機動戦士ガンダム虹の軌跡   作:シルヴァ・バレト

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22:第一小隊

 宇宙世紀0083.10.13 第00特務試験MS隊に補充兵およびMSが追加される。以後4小隊に分けて作戦を遂行する。

 

 俺は、何故か第1小隊の隊長になってしまった。何故だ……。

 

 

 

「まあ……。なんだ……」

 

 俺の目の前には3人の新兵と1人のオペレーター。ものすごく緊張してしまう。

 

「俺はムゲン・クロスフォード。一応お前さんたちの小隊長ということになった。宜しく頼むぜ」

 

 俺はとりあえず全員を見渡して言った。

 

「お前さんたちは各自で自己紹介しておいてくれ」

 

 その言葉で目の前の4人はキョトンとした。しかし、その中の一人が大声で言った。

 

「自己紹介とかさ、くだらねぇ……」

 

「ん?お前さん……」

 

「別にさ、次の戦いで死ぬかもしれない奴らに自己紹介して何になるんだぁ?えぇ?」

 

 少しその言葉にイラッとした。昔のあいつを思いだしてしまう。

 

 年齢はそれなりのおじさんというのが正しいか。

 

 髪は黒。目つきは悪く、そして口も悪い。

 

「お前……」

 

「おっと。すまんなぁ小隊長殿。俺は本当のことしか言わないからな」

 

「……そうかい。まあお前さんが嫌ならする必要は無い。とりあえずお前さんたちは第1小隊の隊員だ。仲間に挨拶くらいしておけよ」

 

 俺が踵を返して部屋に戻ろうとしたとき、ヤツが叫んだ。

 

「おい。お前一年戦争の生き残りなんだろ!?」

 

 俺は立ち止まり、ため息を吐いた後、言った。

 

「……そうだが?」

 

「ならお前に勝てば俺がこの隊で一番なんだよなあ?」

 

「……言っている意味がわからねえな」

 

「だからぁ……!!!俺とMSで戦えって言ってんだよぉ!」

 

「何?」

 

「お前が弱いと俺たちは明日も生きていけねぇんだよ。だろ?死にたくないよなあ?お前ら」

 

 すると、うしろで小さくなっている3人がうなずいているのがわかる。

 

 俺は頭を掻きながら言った。

 

「ったく……。わかったよ。お前さんの挑戦、受けて立とうじゃないか」

 

「言ったな。殺してやるよ!ムゲン・クロスフォード!」

 

 このやりとりで格納庫内がざわめく。

 

「まったく……こまった新人だ。まあ……そういうのも嫌いじゃない」

 

「ふっ!調子に乗っていられるのも今のうちだ」

 

 俺は黒いガンダムを見上げ呟いた。

 

「……やるか。ピクシー」

 

 コックピット内に入り、システムを起動させていく。

 

「システムオールグリーン。出力チェック完了。武装確認OK。MSシステム起動……。【ガンダム・ピクシーエッジ】、行くぜ!」

 

「模擬戦には丁度いい場所だな。トリントンは……」

 

 見渡す限りの荒野が広がる。久々の戦闘でワクワクしている。

 

 

 

 前に立つ少し大きめのジム。ヤツから無線が来る。

 

[俺は……イーサン。イーサン・マクラウド!!!いくぞ!ムゲン・クロスフォード!!!]

 

 叫ぶと共に正面から突っ込んでくる。あの大剣を喰らったら保たないのは一瞬で理解できた。

 

 俺はスラスターを起動。ヤツの懐へ潜り込み、腹部へ一撃。そしてジムは吹き飛ばされると共に、スナイパーライフルに持ち替えこちらを射撃してくる。

 

 だが、狙いが定まっていないためか、いとも簡単に避ける事ができた。

 

[くっ!!]

 

「どうした?殺すんじゃなかったのか?」

 

[うるせぇ!!!]

 

 体勢を立て直し、突っ込みながら大剣を振り回してくる。

 

 まず横に一振り。続いて左袈裟切り。その二撃目をダガーで受け止め、大剣の持ち手を蹴り上げると共にジャンプする。

 

[なにっ!?]

 

「もらったぜ!!!」

 

 吹き飛んだ大剣を空中で掴み、ジムの左腕を叩き潰す。

 

[ぐっ!!]

 

 だが、装甲が厚かったためか、破壊することは出来なかった。

 

[甘いんだよ。こいつはただのジムじゃないんだよ!!]

 

「ちっ!!」

 

 すると、ジムが装甲を外し、ジムカスタムが現れる。カスタム機なのは分かっていたが……こんな機体だとは……。

 

[おらいくぜええええ!!!]

 

 ジムは2丁のビームライフルを両手で持ち、乱射する。

 

「ちっ!当たるものかよ…!」

 

 俺は機体を動かし、ビームを回避していく。

 

 そして隙が出来た瞬間、大剣を相手に投げつける。

 

 大剣は槍の如く相手に迫り、やつは避けきれないと悟ったのか腕で防御する。

 

[ちぃっ!!!てめぇ……!舐めた真似を!!]

 

「ふふっ。なかなかだな」

 

[……!!!な、舐めるなあああああ!!!]

 

 ビームライフルを投げ捨て、ビームサーベルを引き抜いて突っ込んでくる。

 

 俺はダガーでサーベルを受け、力で押し切った。そして、体勢を崩したところを見逃さない。

 

「こいつで……終わりだ!」

 

 両手で2本のダガーを持ち、両腕と両足を切り落とした。

 

[くそ…!!くそがああああああ!!!]

 

 ダルマになったジムから発せられる叫び声。悔しそうなのは痛いほど分かった。

 

「お前さん。強いなぁ。これなら第1小隊も安心だなあ!」

 

[てめえ……!!同情のつもりか!!]

 

「いや?そんなつもりは一切無いぜ?お前さんは強い。これはたぶん見てるみんなが理解したさ」

 

[………くっ……。ふははは!!!面白い部隊に来たもんだ!!ははっはははは!!!傑作だ!!]

 

 と、大笑い。本当に不思議なヤツだ。イーサン・マクラウド。

 

 あの模擬戦後、俺はファングさんに呼び出され始末書を書く羽目になったのは言うまでも無い。

 

 

 

 17:00 第00特務試験MS隊、哨戒任務開始。第4小隊出撃。第1、第2、第3は待機。

 

 哨戒任務の無い俺は、道夜とリナ、ユーリの4人で基地の食堂でコーヒーを飲んでいた。

 

 コーヒーを一口飲むと、体が少しずつ温まっていく。こう思うと、だんだん寒くなってきたと実感する。

 

「ふぃー。久々の模擬戦楽しかったぁ!」

 

 俺が口を開くのを皮切りに、全員が話し始める。

 

「まあ、やりすぎだったがな」

 

 と、道夜がリナの方をチラッと視線を送る。さっきからリナが一言も口を聞いてくれない理由はそこにあるのはなんとなく分かった。

 

 喋ってくれたほうが可愛いのにとか思ってはいけないだろうか。

 

 そんなことが口に出せるわけでもなく……。

 

「それにしても……イサーンさんでしたっけ?ムゲンさんにすごい反発してましたね。いやはやムゲンさんは男にモテますねえ……!!」

 

 これはある意味チャンスでは……!ここでリナにいい事言って機嫌を直してもらわないと…と、考えた俺はすぐさま行動に移すことにした。

 

「まったく……嬉しくねぇなぁ……。それに、俺にはリナっていう可愛い子がいるから、モテてもなあ…」

 

 と、チラッと視線を送ると、少しだけリナが反応した。

 

「……そんなこと言っても許さないよ。ムゲン」

 

 すごいジトーッとした視線が痛い。

 

「い、いやあ……ちょっとは加減したんだが……。ほら、【アレ】は使ってないしさ!」

 

 リナは、はぁ、と一つ息を吐くと、静かに微笑みながら言った。

 

「まったく……。相手が無事だったから今回は許すけどさ、次回から模擬戦をしてもMSをダルマにするのはやめて。修理面倒なんだから…!」

 

「……これは言い返す言葉が見つからないな?ムゲン」

 

 俺は手で頭を軽く掻きながら、ははは、と笑うしかない。

 

「話は変わるが、あのイーサンという男……。信用してもいいのか?」

 

 道夜は真剣に俺を見つめる。こう……まじまじ見ると、成長してカッコよくなってるんだよなあ道夜…。とか思いつつ、とりあえずの言葉を返す。

 

「そうだなあ。まあ、信じないといけないさ。俺の部下だしな?」

 

「それも……そうか。俺も厄介な奴らが増えてな。ユーリですら手一杯だってのに……」

 

「どんなヤツが?」

 

「あれだな。まず、俺を『様』付けで呼ぶエトワールってヤツと……」

 

「ぷっ!あははは!!み、道夜様だって!!あっははは!!!」

 

 と、ユーリは大笑い。それに続いてリナも笑っている。道夜……お前本当に大変だな…。

 

「まあ、後は何か元気すぎてむしろこっちが疲れる新人のオペレーター…」

 

「た、大変だな…お前さんも…」

 

 声のトーンから分かる。初めての小隊長に加えて、個性的なメンバー…。こりゃあ道夜も気苦労が耐えないな。見てるこっちが同情してしまう。

 

「……まあ、上の立場というのは分かったような気がする。ファングの気持ちが少しだけな」

 

「かもなあ」

 

「さて、俺は小隊員の資料に目を通してくるわ。じゃあな」

 

「あ、私も行きますよー」

 

 そう言って道夜とユーリは食堂から出て行った。

 

 一時の静寂…。たまらず俺はリナに声をかける。

 

「な、なあリナ」

 

「何?」

 

「……やっぱ、何でもねぇや」

 

「そう?」

 

 よく考えると、みんな随分成長した。もちろん、内面的なものもあるが、見た目も成長している。

 

 道夜はだいぶ明るくなり、なるべく笑顔でいる努力をしてたり。

 

 ユーリは、普段から何を考えているかわからないが、それでも前より皆と打ち解けている気がする。

 

 そして、リナは前より大人びて髪が少し伸びただろうか。前よりも落ち着いた雰囲気を持っている。

 

「……さて、俺も小隊員の情報でも見てくるかな」

 

 情報というのは、小隊の隊員の情報が載った資料がファングさんからそれぞれの隊長に配られている。それのことだ。

 

「そっか。じゃあ私は整備でも行ってこようかな」

 

「おう。気をつけろよな?」

 

「わかってるよ!」

 

 俺は食堂を後に、自室へと戻った。

 

 

 

 自室といっても、基地で割り振られた部屋なだけであって、厳密にいえばそうではないのだが……。

 

 椅子に腰かけた後、机に資料を広げる。そして目を通していく。

 

「ふむふむ。【ジョン・マクシード】、【クライス・ウッドフィール】。んで、問題の【イーサン・マクラウド】…。これが小隊員か」

 

 資料のページをめくり、目を通す。

 

「オペレーターは【マーフィー・コールマン】…ね」

 

 全員知らない名前だった。まあ、知り合いがいるとは思えないし、当たり前なのだが。

 

「……まあ、こんなところか」

 

 ひと段落して落ち着いていると、突然扉をノックする音が響いた。

 

「誰だ…?」

 

 自然と扉は開き、そこに立っている人物は、俺を見据えた。

 

 見た目は短髪黒髪で、瞳の色はここからではハッキリとは見えないが、たぶん茶色であろう。どことなく疲れている様子が見て取れる。

 

「お前さんは…マーフィーだったか」

 

「はい。本日着任しました。マーフィー・コールマンです」

 

「そっか。これからよろしくな!オペレーターさん!」

 

「は、はい……」

 

 少しテンションについていけてない様子だった。少しの沈黙の後、彼はこう切り出した。

 

「ムゲン隊長。これからのスケジュールですが……」

 

 聞くだけで面倒な話だった。正直そういう堅苦しいのは苦手。しかし、小隊長になったわけだし、仕方ないと思い耳を貸す。

 

「おう。話だけ聞くわ」

 

「……。心配だなあ……」

 

 今なにか聞こえたような気がしたが、気のせいということにしておくか。

 

 

 

 20:57 あれからマーフィーとスケジュールの話をしていたわけだが、非常に時間がかかった。気が付けば夕飯すら食べていない。

 

「さて……飯でも行くか。マーフィーも来いよ!ここの飯は旨いぞ?まあ、うちの戦艦ほどじゃあ無いけどな」

 

「は、はい!」

 

 俺たちが部屋を出ようとしたときだった。突然の轟音(ごうおん)。そして辺りが暗くなる。

 

「な、な、なんです!?」

 

 めちゃめちゃ動揺してるじゃねぇか……。まあ新人だから当たり前だろうが…。しかし、それをゆっくり考える時ではないと俺の勘が告げた。

 

「……こいつは……」

 

 俺はどこかで待っていたのかもしれない。頭に響くほどの轟音。そして、爆発…。これは間違いなく……。

 

「ムゲン!!ジオン残党が襲撃してきたぞ!!!」

 

 タイミングよく道夜の声が飛び込んでくる。

 

「隊長…!」

 

「マーフィー。戦艦に行って、部隊員に連絡を。俺は先に出る」

 

「で、ですが!!」

 

 制止する彼の言葉を背に、俺は格納庫へと向かった。

 

 この時を待っていたのかもしれない。

 

 長い間、戦えず、飢えていた。

 

 俺も……。ピクシーも……。

 

 今……俺はピクシーの前で立ち止まり小さく呟いた。

 

「さて…行くか…戦場へ」

 

 

22 完




新キャラとMSです。

名前:イーサン・マクラウド

年齢:45

性別:男

主な搭乗MS:ジムカスタム・ヘクトル

階級:中尉

説明

第00特務試験MS隊の第一小隊に所属する試験機ジムカスタム・ヘクトルのパイロット。

任務遂行のためなら自らの命すら投げ捨てる覚悟があり、自分の腕に圧倒的な自信を持つ。完璧主義者

その難のある性格なため、人が近づくことがないが、自分ではその理由が理解できていない。

目の前にあるものは全て消すと言う戦闘スタイルで、隊列を気にすることも無いため、仲間との連携はとれない。

そのため、戦闘後には毎回の如くムゲンに呼び出しを食らっているが、一向に治す気配が無い。

性格は粗暴そのもので、口も相手を皮肉ったり、嘲笑ったりとなんでもアリ。

しかし、言い返されたりすると、言葉より先に手が出る。


名前:マーフィー・コールマン(U.C.0083)

年齢:24

性別:男

階級:准尉

説明

第00特務試験MS隊の第1小隊のオペレーターおよび、部隊の全オペレーターの指導を行っている男性。

一年戦争時、部隊のオペレーターをしていたが、その部隊が全滅し、しばらくの間軍を辞めていたが

ある軍の友人の言葉で目が覚め、軍に再入隊することした。

オペレーター経験があるため、ほかの新人たちに指導を行ったり、部隊の食事を進んで作ったりしたりと、面倒見の良い人。

うるさい事があまり好きではないため、作戦以外のときはいつも甲板で空を見上げている。

性格は大人しく、いつもどこか悟ったような口調で喋る。

作戦中は、過去のこともあり、仲間を死なせないようにするために最善を尽くしている。

そのため、小隊の誰かが危険だと、個人の意思で撤退を決断したりと、少し勝手なところも見られる。

しかし、人柄がいいため、人望は厚い。


名前:リナ・ハートライト(U.C.0083)

年齢:19

性別:女

階級:技術准尉

説明

第00特務試験MS隊の整備兵であり、ムゲン・クロスフォード少尉の専属整備兵である。

一年戦争において、様々な武装や、機体のカスタムを行い部隊に必要不可欠だと上層部に評価され、技術准尉に昇格した。

性格は、昔よりも明るい性格になり、誰とでも打ち解けれるようになった。

理由としては、部隊に女性が多くなってきたからというのもあるが、今の生活が楽しいからと言う声も上がっている。

整備の腕は、この4年間でメキメキと腕を上げ、整備長のトクナガも驚きを隠せない。

今では、本当の意味でこの部隊に必要不可欠な人員である。


名前:ユーリ(U.C.0083)

年齢:21

性別:女

主な搭乗MS:ジムスナイパーネメシスMK-01

階級:少尉

説明

第00特務試験MS隊にノリで入隊した人物。

生き残り確率が無駄に高くなりつつあるが、うまいこと功績が出せていない。

お金はスナと移動用機体に費やすもの思考な為相変わらずない。

相変わらず自分の意志を読ませない食えない事のあるただのドSだったりはするが、戦闘時味方被害はできるだけ抑えるように日々動き回る。


機体名  ピクシー・エッジ
正式名称 PIXY edge

型式番号  RX-78-XX〔ed〕
生産形態  ワンオフ機
所属    第00特務試験MS隊
全高    19.2m
頭頂高   18.3m
本体重量  35.5t
全備重量  36.5t
出力    1,440kW
推力    70,500kg
センサー  5,700
有効半径

武装    スモークバルカンx2
      ビームダガーx2
      90mmサブマシンガン
      エッジ・ナイフx8

搭乗者   ムゲン・クロスフォード

機体解説

連邦軍白兵戦特化MSである、ガンダム・ピクシーを第00特務試験MS隊のムゲン・クロスフォード少尉のために整備班および部隊員が協力し、一から造り上げた機体。

本機は、製造されてから1ヶ月経たずで製造されているが、その性能は従来の機体を上回る性能に仕上がっている。

さらに本機は従来のアポジモーターに加えて、さらに8基ほど増設されているためピクシーの瞬発力を軽く凌駕する性能となった。

武装は従来の機体の物に加えて、スモークバルカンに加えて

投擲、あるいは白兵戦に用いるナイフ状の武器「エッジ・ナイフ」を装備している。

エッジ・ナイフは、右篭手に4本、左篭手に4本の計8本装備されている。

機体は黒とグレーを基調としたカラーになっており、暗闇でも相手に悟られないように行動することが可能となっている。

本機にはある程度のリミッターを設けパイロットへの負担を抑えているが、ある条件下のみリミッターが外れ、全開機構[オーバードライブ]が発動する。

その条件は、パイロットの[感情の爆発]。または[意志の限界調和(パイロットの意志が機体に影響を及ぼすこと)]の時に発動する。

発動時、機体の瞳が右目のみ赤く燃え上がる炎のように動くたびにその残像を残す。

これによって、機体の性能を大幅に底上げ出来るが、発動するとパイロットの精神が余程強くない限りは機体に意思を乗っ取られてしまうため

基本的にリミッターの条件を強く設定している。

本機は一年戦争終戦後にムゲン大尉の愛機となり、後の第一次ネオ・ジオン抗争まで戦い続けている。


機体名  ジム・カスタム・ヘクトル
正式名称 GM CUSTOM Hector

型式番号  RGM-79N[He]
生産形態  試験機
所属    地球連邦軍
全高    20.0m
頭頂高   18.0m
本体重量  42.0t
全備重量  64.3t
出力    1,610kw
推力    30,000 kg×2(背部)
1,870 kg×6(足部裏側)
センサー  5,000m
有効半径

武装    超大型ヒートブレイド
      大型スナイパーライフル
      ビームライフル
      ビームライフル小
      ビームサーベル

搭乗者   イーサン・マクラウド

機体解説

RGM-79 ジムの性能向上型として、一年戦争終結後に製造されたジム・カスタムに試作型の武装と装甲を追加した機体。

通常のジム・カスタムに取り外しの可能な追加装甲を採用し、半フルアーマーの状態を得ているため、防御力が高く、重さに耐えるため

スラスターを2基ほど追加して、推力が上がっている。

この機体には試作型の武装があり、一つは全長10m、横幅5mの大きさをもった超大型ヒートブレイドを搭載している。

この武装は、切るというよりは、重さで叩きつけるというほうが妥当である。

二つ目は、大型のスナイパーライフルである。

超射程からのビーム射撃を可能とし、さらにモードを変形させると実弾にもなる優れものである。

追加装甲はパージすることが可能で、その際には、両腰にラッチされているビームライフルとスラスター部分のビームサーベルを使用して戦う。

武装が極端な遠近で、シールドを一切搭載していない。


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