ちょっとオリジナル入れますので。
では、どうぞ!
「さぁ、遂に学問の決戦ですが………トップを取る気はありますか?カルマ君、隼君、碧海さん?」
「さぁ?」
「絶対取る!!」
「どうでしょうね~?」
それぞれがそれぞれの反応を見せる。
「ヌルフフフフフ…………そして、1位の座を防衛できますか、創真君?」
「出来んじゃね?多分」
創真は余裕そう。
「前期中間、先生は成果を焦りすぎていた。この学校のシステムも甘く見ていました」
ですが、と殺せんせーは続ける。
「君達は頭脳も心も共に成長した。今ならどんな困難にも太刀打ちできるでしょう。全員堂々とトップ50を取り、堂々とE組として卒業しましょう!」
最高級に気合い入ってる殺せんせー。
「そう上手く行くかな………進藤から聞いたけど、A組の担任が、理事長に変わったらしい」
杉野からもたらされた情報に、皆に緊張が走る。
「遂にラスボス降臨か…………」
「まっ、そんなの関係ないけどね。我々は我々のやるべき事をやるだけだし」
「創真君の言う通りです。テストまでに、皆さんの刃をしっかり仕上げる。その事に変わりはありません。さぁ、授業を始めますよ!」
授業が終わって皆で下校していると、浅野がいた。
「…………何してんの?」
「結城 創真か…………E組に1つ依頼があって来た」
「E組に依頼?」
浅野の依頼内容はこうだった。
「あの怪物を殺してくれ」
────────────へぇ。なるほどね。
「何を言いたいのか分かったよ。理事長の教育方針をぶっ壊すために、僕に1位を。E組に上位を占領してほしいと」
創真の憶測を、浅野は首を縦に振って同意する。
「ほぼその通りだ。だが、1つ間違っている。1位を取るのはこの僕だ」
「ほー………………言ってくれるじゃないか。それと、だいだいの察しは付くけど、今のA組、ヤバイんじゃないの?」
「あぁ。今のA組は地獄だ。E組への憎悪を煽って勉強に集中させてる。もしあの方法で勝ったなら、彼等はこの先、その方法でしか勉強しなくなる。だからどうか…………
彼等や理事長に教えてやってくれ。正しい敗北を」
浅野は頭をE組の皆に下げた。創真としては、少し浅野を見直した。浅野はプライドの塊かと思っていたが、仲間を思う心もあるんだな-……………と。
「え、仲間の心配してる場合?1位取るのは俺なんだけど?」
煽るカルマ。通常運転だ。そして、創真も口を開く。
「さらに訂正しとくと、1位取るのは僕だよ、2人共。余計なことを考えないで、殺す気で来なよ」
「……………面白い。なら全力でやらせてもらうとしよう」
創真は陽菜乃と碧海と帰っていた。
「創真君、今回も1位を取れる自信ある?」
「普通に勉強しておけば問題ないでしょ」
(まったく、そんな頭が欲しいよ………)
碧海は内心苦笑いで呟く。
「じゃあさ、少し分からない問題があるから、私の家で教えて貰って良い?」
「良いよ。碧海さんはどうする?」
「んー…………私はちょっと喫茶店行こっかな?最近良いところ見つけたから。中々美味しいんだよね~」
「へー」
一方、隼は神崎と帰っていた。
「ねぇ、隼君。テスト終わったらデートしない?」
「え、あ、いいぜ。俺も誘おうと思ってたんだ」
流石ヘタレ。何処かの話でデートに誘うとキバットに言ってたが(内心、無理無理を連呼してたが)、結局誘ってなかったようだ。
「隼君、今回こそ創真君に勝ちたい?」
「そうだな…………あいつに勝つのは俺の目標でもあるからな。A組の奴等も創真も絶対倒してぇ。今度こそ創真の野郎を倒して、奴の悔しがる顔を見たい」
「そっか。あ、そうだ!今日、私の家で勉強して行かない?」
「へ?」
「隼君、今日時間ある?」
「ま、まぁ………」
「じゃあ、今日の5時に来てね!」
スピード決定するのだった。
おまけ
「はぁ…………美味しいなぁ………」
ちょうど良い甘さの珈琲に、思わず顔が綻ぶ碧海。
「ここの珈琲美味しいんだよねぇ………明日でも創真君を誘って…………ん?」
碧海は外から自分を見てる人影を見つけた。その人物は碧海と目が合ったからか、即座に去っていった。
「ん…………?ストーカー?まさかねぇ………」
THE NEXT story 4/19 or 20 PM 22:00