神と友達になり!「家族」を守る為に!そして最強へ!   作:ドMを極めし者

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ロビンの闇!全部俺に預けろ!「家族」なんやから!

ロビンは全て…………そう全て話してくれた。

 

 

ロビンと双子の妹の「ニコ・ルキア」が産まれたことも。

 

母親のオルビアとは2歳の時に別れてたことも、

 

母親の弟にあたる親戚に育てられたことも、

 

ルキアと二人で食べた果実が「悪魔の実 ハナハナの実」だったことも、

 

二人一緒に分けて食べたから、二人とも同じ能力を得たことも、

 

能力者になり、二人とも妖怪扱いさるたことも、

 

母親の関係も、クローバー博士のことも、

 

ポーネグリフのことも、海軍がきてお母さんを連れ去ったことも

 

海軍がバスターコールをかけてオハラを滅ぼしたことも、

 

巨人海兵のサウロのことも、青雉のことも、

 

二人で島を逃げ出したことも、

 

二人が海軍に追われているときに妹のルキアが海に落ちて死んだことも、

 

色々な人を騙して生きてきたことも、

 

 

自分のことを全てを話してくれた。

 

 

気が付けば日が傾いて夕方になっていた。

 

ロビン「……これが……今までの全てよ。」

 

ロビンは、震えながら、そして悔しそうに話してくれた。

 

 

「そっか…………頑張ったんやな。ロビンは」

 

 

ロビン「…………私は……妹を……ルキアを見捨てたのよ……そして色んな人を騙したのよ………」

 

 

違うよ

 

 

「頑張ったんよ。ロビンは。ただ、真実を知りたいだけで世界の敵にされて、信じられる人が誰も居なくて、そしてロビンの大切なお母さんや妹も失って。それでも何とか生き延びよう。として…………頑張ってるんよ。ロビンは。」

 

ロビン「…………リューキ」

 

「ロビン。………俺はお前のことを一年前にあることから知ったんよ。」

 

ロビン「あること?」

 

俺は立ち上がり自分の机の引き出しにしまってた書類を取りだし、ロビンに渡す。

 

 

ロビン「これは?」

 

 

「読んでみ?」

 

ロビンは書類を読み始める…………すると、

 

 

ロビン「これって!」

 

 

「ああ。そこにかかれてるのは「オハラの真実」、そして「ニコ・ロビンとニコ・ルキアの手配の理由」が全部書かれてる。」

 

 

ロビン「………どうしてこれを?どうやって調べたの?」

 

「マリージョアに大事そうに金庫に隠してあったんよ。」

 

ロビン「マリージョア!?なんで?それよりどうやって手に入れたの?」

 

「なら次は俺の番かな?」

 

俺は何故に「オハラの真実」を知っているのかを話した。

 

マリージョア襲撃の真実を話した。

 

そして、書類を見つけたことも。

 

 

「と言うわけ。まあ、今さらだから言うな。

俺の本当の名前は流貴。「前家流貴」だ。海賊の時はリューキでやってるよ。」

 

ロビン「……この船以上に非常識なことをしたのね。」

 

「まあな。それでロビンが無実だとわかった。だから守ろうって決めた。」

 

ロビン「なぜ守るの?」

 

「なに?」

 

ロビン「私は海軍と世界政府から狙われているのよ?そして、今までの騙した海賊は皆、海軍と世界政府に消されたのよ。それなのに何で私を守ろうとするの?」

 

…………今までのことがあるもんな。

 

 

でも

 

 

「…………俺はな。理不尽な理由で苦しめられる人や無実な人が罪人にされるこの世界が嫌いやねん。」

 

 

ロビン「えっ?」

 

 

「普通に暮らしてるだけなのに奴隷にされたり、海賊に苦しめられたり、権力を使って人を苦しめる人がいたり、俺はこんな世界が嫌いだ。」

 

 

ロビン「………」

 

 

「俺は無実な人や救いを求める人が安全に暮らせる世界を作りたいんよ。」

 

ロビン「…………でもそれは」

 

「ああ。不可能だな。だが、不可能と呼ばれていたことを「海賊王」はしてるねん。海の制覇。海賊の頂点になった。」

 

ロビン「…………」

 

 

「俺は不可能と呼ばれいてもそれを実現する。絶対にな。そのためには色んなものがいる。でも、俺はそれをすべて持ってるんよ。」

 

 

ロビン「…………すべて?」

 

 

「ああ。力も人員も金も知識も全てな。俺はそれをすべて持ってる。だから俺が実現させるんよ。

誰もが争うことのない。そんな夢物語を実現させる!」

 

 

ロビン「…………リューキ」

 

 

「その為には色々なするけど、俺はまず国を作る。俺は無実な人や救いを求める人が安全に暮らせる。誰もが求める理想的な国を作る。そして、救いを求める者を集める。それが今の目的だ。」

 

 

ロビンは俺を見て驚いている。壮大な夢である。叶うはずがないと思っている。たが、ロビンはなぜか否定できなかった。この男ならそれを可能にすると、思わせる何かがあると。

 

「そして、ロビン。俺は目の前のやつから救っていこうと考えてるんよ。罪がないのに奴隷にされた人、帰る場所がない人、救いを求めてる人。そして、

真実が知りたいだけで世界の敵とされて、大切な物を失い続けた人を。」

 

ロビン「っ!?…………でも」

 

ロビンは迷っていた。

この子に…………この人に救いを求めてもいいのかと…………この人なら…………守ってくれると……理解しているし、本能でわかる。……でも……

 

 

「ロビン」

 

俺はロビンの震えてる手を握る。

 

 

ロビン「っリューキ?」

 

………手が冷たいな。不安なのはわかるよ。でも……

 

 

「不安なのはわかる。でも、その不安も全部俺にぶつけてくれへんか?俺はお前より身長も低いし、会ったばかりで信用も信頼もないかもしれん。夢物語を語る子供と思うかもしれん。」

 

 

ロビン「……(ちがう…この人は…本気だ…そして…その夢物語を……実現出来るし…安心できる…でも不安なの)」

 

 

「俺はな。俺に救いを求める人も俺が守ると決めた人も全員平等に「家族」なんよ。」

 

ロビン「……「家族」?」

 

「そう。「家族」。

俺はな。自分の、自分だけの「家族」を作りたいんよ。

皆が手と手を取り合って仲良くする「家族」。

血の繋がりなんて関係ない。

心が通じあったでっかい「家族」。

そしてその「家族」が大きくなればさ。

世界の皆が俺の大切な「家族」。

そうなれば世界は平和にならん?」

 

ロビン「………ええ」

 

「俺はな。どんな敵からも「家族」を絶対に守る。例え海賊だろうと、海軍だろうと、世界政府だろうと、天竜人だろうと、どんなやつからも守る。例え世界が敵になろうと、俺達「家族」だけは絶対に裏切らない。」

 

ロビン「…………」

 

 

「だから…………ロビン。俺の大切な「家族」になってくれないか?」

 

ロビン「っ!?……いいの?」

 

「ああ。」

 

ロビンは思った。

 

ここにいたい。一人は嫌だ。「家族」になりたい。

 

…………でも

 

 

ロビン「…………ここにいたら、あなたたちに迷惑がかかる。私は……生きていちゃいけない……悪魔の子なのよ。」

 

 

…………今なんて?

 

 

生きていちゃいけない?

 

 

「ロビン!」

 

 

 

俺は握っていた手を離して、ロビンの両肩を持つ。

 

 

ロビンは驚いて体を震わせるが、そんなことは関係なしにこっちを向かせる。

 

 

たぶん俺いまスゴくキレてるな。

 

「ロビン……俺さっきいったよな?もしも自分の「家族」が海軍など天竜人など世界政府だろうと、手を出したり傷つけたら、俺は、堂々と世界を敵にまわす!!

俺にはそれだけの力がある。仲間を守るだけの力が。だから、もう無理をするな。

自分だけでかかえるな。俺にも背負わせろ!

そういったよな?また一人になる気か?」

 

 

ロビンは泣いていた。そう。自分が生きていちゃいけないと言ったとき…………泣いていた!

 

 

 

ふざけるな!

 

 

 

「生きてちゃいけない?ふざけるな!生きてちゃいけない人間なんて存在しねーんだよ!

それにお前は悪魔じゃあねぇ!お母さんや妹が死んで悲しむことが出来る心の優しい人間だ!」

 

 

 

ロビン「(……ダメ……でも)」

 

 

 

涙が止まらない……

 

 

 

「なぁロビン……ちがうだろ」

 

 

 

ロビン「(私は………望んでもいいの?)」

 

 

 

 

 

 

「お前の本心を言え!!ロビン!!」

 

 

 

 

ロビン「(もしも……まだ……望みを……言ってもいいなら……)」

 

 

 

 

ロビン「私は、……まだ生きたい!……私を海へ連れていって。……貴方と……貴方たちと一緒に居たい……貴方の……貴方の「家族」にいれてほしい……それが私の本心よ。」

 

 

 

俺は、ロビンを抱き寄せる。体が震えてる。怖いんだろうな。拒絶されるのが。

 

 

だから抱き寄せる。強く絶対に離さないように…………

 

 

「なら俺が、俺たちがお前を守ってやる!

一緒にいたいならそうしろ。

好きに生きろ!生きてていいんだよ。」

 

 

俺を抱き締めながらロビンは涙を流した。ニコリと安心した様な笑顔を浮かべながら。

 

 

ロビン「ありがとう……ありがとう……流貴……」

 

 

一番いい笑顔だな。

 

 

「絶対に守ったる。俺の大切な「家族」の一人としてな。」

 

 

こうしてロビンは「家族」になった。


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