結城 創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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暫くは原作通り進めます。


でも、オリジナル要素も入れるので、是非楽しんでくださいな!


第126話 進路の時間

創真side

 

 

「進路相談…………ですか?」

 

 

「はい。もし、先生を3月までに殺せたら、君達はその後の事も考えなければなりません。ま…………殺せないから無駄になると思いますがねぇ」

 

 

よし、絶対ぶっ殺す。

 

 

「と言うわけで、進路希望を書けた人から職員室へ来てください。勿論、面談中も暗殺はOKですよ!」

 

 

そう言って、殺せんせーは教室から出ていく。

 

 

「ふむ…………人間は将来のことを考えなくてはならないのか」

 

 

「ご苦労さんだね~」

 

 

人間でないデュオとホリーはお気楽なものだ。

 

 

「進路かぁ…………私は何に向いてるのかな………」

 

 

進路希望用紙を睨んでいる碧海。

 

 

「ねぇ、創真君決まった?でも流石に創真君でもすぐには」

 

 

「決まった」

 

 

「って早ッ!!」

 

 

フフフ………………既に決めてあるのだ。

 

 

「さぁ、面談してくるかね」

 

 

僕は教室を出て、殺せんせーの元へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「早いですねぇ、創真君。それでは君の進路を聞かせてください」

 

 

「ま、とりあえず高校はここで、大学は東大かな?」

 

 

創真は希望用紙を見せる。殺せんせーはそれを見てふむふむと、首肯く。

 

 

「この高校は日本でも最難関ですが、創真君なら余裕でしょう。それで、大学に受かったその後は?」

 

 

「そうだな……………親の会社継ごうかな?」

 

 

「ほう。創真君なら色んな選択肢があると思いますが、会社を継ごうと言うのは何故に?」

 

 

「父さんの企業は既に世界中で有名だ。でも、どうせなら、僕の手腕で父さん以上に企業を広げていきたい。父さんの上を超えたい………って単純な理由かな?」

 

 

「ヌルフフフフ。創真君らしい理由です。超えられるように頑張ってくださいね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case隼

 

 

「ゲームプログラマー…………ですか?」

 

 

「理由は単純。俺、ゲームで遊ぶのも好きだ。だから次は自分の手で作ってみたい」

 

 

「なるほどなるほど。ですが隼君。君の今志す高校に余裕で行くなら、もう少し勉強しなくてはいけませんねぇ。ゲームも少し制限しましょうね?」

 

 

「…………ふぇーい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

case碧海

 

 

「私は特に決まってないかな~。でもまぁ………理系の仕事につきたいかな」

 

 

「ふむふむ。では、これからも先生と面談して決めていきましょう…………ちなみに、なりたい職業は決まってても、『一緒に働きたい相手』はいるんじゃないですかねぇ?ちなみに、創真君は父親の会社を継ごうとしてるようですよ?」

 

 

「な、なな何を言ってるんです!?そもそも何で創真君の名が!?」

 

 

「ヌルフフフフ…………まぁ、ゆっくり考えてみてくださいね」

 

 

碧海は職員室を出て、大きく深呼吸をする。

 

 

(……………創真君の会社か…………どんな仕事してるのか調べてみようかな………)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

創真side

 

 

「皆、意外と悩むもんだね~」

 

 

「創真は決めるの早すぎだけどな………にしても社長か!社長になったら俺様も良い部署に入れてくれよな!」

 

 

コウモリがどういう思考で働こうと考えてんだか。

 

 

「何よガキ共。進路相談やってるの?」

 

 

ん?ビッチ先生、普通の服だな?

 

 

「あんたらの世界に合わせてやっただけよ。もしかしてソウマ………前みたいに出してた方が良かったかしら?」

 

 

「はっきり言って、どーでも良い」

 

 

「キーッ!!普通は誉めるところでしょ!!」

 

 

えー………………ダルい…………

 

 

「ま、結局…………俺様からしたら賞味期限切れなのは変わらねぇけどな!」

 

 

「このコウモリ、ぶっ殺してやるわ!!」

 

 

室内で発砲するビッチ先生。即座に烏間先生に通報する。烏間先生が教室から連れ出そうとするのをビッチ先生は抵抗して、大変騒がしい。そんなドンチャン騒ぎが、繰り広げられていた中、1人の生徒がこっそり抜けていったのを気付かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、君で最後ですね渚君。君の進路を聞かせてください」

 

 

渚は無言で進路希望用紙を机に置く。

 

 

「殺せんせー…………僕には人を殺す才能があります……………僕の進むべき進路を教えてください」

 

 

「……………………………………」




THE NEXT story 4/10 PM 22:00

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