結城 創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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今回は短めです。


今までの話の中で、多分1番短いです。


この話は序章に過ぎない…………!


系列的には、竹林がE組に復活したその日の放課後の話です。


短いですが、どうぞ!


第75話 暴走の時間

とある一室にて、その男は珈琲を飲んでいた。彼の手元のデスクには、おびただしい量の資料があった。その傍らには、怪しい注射器が………。

 

 

「さて、彼を捕獲するか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後、創真はフェラーリの車内で音楽を聴いていた。

 

 

「創真様、随分とご機嫌が良いですね。竹林君が戻ってきたのがそんなに嬉しかったですか?」

 

 

「さーどうですかね~」

 

 

どこか不敵な笑みを浮べながら創真は答える。

 

 

(いや~、やっぱ暗殺教室は楽しいねぇ……平和だし)

 

 

しかし、その平和を塵と化す、巨大なトラブルと言う名の竜巻は迫ってきていた。

 

 

それに、創真は気づくことはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても竹林はやるな………盾を豪快にぶっ壊すなんて」

 

 

隼が呟きながら家へと向かっていると──────

 

 

「久しぶりだな。隼君」

 

 

電柱の陰からヌッと出てきたのは……

 

 

「お前………確かシロだったな。何の用だ」

 

 

「別に大したことじゃないんだが……私と組まないか?」

 

 

「はぁ?絶対裏があるだろ」

 

 

シロの提案に隼は警戒を強める。

 

 

「まぁまぁ。それより、これを見てくれないか」

 

 

シロは懐から注射器を取り出す。

 

 

「この中に入っている液体はね、君専用に作らせだ。これを打てば、身体強化が施され、さらには君の理性を崩壊させ、何もかもを殺し、壊す……最強の超人となる。そうなれば、あのタコを殺すなど容易いと私は見ている」

 

 

「そりゃ何とも物騒な代物で……悪いけど、そんな怪しい薬はごめんだね」

 

 

「まぁ、そう言うと思ったよ。しかし、地球を救う為だ。多少強引だが、強制的にでもやるとしよう」

 

 

「……俺を倒せると思ってんのか?」

 

 

隼は色々習ってるため、一筋縄ではいかない相手。しかし、シロはそんなことはとっくに知っている。

 

 

「だから、彼女に協力してもらった」

 

 

「彼女………まさか碧……グワ!」

 

 

隼は首元に電流が走り、その場に倒れる。

 

 

「ダメだね~隼。後もちゃんと見とかないと」

 

 

碧海が笑顔でスタンガンを指で回す。

 

 

「く………そ……が……」

 

 

「まだ話せるんだ。じゃ、次は……」

 

 

ブスッ!

 

 

「ガッ!」

 

 

隼は完全に意識を失わせる。

 

 

「んー最初からこの麻酔針を使えば良かったな~。シロ、とっとと運ぶわよ」

 

 

「分かっている。これで、あの憎き超生物を殺せる……」

 

 

「あーこの前話してた、他の人に話すと記憶消去されるやつのことね。良いわ。ついでに隼にその超生物を殺して、地球を救ってもらおうかな?」

 

 

「最初からその契約だ」

 

 

シロと碧海はあらかじめ用意しておいたワゴン車に隼を押込み、車を出した。隼を無力化して、拉致するまでに掛かった時間は僅か3分。誰も、この現場を見た者は…………いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まもなく、このE組に厄災が降りかかる………!!

 

 

countdown 3




THE NEXT story 2/7 PM 22:00


え?上のカウントダウンは何のか?


さぁ………察しが付く人もいるかもしれませんが、お楽しみに。


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