結城 創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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展開が早いかな…………とにかく楽しんでください!


タイトルは適当です笑。


では、スタート!


第115話 ビフォーの時間

創真が空から現れた頃

 

 

「松方さん、そこをなんとか………」

 

 

「ならん!2週間も経営を離れるのだぞ!!」

 

 

説得を続けるが頑固な為、なかなか承諾しない。

 

 

「あのガキ共め…………並大抵の謝罪なら許さんぞ…………なんか、こうわしを仰天させるような謝り方じゃないと…………ん?」

 

 

松方はここで部屋の異変に気づいた。

 

 

「なんだ?この大量のお見舞いの花は…………」

 

 

そして次の瞬間

 

 

「すみませんでしたァァ!!」

 

 

「ギャアァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

 

殺せんせーのダイナミックな土下座の謝罪。

 

 

「この度は私の生徒がご迷惑を御掛けしましたァァ!!」

 

 

「ギャアァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

創真side

 

 

「みんなー。園長先生がお怪我でしばらく来れなくなっちゃったの。代わりに、このお兄さんお姉さん達がお世話してくれるって!」

 

 

簡単に言うと、交渉の末、松方さんの保育施設、わかばパークのお手伝いをして、その仕事ぶりに満足してもらえば、今回の事件を公表しないでくれるそうで。

 

 

さっそく皆は子供達に絡まれてる。

 

 

「ねーお兄さんなんて名前?」

 

 

「僕の名前は創真って言うよ」

 

 

「じゃあお隣のお兄さんは?」

 

 

「ヘタレ隼、って呼んであげて」

 

 

「誰がヘタレだ!?」

 

 

しかし、ここは低学年の子供が多いな。とは言え、僕は別に子供が嫌いではない。子供にどんな目線で、どんな態度で望めば良いかもしっかり理解している。

 

 

「にしても………テストが心配だよぉ………て言うか、私は無関係だよね…………?」

 

 

まぁ、碧海さんが言うのも分からんでもない。

 

 

「ごめんよ………」

 

 

岡島が皆に謝る。

 

 

「それより…………誰か助けて…………思った以上に絡まれてる………」

 

 

ホリーは何故か子供に人気らしく、めっちゃ人溜まりが出来ている。まぁ、良いじゃないか、人気そうで。

 

 

「で、何やってくれるわけ?大挙して押し掛けてくれたんだからさ…………減った酸素分の仕事してくれるんでしょーねェ?」

 

 

中々尖った子もいる。

 

 

「やべぇ………入所5年の最年長者、さくら姐さんがご機嫌ななめだ…………」

 

 

「殺されるぞ、このお兄さん達…………学校の支配を2年間も拒み続けるエリートニートのさくら姐さんに」

 

 

なんかいきなりスイッチ入った子もいる。

 

 

「先ずは働く根性あるか試してやろうじゃないの!」

 

 

自在箒を持ってエリートニートのさくら姐さんが襲いかかる。

 

 

が、

 

 

「ブゲェッ」

 

 

床が抜けて落下。デュオが後ろで絡まれているホリーに話し掛ける。

 

 

「おい、ホリー。まさかお前、落し穴作ったか?」

 

 

「いや、あれは床が傷んでたからだよ。それに、僕は女の子相手にそんなことしない。するとしたら、岡島だ」

 

 

「俺は良いのかよ!?」

 

 

それにしても─────────。

 

 

「ここ、修繕とかしないんですか?」

 

 

「お金が無いのよ。うちの園長、待機児童や不登校児を格安で片っ端から預かってるの。職員すら満足に雇えず、本人が1番働いてるのよ」

 

 

なるほど。

 

 

「………2週間あれば色々出来るかな?」

 

 

「出来る出来る。やる気があれば何でも出来るって!」

 

 

ホリーが熱苦しくなっている………………。

 

 

「よし、先ずは作戦を立ててあの人の代役を努めよう」

 

 

磯貝君の式の元、皆は動き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

==================

 

皆は色々手分けをして活動を開始した。

 

 

創真と倉橋は、外で子供たちと遊ぶ係りだ。

 

 

「いいな~やんちゃで。私達もこんな無邪気な時があったんだね~」

 

 

「そうだね」

 

 

創真と倉橋が話してる横目で、子供達は創真のマシンシリーズで遊んでいた。

 

 

「うわ、すっごい!このカブトムシかっこいいし早く飛ぶ!」

 

 

「このさそりもかっけー!」

 

 

意外と好評で、創真はホッとしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして隼は

 

 

「ねぇ、ヘタレ隼」

 

 

「ヘタレ言うな!あと、さんをつけろ」

 

 

「このわり算分かんなーい」

 

 

「はぁ?普通に筆算書けば分かんだろ?」

 

 

「説明下手くそ~」

 

 

「くっそ……………あーこれが2週間も続くのか………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてホリーとデュオはと言うと

 

 

「そして、このリンゴをこの帽子に入れたら………」

 

 

帽子を見せると、中にあるはずのリンゴは消えていた。

 

 

「すごーい!」

 

 

「どうやったの?」

 

 

「それは秘密~。じゃ、さっきのりんごをお隣のデュオ君が出して見せよう!はい、皆注目~」

 

 

デュオはふぅ、と息をつき、自分の服の袖を軽く振った。すると、大量のリンゴが袖から落ちてきた。

 

 

皆は拍手を送る。

 

 

それらをホリーは持って、空中に投げたかと思えば、落下してきたときにはうさぎリンゴとなっていたそれらをホリーが皿で受け止める。

 

 

「はい、どうぞ!」

 

 

皆はうさぎリンゴを口へと運ぶ。

 

 

「甘くておいしい!」

 

 

こちらも大変好評。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隼はやっとのことで自分の担当の子供達の宿題を終わらせた。

 

 

「ふへー…………もう無理だわ……………」

 

 

すっかり疲弊した隼は少し休もうとする。

 

 

と、そこへ

 

 

「あ、隼君。ちょうど良かった」

 

 

そこに現れたのは茅野だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やめて騎士カルマ!もう誰も傷つけないで!」

 

 

「いやいや姫。この魔物倒さないと平和になりませんって」

 

 

カルマはゴスゴス魔物隼を殴る。

 

 

「殴るって台本に書いてねぇぞ…………カルマ!」

 

 

隼も台本にはない技でカルマと格闘を開始する。ハイレベルな闘いに子供達も驚いた。

 

 

「オラオラ、どうしたカルマ?逃げてばっかじゃ倒せねぇぞ!?教えてやんよ………この世には勇者も倒せない最強の魔物がいるってことをな!」

 

 

大分調子に乗ってきた隼。すると─────

 

 

「おりゃ!」

 

 

隼は蹴りを喰らい、床に倒れる。

 

 

「教えてやろう、魔物。この世は勇者が勝つって言うお約束なんだ」

 

 

「創真…………!何勝手に乱入し……」

 

 

「ね、眠れ魔物!」

 

 

立ち上がった魔物の口を魔女役の奥田がハンカチで塞ぐ。

 

 

「zzzzzzz」

 

 

魔物は眠った。

 

 

子供には大ウケ…………………ってふざけんな!!by隼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁ、こんな感じでE組の皆は子供達に勉強を教えたり、遊んだりと………自分達も楽しんでいたら、あっという間に2週間が過ぎた。

 

 

「さて、私の生徒はよく働いてくれましたかね」

 

 

「ふん。重みでつぶれてなきゃ上出来だ」

 

 

そして2週間ぶりにわかばパークへ帰ってみると………

 

 

「なんということでしょう!?」

 

 

なんかでかくなっていた。

 

 

「これは凄いです」

 

 

氷室も感嘆の声を漏らす。

 

 

「ようこそ新しいわかばパークへ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

キバットは何してたか?

 

 

「千葉、そこはもっと単純な構造で良いと思うぜ」

 

 

「お、サンキュー」

 

 

「……………………」

 

 

「……………………」

 

 

「………なんか俺様に出来ることあるか?」

 

 

「いや大丈夫だ」

 

 

「そ、そうか……………(ううむ、会話が続かねぇ…………)」




THE NEXT story 3/26 PM 22:00



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