結城 創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

154 / 201
恐らく、本編は5月、又は6月中には終わるかな?


是非、最後まで見届けて欲しいです!


では、どうぞ!


3学期編
第147話 分裂の時間


創真side

 

 

まったく、ここまで重い悩みを抱えたまま、クリスマスケーキや年越しそば、おせちを食ったりするのは初めてだったよ。ホリー達は何やら悩んでた事が解消したらしく、晴れた表情をしていた。

 

 

だが、僕を含めE組の生徒の方はそう上手く行かなかった。だから、この冬休みは誰も暗殺をしに行かなかった……………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

===================

 

 

冬休み明けの登校初日。

 

 

「おはようございます!三学期もよく学び、よく殺しましょう!」

 

 

校舎の前に立っている殺せんせーがいつもの調子で登校してきた生徒に声をかける。

 

 

「………………うん。おはよう」

 

 

が、挨拶に答える矢田の声は対照的に暗かった。そして、それを見つめるホリー達。

 

 

「……………ま、こうはなるよね」

 

 

「これはしょうがない」

 

 

暗い表情で登校してくる生徒を見てそう云うホリーとデュオ。

 

 

「ま、雪村先生も言ってたし、大丈夫だろ………………さて、誰がこの空気の中、真っ先に動き出すのやら…………」

 

 

キバットはニヤリと笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後、渚は皆を裏山に集めた。

 

 

「君が招集するなんて珍しいねぇ…………何か話したいことあるの?」

 

 

碧海の問いに渚はうん、と頷いて喋り出す。

 

 

「…………殺せんせーを助ける方法を探したいんだ」

 

 

この発言に驚く者もいれば、眉を潜める者もいた。

 

 

「勿論今はアテはないけど…………僕達と同じように失敗して、悔やんで、生まれ変わってここに来た…………………先生は色々教えてくれたし、一緒にいて楽しかった。殺すより助けたいと思うのが自然だと思う」

 

 

渚が自分の気持ちを全て吐き出した…………すると、

 

 

「私さんせー!殺せんせーも生き物をまだまだ探したい!」

 

 

「私も恩返ししたいな…………」

 

 

「もう充分暗殺を通して成長できたしね」

 

 

倉橋、片岡、原が賛同し、渚と同じ思いのメンバーが渚の元に集まる。

 

 

だが────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────全員がその思いとは限らない。

 

 

「私は反対。私達の絆は、暗殺者と標的と言うこと…………だからこそ、殺さなくちゃならないと思う」

 

 

中村の声に、空気が張り詰める。すると、中村に賛同する者=渚の親友的存在の人物が口を開く。

 

 

「渚君、随分調子のってるね?E組の中で暗殺力も1位、2位争うのに、その渚君が暗殺やめちゃうって言うわけ?今まで頑張ってきた奴等の事、考えた?」

 

 

「そ、それは……………」

 

 

「何にも考えずに、よく殺せんせーを助けようなんて言い出せたね?体だけじゃなくて頭まで小学生か!?」

 

 

その言葉に、渚の目の色が変わった。そしてその目を見たカルマの雰囲気も変わった。

 

 

「え、何その目?小動物如きが人間様に逆らう気?」

 

 

カルマは渚に近づき、右手で数発押す。そして、ネクタイを掴もうとしたとき、渚はカルマの右手を抑え、首に足を巻き付かせ、地面に強制的に降ろす。

 

 

「僕だって半端な気持ちで言ってない!」

 

 

「その程度で………………!!」

 

 

カルマは空いてる左手で殴ろうとする───────!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はーい、そこまで!」

 

 

「「!?」」

 

 

渚とカルマは気付いたときには地面に転がっていた。見ると、さっきまで自分達がいた場所には創真がいた。首には白い羽のマフラー。目にも留まらぬ速さで2人を引き離したと言うことである。

 

 

「何で邪魔したの創真君!?」

 

 

「横槍入れやがって………!!」

 

 

渚とカルマはまだ興奮してるのか、声を荒らげる。

 

 

「まー、流石にこのまま放っておくと収拾がつかなくなるんでね……………君達のやっていることで何か解決するかって言ったら、それはない。やるだけ無駄なガキの争いを続けたいなら、やれば良いんじゃないんです?」

 

 

その言葉にピキンと来たのか、渚とカルマは創真を睨み付ける。が、当の創真は涼しい顔で笑う。まさに、一触即発の雰囲気…………そんな空気を絶ちきったのは、やはりあのタコだった。

 

 

「中学生の喧嘩、大いに結構!ですが、折角ならこれでけりをつけません?」

 

 

事の張本人こと、殺せんせーは武器が入った、赤、青と書かれた箱を置く。

 

 

「先生を殺すべき出ない方は方は青を。殺すべきと思う方は赤を取ってください。赤と青のインクでつけられた武器でこの裏山を舞台に戦ってもらいます。インクをつけられた人は退場。全滅させるか、相手の旗を取ったらその色のチームの勝ち。そして、そのチームの意見をクラスの総意にするのはどうです?」

 

 

「よし、それにしよう」

 

 

創真は即決した。

 

 

「にしても………自分の命掛かってるのに後気楽なもんで………」

 

 

「ヌルフフフフ………先生は大事な生徒達が全力で決めた意見なら全力で尊重しますが……最も嫌なのはクラスが分裂したまま終わること。先生の事を思ってくれるなら、それはしないと約束してくださいね」

 

 

「……………どうする?」

 

 

改めて磯貝が皆に問い掛けるが、もう皆の心は決まっていた。

 

 

「決まりだね。じゃ、僕から選らばさせて貰おうかな……………僕はこっちだな」

 

 

創真が選んだのはどちらだ……………?




THE NEXT story 5/3 PM 22:00


アンケート!


創真、碧海、隼はどちらに入れて欲しいか、皆さんが決めてください!


活動報告欄に書き込んでください!


締め切りは明日の昼の12時まで!都合上、早くてすみません!


まぁ、今日この作品を見終わった後、ちゃちゃっと考えて書けば………すぐ行けるっしょ!


沢山の投票待ってます!




今更ですが、Twitter始めました!


明日にでも活動報告欄に書いときます!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。