永遠の美少女になって永遠の闘病生活に入った件   作:名無し野ハゲ豚

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教え子の巣立ち 後編

 その後の結婚式の進行は、予定表を見た限りではあたしや龍香ちゃんと大差はなかった。

 愛を誓いあって、最後に誓いのキスをする。

 直哉さんが大きくなってるのを悟られたくなかったのか、必死で腰を引いてる様子に、周囲は笑いをこらえるのに必死だった。

 

 ……浩介くんや龍香ちゃんの旦那さんもそうだったけど、結婚式でかわいい新婦を前にすると、どうしても新郎は大きくなっちゃうものね。

 もちろん、生まれつきの女の子なら、「神聖な結婚式を汚された」という風な見方をする人もいるかもしれないけど、あたしたちTS病患者は、大きくしてしまった新郎の気持ちに共感出来るから、そういったことはないけどね。

 

 

 誓いのキスは、あたしや龍香ちゃんの時とは違って、ごく普通に軽く済まされた。

 そして、宴会場に移り、様々なイベントが催されることになっている。

 

「それではまず、新郎新婦ご家族の皆様のスピーチを行います。まずは新郎──」

 

 まだ食事は運ばれておらず、まずは新郎新婦の両親のスピーチがある。

 まずは新郎の父母ということで、直哉さんの父と母がスピーチをする。

 スピーチを要約すると、「サッカー部の仲間だった2人が、数奇な運命で結婚した。とても珍しいと思う」というものだった。

 と言っても、実はTS病患者の結婚相手として最も多いのが「男時代の親友・悪友」といったポジションの人で、幸子さんの結婚は、むしろ典型的とさえ言えるのよね。

 でも、TS病そのものが非常に珍しい病気と考えれば、両親の言っていることも間違っていないのよね。

 

「続きまして、新婦弟の塩津徹様より、スピーチがございます」

 

「え!?」

 

 あたしは驚く。

 普通、こういうのは両親のスピーチで、弟が来る場所ではない。

 動揺するあたしたちを尻目に、徹さんがマイクの前に立ち、高さを調整する。

 

「えー、幸子お姉ちゃん、結婚おめでとうございます。皆さんも知っていると思いますが、私は幸子の弟の徹と言います。お姉ちゃんはTS病です。お姉ちゃんが女の子になったのは7年前の秋でした。あの時、お姉ちゃんはとても荒れていました。大好きだったサッカーが、みんなともうできない。そんな思いから、お姉ちゃんは間違った道に進もうとしてしまっていました」

 

 徹さんは、整然とスピーチをする。

 スピーチでは、敢えて普段取り「お姉ちゃん」と呼んでいる。

 

「そんな時に、お姉ちゃんを助けてくれた人がいました。お姉ちゃんと同じTS病の女の子で、彼女の指導があってから、お姉ちゃんはどんどんと女の子らしくなっていき、そしてとうとう彼氏が出来て、今日の結婚に至りました。日本性転換症候群協会の皆様には、本当に感謝しています」

 

  パチパチパチパチ!!!

 

 徹さんが頭を下げ、スピーチが終わる。

 幸子さんは、相変わらず笑顔でスピーチを続けている。

 

 次に、幸子さんのお母さんのスピーチが始まる。

 

「幸子、あなたはこれから、本当の幸せを手に入れることが出来ると思います。幸子の名前は、実はとっさになって考えた名前でしたが、とてもいい名前だと思います。名前の通りの幸せな女の子になって、羽ばたいていってください。お母さんもお父さんも、そして弟の徹も、協会の皆さま方も、みんな幸子のことを応援していますよ」

 

  パチパチパチパチ!

 

 幸子さんのお母さんのスピーチも終わる。

 徹さんのスピーチよりもやや短い。

 徹さんの時と同じように、あたしたちについて言及されている。

 そして最後には、幸子さんのお父さんのスピーチになる。

 

「おほん。改めて、今日という日を迎えられたことに感謝します。幸子は、多くの人に支えられて、今日羽ばたきます。特に、幸子を変える転機になった7年前のあの日、幸子はとても荒れていました。幸子は元々、男としての人生を歩んでいました。それがたった1日で、女としての人生を歩まなければならないという、とても辛い日々だったと思います。ですが、その日々も無駄ではありませんでした。幸子、向こうへ行っても、どうか幸せに暮らしてください」

 

  パチパチパチパチ!

 

 幸子さんのお父さんのスピーチが終了し、次に新郎新婦のスピーチに入る。

 今回の結婚式では、新婦側からスピーチが開始するようになっている。

 ウェディングドレス姿の幸子さんが、手紙を持ち、マイクの前に移動する。

 

「お父さん、お母さん、徹、そして協会の皆さん、今日まで本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。結婚式を挙げるにあたって、こんなにも多くの方々のご参列があるとは思っていませんでした……荒れた時もありました。皆さんに迷惑をかけてしまったこともありました。ですが、今の私はとても幸せです。女の子の幸せ、女の子らしさ、それを手に入れることができたのは、家族と、大学の皆さん、そして協会の皆さんのお陰だと思います。特に、最初の時に私をご指導くださいました篠原さん、支部でいつもお世話になった余呉さんには、特に感謝しています。ありがとうございました」

 

  パチパチパチパチ!

 

 幸子さんが最後に頭を下げて、スピーチが終了する。

 スピーチの中では、あたしにも言及されていた。

 その中で、あたしはあの日々のことを思い出す。

 幸子さんに初めて会った時のこと。

 幸子さんは女の子の声に似合わない乱暴な口調で、「俺は性別適合手術で男を取り戻す」と息巻いていた。

 もちろん、その手術を受けたら、今はもう幸子さんはこの世にはいない。

 あの時、あたしは幸子さんをひっぱたいた。そうでもしないと、どうしようもないくらいに切羽詰まった状況だった。

 その後、幸子さんを東京に招待したけど、それでもまだ口調などが直っていなかった。

 幸子さんが口調を間違えたりしたらガミガミとお説教した覚えがある。

 今思えば、あの時のあたしは小姑そのものだったわね。

 

 そんなことを思いつつ、続いては直哉さんのスピーチ。

 直哉さんは「最初に幸子から告白された時は悟がちらついて断ってしまった」「幸子が諦めなくてよかった」と言っていた。

 

 スピーチが終わると、慌ただしくブーケ投げと共同作業に入る。

 ちなみに、ブーケは弘子さんが取っていた。

 

 

「さ、浩介くん、幸子さんに挨拶するわよ」

 

「おう」

 

 一通り落ち着いたので、あたしは浩介くんと共に、幸子さんの元へと駆け寄る。

 

「幸子さん、結婚おめでとう」

 

「はい、優子さん」

 

 幸子さんは笑顔だった。

 

「結婚してみて、どうかしら?」

 

「うん、とっても幸せだわ」

 

 幸子さんの顔は、女の子の、メスの顔になっていた。

 

「ふふ、幸子さん、今夜はじっくりとメスになるのよ」

 

 あたしが、小悪魔チックな笑みを浮かべて言う。

 幸子さんは一瞬びくっとなるけど、すぐにこっちに向き直る。

 

「はい、直哉のものに、なりたいわ」

 

「その『もの』って言うのは、従属物って意味よね?」

 

 あたしが、今も持っている新婚当初の気持ちを見せて、ちょっと意地悪する。

 

「うー、優子さん鋭いわ……そうなのよ。私もそういう欲が出て来ているっているか」

 

 幸子さんが、顔を赤くしながらそう答える。

 

「あらあら図星だったかしら? 心配しないでいいわよ。それはあたしもよ。いい幸子さん、それがメスの本能なのよ」

 

「はい……メスの本能、まだよく分からないところもあるけど、女の子はメスでもあるものね。頑張るわ」

 

 幸子さんがうっとりした顔になる。

 ふふ、そうよね。結婚まで我慢したあたしたちが珍しいわけで、幸子さんはもう既に済ませているわけだものね。

 

「ふふ、今夜は楽しみにとっておくのよ」

 

「ゆ、優子さん!」

 

 いたずらっぽくあたしが言うと、幸子さんの顔が真っ赤に染まっていた。

 そりゃあそうよね、結婚式の特別な夜のことを思っちゃったら、ね。

 あの日を思い出したのか、よく見ると隣の浩介くんも赤くなっていた。多分、あたしの顔も真っ赤になってると思う。

 

「ふふ、じゃあ引き続き楽しんでね」

 

「はい……」

 

 あたしは手を振って元の席へと戻る。

 

「篠原さん、おかえりなさい」

 

 席に座ると、余呉さんが声をかけてきた。

 

「ただいま。ふふ、幸子さんもすっかり乙女になったわ」

 

「そうね。女の子らしい女の子って、やっぱりかわいいわよね」

 

 美人としてちやほやされるのは、誰だって気分がいい。

 そういった環境もまた、迷えるTS病患者を女の子に導いてくれる。

 

「でも、これからよね、幸子さん。結婚してからも、まだ女の子の修行は終わってないもの」

 

「ええ、女の子の修行に、終わりはないわ」

 

 余呉さんが小さな声で冷静に語りかける。

 思えば、結婚して、浩介くんとの初夜を終えてから、あたしには男の面影がなくなって、知識の中に埋没したものだと思っていた。

 でも、それは間違いだった。

 女の勘というものが分かるようになったのは結婚前のことだけど、女の子の持つメスの本能、特に好きな男への屈折した欲望についてよく分かるようになったのは、結婚してしばらく経ってからだった。

 浩介くんに抱く欲望、浩介くんに乱暴に犯されて、無理矢理赤ちゃんを妊娠させられたいと思う欲望が止まらなくなることも多い。

 結婚したばかりの頃は、その本能でずいぶんと苦しんだ。

 でも今は、そういう気持ちが現れたら、浩介くんに素直に打ち明けられるようになった。

 余呉さんに結婚歴があるかは分からないけど、いずれにしても困ったことがあったらあたしや余呉さんに相談してくれればいいと思う。

 

 そしてその後、結婚式の思いでビデオが流れる。

 そのビデオでは、幸子さんの男だった頃の写真も載っている。

 世間では、既に「完全性転換症候群」についての正しい理解が深まっている。

 それは皮肉にも、あたしがフェミニストたちを言論界から退場させたためだった。

 そのために、その手の権利運動が萎縮する効果もあった。

 そのお陰で、あたしたちはTS病の理解、つまり「もう女の子だから女の子として扱って」という要求が通りやすくなった。

 

 あたしは、もう一度幸子さんの方を見る。

 あたしがカウンセラーを担当した患者さんたちが、幸子さんと親しそうに話している。

 小野先生や歩美さんのケースを見ても分かるように、以前までは、あたしたちはトランスジェンダーと混同されていた。

 永原先生が学名を「完全性転換症候群」と改めさせたのも、きっとそういった誤解が後を絶たなかったせいでもあると思う。

 

 

「ふう」

 

 幸子さんと話終えた歩美さんたちが席に戻ってくる。

 

「みんな、おかえりなさい。あたし繋がりで交流するのもいいけど、きちんと他の会員さんとも縦で交流するのよ」

 

 あたしが担当した患者さんたちは、みんないい子に育っている。

 だけど、懸念はある。

 それは、横の繋がりばかりが意識されると派閥に発展しかねないこと。

 今のところ正会員はあたし1人だけど、将来的にはもしかしたらあたしの担当から正会員が誕生する可能性だってある。

 そうなれば、協会の分裂に発展する危険性がある。

 もちろん、そうならなうためにも、あたしは永原先生とよく話し合う必要があると思うんだけど──

 

「どうしたの篠原さん、浮かない顔してるわよ」

 

 永原先生が不思議そうにあたしの顔を覗きこんでくる。

 

「ああうん、仲がいいのはいいことなんだけど」

 

「けど?」

 

「あたしが担当した患者さんも数が増えてきて、あんまり横の繋がりばかりだと派閥になっちゃわないかなって」

 

 あたしは正直に、永原先生に考えていることを打ち明ける。

 永原先生も「うーん」という感じで考える。

 

「そうねえ、今は大丈夫でも将来的には、無くはないものね」

 

「会長、懸念のしすぎですよ。時折違うパターンの交流をするでいいと思います」

 

 余呉さんが、あたしたちの悩みに異論を唱える。

 確かに、普通なら余呉さんの楽観主義でも何の問題もない。

 だけどそれでも、あたしたちには不安がよぎってしまう。

 

「そうねえ、定例会合なんかで集まる時に、普通会員同士で派閥にならないように、少し工夫したいと思います」

 

 永原先生がまず提案をする。

 

「でも、普通会員は座席指定にはしてませんよね」

 

 協会の会合では、正会員には席次が決められているが、普通会員にはない。

 ちなみに、新しい正会員はまだいないのであたしは相変わらず正会員の中では最下位だった。

 一時は広報部長の実績を考慮してそれなりの席次にする案もあったけど、結局敵失の連続などもあってお流れとなった。

 まあ、正会員ってだけであたしにとっては十分だし序列が変わったと言っても、永原先生と比良さん余呉さん以外はあんまり意味がない序列だものね。

 

「派閥や集まりで固まらないように、あたしたちで呼び掛けましょう。女の子はどうしても派閥を作りがちですから」

 

 あたしがそのように言うと、余呉さんと永原先生も、うんうんと頷いている。

 

「え!? でもそれってTS病には関係ないんじゃないの?」

 

 あたしたちの話を聞いていた弘子さんが、そんな話をして来る。

 

「ふふ、やっぱり弘子さんはまだまだ女の子として半人前ね」

 

 あたしが笑顔でそう言うと、歩美さんは共感していて、他の患者さんはちょっと頭に「?」のマークを浮かべている。

 ふふ、やっぱり女の子の成長課程が分かるわね。

 

「弘子さん、確かにあたしたちは『普通の女の子』ではないかもしれないけど、女子には代わりはないのよ。もちろん、派閥を作りたがるのは男にもよく見られるけど、女子はもっとすごいのよ」

 

 あたしも、こうした「男性でも普遍的に見られるけど、女性により強く見られやすいこと」というのを決め細やかに分かるようになったのは協会の会員になってからの話だった。

 そういう意味では、TS病の女の子にとっては、それなりのスキルと経験が求められるものだと思う。

 まああたしの場合、女の子になったばかりの頃はクラスの女子に2つの派閥があったのも影響してるかもしれないけど。

 

「そ、そうよね」

 

 実際、あたしが協会の会合に参加して分かったことは、「協会は女子会」だということだった。

 皆かわいくて美人で、だけど実年齢が行っていて、特に永原先生に比良さん余呉さんと言った江戸時代以前生まれの「長老」も多くいるので、「女子会特有のドロドロ」みたいなのはほとんど見受けられないけどね。

 

「そうよ、皆協会に入る時は、女子会に入るものと思ってね」

 

「うっ、じょ、女子会……」

 

 あたしの言葉に、弘子さんが一歩引いてしまう。

 これはいけないわね。ちょっとお説教しなきゃ。

 

「こら弘子さん! あなたも女子なんだから、女子会への参加を恐れちゃダメよ!」

 

「はーい、でも彼氏との──」

 

「もちろん、女子会にばかり参加するのもダメだし、男と付き合う用事に優先させちゃダメだけどね」

 

 弘子さんに適切なアドバイスをする。

 女子校への転入がTS病患者に不適切とされているように、男のいない空間に長居するのは、TS病患者には毒として扱われているのも事実だ。

 

「はい、彼氏の用事があったら、そっちを優先させます」

 

 そう、うちの協会の女子会が他の女子会と違うのは、男との用事を優先させる女性に寛容なこと。

 男性社会なら、女性優先は当たり前に受け入れられているので、その辺りは生粋の女の子と違うTS病患者の特徴と言ってもいいだろう。

 

「それにしても」

 

 余呉さんがまた口を発する。

 

「うん?」

 

「篠原さんって将来教育ママになりそうだわ」

 

 余呉さんが優しく微笑んで言う。

 教育ママ……あたしがママ……よく分からないわ。

 

「うーん、ママ……うーん……イメージが沸かないわ」

 

「そりゃあそうよ、実際に赤ちゃん産まないと、ママのイメージは沸かないわよ」

 

 永原先生がゆっくりと諭すように言う。

 

「でも、優子ちゃんにもいつかはママになってもらわねえとな」

 

 浩介くんがにっこりとした笑顔であたしに話しかけてくる。

 

「……もうっ」

 

 ぽっと顔が赤くなるあたしは、また照れ隠しに顔をぷいっとしてしまう。

 そんなあたしの様子を、浩介くんが微笑ましそうに覗いていた。

 

 

 全員がご飯を食べ終わり、しばらくしたら記念撮影へと移る。

 全参加者の記念撮影に新郎新婦親族の記念撮影、そして幸子さんと、あたしたちTS病患者とで記念撮影もした。

 全てが終わり、幸子さんもまた、この後初夜を迎えるために準備をするという。

 一応2次会までは幸子さんたちも参加するけど、ホテルでの初夜を優先するため、軽く顔を出す程度で、お酒などは飲まないという。

 あたしたちは関東へ帰らなければならないので、2次会に参加するのは余呉さんだけになる。

 まあ、まだ日も高いけどね。

 

 幸子さんの初夜については、まあ詳しくは聞かなくていいわね。

 もしかしたら、幸子さんのお腹が大きくなってるかもしれないわね。

 

 あたしたちは、それぞれ新幹線に乗り込む。

 乗るのは同じ電車だけど、座席は違う。

 

 

「ねえ浩介くん」

 

「ん?」

 

 結婚式が終わり新幹線の中で、あたしは浩介くんに告白する。

 

「研究がね、うまくいったら」

 

「うんっ!」

 

 浩介くんがゴクリと唾を飲み込む。

 告白の時、プロポーズの時、初夜の時、人生の変わり目はどれも今まで以上にドキドキしていたけど、今もそれに匹敵するくらいに緊張しているわ。

 

「あたし、浩介くんの赤ちゃん……欲しいの」

 

 心臓がばくばくと音を立て、全身がじわりと濡れていく。

 

「あ、ああ……分かったよ優子ちゃん」

 

 赤ちゃんを作るということは、当然今までのしていることとは大きく違ってくる。

 初めての夜以来、あたしと浩介くんは、避妊具で自制はしていた。でも、それがなくなることになる。

 

「ふふ、期待しているわよあなた」

 

 赤ちゃん作るためにする時、それはきっと、理性が吹き飛ぶんじゃないか?

 あたしには何となく、そんな気がしてきた。

 今までは相手のことを考え、気を使い合う面が強かったけど、子供を作るという前提になると、変わってしまうんじゃないか?

 そんな予測が、あたしにはある。

 でも、不思議と怖くはなかった。それはあたしの中で、浩介くんへの、確かな信頼があったから。

 もしかしたら、浩介くんも同じことを考えているかもしれないわね。


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