結城 創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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タイトルが思い付きませんでした。


今回は第2のマシンシリーズの宣伝と原作のミックス……的な感じです。
本番は次回からです。だから今回は内容は薄いです。


ではどうぞ!


第26話 模擬暗殺の時間(前日編)

創真side

 

 

突然だが、ビッチ先生の授業は面白い。自分の体験談を語ってくれたり、海外のドラマを見せてくれたりと、飽きない授業をしてくれくれる。

 

 

しかし、問題点が一つある。

 

 

何故か問題に正解だろうが不正解だろうが、公開ディープキスしてくるのだ。あの先生は完全に痴女だ。

 

 

え?僕はされたか?

 

 

いや、まだされてない。と言うか、されないと思う。ビッチ先生の授業の時、廊下には氷室さんを待機させてある…………特殊警棒を持たせて。別に『僕にキスしたら、あんたボッコボコやで!?』とか、そんな脅迫はしてないのだが大人の勘又は何となく察したのか、ビッチ先生は僕にディープキスはやってこない。

 

 

ファーストキスの相手がビッチ先生だなんてごめんだ。

 

 

 

「創真様?誰に語っておられるのですか?」

 

 

おっと、危ない危ない………そもそも氷室さん知ってますよね?まぁ、この話は置いといて。さて、僕は放課後、学校に残って第2のマシンシリーズを完成させた。

 

 

「これがマシンシリーズの第2弾ですか……前より大型化しましたね?」

 

 

「そう。今回はガチで対殺せんせー用に作りました。名前は………そうですね、マシンスコーピオンにしますか」

 

 

特徴としては、尻尾に当たる部分からBB弾を発射する。基本的にホバー移動。ジャンプが可能(20㎝程度)で、基本色は紫。大型のため、バッテリー容量も大きいので活動可能時間は最大一時間。

 

 

「早速明日から試しますか?」

 

 

「まだ自動操作用のプログラミングが終わってないから…試運転はお預けです……そろそろ帰りますか」

 

 

今日は外装だけで、肝心のプログラミングは自宅で済ませる予定だ。マシンスコーピオンをケースにしまって、教室のドアを開けると、ばったり謎の男と会った。

 

 

「誰ですか?明かにここの者ではないですね?」

 

 

不審者と判断したのか、氷室さんが特殊警棒を胸元から取り出そうとした。

 

 

「別に怪しい者ではない。私はロヴロ・ブロフスキと言う者だ。殺し屋屋だ」

 

 

なら、ここと関係あるか。ん?殺し屋屋……?

 

 

「要は殺し屋を斡旋するという事ですかね?」

 

 

「そういうことだ」

 

 

なるほど、斡旋人の人か。

 

 

「なんで殺し屋屋がここに来たんですか?」

 

 

「イリーナを撤収させるためにここに来たんだが…………奴の提案で明日模擬暗殺をすることになった」

 

 

奴…………ああ殺せんせーか。上海行ってた筈だけど戻ったんだ。気づかなかったなー……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………ん?撤収させる?

 

 

「なんでビッチ先生を撤収させるんですか?」

 

 

「……あいつはここの仕事に適してない。素性を隠した潜入暗殺ではあいつの才能は比類ない。だが、一度素性が明かされればひと山レベルの殺し屋と一緒だ」

 

 

なるほど。筋が通っている。否定のしようがない。しかし、ロヴロさんの考えを真っ向から否定する者がいた。

 

 

それは──────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しかしながら、私はイリーナ先生は残ってもらった方が良いと思います」

 

 

────────氷室さんだった。

 

 

「その訳は?」

 

 

「私は4月からこの教室に来てますから、あなたより色々知ってます。恐らく明日の模擬暗殺で私がこのように言う訳分かると思います」

 

 

「ほう……ならばその訳が分かるのを楽しみにしてるよ。その前に私が仕止めなければの話だが」

 

 

ロヴロさんはそう言って去っていった。

 

 

「氷室さん、一体何を見たんです?やけに自信満々でしたけど」

 

 

「創真様。お楽しみは最後まで取っておく物ですよ」

 

 

別に楽しみとかではないんだけど、まぁ良いや。

 

 

「そう言えば明日の模擬暗殺のターゲットは誰がやるのでしょうか?」

 

 

「多分烏間先生だよ。絶対殺せんせーじゃ務まらないわ。煩悩だらけだし」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

===================

 

 

職員室からその会話を聞いていた殺せんせーは心に傷を負った。

 

 

「創真君………ひどいですよ……私は煩悩だらけじゃありません!ね?烏間先生?」

 

 

「彼の云う通りだろうが」

 

 

パソコンの画面を見つめながら烏間は答えた。無論、殺せんせーがさらに落ち込んだのは言うまでもない。




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次回から模擬暗殺開幕です!

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