監禁するしかないでしょう?」

 

「まあ、監禁にしてはかなりの厚待遇ですね。」

 

部屋のベットに寝ながら、ユリが背中をマッサージしてくれる。

 

「そもそも、三歳はもっとおとなしく、素直に遊んでるものなんですよ。…………こんな形で手が掛かるとは思いませんでした。」

 

「なんかごめんなさい。」

 

咲夜「反省してるなら」

 

シャロン「おとなしくしてください。」

 

「君たちも素直になったね。お兄さんうれしいです。」

 

咲夜「流貴様が自分の意思でとおっしゃったので」

 

シャロン「私たちも頑張ってます。」

 

「うん!いいことだね!」

 

シャロン「ありがとうございます。」

 

咲夜「ありがとうございます。それと、」

 

シャロン「私たちの方が年上ですよ?」

 

「えっ!?ほんとうに?」

 

咲夜「はい。私とシャロンは四歳です。」

 

ユリ「…………よくよく考えればこの子達もなのよね。おかしいのは…………」

 

「あはは。咲夜も、シャロンも、賢いからね。」

 

ユリ「流貴様がいいますか?…………はい。終わりましたよ?」

 

マッサージ終了!

 

「ありがとう!ユリ!スッキリしたよ!」

 

ユリ「お役にたてて光栄です。」

 

「さて、暇だし魔導書でも読もうかな?」

 

ユリ・咲夜・シャロン『……流貴様?(ご主人様?)』

 

「…………ごめんなさい。」

 

でも、何する?まだ朝やもん。起きたばかりでなんもないやん?

 

…………どしよっか?

 

ギュッ!ギュッ!

 

……ん?

 

「…どうしたの?」

 

今僕は、咲夜とシャロンに両腕を抱きつかれてる。

 

咲夜「なにもしないように」

 

シャロン「こうやって見張りを」

 

「…………くっつかなくてもよくない?」

 

咲夜「…………こうしていたいのです。」ウルウル

 

シャロン「ダメですが?」ウルウル

 

「…………いいよ。」

 

……無理や。離してって言えない。

 

ユリ「そのまま休んでください。」

 

「あれ!?計画の内!?」

 

ユリ「じゃあ無理矢理離れるんですか?」

 

「…………ずるい」

 

ユリ「このままおやつをもって参ります。」

 

そう言うとユリは、部屋を出ていく。

 

しかし、この状態は嬉しいねんけど、まだ精通してないんよな。

 

だから、なんも感じないんよ。ただ、女の子に抱きつかれてうれしい。

 

それぐらいなんよ。

 

でも、そろそろ離れようっか。

 

「さて、なにもしないからそろそろ離れて。」

 

咲夜「…………残念です。」

 

シャロン「…………仕方ないです。」

 

咲夜「その代わり、今日は一緒に寝ます。」

 

「なんで!?」

 

えっ!?そこまで監視するの!?

 

「さすがにそのときには寝るよ!?」

 

シャロン「違います。……私たちは一緒に寝たいのです。」

 

「はい?なんで?って咲夜も?」

 

咲夜「はい。私たちは誰かと一緒に寝る経験がないです。でも、この前一緒に流貴様と寝ました。」

 

「ああ、確かにあったな。それで?」

 

シャロン「その時、すごく心がポカポカして落ち着きました。」

 

咲夜「ですが、そのあとにシャロンと一緒に寝てもあのときみたいな気持ちになりませんでした。」

 

シャロン「ですから、一緒に寝たいのです。」

 

咲夜・シャロン『ダメですか?』

 

…………君たちは打ち合わせでもしてるのかい?

 

「ええよ。それなら言ってくれたら一緒に寝たいって言えばいいのに」

 

シャロン「……私たちはメイドです。」

 

咲夜「………メイドのワガママでご主人様に頼むのはダメかと。」

 

「はぁ。あのね。僕は君たちのご主人様だよ。でもね。そうゆうのは正直にいってほしいの。そんなこと気にしたいで。僕の「家族」なんだから。「家族」なんだから、僕に遠慮とかしないで。もし、君たちの親がなにか言ってくるなら、僕が直々に直談判しにいくから!」

 

咲夜「流貴様…………ありがとうございます。」

 

シャロン「ご主人様…………ありがとうございます。」

 

僕は二人の頭を撫でてあげる。

 

咲夜「っ///」

 

シャロン「っ///」

 

「かわいいな。よし、とりあえず今日は一緒に寝ような。」

 

シャロン・咲夜『っはい!///』

 

うん。今までで一番いい笑顔だった。

 

そして、シャロンと咲夜の親には直談判しに行って、それからは咲夜とシャロンに指示することは無くなった。

 

よかったよかった。




【監禁にしては優しいね(*´ω`*)】

ドMを極めし者「監禁と聞いて!」ガタッ!

【帰れ!(゜ロ゜)】

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