結城 創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

159 / 201
そろそろテストも近いなぁ……………はぁ。


またテスト中は不定期更新になるので、また言いますね。


そんじゃ、スタート!!


第152話 自由研究の時間

翌日

 

 

創真side

 

 

あー金欠金欠!

 

 

昨日、碧海さんと陽菜乃はそこそこ高いパフェやらスイーツを注文してしまったのだ。奢ると言ってしまった以上、約束を破るわけにもいかないので、払いましたよ、ええ!!来月の収入までへそくりで凌ぐしかない。

 

 

「…………創真?」

 

 

「!!はいはい、なんでしょう竹林君!?」

 

 

また自分の世界に入り込んでたみたいだな。だがな、ちゃんと何を話してたかは聞いてるのだよ。え?それだと、自分の世界に入ってるの、ちゃいます?良いんだよ、そんな細かいところ。

 

 

確か竹林は殺せんせーを救う研究を少しはしてるはずだから、それを探ってみないかとの提案の意見を僕に求めてきたんだっけな?

 

 

「そうだね……………まず訊こう。探れんの?」

 

 

「それは無理だ」

 

 

僕の問いに答えたのは烏間先生だった。

 

 

「このタコを作った組織は研究データと主導権を渡して解体された。今は各国のトップの研究機関が分担して国際プロジェクトを進めている。当然、情報は全て機密。研究内容を知るのは至難だろう」

 

 

「フムフム。これが研究項目とスケジュールか」

 

 

『私も侵入しました!』

 

 

「何ィ!?」

 

 

烏間先生が言った矢先、パソコンを持つホリーと律がデータベースに入りやがった。

 

 

「…………にしても、この世界のセキュリティ弱すぎじゃね?烏間先生、もっと強化するように言ったら?」

 

 

ホリーにはここまで言われる始末。律のディスプレイに表示される情報を見ようと皆は殺到する。

 

 

「だが、具体的な情報は守りが厳重すぎだね。これでは僕でも突破するのには5時間以上は掛かるね」

 

 

「「「いや、出来るのかよ!?」」」

 

 

『最重要情報のやり取りに至っては、回線すら使われていません』

 

 

「おいおい、じゃあこいつら手渡しでもやってんのか?」

 

 

「キバット君の言う通りでしょうね。原始的ですが、最も情報を盗まれにくい」

 

 

殺せんせーの言う通り、確かに安全だな。

 

 

「………………あ、あった。ちょっと、そこの画面でも、アメリカ班の『触手細胞の老化分裂に伴う破滅的連鎖発生の抑止に関する検証実検』ってあるでしょ?」

 

 

「……………あ、あるね。えーっと、最終結果サンプルは1月25日にISSより帰還………………」

 

 

ISS………………即ち…………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「国際宇宙ステーション!?」」」

 

 

「そんな驚くことじゃないでしょ?宇宙だと爆発とかしても被害少ないし、宇宙でしか出来ないのだってあるし」

 

 

「で、その結果はすぐ分かるのかよ?」

 

 

「ハッ、甘いな木村!」

 

 

そう一蹴したのはキバット。

 

 

「お前らちっとは頭使えよ。それだけ機密な情報なら外交の材料とかに使うとかは考えなかったか?それに、お偉いさんからしたらお前らは暗殺者の一端でしかない。場合によれば、最後までこないかもな………だろ?烏間先生?」

 

 

「…………………」

 

 

何も言わないと言うことは、キバットの言う通りなのだろう。

 

 

「よぉし…………こうなったら創真。実検データがアメリカにもたらされたら、アメリカ襲撃してデータ奪うか。僕らも協力するぜ」

 

 

ホリー、もっと平和的に行こうぜ?

 

 

「もっと良いアイデアがありますよ。烏間先生、ちょっと席を外してください」

 

 

「……………………?」

 

 

意味が分からん、と言いたげな烏間先生だが、言われるがままに出ていった。そして、殺せんせーは喋りだす。

 

 

「さて、研究スケジュールには研究データを積んだ帰還船は太平洋上に着水した後、帰還船ごと研究施設に搬入と書いてありますね…………5トンの帰還船を金庫代わりにして盗まれないようにしてるわけです」

 

 

「俺なら持てるぞ……………」

 

 

マジかよデュオ。

 

 

「……………まぁ、それは置いといて!もっと良くて安全な作戦がありますから!!皆さんはこれを知ってますか?」

 

 

殺せんせーはタブレットの画像を見せる。これは宇宙船か?

 

 

「これは日本で開発中の有人宇宙往還船の実験機です。センサー付きの人形を乗せ、生命維持に問題がないかを計測し、ISSでドッキングし補給物資を下ろし、荷物を積んで帰還する予定です」

 

 

殺せんせーは続ける。

 

 

「この宇宙船がISSに着くのは、アメリカの実検データが地球へ向かう3日前…………もし、この時………本物の人間が乗っていたら?」

 

 

「………………マジで言ってるんですか?」

 

 

殺せんせーは高らかに宣言する!

 

 

「マジです!暗殺教室の季節外れの自由研究のテーマ!宇宙ステーションをハイジャックして実検データを盗もう!」

 

 

「よっしゃあ!宇宙ステーションを襲撃だ!!」

 

 

「訂正しておくがホリー。襲撃ではないからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、言うわけで宇宙へ行くための訓練を開始した。宇宙船の構造調べたり、侵入経路から潜入後の動きまで綿密に練った。こりゃ中々大変な仕事でしたよ……………うん。

 

 

ま、楽しかったけどね。

 

 

そして……………………次回、作戦開始!!




THE NEXT story 5/9 PM 22:00


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