それではどうぞ!
果たして年内中にお気にいり登録者数60人いくかな!?
「へー創真の学校って山にあるんだな。これならあの2羽もストレスなくて良いだろうな」
キバットが創真に話し掛ける。
「ここは自然が豊かだからね。居心地が凄く良いと思うよ」
「ほんと、そうだねー!空気が美味しいよ!」
「…………………悪くないな、ここは」
創真の後ろにいるホリーとデュオも首肯く。
当たり前のようにホリー、デュオ、キバットが創真について来てるが、こうなったのも事情がある。今日の朝、ホリーとキバットが『僕達も創真の行ってる学校に行ってみたい!』と言い出したのだ。創真は少し迷っていたが、デュオが2人を常に見ておくと言ってくれたので、絶対に皆に姿を見せない、と言う条件の元、同行を承認した。
ちなみにキバットはバックの中から僕に話しかけている。あとの2人は透明化だ。
「創真君、おはよう!」
「おはよう、倉橋さん」
「そ、そうだ。創真君……わ、私の事をさ、ひ、陽菜乃って呼ぶようにしてくれない?そっちの方が恋人同士みたいだし」
「じゃあ改めて…………おはよう、陽菜乃」
呼ばれた陽菜乃は顔を赤くする。それを見たホリーとキバットも惚れてなのか、顔を赤くする。何だこの連鎖反応は、と創真が思った時、倉橋が口を開く。
「そ、そう言えばさもう夏だよね。私生き物好きだから夏好きなんだ」
「例えば?」
「クワガタとか好きだよ。あとカブト虫とか………」
「クワガタ、ねぇ……………じゃあ、面白いものを見せてあげよう」
何を、と倉橋が聞くよりも前に、創真はスマホをタップした。その瞬間、創真の鞄から何かが飛び出す。
「キャッ!?」
「ごめんごめん。驚かせちゃった?」
「う、うん。これって……?」
倉橋の視線の先には、宙をホバリングする青色の機械のクワガタがいた。
「マシンクワガタ。昨日仕上げました」
「やっぱり凄い完成度…………創真君はやっぱりなんでも出来るね~」
「そう?ありがと」
称賛を受けた創真は、嬉しそうに笑みを浮かべた。
創真side
暑い……………………暑い…………暑いぞォォ!授業中だが、暑くて皆だらけている。
「おい、創真。暑すぎだろ、ここ」
どうでもいいが、隼の声聞くの久しぶりな気がした。
「山の中、さらにエアコンなし。暑いに決まってる」
「なんとかならないもんかね……」
────────ならない。
「まったく創真君に隼君を含め、皆さん情けないですね。まぁ、先生は放課後寒帯に逃げますが」
「「「ずりぃ!」」」
「だが、今日はプール開きだよね?涼しくなるからなりよりだね」
「いや、創真。本校舎まで行くんだぞ?この炎天下の中。プール終わってもまたここに戻らないといけないから俺らにとっては地獄だぜ。通称『E組、死のプール行進』ってやつだ」
前原の説明を聞いてると、プールの授業なくていいと思えてきてしまった。
「しょうがないですねぇ。皆さん、水着に着替えて来てください。すこし涼みに行きましょう。小さな沢がありますから」
水掛け遊びでもするのか?まぁ、多少は涼しくなるだろうし、まぁ良いか。
「そう言えば、創真。渚君から聞いたけどさ、創真のペットがとんでもない殺気を出して、あのデブを怯ませたんだって?」
サボっていたからどこにいたか知らないが、カルマもあの殺気を感じたようだった。
「そうだよ。奴がビビるほどだったから、相当のだったよ」
「創真の飼ってるあいつらは凄いね……飼い主もだけど」
ここで先頭を進んでいた殺せんせーが足を止め、皆の方に体を向けた。
「さて……先生はマッハ20の超生物ですが、出来ないことも沢山あります。例えば君達をプールに連れていく……それには1日掛かります」
「1日?本校舎のプールなら20分位で……」
「おや、先生は本校舎に行くとは行ってませんよ?」
奥から……水の音がするな。
皆も気付いたのか、早足で行くと…………………そこにはプールがあった。
「ヌルフフフ、この土日で作りました。水を溜めて塞き止めたりするのに1日。後は1秒あれば……飛び込めますねぇ」
ほほーう、やるじゃないか、殺せんせー。
「「「やっほう!」」」
皆は次々に飛び込んでいく。もちろん僕もだ。それと皆は見えてはいないが、透明化したホリーとデュオとキバットもだ。
にしても、殺せんせー、あんたは最&高だな!
THE last story in2017 12/31 PM 22:00
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