結城 創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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テスト前、最後の投稿。


結構雑なストーリーかも知れませんが、お許しを!!




第156話 進路の時間

創真side

 

 

殺せんせーが爆発する可能性が1%以下と分り、E組に明るさが戻った。殺せんせーは、失われた冬のイベントを取り戻すとか言って、クリスマスから年末。お正月から節分まで色々やりまくった。

 

 

いや、ほんと疲れる。だが、それと同時に楽しい。やはり、ここは良い場所だ。

 

 

そして、タコはいきなり現実に引き戻した。

 

 

受験。

 

 

皆さんにとっては、最近あった事かもしれないし、懐かしいなぁと思う者もいれば、ついに来年か……………と思う人もいるだろうな。皆は嫌な顔をしてたが、僕にとっては大した事ではない。僕の志望校は公立なので時期的にはまだ先だが、私立は再来週。ちなみに、僕の滑り止めの高校も、国内最難関の所だ。

 

 

え?お前の自慢話や語りは飽きたから、もういい?あーそうかい…………………はぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

=================

 

 

創真は倉橋と帰っていた。

 

 

「はぁ…………嫌だなぁ、受験」

 

 

「終われば良い思い出になるよ」

 

 

「だと良いんだけど…………」

 

 

「陽菜乃の志望校なら受かると思うよ。この1年、勉強を結構教えてきたけど、凄い伸びてるもんね」

 

 

「ほんと!?創真君に言って貰えるなら何か安心するよ~!よーし、頑張ろう!……………そう言えば、中学校生活も、もう終わりだね」

 

 

「あぁ、そう言えばそうだね………中々早かったなぁ………」

 

 

「だから受験終わったらさ、中学生時代最後のデートしない?」

 

 

「そう言うと思って、何処に行こうか既に考えてあるよ」

 

 

「どこどこ?」

 

 

「横浜だよ。前に隼が暴走したときに陽菜乃は来たけど、観光は出来てなかったから、どうかな…………と思って」

 

 

「うんうん!凄く良い案!受験終わったら行こ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

変わってこちらは隼と神崎ペア。

 

 

「なぁ、有希子…………あの、さ………受験終わったら、で、デートとかどう?」

 

 

中々緊張気味の隼のお誘いに、神崎は

 

 

「うん!一緒に行こ!」

 

 

満点の笑顔を見せてくれた。まったく、このヘタレは勇気を振り絞るのにどれだけの時間を掛けるのだろうか?想像もつかない。

 

 

「ねぇ、隼君」

 

 

「うん?」

 

 

「私達の関係ってさ…………高校に行っても続くのかな?」

 

 

隼の受ける高校も、中々ハイレベルだ。その高校は部活も活発で、勉強も熱心に指導するような所だ。恐らく、これまで見たいにデートをするのは難しくなるだろう。

 

 

………………まぁ、これまでと言っても、片手で数えられるレベルの、しかもゲーセンで遊ぶなど、大したレベルのデートではないのだが。だが、ゲーマーの彼等にとっては楽しいのだろう。

 

 

参考までにだが、創真と倉橋のデート数は、両手で数える程で、しかも結構遠くに遊びに行ってる。

 

 

「……………隼君?」

 

 

中々返事が返ってこず、神崎は隼の顔を覗き込む。

 

 

「もし、俺が志望校に受かったら、デートはあまり出来なくなるかも知れないんだけどさ…………………なんつーかその………俺はそれでも有希子と一緒にいたいなー…………って思う」

 

 

「………………良かった。私と同じ気持ちで」

 

 

神崎は隼にギュッと抱きつく。

 

 

「ちょちょ、か、神崎さん!?い、いくら人が回りにいないとは言え、こ、ここでそういうのは………」

 

 

心拍数も急上昇してるのか、ろれつが上手く回っていない隼。

 

 

そんな様子も微笑ましく…………いや、下衆い微笑みを浮かべながら見守るのは毎度お馴染み、ホリーとキバットである。

 

 

「フヘヘヘヘ…………これぞまさにリア充」

 

 

「俺様の目の保養にもなるぜ…………にしても、俺様も人間だったら、今頃彼女は何人もいるだろうに………』

 

 

「それはないな………」

 

 

デュオに断言されるキバットであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの町は…………何やら変化が起きている」

 

 

高層ビルの最上階の部屋にて、彼はタブレット越しの通話相手に向かってそう言った。

 

 

『具体的には?』

 

 

「俺の調べによれば、椚ヶ丘にてマンション建設のラッシュアワーが広がっているが…………アレはカムフラージュだ。タコを殺す兵器だと推測する」

 

 

『ふーん…………で、あともう1つ詳細が完全に不明の兵器があるんだよな?』

 

 

「壊すか?」

 

 

『壊す?まさか。地球が無くなるのはごめんだからね。一般的には殺すのが妥当。それを邪魔しちゃ、ダメだろ?』

 

 

「まぁな…………だが、生徒のガキ共にとってはどう思うか分かるだろ?」

 

 

画面越しの彼は暫く黙っていたが、急にニヤリと笑った。

 

 

『にしても、お前も変わったねぇ。あの冷徹がお似合いのお前が……………何かあったんですか?』

 

 

「あったよ!」

 

 

似たような下りを見たことがあるような気がするが、それは置いておいて。

 

 

『まぁ、良いや。だが問題は、その………………何って言うんだっけ?名前忘れたわ』

 

 

「柳沢」

 

 

『そう!さっき言った2つの兵器があれば、殺せるのは確実。だが、お前の潜入させてる奴の言う通りなら、柳沢は生徒をも巻き込む計画だろう。それは見過ごせねぇなぁ』

 

 

「倒すのか?概要は見たが、アレはもはや怪物だ。どうやって倒す気だ?」

 

 

『そうだな………ま、案はぱっと思い付くだけでも色々あるが…………取り敢えず、お前の子供達に手伝って貰うよ』

 

 

「死なせたらぶっ殺すからな?」

 

 

『おー怖い怖い。だがな…………俺の立案が間違った事あるか?』

 

 

「…………チッ。つーか、テメーのガキ、色々便利な力持ってるそうじゃねーか?』

 

 

『まーな。あいつも戦うだろうからあんたの息子さんたちにはそれを手伝って貰いたい、って感じ』

 

 

「あっそ…………てか、お前は自分の息子の心配しねぇのかよ?」

 

 

『ん?だって、心配する必要ないし。そう信じてるんだよ。てか、お前より優秀だし』

 

 

「テメェ…………来たら覚えとけよ。くそ雑魚片したら、次はテメーだからな?」

 

 

『覚えてないかもな!!』

 

 

そう言って、通話は終わった。

 

 

「あー最悪だ。また、あいつとコンビ組んでやんねーといけねぇのかよ……………」

 

 

彼は大きなため息をついた。




THE NEXT story ?/?? PM 22:00


これからテスト突入!


なので、いつ投稿かはランダム。金曜日までは予告はしませんので、22時に覗きに来てください。


投稿してるかもしれないし、してないかも知れません………。

あ、それと『暗殺者とは忍ばないのが正常である』と言う作品を…………土曜日にちょっと見てみてください。その作品に、天才が舞い降りる…………!!

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