転生者の魔都『海鳴市』   作:咲夜泪

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11/最悪の刺客(1)

 

「――以上をもって、この機に乗じて海鳴市に蔓延る転生者を一人残らず撲滅するべきだと我等は愚考します。『武帝』、貴殿の意見は如何でしょうか」

 

 転生者への深い怨恨を抱く『武帝』、その本拠地である和風の屋敷には非転生者である復讐者達が集結しており、彼等の鋭い視線は上座に鎮座する湊斗忠道に向けられていた。

 

 ――『善悪相殺』、憎き仇敵を殺したのならば最愛の人を殺さねばならぬ呪われし妖甲『村正』の掟を突きつけて尚、彼等は自らの命をもって仇たる転生者の首級を所望する。

 

 全員がそれを承諾した上での上訴、これが狂気の沙汰でなくて何を異常と捉えるか。

 全くもって詮無き事であると、力無き彼等に呪われた復讐の刃を与えた湊斗忠道は無駄な思考だと断じて切り捨てる。

 

「――『魔術師』の死を直接確認した者は居ない。この状況があれの仕組んだ罠という可能性も十二分に有り得よう」

 

 白々しい言葉だった。この中で自分だけは、かの『魔術師』の死を確定事項として知り得ているのに――。

 

「――情報を確定させる事が先決だ。あれの死亡を確認しない事には足元を掬われよう」

 

 だが、湊斗忠道の慎重すぎて臆病とも捉えられかねない意見に不思議と反論は上がらない。

 それもその筈だ。これ以上無いほど憎悪されていると同時に、それほどまでにあの『魔術師』という転生者は全ての者に畏怖されている。

 誰しも半信半疑なのだ。あの最悪なまでに悪辣だった転生者が、こんなに呆気無く退場するだろうかと――。

 

 ――今後の方針を決める会議は停滞し、結論を先延ばしする事で一時解散となる。

 

 誰も居なくなった和室の大部屋で、湊斗忠道はぴくりとも変えなかった表情を崩し、疲労感を漂わせて溜息を吐いた。

 

「……止められぬな」

 

 主の言葉を代弁したのは彼の劔冑である――人間形態である事が板についた『二世村正』であり、湊斗忠道は心底憂鬱そうな顔を彼女にだけ見せた。

 

「ああ、時間の問題だ。よりによってこの時期に死ぬとはな、神咲悠陽――」

 

 死せる孔明が生ける仲達を走らせたように、今は『魔術師』の影で抑止出来るが、いつまでも保たないだろう。

 反転性者の一大組織『武帝』勢力と――現在の最大勢力である『教会』勢力の激突はもう時間の問題であり、何方にしろ、共倒れの未来しかない。

 

 ――その時、湊斗忠道は如何なる選択をするだろうか。

 

 自らの手で狂える復讐者達に引導を渡すか。何を今更、それは『罪滅ぼし』でも『偽善』ですらない、ただの『独善』であり、明確な『悪』だ。

 復讐者である湊斗忠道は彼等の在り方を否定出来ない。己が全存在をもって『善悪相殺』を成し遂げる様を、彼は最期まで見届けるしかあるまい。

 

「神咲悠陽がもう少し長く生きていれば――滅ぼせない『悪』が存在し続ければ、時間が彼等に違う選択肢を与えたかもしれなかったが……」

 

 自分で吐いておいて白々しい詭弁である。

 復讐者は初志を貫徹し、最終的に己が刃で自らの首を引き裂くのみ。そんな当たり前な事は前世から既に見定められている事だろうに――。

 

(自分でも変えられなかった滅びの必定を、変えられる者がいるのか、オレはそれを知りたかったのか――)

 

 転生者に対する反抗手段を与える事で、反勢力を纏めて支配下に置く。

 それが魔都海鳴市における『武帝』の知られざる存在意義であるが、存外に湊斗忠道は彼等に肩入れしていたようだ。

 

「――『善悪相殺』、彼等の復讐劇は己の死をもって完結する。『村正』の掟は全ての戦いを無意味に終わらせる」

 

 村正は静かに呟く。それこそが彼女達に刻まれた不滅の理念、常世全ての戦の撲滅を願った村正一門の悲願であり、国を滅ぼしかけた血塗られた呪いである。

 復讐者である我が身と重ね合わせて、彼等が違う選択肢に到れるのか――その行く末は終ぞ見えぬまま、誰も彼も破滅していくだろう。

 

 そんな時だった。彼等二人の感覚が、今一度『金神』の存在を知覚する――在ろう事か、それはすぐ傍の、外の庭からだった。

 

「ッ、村正!」

「諒解、御堂――」

 

 嘗てこの世界にまで襲来した、湊斗忠道の前世の妹『湊斗奏』の思念体が現れたのか、忠道と村正は視線を合わせるだけで以心伝心し、襖を勢い良く開ける。

 

 ――その出遭ってはいけない『敵』と対峙してしまった。

 

 

「――良き月だ。異界の地でも月の見心地は些かも変わらぬ」

 

 

 透き通る女性の声に聞き覚えは無く――庭で踊るように月を見上げる少女の背には『銀色の女王蟻』が静かに待機していた。

 湊斗忠道の表情が一瞬にして凍り付き、村正もまた驚愕に染まる。

 

「冑(あれ)だと……!?」

『ふむ、こうして人の頃の形態を取る冑を客観的に見る事になろうとは思わなんだな』

 

 皮肉に満ちた金打声が脳裏に響き渡る。

 当人が確認したのだ、あの劔冑が『銀星号』として大和を恐怖のどん底に陥れた白銀の魔王、至高の劔冑である『二世村正』の待騎状態である事実は覆せない。

 ならば、その仕手は、一体誰なのだろうか。そんな些細な現実逃避など一切出来なかった。

 

 青味の掛かった黒髪をポニーテールにし、純白のワンピースを纏う少女。

 此処に居るというのに存在感を知覚させない、夢か幻のように希薄な少女。されども単なる思念体では在り得ない脅威が其処にある。そんなものは一人しか在り得ない。

 

 ――否、紛い物の仕手であるのは己の方であり、彼女こそは『銀星号』の正統な仕手。その名は――。

 

「……湊斗、光」

 

 本来の『装甲悪鬼村正』の世界で『銀星号』と結縁する最果ての狂人。

 湊斗景明の義妹、実の娘、父の愛をその手に取り戻す為に世界全てを敵に回した少女――。

 

「ほう。このような地でオレの名が知れ渡っているとは光栄の極みだな」

『十中八九悪名の類だろうよ、御堂』

 

 彼女は誇らしげに笑い、彼女の『銀星号』は素で突っ込む。

 呑気な会話に聞こえるが、湊斗忠道は震えが止まらなかった。

 何故、彼女が此処に居るのか、そんなものは既に存在しているのだから問うまでもない。今、湊斗忠道が問うべき事は一つだった。

 

「……此処に、貴様の求めるものはない」

 

 湊斗光が抱えるは『天下布武』、人類全てと闘い、勝利して神の座に至る事を望み、最悪な事にそれを可能とする超越的な『武』を持つ。

 その言葉は、彼女の物語を知り得た者にしか出ない言葉だった。 

 

「うむ、それは先刻承知なのだが――同じ劔冑の仕手がこうして巡り合うのは運命的な何かを感じるのだが、其方はどうだ?」

「……何が、言いたい?」

 

 顔が歪む。あの『銀星号』は自身の劔冑と同じく『金神』の力を手中に収めており、此処に劔冑の性能差は微塵も無い。

 だが、仕手の能力差は天と地ほど開かれている。――既にあの彼女と殺し合う事を前提に思考している自身を、湊斗忠道は全力で否定したかった。

 

「武者と武者、出遭ったからには死合うが礼儀だろう。それこそ光の願いであるし、それが同じ劔冑の仕手ならば尚更引けぬよな」

 

 月見を終えた少女は此方に振り向き、瞬間、悪寒が走った。

 その瞳には、灯る筈の無い憎悪が、明確なまでに燃え上がっていた――。

 

「――それに、お前達の在り方には少なからず思う処がある」

 

 どうして彼女がこの世界に存在しているのか。そんなものを考える余裕すらない。

 何故なら、彼女は、湊斗光は、湊斗忠道の敵として此処に在るのだから――。

 

「ッッ、村正ァッ!」

「諒解ッ!」

 

 人間形態から女王蟻の形態に戻り、白銀の鋼鉄が砕けて宙に舞う。

 湊斗光の『銀星号』また同じ状態になり、二人は誓約の口上を同時に口にする。

 

 

『――鬼に逢うては鬼を斬る。仏に逢うては仏を斬る。ツルギの理ここに在り――!』

 

 

 此処に、二騎の『銀星号』が、違う歴史を歩んだ『二世村正』が世界の壁を超えて対峙する――。

 

 

 

 

「――直也君、先に『矢』を使っておきましょう。この先、何が起こるか解らないから」

 

 今後の方針について相互理解するに至り、最後に柚葉はオレに向かって進言する。

 

「……ああ」

 

 オレは悩む事無く承諾する。あの『魔術師』さえ呆気無く死んだのだ。この先、何が起きても不思議ではあるまい。

 不測の事態が起こるなど予定通り、ならばこそ万全の状態で迎え撃つだけである。

 自らのスタンドである『蒼の亡霊(ファントム・ブルー)』を出し、そのスタンドの中に保存してある『矢』を取り出す。

 前世では怖くて一度も使えなかったが、此処最近は頼りっぱなしのような気がする。そんな感慨を内心で笑い流して『矢』でスタンドを再び射抜こうとしたその瞬間――炎が教会に走った。

 

「っ!?」

 

 敵襲、と思いきや、その炎には温度が無く――幻影、いや、待て、温度が無いだって?

 この温度の無い炎が何を示すのか、思い至ってしまったが故に硬直し、世界は無造作に書き換えられる。

 

「固有結界!? ……え?」

 

 早速、敵側が大胆にも仕掛けてきたのかと思って身構え――気づけば、教会の外で、一人でぽつんと立っていた。

 隣に居た柚葉も、すぐ近くにいたなのはも、教会に居た面々も其処には居なかった。

 

「何がどうなって――!?」

 

 そしてオレは背後から音も無く忍び寄った襲撃者への対処か、一秒でも早くスタンドに『矢』を突き刺すかを一瞬迷い、迎撃しながら『矢』を突き刺す事にする。

 鞭のようにしなる何かをスタンドの拳を持って打ち払おうとし、途端、言い知れぬ既視感(デジャブ)を覚える。

 打ち払いから風の能力を用いた瞬間的な切断に変更し、血が、舞う。

 

(んな、蛇っ!?)

 

 胴体を引き裂かれた蛇は絶命する事無く飛びつき、『矢』の棒部分を一瞬で噛み砕きやがった――!?

 

(最初から『矢』狙いだと……!?)

 

 『スタンド』に突き刺す前に矢尻が予想外の方向に飛び去り、慌てて手を伸ばし――寸前の処で違う蛇に掠め取られ、飲み込まれる!?

 『矢』を飲み込んだ蛇は主の下に戻り、此処でオレは襲撃者を初めて目にする。

 古びたフードを纏った、血の臭気というよりも尚濃い爛れた腐臭が漂う、顔の見えない相手だった。

 ソイツは即座に――飛ぶように後退し、何の迷い無く逃げの一手を打ちやがった! 相手にとって最善の選択であり、此方にとって最悪の行為だ畜生……!

 

「……ッ、待て――!」

 

 切り札たる『矢』を奪われた以上、あの相手を追わざるを得ない。

 スタンドを身に纏い、風の能力をフルに使って追い縋る。

 柚葉や他の者達の安否が脳裏に一瞬過ったが、『矢』を奪われて悪用されたら今の最悪の事態がより一層悪くなる……!

 

 ――その嫌な予感は決して、間違いでなかった事を後々思い知る事となる。

 

 

 

 

 ――世界は炎の海に覆われ、されども温度は無く、漆黒の天には幾多のオーロラが不気味に輝く。

 

「な、何だこれは……!?」

「炎なのに熱くない……?」

「おそらく違う世界の法則が働いているからでしょう、レヴィ。……ディアーチェ、この現象は師匠の話に出てきた『固有結界』と極めて類似しています」

 

 この固有結界の中に取り残されたのはたったの三人だけ。ディアーチェとシュテルとレヴィの三人だけだった。

 『理』のマテリアルであるシュテルはこの異常を即座に分析し――ぱちぱちぱちと、やる気の無い拍手の音が鳴り響いた。

 

 

「――全く、魔法に限り無く近い大禁呪である『固有結界』を、位置配置の分散程度の為にやらされるとはねぇ。贅沢な事だわ」

 

 

 この場に居ない誰かに対する愚痴を言いながら、この世界の主はもう一人の誰かに抱きついた状態で現れた。

 その十二歳ぐらいの和服の少女に誰かの面影を感じたが、それに眼が行くより先に、もう一人の誰かに集中する。

 喪服のような不吉な純和風の着物に、不似合いの洋物のブーツを履く、赤髪のおさげの青年は――。

 

「――『魔術師』! やはり生きて……」

「死んでるわよ? 貴女達のせいで」

 

 ディアーチェの希望に溢れた言葉は、少女によって即座に否定される。

 その少女は自らの懐から取り出したナイフを、まるでケーキを切り分けるかのような気軽さで『魔術師』の頸動脈を切り裂いた。

 

「っっ!? な――」

 

 ディアーチェの悲鳴は即座に驚愕に変わる。

 ナイフで引き裂かれた首からは出血は無く、独りでに塵芥が覆い重なって元の状態に復元する。

 

「ほら、何処をどう見ても言い逃れできないぐらい正しい『穢土転生体』になってるでしょ?」

 

 少女は自らが引き裂いた箇所を愛しそうに指先でなぞりながら、邪悪に嘲笑う。

 その横顔が、何処か『魔術師』に似ていて――ディアーチェに吐き気を催した。

 

「――他の有象無象はともかく、貴女達三人は私の世界から解放しないわ。……本当は高町なのはも招待したかったけど、先約があるから譲ってあげないとね。その方が面白そうだし」

 

 くすくすと、少女は童女のように笑う。

 されども、その血塗れたように赤い瞳には憎悪と怨念と妄執が渦巻いていた。

 

「――誰だ、貴様は……!?」

「神咲神那。お父様、神咲悠陽の唯一人の、本当の娘よ。――貴女達とは違ってね」

 

 

 

 

「何だ何だぁ!? 一体何が起こりやがった……!?」

 

 世界が塗り替わったと思ったら、いつの間にか外に放り出されて皆とはぐれていた。

 何を言っているかさっぱりだと思うが、オレも訳が解んねぇ。こういう異常の分析は紅朔とかシスターの領分であるが、生憎と今は見当たらない。

 

「あの場に居た全員が同じような状況に陥ってる、のか……?」

 

 だとすれば、ただ分散してさよなら、なんて事態には間違いなくならない。

 注意深く周囲を警戒し、微かに漂う魔の気配を感知する。ついさっき遭遇した旧敵に似通った気配を――。

 

「『大導師』の野郎かっ!?」

 

 まずい。今は紅朔とはぐれているだけに、無力も甚だしい。

 それでも何とか時間稼ぎして紅朔と合流すれば――そんな打算的な思惑は目の前に現れた『黄金の闇』によって木っ端微塵に打ち砕かれる。

 

 

「――如何にも。余は『ブラックロッジ』の大導師なり。自己紹介は必要かな? クロウ・タイタス」

 

 

 その人あらざる者の声は脳裏を揺さぶって吐き気を催し、魔性なまでに耽美な容姿と退廃的な気配を纏う。

 

 ――この人外じみた青年を、オレは知っている。

 

 震えが止まらない。この『邪悪』は、この世界に居て良いものではないのに……!

 

 ――『七頭十角の獣』『背徳の獣』『666の獣』――!

 

「マスターテリオン……!?」

 

 その金色の双眸には一切の光を宿さない。金色の深淵がオレを射抜く。

 あの大十字九郎の宿敵、秘密結社『ブラックロッジ』を束ねる大導師であり、規格外揃いのあの世界において頂点に断つ邪悪の化身――。

 

「……どういうこった? 此処にはアル・アジフも大十字九郎もいねぇぜ?」

 

 何故この世界に化けて出たのか、疑問は尽きないが、何故あの魔人が自分の名を知っているのだろうか?

 あの魔人が興味を示すのはこの宇宙に唯二人のみ、宿敵にして怨敵の大十字九郎とアル・アジフ以外に居ない筈だが――。

 

「此度の『茶番』に余の愛しき怨敵達が居ない事など承知だ。――余は、クロウ・タイタス、貴公に遭いに来た」

 

 ……一体、このマスターテリオンは、どの時間軸の彼だ――?

 かたかたと、何の音かと思いきや、情けない事に自分の歯がぶつかり合って掠れる音だった。

 

「……何故? テメェにとって、オレなんざ大十字九郎より前の『死霊秘法の主(マスター・オブ・ネクロノミコン)』というだけの、塵芥に等しい存在だろ?」

「その塵芥に等しい存在に全てを引っ繰り返されたのなら、認識を改める必要があるであろう?」

 

 そして、物理的に心臓が止まりかねないほどの、奴の純然なる殺意に晒され、何もしない内に心が折れそうになる。

 勝てる訳が無い。オレは大十字九郎になれない出来損ないに過ぎないのに、本物の『邪悪』を相手にどう足掻けと?

 かたかたと、全身の震えが止まらない。大十字九郎でなければ倒せない『黒の王』相手に、オレに何が出来ると……?

 

「クロウッ! ――っ!?」

 

 その紅朔の声をもって、オレはふと正気に戻る。

 いや、状況は何一つ変わっていないが、この場における自身の敗北は彼女の死でもあり、そんなのは何が何でも認められない。

 なけなしの勇気を振りに振り絞って、目の前の絶対的な『邪悪』に立ち向かう。

 

「役者は揃ったようだな。――出すが良い。己が鬼械神を、『デモンベイン』をッ!」

 

 そしてマスターテリオンは高々に叫ぶ。無限螺旋において片時も離れなかった半身の名を。永遠の伴侶の名を――。

 

「――我が魔導書『ナコト写本』、来い、エセルドレーダ!」

「――イエス、マイマスター。御前に、何処までも……!」

 

 黒い少女が顕現し、マスターテリオンの傍らに寄り添う。

 これまでも、これからも、かつてそうしたように――この世界に召喚された彼女は再び主の下に参じる。

 

「――余の渇きを癒やせ『死霊秘法の主』ッ! クロウ・タイタスッッ!」

 

 

 

 

 


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