奇策とパンツは少女を嵌める   作:すとらっぷ

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久々に更新。最終章はやく見たい…畜生…畜生ぉぉぉ!!


ベルウォール編 チビ参加

??「バ柏葉姉妹………いたの?」

 

三人組の女の子がいた

 

金子・剣子『出場するからいるに決まってるでしょ!』

 

??「冗談よ…それよりあのヤンキー達見なかった?」

 

金子「ああ、確かあっちの屋台街にいたわよ」

 

??「ありがとっ!それで…横にいるメイドは…」

 

チビ「御舞等高校Ⅱ号車長、チビです……男です」

 

エミ「私は中須賀エミ。最近の男子はコスプレが普通なの…?」

 

チビ「やんごとなき事情がありまして…今は二人のメイドやってます」

 

瞳「私は柚本瞳、その服似合ってるね!」

 

喜多「アタシは喜多椛代、ま、この子たちの仲間」

 

チビ「ご丁寧にどうも」

 

瞳「御舞等高校…ああ!この前大洗と試合してた!」

 

エミ「みほと!?」

 

チビ「よくご存知で!そうです、その時のⅡ号です!」

 

エミ「日本の男子チームは強いの…?そんなイメージ無かったんだけど……」

 

チビ「いえいえ…まだまだ発展途上ですよ。チームも全然ありませんし」

 

剣子「あなた、結構出来るヤツだったんだ…」

 

金子「うん…女装も様になってるし……メイド、うちのチームとして試合にでてみない?」

 

チビ「ええ…それは不正かと…」

 

金子「優勝記念杯なんてそんなに厳密に選手管理してないわよ!一回戦は出場車両登録しちゃったけど二回戦からなら…」

 

チビ「遠慮しときます……」

 

エミ「本人にその気がないなら無理強いはしない!」

 

金子「ちぇー」

 

 

 

 

エミ「まあいいわ、それよりあのヤンキー達が何か問題起こす前に見つけないと!バ柏葉は迷子にならないようにね!」

 

金子・剣子『なるかっ!!』

 

 

 

チビ「そう言えばあの三人はベルウォールの人たちですか?」

 

金子「ええ、隊長チームよ」

 

チビ(隊長車…たしかティーガーⅠだった…中須賀エミ…か…気になりますね…)

 

チビ「操縦士、この場は任せます」

 

操縦士「!!?」

 

チビ「偵察です偵察!あの三人からなにか情報取れるかも!お嬢二人は任せます!」

 

金子「あ!逃げた!」

 

 

 

 

チビ「確かこっちの方向に行った気が…」

 

 

 

??「――――――――ッ!!」

 

チビ(居ましたけど…誰かがエミさんに話しかけていますね…平和的ではなさそう…そして発音的にドイツ語?)

 

チビ「こんにち」

 

エリカ「探したわよ、ツェスカ」

 

??「逸見隊長!!?」

 

ドイツ語の少女はツェスカという名前らしい

 

そしてその後ろに……

 

まほ「どうした?見つかったのか?」

 

エミ「西住……まほ…」

 

 

 

黒森峰のビックネーム二人の登場…

 

 

多分全員チビの存在には気づいているだろうが完全に空気である

 

チビ(蚊帳の外感が凄い……)

 

 

チビ(うーむ…口を出せない…何々?まほさんとエミさんには何やら昔からの知り合いだそうですね…)

 

まほ「君はドイツに帰ったと聞いたが戻ってきていたんだな。大会には出場するのか?」

 

エミ「はい、みほとの約束を…みほと戦車道をしに来ました」

 

チビ(おお…みほさんとただならぬ関係のようですね…ビックネームがバンバン出てくる…)

 

まほ「なら一つ忠告だ。私達も全国大会決勝では負けている」

 

エミ「!!?」

 

まほ「みほは…大洗は強いぞ」

 

エミ「……」

 

緊張、期待、様々な感情がその場に渦巻く

 

ツェスカ「まあ貴方達には関係のない話だけどね!しっかりトーナメント表を見てみなさいよ」

 

エミ「え?」

 

瞳「エミちゃんここ!?」

 

ツェスカ「あんたたちが大洗と当たるのは三回戦、うまく一回戦を突破しても二回戦で私達に当たる。まさか黒森峰女学院に勝ったつもりだったのかしら?」

 

エリカ「なんであなたが偉そうなのよ」ムギュゥゥ

 

ツェスカの頬を強く摘む!

 

ツェスカ「痛たたたたた!!」

 

チビ「……」

 

エリカ「うわっ!いつからそこにいたのよ!」

 

チビ「そもそも存在に気づかれてないとは…さっきからいました。久しぶりですエリカ隊長」

 

エリカ「その呼び名馴れないわね…」

 

そう、エリカは今回の試合から隊長を受け継いだのだ

 

ツェスカ「誰かと思えば御舞等高校のⅡ号乗り!」

 

チビ「……面識ありましたっけ」

 

エリカ「直接はないと思うけど…」

 

ツェスカ「まだあのボロ戦車乗ってるの?一回目の試合も二回目もいいとこ無しで終わってるのに?」

 

確かにチビの黒森峰戦での戦果はあまり良い物ではないが…そもそもⅡ号に偵察以外で戦果を求めている時点でおかしな話である

 

チビ「返す言葉もありませんがⅡ号を馬鹿にするのは如何なものかと…」

 

ツェスカ「第一御舞等なんてズルと不正で勝ってるようなモノじゃない!あんなの戦車道じゃない!」

 

チビ「…完全にグレーゾーンなのは最初の頃のパンツ作戦くらいなもんなのですが…」

 

ツェスカ「あんな邪道、すぐに淘汰してあげるわよ!」

 

エリカ「ツェスカ、反論しないからって言っていいことと悪いことがある」

 

エリカがツェスカを止めようとしたその時

 

 

 

チビ「じゃあ試して見るか?」

 

突如チビの口調が変わる。

 

大胆不敵な笑みとそれに隠れた威圧

 

まるで俺と不良、二人から受け継いだような仕草

 

 

 

チビ「試してみるかって聞いてるんですよ。その邪道淘汰できるか……」

 

ツェスカ「…っ!」 

 

チビ「随分とバカにしてくれるようですが……喧嘩売ってきたのはそっちですね?」

 

その小柄な体から発せられる凄みは確かに相手を威圧する

 

チビ「待ってろ、すぐに相手してやる」

 

 

 

そしてさり際にエミに小声で話しかけた

 

 

チビ「さっきの話、お受けさせていただきます。二回戦から……」

 

エミ「ッ!!」

 

有無も言わさずにチビは去っていった……

 

 

 

 

 

一回目、ベルウォール対ギルバート

 

 

ベルウォールの勝利




チビさんおこだよ。本当はもっとバカにされる予定だったけどツェスカも悪い子ではないのでこの程度だろうなと思って抑えました

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