GOD EATER The another story. 作:笠間葉月
内容は改変されている設定…上田エリックとかですね。それからオリジナルの設定です。こちらはオリジナルアラガミも含んでいます。
五十音順ですので、ストーリーを読んでいる最中に「あれ?これどうなってたっけ?」みたいなことになった際にもご活用ください。
改変されている設定
アーサソール
公式ではギース達の部隊として発足したものだが、この小説中では新型神機の開発段階で薬物等を使用して作られた神機使い部隊となっている。
第一ハイヴを襲う、アナグラへアラガミを誘導する、シオを連れ去る、と、彼らが物語で果たした役割は意外と大きい。
雨宮リンドウ
ミッション蒼窮の月にて神楽と共に協会内に閉じ込められ、最終的には暴走した彼女のおかげで九死に一生を得た。
原作のように右腕がアラガミ化しているということはないため、まだまだ旧型神機使い。
結局エイジスに無事潜入。あれこれ調べ尽くし、ついでにあちらこちらのケーブルをぶった切るという悪戯まで果たしてからノヴァの額よりシオを助け出すに至った。
……エイジスには今でも彼が住んでいた跡があるとの噂が……
エイジス島
アーク計画の失敗後様々な議論が行われた末、ひとまず放置と決定。解体するには大きすぎ、かつ修復するには破損個所が多すぎるためだと言う。
オルタナティヴの砲撃によって天井から床まで大穴が空き、元は円形だったところも三日月型になってしまっている。
ノヴァの触手を喰らおうと近付くアラガミが後を絶えないため、残っているデータの回収はまだ完了していない。最近ではヨハネスと榊の二人が、回収任務でもやった方が良いだろうか、と話しているそうだ。
エリック・デア=フォーゲルヴァイデ
原作では序盤で壮絶な最期を遂げたわけだが、こちらでは錯乱した神楽に助けられ生存中。まだまだいつもの調子で華麗に吹っ飛ばされている。
妹のエリナの入隊でかなり気合いが入っているらしい。
大車
2066年の第一ハイヴ襲撃から始まり、蒼窮の月におけるリンドウの殺害未遂、インドラの作成と極東支部襲撃、エイジス島の破壊、ソーマのアラガミ化などを極東で行った。
2071年にコウタとアリサが捕縛。軍法会議後に送られた拘置所で自ら命を絶った
ガーランド・シックザール
大車の失墜後、アーク計画に深く関わっていた三人の内で一人逃亡していた彼。
極東からの脱出後の目撃証言がなかったが、それからしばらくして黒海の岸に打ち上げられていた彼の白骨死体が発見された。
アーク計画においてはノヴァの進化の管理を主に行い、終末捕喰の準備を無事整えられた背景には彼の働きが存在している。
クロガネ
複合コアの持ち主が使う神機をリッカの父が考えた結果のパーツの総称であり、基本性能は既存のものに劣るものの、複合コアをアーティフィシャルCNSとして用いた神機に取り付けて使用することで、展開されるオラクル濃度を高くできるように設計されている。この場合には既存のパーツを若干上回る性能を示し、特にアラガミを切断する速度の差が顕著である。
また、後に出てくるブラッド隊のクロガネは神楽が使用していたクロガネの戦闘データを元に作成されたものであり、複合コアではなくP66偏食因子(ブラッド隊に投与されている偏食因子)に反応するよう作られている。
……これはあくまでこの小説中の設定です。
シオ
ノヴァによる終末捕喰の特異点であったが、そのノヴァの消滅によって役目を失い、アラガミ化前の人格と思われる渚として存命。
現在はアナグラの神機使いである。
月
月である。緑にも何にもなっていないただの月である。
……この小説においての原作無視は宇宙空間にも広がっているのであった。
複合コア
神崎桜鹿が自身の研究過程で開発した人工コアであり、純粋なオラクル細胞から作ったコアに人のDNAを組み込むことで作られる。
目的は誰もが神機使いになれるようにすること。はじめから適合確率のある偏食因子を作ることが出来る、という画期的な発明だった。
亡き桜鹿に変わり、現在はリッカがその研究を行っている。彼女自身はこれを誰でも使うことの出来る神機を作るために研究したいそうだ。
ヨハネス・フォン・シックザール
原作ではアーク計画の失敗の歳に死亡したが、こちらではまだまだ元気である。
アルダ・ノーヴァ男神のコアを桜鹿の複合コアとしたことにより神楽に摘出され、現在は相変わらずの敏腕っぷりで職務をこなしつつ孫の誕生を心待ちにするいいお爺さ……失敬。支部長である。
*
オリジナル設定
インドラ
大車が神崎怜の複合コアを用いて作成した人造アラガミ。ベースはディアウス・ピターだが、その性能は大きく異なる。
外見
金色の、虎のように鋭くしなやかに伸びた四肢と細く長めの首、そして綺麗に括れた胴体と二股に分かれた長い尻尾。
首の付け根からは漆黒のマントがたなびく。後ろ足の付け根から尻尾側へと放射状に生えた平たい金属のような白銀の鎧と、前足の付け根から頭の方向へ向かって延びるやはり金属のような刃。虎としての比率からは明らかに長い耳の上側にも同様の物があり、上顎からは頭の長さと同じほどの牙が一対。
四肢の下半分くらいも明るい銅色の装甲がついており、外側に向かってそれぞれに一つずつ排熱口のような部位が飛び出ている。
固有の能力
自身のオラクル結合率を操作し、もともと平均値の何倍もの結合密度を持つ自分のオラクル細胞の一部を切り離すことができる。
切り離した部位での別種アラガミの作成も可能であり、超硬質のヴァジュラ一体なら、だいたい足一本か尾一本を必要とする。
当然そうして生成したアラガミを再度自身の部位に戻すことも出来るわけだが、同種のアラガミを作るには自身のオラクル細胞の全てが必要になるためさすがに不可能。
また、自身の結合率を限りなくゼロに近づけることで空中に目視不能な形で浮遊する事もできる。
これは細胞単位での浮遊状態と考えられており、雷雲の中の移動、自分の周囲への雷雲形成、落雷と同時にその地点に出現、実体を保持しつつの高速移動なども可能とされている。
オルタナティヴ
インドラと同じく大車が作ったアラガミ。ベースはツクヨミ。コアは桜鹿の研究を元にしつつ独自に作成されたものである。
外見
全体的には人間の男性型のアラガミである。ベースはツクヨミだが、それよりも一回り大きく、色もほぼ黒一色と、元の姿からはかなり離れている。
背に割れたステンドガラスのような六枚の羽と五対の突起がある。胸の少し前の位置からは、それぞれ一対ずつの脇の下と肩を通る、腕の長さほどのスパイクがあり、肩の上を通る二本からは、肩から上腕にかけてをカバーするような、漆黒に発光する赤のラインが入った装甲がある。
腕には暗い赤のリングが一つずつ取り付けられているのみ。黒金の足は膝からつま先までが一つの部位であり、膝は上方向へ尖り、足首もまっすぐに伸ばされている。浮遊に特化しているため、黒の逆三角形状の腰はかなり小さい。
頭部には目から鼻のあたりに赤いクリスタルの仮面、耳があるはずの位置からは斜め後方へ二本ずつのスパイクがある程度のシンプルなもの。
固有の能力
元になったツクヨミが持つ能力に加え、インドラの能力を応用した高速移動、機械による光学迷彩を持つ。
光学迷彩は体内に埋め込まれた機器を外部より操作することで発動させており、動力はオルタナティヴのオラクル細胞。
動力が自身の構成物のため、いつまでも使用可能なものではない。さらにオルタナティヴが使用するわけではないため、機器の操作者がいなければそれを使うことも出来ないと……かなり欠陥だらけの能力である。
機械は回収されたものの、神楽が使用していたクロガネと同じくオルタナティヴのオラクル細胞に反応して作動するものだったことが判明。今のところ再利用の目処も立っていないため……リッカの遊び道具となっている。
フェンリル極東支部第一ハイヴ
通称「科学者の街」。2066年に壊滅。その後破棄され、現在はそこで死亡した人々の慰霊碑が建てられている。
神楽が生まれ育った地であり、位置はアナグラより北西へ約七十キロ。
GE本編最終章にて神楽とソーマが戦闘。その時の偏食場の影響で、この付近はアラガミが存在しない空間となっている。
科学者の街、という愛称の由来は、当時このハイヴに極東支部の研究者が数多く集まっていたこと。神楽の父もその一人である。
ちなみに本編中でただ極東支部と書いている場合、それは全て「フェンリル極東支部第八ハイヴ」であるアナグラを指しているのであしからず。
誘導コア
複合コアの解析結果と、アーサソールの実験データとを元に、アラガミが寄りつくような偏食場を発するよう大車が作成した複合コア。極東支部へのアラガミの誘導にも使用された。本編中には「誘導コア」という名称は出ていない。
複合コアの悪用例の一つであるため、神楽にとっては忌むべき対象。彼女たっての願いにより、誘導コアを戦略的に使ってはどうか、という一部の神機使いからの提案は取り下げられている。
…そういえばエイジスで戦闘、とか書くときどうしよう…けっこう大穴が開いているんだよなあ…(汗)
さて。本日はこれで全て終了とさせて頂こうと思います。
…が…
私をマルチで見た、って方はいらっしゃるんでしょうかね…かなりの数のルームに参加させて頂いたのですが…