転生したら悪魔や堕天使がいる世界だった   作:ウルポックル

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どうも 作者のウルポックルです

戦争書き始めたら止まらなくなって一話にまとめました

今回は安定の駄文×読みにくいかも知れませんがそれでも良ければどうぞm(_ _)m


2話

2話

 

ミラsaid

 

深い森を抜けたら青空が広がっているとかではなく、

そこは地獄でした。

 

 

 

荒れた大地に飛び交う怒号や悲鳴、吐き気を催す様な生臭い匂い。

そしてその中心で暴れる2頭のドラゴンとその周囲でドラゴンに攻撃している白や黒色の羽が生えた人達。

「これ程地獄と呼ぶに相応しい光景もなかなか無いですね」

 

そんな事を呟きながらドラゴンがいる所を見ていると、

ドラゴンが何か叫んでいる

 

赤い龍「貴様らの様な虫けら如きが我らの戦いの邪魔をするか!!白いのの前に貴様らから消してやる!まずはそこの女からだ!」

 

そう言うと同時に赤い龍が口から火球を吹き出した

 

マズい!? そう思うと同時に近くの死体が被っていた

兜を被り、火球の前で固まっている女性の前に移動し、その女性の事を背負い火球の範囲に入らない辺りまで移動したが女の人はまだ固まっていた。

 

 

「あの、大丈夫ですか?」

ミラsaid out

 

サーゼクスsaid

 

僕は今、目の前で起こった光景が信じられなかった

 

三種族の戦争の中に突如乱入してきた2頭のドラゴン

その2頭が只のドラゴンなら良かったが、赤龍帝と

白龍皇と呼ばれるドラゴンだった事と、そのドラゴンの戦いに巻き込まれて死ぬ者が多かった事から同盟を組んでドラゴンを討伐することになったが殆どダメージを与える事が出来ずにいた

 

「クソッ、このままだとこちら側がやられる一方だ」

 

そんな事を言いながらも攻撃していると赤龍帝が喋り出した

 

赤龍帝「貴様らの様な虫けら如きが我らの戦いの邪魔をするか!!白いのの前に貴様らから消してやる!まずはそこの女からだ!!」

 

そう言って近くで攻撃を加えていたセラフォルーに向かって火球を吹き出した

 

「逃げろセラフォルー!!」

 

そう言ってもセラフォルーは目の前に迫ってくる火球の勢いに固まってしまって動けなかった

 

そして火球がセラフォルーの居た場所に直撃した

 

火球が直撃した場所の周囲はプスプスと変な音をたて火球のあまり熱さに一部融解している場所まであった

 

慌ててセラフォルーはどうなったか周囲を見渡すと離れた場所に兜を被った女性に背負われたセラフォルーがいた。

 

あの女性かどうやってセラフォルーをあの場から離れたのかは分からないが、とりあえずセラフォルーを助けてくれた事には変わりが無い

 

そう思い僕はその女性に向かって歩きだした

 

サーゼクスside out

 

 

セラフォルーside

 

私は今、生きている事が信じられなかった

 

赤龍帝の吹き出した火球の勢いに固まってしまい、

直撃すると思い反射的に目を閉じてそのまま死んでしまうと思っていたが、なかなか火球が来ないと思い目を開けようとしたら「大丈夫ですか?」と声をかけられた。

 

状況を把握しようと目を開けたら私がいた所から離れた場所で兜を被った女の人に背負われていた。

 

「貴女が助けてくれたの?」

 

「流石に目の前で人が死ぬのはいい気分じゃ無いですから」

 

「何にせよありがとう。あのまま死んじゃうかと思ったから」

 

「いえいえ、何とか助けられる範囲にいたので」

 

「大丈夫かセラフォルー!」

 

そんな会話をしているとサーゼクスちゃんがこっちに歩いて来ていた

 

「そういえば、もう自分で立てるから降ろしてくれて大丈夫☆」

 

「分かりました、じゃあ降ろしますね」

 

「セラフォルーを助けてくれてありがとう、私の名前はサーゼクス・ルシファーという」

 

「私の名前はセラフォルー・レヴィアタンだよ☆レヴィアたんって呼んでね☆ところであなたの名前は?」

 

「私の名前はミラです」

 

「そっか☆ミラちゃん改めてありがとう☆」

 

「改めて僕からも礼を言うよ。セラフォルーを助けてくれてありがとう」

 

そう言うとミラちゃんは、照れくさそうに兜を被ったまま頭をかいていた。

 

セラフォルーside out

 

ミラside

女性を助けてからそのまましばらく話していると赤髪のカッコイイ人がこちらに向かって歩いて来た。

 

それぞれの自己紹介によると赤い髪の男性がサーゼクス、今助けた女性がセラフォルーというらしい。

 

私も名前を聞かれたからミラと答えておいた

 

背負っていた女性を背中から降ろしてしばらくすると二人からもう1度お礼を言われ流石に照れ臭くなり頭をかいていると、また赤い龍が話し始めた

 

「塵芥に等しい人間ごときが我の攻撃を避けるだと、生意気な、今すぐ塵に変えてくれる!!」

 

プチッ 

 

「サーゼクスさん鉄の武器を貸してくれませんか?」

 

「あぁ、構わないが何をする気だい?」

 

「井の中のトカゲに身の程を教えてあげるだけですよ」

 

サーゼクスさんから鉄の槍を受け取ると、とある第二位さんをイメージし赤い龍に向けて槍を構えこう呟いた

 

「超電磁砲」

 

ドガァァァン!!

 

「グアァァァァァァァァ」

 

槍は凄まじい勢いでトカゲの腹を貫き大穴を開け、そのまま遠く離れた場所に落ちて爆発した

 

 

ふと気が付くとサーゼクスさんやセラフォルーさん以外の沢山の人に注目されていた。

 

流石にやり過ぎたかと思い謝ろうとした途端、私に視線を向けていた人やそれ以外の人達から歓声が上がり出した

 

「ワァァァァァァァァ!!」

 

「あの赤龍帝を倒したぞ!!」

 

「ありがとう!!」

 

 

「ミラさんは今、何をしたんだい?」

 

「雷を使って槍を飛ばしただけですよ」

 

サーゼクスさんに聞かれたのでそう答えると、信じられないものを見るかのように目を見開いていた。

 

「雷を使って槍を飛ばしただけって何故人間が雷を使えるんだ!?」

 

その質問に答えようとすると上からブレスが飛んできたがそれを躱さずにわざと当たる

 

 

「そんな! ミラちゃん!?」

 

「はい、何ですか?」

 

するとセラフォルーさんに叫び声と共に名前を呼ばれたので返事をするとその場の全員がポカンとした顔でこちらを見ていた

 

「皆さんそんな顔をしてどうしたんですか?」

 

「ミラちゃんあんなブレス喰らったのに何ともないの!?」

 

「はい、あんな攻撃程度なら問題ないです」

 

「我のブレスをあの程度だと!?人間ごときが舐めおって!?」

 

そう言うと白い龍がはさっきよりも大きなブレスを飛ばしてきたが、それを雷で相殺し、そのまま『雷撃』を白い龍の羽に当てる

 

ドォォォォォン!!

 

「グギャァァァァァ」

 

羽が焼けて穴まみれになり白い龍が気絶したまま落ちてきた

 

それを見てサーゼクスさんとセラフォルーさん以外の人が2頭の龍の方に武器を持って走っていった。

「お二人は行かなくていいんですか?」

 

「うーん☆私はもう少しミラちゃんと話したいから☆」

 

「僕も色々と聞きたいことがある」

 

「答えられる範囲でならお答えします」

 

「ならまず一つ目 君は何者だ? 唐突に現れたと思えば二天龍を倒した。 唐突に現れるだけならまだいいが二天龍を倒したとなれば話は別だ」

 

「それは私も気になるかな〜☆」

 

「その質問には少し強くて特殊な人間と答えておきます」

 

「二つ目 あの雷はどうやって操っている?」

 

「私の元々の能力です」

 

「これが最後だ この場所に現れた方法とセラフォルーを助けた方法は?」

 

「それに関しては見てもらった方が早いです」

 

そう言い私はサーゼクスさんの後ろに転移した

 

ミラside out

 

サーゼクスside

 

「それに関しては見てもらった方が早いです」

 

ミラさんがそういった瞬間、僕の目の前からミラさんの姿が消えた。

 

どこに行ったのかと思っていると、後ろからミラさんが「これでいいですか?」と声を掛けてきた。

 

「ミラさんは瞬間移動が出来るのか?」

 

「はい、自分の想像したところに瞬間移動する事が出来ます」

 

 

何ということだ、一人の人間(ミラは自分がドラゴンだということを隠してます)が二つも強力な能力を持つとは

 

それに三勢力も今回の戦争で随分と数が減った

もう戦争をしている場合じゃないのかもしれない

 

「君の能力についてはわかった、後は赤龍帝と白龍皇を倒してくれた事のお礼をしたいんだが一緒に来てくれないか?」

 

だがまずは、先にミラさんにお礼をしないとな

 

サーゼクスside out

 

ミラside

 

「お礼をしたいんだが一緒に来てくれないか?」

 

お礼をしてくれるのは有難いが自分がイラッとしたから倒しただけだし今回は断ってこおう

 

「せっかくですが、急いで帰らないといけないのでお気持ちだけ受け取っておきます」

 

そう言うとサーゼクスさんは「分かった、残念だがそういう事なら仕方が無い、次会った時にさせてもらうことにするよ。セラフォルーもそれでいいだろう?」

 

「うん☆そういう事なら仕方ないしね☆また会った時に改めてお礼させてもらうね☆」

 

と言ってくれていた

 

「それではそろそろ私はこの辺で失礼します」

 

「あぁ、今回は本当にありがとう」

 

「私からも本当にありがとうね☆」

 

「はい、それではさようなら」

 

そう言って私は一番強いドラゴンの気配がする場所に転移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




閲覧ありがとうございました

今回はほぼ書きながら考えたので難産でした(笑)

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