結城 創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

141 / 201
まだテスト開始しませんよ。


ちょっとオリジナル入れますので。


では、どうぞ!


第134話 学の集大成の時間

「さぁ、遂に学問の決戦ですが………トップを取る気はありますか?カルマ君、隼君、碧海さん?」

 

 

「さぁ?」

 

 

「絶対取る!!」

 

 

「どうでしょうね~?」

 

 

それぞれがそれぞれの反応を見せる。

 

 

「ヌルフフフフフ…………そして、1位の座を防衛できますか、創真君?」

 

 

「出来んじゃね?多分」

 

 

創真は余裕そう。

 

 

「前期中間、先生は成果を焦りすぎていた。この学校のシステムも甘く見ていました」

 

 

ですが、と殺せんせーは続ける。

 

 

「君達は頭脳も心も共に成長した。今ならどんな困難にも太刀打ちできるでしょう。全員堂々とトップ50を取り、堂々とE組として卒業しましょう!」

 

 

最高級に気合い入ってる殺せんせー。

 

 

「そう上手く行くかな………進藤から聞いたけど、A組の担任が、理事長に変わったらしい」

 

 

杉野からもたらされた情報に、皆に緊張が走る。

 

 

「遂にラスボス降臨か…………」

 

 

「まっ、そんなの関係ないけどね。我々は我々のやるべき事をやるだけだし」

 

 

「創真君の言う通りです。テストまでに、皆さんの刃をしっかり仕上げる。その事に変わりはありません。さぁ、授業を始めますよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業が終わって皆で下校していると、浅野がいた。

 

 

「…………何してんの?」

 

 

「結城 創真か…………E組に1つ依頼があって来た」

 

 

「E組に依頼?」

 

 

浅野の依頼内容はこうだった。

 

 

「あの怪物を殺してくれ」

 

 

────────────へぇ。なるほどね。

 

 

「何を言いたいのか分かったよ。理事長の教育方針をぶっ壊すために、僕に1位を。E組に上位を占領してほしいと」

 

 

創真の憶測を、浅野は首を縦に振って同意する。

 

 

「ほぼその通りだ。だが、1つ間違っている。1位を取るのはこの僕だ」

 

 

「ほー………………言ってくれるじゃないか。それと、だいだいの察しは付くけど、今のA組、ヤバイんじゃないの?」

 

 

「あぁ。今のA組は地獄だ。E組への憎悪を煽って勉強に集中させてる。もしあの方法で勝ったなら、彼等はこの先、その方法でしか勉強しなくなる。だからどうか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼等や理事長に教えてやってくれ。正しい敗北を」

 

 

浅野は頭をE組の皆に下げた。創真としては、少し浅野を見直した。浅野はプライドの塊かと思っていたが、仲間を思う心もあるんだな-……………と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え、仲間の心配してる場合?1位取るのは俺なんだけど?」

 

 

煽るカルマ。通常運転だ。そして、創真も口を開く。

 

 

「さらに訂正しとくと、1位取るのは僕だよ、2人共。余計なことを考えないで、殺す気で来なよ」

 

 

「……………面白い。なら全力でやらせてもらうとしよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

創真は陽菜乃と碧海と帰っていた。

 

 

「創真君、今回も1位を取れる自信ある?」

 

 

「普通に勉強しておけば問題ないでしょ」

 

 

(まったく、そんな頭が欲しいよ………)

 

 

碧海は内心苦笑いで呟く。

 

 

「じゃあさ、少し分からない問題があるから、私の家で教えて貰って良い?」

 

 

「良いよ。碧海さんはどうする?」

 

 

「んー…………私はちょっと喫茶店行こっかな?最近良いところ見つけたから。中々美味しいんだよね~」

 

 

「へー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、隼は神崎と帰っていた。

 

 

「ねぇ、隼君。テスト終わったらデートしない?」

 

 

「え、あ、いいぜ。俺も誘おうと思ってたんだ」

 

 

流石ヘタレ。何処かの話でデートに誘うとキバットに言ってたが(内心、無理無理を連呼してたが)、結局誘ってなかったようだ。

 

 

「隼君、今回こそ創真君に勝ちたい?」

 

 

「そうだな…………あいつに勝つのは俺の目標でもあるからな。A組の奴等も創真も絶対倒してぇ。今度こそ創真の野郎を倒して、奴の悔しがる顔を見たい」

 

 

「そっか。あ、そうだ!今日、私の家で勉強して行かない?」

 

 

「へ?」

 

 

「隼君、今日時間ある?」

 

 

「ま、まぁ………」

 

 

「じゃあ、今日の5時に来てね!」

 

 

スピード決定するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

「はぁ…………美味しいなぁ………」

 

 

ちょうど良い甘さの珈琲に、思わず顔が綻ぶ碧海。

 

 

「ここの珈琲美味しいんだよねぇ………明日でも創真君を誘って…………ん?」

 

 

碧海は外から自分を見てる人影を見つけた。その人物は碧海と目が合ったからか、即座に去っていった。

 

 

「ん…………?ストーカー?まさかねぇ………」




THE NEXT story 4/19 or 20 PM 22:00

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。