奇策とパンツは少女を嵌める   作:すとらっぷ

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お祭りも終盤戦!


地に伏せ、空を翔る

マウス戦と同時刻

 

俺「SMKがマウスと戦闘を開始した!」

 

不良「おっしゃぁ!奴らがマウス倒して帰ってくるまで耐えるぜ!」

 

舎弟「これマウスに負けてたらお終いじゃ…」

 

子分「弱気なこと言ってっと張っ倒すぞコラァ!」

 

クロウ「とにかく撃てぇ!」ダォン!

 

 

 

カァン!カンカンカン!

 

ティーガーの装甲に阻まれる!

 

 

まほ「…撃て」

 

ドンドドン!!

 

黒森峰三輌が一斉に攻撃する!

 

 

 

俺「わ、ワンブロック後退ッ!!」

 

クロウ「ヒィぃ!!怖ぇ!」

 

不良「これ大丈夫か!?やっぱり耐えられる気がしねぇんだが!?」

 

俺「ふっ…一撃貰ったら負けさ…」

 

クロウ「…どーすんの?」

 

俺「うん!逃げよう!!無理無理!」

 

 

俺「とにかく路地入りまくって逃げるぞ!」

 

クロウ「おいここで縫い止めないとあいつらマウスの加勢に行っちまうんじゃなかったのか!?」  

 

俺「わかってる!取り敢えず一定距離開けて逃げて!付いてこなければ輌分けて時間稼ぐ!」

 

 

 

不良「こっちこいやぁ!!」 

 

クロウ「全部回避してやるからよ!」

 

俺「…そこの彼女お茶しない?」

 

 

 

まほ「…全車で追うぞ。SMKやSUよりもあの一式を潰しておきたい。一番厄介なのは奴だ」

 

エリカ「了解!」

 

 

俺「三輌こっちに来たな!」

 

クロウ「僥倖!」

 

不良「隊長どうするよ!」

 

俺「散開してくれ!不良は右クロウは左!」

 

 

 

俺も「金床作戦開始!!」

 

 

 

 

まほ「御舞等三輌が別れた。二輌が後方に回り込む可能性がある。警戒を怠るな」

 

 

 

 

俺「今だ!後ろを突け!」

 

まほ「後方来るぞ」

 

赤星「装填済み!撃てッ!!」

 

ドォン!!

 

黒森峰後方から飛び出したルノー乙型を撃ち抜く!

 

 

 

クロウ「ハーミットっ!」

 

ハーミット「どっこい…せぇぇ!!」

 

ルノー乙型の右履帯に命中し、その威力で車体が大きく傾き回転する!

 

 

 

 

………なんちゃらポルカが流れ始める

 

ハーミット「天下のクリスティー式じゃなくても……」

 

 

ギリリリリリリリ!!!!

 

 

片方の履帯だけで前進を始めるルノー乙型!!

 

 

クロウ「片輪走行でき………」

 

 

バタンっ!

 

 

クロウ「…なかった」

 

 

ルノー乙型横転!

 

 

赤星「………」

 

 

 

 

クロウ「………なんてなぁ!!」

 

ドォン!!

 

横転した状態での砲撃ッ!

 

 

 

ガぎぃん!!

 

パンターの履帯が外れる!

 

 

クロウ「不良!やれ!!」

 

 

 

不良「オラァ!!」

 

遅れて出てきたバレンタインがパンターを狙う!

 

エリカ「させるかぁ!!」

 

エリカが阻止しようと割り込み攻撃!!

 

ドゴォン!!

 

狙いは完璧にバレンタインを捉えている!

 

 

不良「飛べぇぇぇ!!」

 

子分「あいさぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ドゴン!

 

ロケットブースターが発動しバレンタインが宙を舞う!

 

エリカ「ええ!?そう避けるの!?」

 

ティーガーⅡの砲撃を回避!

 

 

 

 

不良「当たれぇぇぇぇぇ!!」

 

 

主砲が重くなったため、空中での体勢が車体前方に傾き、自然に撃ち下ろす形に!

 

 

空中からの砲撃ッ!!

 

 

 

ズガァン!!

 

 

 

…………………

 

 

シュパッ!

 

赤星「上……から……」

 

直上を貫きパンター撃破!

 

子分「う…わあぁぁ!!」

 

ドガッシャーン!

 

しかし無理な状態で砲撃したためバレンタインは着地に失敗…

 

シュパッ!

 

不良「……刺し違えた…ぜ」

 

バレンタイン歩兵戦車走行不能!

 

 

 

 

 

クロウ「…………」

 

まほ「…」

 

クロウ「…」ドキドキ

 

クロウ(……横転したけど…白旗出てないから…このまましれっと死んだふりしてれば……戦線復帰の可能性も……)

 

 

まほ「…撃て」ドン!

 

クロウ「ですよねー気づきますよね!うわァァァァ!!」シュパッ!

 

ルノー乙型走行不能! 

 

 

 

 

俺「うわ…二輌やられた…」

 

ネクラ「赤星パンター倒したけど、あの二輌相手じゃ分が悪すぎる…一旦逃げるよ」

 

俺「オネェさん、阿部会長、そっちの状況は!?」

 

阿部『マウス撃破!そのかわりSMKはやられた!』

 

オネェ「派手にやられたわ…また修理で泣きを見るわね」

 

俺「…仕方なし、ありがとうオネェさん」

 

 

 

 

俺「航海!生きてるな!」

 

航海『おうよ!』

 

俺「Ⅲ号の位置がわからないから探してくれ」

 

航海『了解!』

 

俺「俺は最終作戦に必要な物を調達してくる!」

 

 

 

 

俺「ネクラ、秋葉原駅方面に進んでくれ」

 

ネクラ「…はいよ」

 

キモオタ「何をする気ですか?」

 

俺「いやらしいこと♡」

 

 

 

 

阿部「敵はあとは3輌…恐らく全車で固まってるだろうな」

 

航海『なんでだ?』

 

阿部「向こうは重戦車2輌中戦車1輌、こっちは駆逐戦車1、中戦車1、軽戦車1だ。固まったほうが都合がいい。警戒的な意味でもな」

 

航海『そりゃそうか……おっと、Ⅲ号発見……読み通り3輌固まってるな…こっちはまだ見つかってない』

 

阿部「とのことだ、隊長どうする?」

 

俺『もうちょっと待ってくれ…ハァハァ…すぐ済むから…ハァハァ』

 

阿部「…何やってるんだ」

 

俺『ハァハァ』

 

阿部「………おい」

 

 

 

 

まほ「……」

 

エリカ「…隊長?」

 

まほ「……エリカ、楽しんでるか?」

 

エリカ「……不本意ですが…」

 

まほ「ならいい」

 

Ⅲ号車長「なんだろう…さっきM3を倒したとき、今までより気持ちよかった…」

 

Ⅲ号砲手「…不味いわね…なんかとんでもないものに目覚めそうな子が……」

 

 

御舞等高校

一式中戦車

SU-100

Ⅰ号戦車C型

 

黒森峰女学院

ティーガーⅠ

ティーガーⅡ

Ⅲ号戦車

 

俺「準備は整った…勝負は一瞬だ。いくぞ!」

 

阿部「了解」

 

航海「了解!」

 

 

 

 

まほ「…来る」

 

エリカ「…ッ!」

 

Ⅲ号車長「…いくよ」

 

 

 

 

 

俺「“企画モノ作戦”開始ッ!!」

 

 




チビ『天狗缶詰株式会社より、言わずと知れた秋葉原の名物こてんぐのおでん缶!!缶詰とて侮ることなかれ!名古屋風な甘めの出汁に具だくさん!おつまみにも非常食にもなりますー!チチブデンキ近くの自販機にて発売中!!』

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